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西海岸風リビングの作り方完全ガイド|配色・家具・実例で叶える開放感

「海辺のビーチハウスのような開放感を、自宅のリビングで叶えたい」

そんな憧れを形にするのが、西海岸風(カリフォルニアスタイル)のリビングです。

配色や雑貨の選び方だけでなく、開放感を生む間取り、空気感を決める素材、現実的な予算配分まで具体的に解説します。

100万円台の部分リノベから1000万円超のフルリノベまで、予算別のリノベプランを整理しました。

築20年マンションのフルリノベ実例も交え、自宅のリビングを海辺の家に近づける具体策をまとめています。

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西海岸風リビングとは?カリフォルニアスタイルの特徴と魅力

マンションリノベーション後。無垢の古材フローリングのLDK。中央に木製ダイニングテーブルとマスタード色のベンチを配置。右手の壁と天井はコンクリート現しで、露出した金属配管とダクトレール照明を設置している。空間の各所に大型の観葉植物やハンギングプランツを飾っている。インテリックス空間設計のリノベーション事例。

西海岸風リビングは、カリフォルニアのビーチハウスを参照した、爽やか・リラックス・ラフを軸とするインテリアスタイルです。

海と空のブルーに、無垢材の温もりと、サーフボードやレザーといったサーフカルチャーの質感を重ねます。

リビングは、家の中で最も西海岸らしさが集中する空間です。家族や友人と過ごす中心の場で、海辺のリラックスした空気をどこまで再現できるかが問われます。

西海岸風の家|開放感を叶えるカリフォルニアスタイルの内装・リノベ実例では、配色の黄金比や外観デザインまで含めた西海岸スタイルの全体像を解説しています。

西海岸風リビングの間取りパターン3選

マンションリノベーション後。手前はダークグレー床のキッチンスペースで、左側に壁付けのステンレスキッチンと正方形のブルータイル、右側にグレーの作業台を配置。壁面のバーには調理器具を吊るして収納している。奥のダイニングリビングは古材フローリングで、コンクリート現しの天井から複数の植物を吊るしている。インテリックス空間設計のリノベーション事例。

ビーチハウスの開放感は、横・縦・外の3方向のうちどこに抜けを作るかで決まります。

横方向はLDKの一体化、縦方向は吹き抜け、外方向はカバードポーチや大開口、というのが基本の組み立てです。

どの手法もマンション・戸建ての両方で検討できますが、構造上の制約で実現のしやすさは変わります。

LDK一体型で横に広げる

LDK一体型は、リビング・ダイニング・キッチンを隔てる壁を抜いて、ひとつの空間に統合する手法です。

床材をLDK全体で揃えると、視線が奥まで通り、海辺のオープンな家のような連続性が生まれます。

キッチンカウンターでゆるく区切れば、カウンター越しに会話が交わせるカリフォルニアの家らしい配置に近づきます。

マンションの場合は、抜ける壁の位置に制約があるものの、横長や細長い間取りでLDK一体化の効果が出やすい構造です。

戸建てなら、間仕切りを大きく取り払えるため、より大きなワンルーム空間を作れます。

後半で扱う事例「California Project」も、マンションを3LDKから1LDKへ変えたLDK一体型のフルリノベです。

吹き抜けとリビング階段で縦に伸ばす

吹き抜けは、リビングの上の天井を抜いて、縦方向の空間を作る手法です。床面積を増やさずに、体感の広さを伸ばせます。

リビング階段を組み合わせれば、2階の気配が1階に伝わり、ビーチハウスらしいラフな繋がりが家族の間に保てます。

戸建てなら構造変更の自由度があり、吹き抜けの新設に踏み込めます。マンションの場合は2階建てメゾネット型を除き、構造上の制約で吹き抜けの新設は基本的にできません。

天井を抜いて躯体現しにする手法で、近い開放感を出す代替案が現実的です。

吹き抜けの高い天井にはシーリングファンを設置するのが定番で、くるくると回る大型ファンがサーフ映画で見るカリフォルニアの家の空気を呼び込みます。

カバードポーチと繋がる大開口

カバードポーチは、屋根付きのウッドデッキをリビングの外に設け、大開口で繋ぐ手法です。サーフボードを片手にビールを飲むカリフォルニアの暮らしの動線がそのまま再現できます。

戸建てなら庭やアプローチの広さを活かしてカバードポーチを新設できます。

全開口できる折りたたみサッシで内と外を一体化させ、FIX窓や上げ下げ窓を組み合わせれば、採光と眺望と通気が同時に確保できます。

マンションにカバードポーチは作れません。代わりに、バルコニーへの掃き出し窓を床から天井近くまで広げ、サッシ枠を細く見せる仕様にすれば、戸建てに近い外との一体感が出ます。

