帰宅後すぐに手を洗える玄関手洗いは、ウイルスや花粉、泥汚れなどの室外からの持ち込みを防いでくれます。
お孫さんが遊びに来たときや、ペットとお散歩から帰ったときにも、スムーズに手洗いができてとても衛生的です。
とはいえ、いざ自宅への導入を考えると、本当に使うのかどうか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
本記事では、玄関手洗いを設置する具体的なデメリットを隠さずお伝えし、それを解決するための対策や工夫まで解説します。
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玄関手洗いを設置するメリット

まずは、玄関に手洗いを設けることで得られる代表的なメリットをご紹介します。
玄関手洗いの魅力は、帰宅後すぐに手洗いやうがいができるため、ウイルスや汚れを居住空間に持ち込まず衛生的な環境を保てることです。
また、生活感が出やすい脱衣所などのメイン洗面所に、急な来客を通さずに済むプライバシー面での利点もあります。
手洗いの動線がスムーズになるため、お孫さんやお子様の手洗い習慣が自然と身につきやすくなるのも嬉しいポイントです。
ペットの足洗いや、外で使ったアウトドアグッズの泥汚れなどを、室内に上がる前にサッと洗い流せるため、暮らしの快適さがぐっと向上します。
玄関に手洗いを設置するメリットは、こちらの記事で詳しく解説しています。
https://furureno.jp/magazine/genkan-tearai-merit-bowl-selection
玄関手洗いを設置するデメリット

魅力的なメリットがたくさんある一方で、玄関手洗いには設置前に知っておくべき注意点も存在します。
ここでは、リノベーションで実際に玄関手洗いを導入する際に直面しやすいデメリットを4つご紹介します。
デザインや憧れだけで決めてしまうと、後から使い勝手の悪さに悩まされることもあるため注意が必要です。
それぞれの課題をあらかじめ把握しておくことで、失敗を防ぎ、ご自身のライフスタイルに合った適切な判断ができます。
設置費用や配管工事のコストがかかる
玄関に水回りを新設する場合、洗面ボウルや水栓金具など本体代金だけでなく、給水や排水のための配管工事費用が上乗せされます。
寒い冬場でも快適にお湯を使えるようにしたい場合は、さらに給湯管を引くためのコストも追加で必要になってきます。
特にすでに建っている家に後付けでリフォームする場合は、床材や壁材を一度解体し、配管を通した後に再度復旧させる工事が伴います。
新築時に設置するよりもトータルの工事費が高額になってしまうケースが多いことを理解しておかなければなりません。
予算を検討する際は、目に見える設備の価格だけでなく、壁や床の裏側で行われる見えない工事の費用もしっかりと見積もりに含めておくことが大切です。
玄関やホールのスペースが狭くなる
手洗い場を設置するためには、当然ながらその分の物理的な面積が必要になります。
手洗い器のスペースが確保されることで、結果として土間や廊下の面積が削られ、玄関全体に圧迫感が出やすくなるのが難点です。
設置する場所によっては、本来確保したかったシューズクロークの広さや、下駄箱の収納力が大きく落ちてしまうこともあります。
限られた空間の中で設計段階からミリ単位での緻密な動線計画を行っておかないと、毎日家を出入りする際に手洗い場が邪魔になってストレスを感じてしまいます。
広々とした玄関のゆとりを優先するのか、手洗いの利便性をとるのか、ご家族の優先順位をしっかりと話し合っておくことが欠かせません。
水はねや泥汚れなどの掃除に手間がかかる
玄関はご自宅の顔になる場所であり、来客の目にも真っ先に触れる空間です。
常に清潔で美しい状態を保つためには、こまめな掃除とメンテナンスが求められます。
特に玄関用に選ばれるコンパクトな洗面ボウルは、手を洗う際に水が周囲にはねやすく、水滴を放置すると壁や床の劣化、さらにはカビの原因になりやすいのがデメリットです。
泥汚れを洗い流す用途も想定している場合は、ボウル内に泥が残りやすく、その都度スポンジなどで掃除をする手間が増えてしまいます。
掃除の負担を減らすためには、周囲の壁を水に強いパネルやタイル仕上げにするなど、施工時の工夫や素材選びの対策が必須となります。
生活スタイルによっては結局使わなくなる
せっかく費用をかけて手洗い場を設置しても、ご家族の生活スタイルに合っていなければ、結局使わなくなってしまうことも少なくありません。
たとえば、帰宅後すぐに部屋着に着替える習慣があるご家庭では、そのままメインの洗面脱衣所へ直行して手を洗う方が効率的です。
また、コストを抑えるためにお湯を引かず水しか出ない仕様にしたり、タオル掛けの位置が遠くて使いにくかったりすると、冬場などは特に使われなくなる傾向があります。
ハンドソープのボトルやうがい用のコップを置くためのちょっとしたカウンター部分がないと、実用性が著しく下がり、後悔に繋がりやすくなります。
ご自身の毎日の帰宅ルーティンを具体的に想像し、本当に玄関で手を洗うタイミングがあるのかを慎重に見極めることが大切です。
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設置場所別のデメリット比較