リノベのイメージづくりに役立つ事例集を、最初の一歩としてどうぞ。

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西海岸風リビングに欠かせない素材と内装のコツ

マンションのリビングリノベーション後。明るい木目調フローリングの空間。手前に青いクッションのソファ、右手に木製のテレビボードとモンステラの鉢植えを配置。テレビ背面の壁と天井の一部には木目調パネルを施工。奥のスペースには白いカウンターとグレーのオープン棚があり、壁面に2枚のサーフボードを飾っている。My Design/株式会社Izumidaのリノベーション事例。

カリフォルニアのビーチハウスの空気感は、床・壁・建具・照明の4要素でほぼ決まります。

どれを選び、どう組み合わせるかで、リビングの印象は大きく変わります。

床材の選び方|無垢オーク・パイン・ヘリンボーン張り

西海岸風リビングの床は、海辺の流木を思わせる明るい色味の無垢材が基本です。

柔らかい踏み心地を取るならパイン材、傷に強い実用性を取るならオーク材を選びましょう。パインは経年で蜂蜜色に深まり、オークは均一な木目が長く保たれます。

経年変化を強く出したい場合は、ヴィンテージ加工された無垢材を選びます。波模様のような動きを足したい場合は、V字に組むヘリンボーン張りが選択肢に入ります。

予算を抑える場合は、表面に天然木を貼った挽板や複合フローリングで質感を近づけられます。

壁の作り方|白の羽目板・古材・アクセントカラーの組み合わせ

白の羽目板を基本構造に置くと、リビングは一気にビーチハウスの空気をまとい始めます。板の継ぎ目と影が立体感を生み、ペンキ仕上げの白壁にはないラフな質感が出ます。

ただし全面を羽目板にすると単調になるため、変化をつける工夫が必要です。

テレビ背面など1面だけ、古材ヘリンボーン張りや塗装でアクセントを作るのが定番の手法です。

古材は住むほどに味わいが深まり、サーフカルチャーと相性の良い「使い込まれた質感」を最初から空間に組み込めます。

腰壁にホワイトレンガ柄、キッチンカウンター背面にサブウェイタイルを足すと、サンタモニカのカフェのような空気感が強まります。

複数の素材を組み合わせるときは、白を主軸に据えると失敗を防げます。

建具と照明|室内窓・シーリングファン・サブウェイタイル

リビングの抜け感は、建具と照明の選択で大きく変わります。

隣の部屋やキッチンとの壁に室内窓を設けると、光と視線を共有でき、ガレージ付きのカリフォルニアの家のように空間がゆるく繋がります。

フレームに黒のスチールを選ぶと、サーフカルチャー由来のインダストリアル要素が1点入り、空間が引き締まります。

照明はシーリングファンと、ガラス×スチールの黒系ペンダントの組み合わせが定番です。色温度は電球色の2700K前後を選びます。

夕方のサンタモニカのような、オレンジを帯びた光が部屋に落ちます。白色蛍光灯の寒色系は、海辺のリラックス感を壊すため避けます。

予算別・西海岸風リビングのリノベプラン

手前に木製ダイニング、左手に黒いアイアンのスケルトン階段を配置。奥にはブルーのソファと、テレビを掛けたヘリンボーン柄の壁面がある西海岸風のLDK。an cube(アン キューブ)のリノベーション事例。

西海岸風リビングのリノベ費用は、100万円台から1000万円超まで幅があります。

価格帯を分けるのは、内装の質感だけ変えるか、リビング空間ごと作り替えるか、LDK全体の間取りまで触るか、という工事範囲の違いです。

100万円台でできる部分リノベ(床・壁・建具)

100万円台でできるのは、既存の間取りと水回り設備を残したまま、内装の質感を西海岸寄りに変える範囲までです。

リビングの床を無垢材や複合フローリングへ張り替える、壁の1面を羽目板やアクセントカラーに変える、建具を黒縁のデザインに交換する、といった工事を組み合わせます。

工期は2週間から1か月程度で、住みながらのリフォームも視野に入ります。

間取りや窓のサッシは触れないため、大開口や吹き抜けは作れません。ただし、リビングの第一印象を海辺の家に近づけるには十分な範囲です。

300〜500万円のリビング全面リノベ

300〜500万円の帯では、リビングの床・壁・天井・建具をまとめて入れ替えられます。

造作棚や室内窓の新設まで踏み込めるため、リビング単体でビーチハウスの世界観を完成させたい人の選択肢です。

後半で扱う事例「California Project」のような、白の羽目板・古材ヘリンボーン・ネイビー塗装で壁を3層に張り分けるデザインも、この価格帯で実現できます。

キッチンや浴室の水回り設備は既存を残す前提です。リビング以外の部屋には手を入れず、リビングだけ徹底的に作り込みたい人に合う予算帯です。

LDK全体を変えるフルリノベ

500万円を超えると、リビング単体ではなくLDK全体を再構成する工事に踏み込めます。1000万円超まで予算を取れば、水回りや寝室を含む住戸全体のフルリノベも視野に入ります。

3LDKを1LDKへ統合するような間取り変更、キッチン本体の入れ替え、サッシ交換による断熱改修まで踏み込めます。

事例「California Project」も、80㎡のマンションを3LDKから1LDKへ変え、内装・設備・建具をカリフォルニアスタイルで統一したフルリノベです。

中古マンションを購入してフルリノベする「中古+リノベ」の選択肢も、この帯に含まれます。立地と空間の両方を妥協せず、海辺のような暮らしを手に入れたい人が選ぶ予算帯です。

事例で深掘り|マンション築20年「California Project」を切り分け

築20年・80㎡のマンションを3LDKから1LDKへ変えた「California Project」を、3つの視点で分解します。

設計はMyDesign/株式会社Izumida、『カリフォルニア工務店』とのコラボから生まれたフルリノベです。

壁、建具、床と照明、それぞれにマンションでも西海岸らしさを成立させる具体的な手法が組み込まれています。

引用:California Project(BEACH)マンションリノベ

壁を3つに塗り分ける|白の羽目板・ヘリンボーン古材・ネイビーアクセント

リビングリノベーション後。右手の壁一面に無垢材のヘリンボーン張りを施し、木製テレビボードと黒いアイアンのウォールシェルフを配置。左手にはブルーのファブリックソファと、青と白の柄物ラグを敷いている。My Design/株式会社Izumidaのリノベーション事例。

この事例のリビングは、3種類の壁素材を意図的に塗り分けています。ベースは白の羽目板で、ビーチハウスの開放感と明るさを担う主役の壁です。

アクセントには古材のヘリンボーン張りを置きました。住むほどに味わいが深まる経年変化を、空間にあらかじめ組み込む狙いです。

室内窓の周囲には、ネイビーの塗装が入っています。 白と木目で構成された空間にコントラストの強い色が1点入ると、視線が集まり、空間全体が引き締まる効果が生まれます。

単色や単一素材で統一するより、3層の素材を計画的に配置する方が、西海岸らしい奥行きを生みます。

室内窓で抜けを作る|黒縁建具が引き締めるリビング

マンションリノベーション後。白を基調としたLDK。手前にブルーストライプの木製フレームソファ、左手に白いハンモックと壁掛けのサーフボードを配置。奥には木目パネルの対面キッチンと黒枠の室内窓がある。My Design/株式会社Izumidaのリノベーション事例。

リビングと隣室の間に大きな室内窓を設けたのも、この事例の特徴です。完全な壁で仕切らずガラス越しに光と視線を通すことで、80㎡のマンションが実面積以上に広く感じられます。

窓のフレームにはマットな黒を選んでいます。ナチュラルな羽目板や無垢材の中に、インダストリアルな質感を1点だけ差し込む工夫です。

黒縁の建具が、空間を引き締める役割と、サーフカルチャー由来の少し荒削りな雰囲気を加える役割を兼ねます。

無垢オーク床と照明計画|素足で歩きたくなる質感とリゾート感

マンションリノベーション後。無垢材フローリングのLDK全体。手前に白いハンモックと木製フレームのソファ、アイアン脚のローテーブルを配置。右奥の壁面はヘリンボーン張りで、正面には黒枠のガラス室内窓が設けられている。My Design/株式会社Izumidaのリノベーション事例。

床は明るい色味の無垢オーク材です。オークは硬く傷に強いため、家族や友人が出入りするリビングでも長く美観が保てます。

素足で歩きたくなる質感が、海辺の家らしいラフな空気を支えます。

天井にはシーリングファンが配置されています。80㎡のLDKの空気を循環させる実用面と、リゾート感の演出を1台で兼ねる定番の設備です。

ダイニング側には黒のペンダントライトが吊られています。自然素材中心の空間で照明だけは硬質な質感に振り、木の温もりとスチールの硬さの対比を作り込んでいます。

この西海岸風リビングを担当したのはMy Design/株式会社Izumidaです。事例のようなリノベをご希望の方は、気軽に相談してみましょう。

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まとめ|今日から西海岸の風を呼び込むリビング作りを始めよう

西海岸風リビングは、構造的な要素と、家具や雑貨という装飾的な要素の組み合わせで作られます。

観葉植物やデニムソファで雰囲気を足すことも有効ですが、床・壁・建具・照明・間取りなどの土台を整えると、仕上がりの再現性が大きく変わります。

工事範囲は、100万円台でできる部分リノベ、300〜500万円のリビング全面リノベ、500万円から1000万円超のLDK・フルリノベーションの3段階に分かれます。

予算と物件の規模に応じて、どの帯で何を実現するかを決めます。

どの規模で何ができるかは会社によって提案が分かれるため、西海岸風リノベの実績がある会社に相談して、自分の住まいで何が成立するかを具体化するのが第一歩です。

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記事を書いた人
開原 崇友(かいはら たかとも)

開原 崇友(かいはら たかとも)

建築系ベンチャーにて、組織づくりや新規事業立ち上げに従事。 また、建築会社やスタートアップ企業の事業戦略・人事コンサルタントとして、さまざまな企業の支援にも。 長きに渡る建築業界での経験から、建築プラットフォームを構想。フルリノ!を立ち上げる。

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