玄関手洗いと一口に言っても、具体的にどの場所に設置するかによって、使い勝手や発生するデメリットが大きく異なります。
ここでは、土間、ホールや廊下、そしてシューズクローク内の3つの設置箇所別に、起こりうる注意点やデメリットを比較しながら解説していきます。
それぞれの場所の特性を理解して、ご自宅の間取りに最適な配置を見つけてみてください。
土間に設置する場合のデメリット
靴を脱ぐ前の土間スペースに手洗いを設置した場合、帰宅直後に使いやすいです。
しかし、靴を脱いで室内に上がった後でちょっと手を洗いたいと思った時に、わざわざサンダルなどを履き直して土間に降りる手間がかかるのが大きなデメリットです。
また、手洗いの水はねと、靴の裏について持ち込まれた土砂が混ざり合うことで、土間が泥汚れになりやすく、掃除の頻度が増えてしまいます。
さらに、玄関ドアの開閉によって外からの砂埃が室内に舞い込みやすいため、洗面ボウルの中や、出しておいたタオルが汚れやすい点にも注意が必要です。
土間リノベーションについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
https://furureno.jp/magazine/renovation-dirt-floor
ホール(廊下)に設置する場合のデメリット
靴を脱いで上がるホールや廊下部分に設置する場合は、室内にいる時でも気軽に使いやすいのが魅力です。
一方で、手を洗う際の水はねによってフローリングが濡れやすく、放置してしまうと木材のシミや表面の劣化を引き起こす原因になってしまいます。
また、玄関を開けてすぐ目に入る位置になることが多いため、水垢やタオルの乱れなどをこまめに整えておかないと、来客時に生活感を丸出しにしてしまう恐れがあります。
さらに、洗面台の奥行きの分だけ通路が狭くなってしまうため、複数人での帰宅時やすれ違う時、または大きな荷物を搬入する際の妨げになることも考慮しなければなりません。
シューズクローク内に設置する場合のデメリット
来客から見えないようにシューズクロークの中に手洗い場を隠す配置は、生活感を隠せるため人気があります。
しかし、洗面台そのものと人が立つためのスペースを確保する必要があるため、本来の目的である靴やアウター、アウトドア用品の収納力が大幅に減ってしまうのが懸念点です。
また、水回り特有の湿気が狭い空間にこもりやすくなるため、靴のニオイと混ざって不快に感じたり、大切な収納物にカビが発生したりするリスクも高まります。
空間自体が狭く閉鎖的になりやすいため、お孫さんやお子様と一緒に並んで手を洗う際などに、窮屈さや身動きの取りづらさを感じやすい点も知っておくべきです。
場所選びの失敗を防ぐなら「設計施工会社」への相談が大切
ここまで見てきたように、どの設置場所にもそれぞれ一長一短があり、すべてを完璧に満たす魔法の場所はありません。
だからこそ、ご家族の生活動線や収納量、掃除のしやすさなどを細かくシミュレーションした上での緻密な配置計画が求められます。
フローリングを水はねから守るための美しいタイル施工や、シューズクローク内の湿気を逃がす換気システムなど、建築的なカバーを取り入れることが失敗を防ぐ鍵となります。
決まった間取りを販売する会社ではなく、ミリ単位での空間設計や、素材選びと使い勝手を両立させてくれる設計施工会社に依頼することで、デメリットの多くは解消できます。
リノベーション業者の選び方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
https://furureno.jp/magazine/how-to-choose-a-renovation-contractor
玄関手洗いを設置後に後悔しないためのポイント

玄関手洗いのデメリットや設置場所ごとの注意点を把握した上で、ここからは実際に設置してから後悔しないための具体的なポイントを解説します。
事前の準備や設計の工夫次第で、不安要素の多くは使いやすいメリットへと変えることができます。
長く愛着を持って使い続けられる空間にするために、ぜひ以下の4つのポイントをプランニングに取り入れてみてください。
目的と動線に合わせたサイズ・配置をシミュレーションする
玄関手洗いを計画する際は、まずご自宅でどのように使うのか目的を明確にしましょう。
帰宅後の簡単な手洗いのみを目的とするのか、靴の泥を落としたりペットの足を洗ったりするのかなど、用途によって必要なボウルの深さや全体のサイズ感が全く変わってきます。
また、買い物帰りで両手に荷物を持っている状態や、ご家族が玄関ですれ違うシーンをリアルに想定し、通路を圧迫しない無理のない配置を考えることが重要です。
さらに、使い勝手を左右するタオル掛けの位置や、ハンドソープ、ちょっとしたゴミ箱を置くスペースもセットにして、図面の上にしっかりと落とし込んでおきましょう。
水はねを前提とした壁材・床材を採用する
玄関手洗いで多い後悔のひとつが、水はねによる周囲の汚れや傷みです。
手洗い器の周囲は通常の壁紙のままにするのではなく、水に強いパネルや、インテリアのアクセントにもなるタイル仕上げにして、水染みやカビを未然に防ぐ工夫を取り入れましょう。
ホールや廊下などの室内に設置する場合は、水に弱い天然木のフローリングを避け、耐水性がありお手入れもしやすいフロアタイルやクッションフロアなどを選ぶのもおすすめです。
こまめな掃除がしやすくなるように、継ぎ目や凹凸の少ないシンプルなデザインのボウルやカウンターを選ぶことも、いつまでも美しい状態を保つ秘訣です。
冬場の利用も見据えて「お湯」が出るように配管しておく
見落としがちですが、重要なのがお湯を使えるようにしておくことです。
冬場に冷たい水しか出ないと、手洗いが億劫になってしまい、結局暖かいお湯が出るメインの洗面所へ行くようになり使われなくなったという後悔に繋がりやすいです。
建築が終わってから給湯管を後付けしようとすると、壁や床の解体費用がかさみ、高額な工事費となってしまうため、計画段階で水とお湯の両方が出る混合水栓を検討してください。
給湯器から距離が遠くてお湯が届くまでに時間がかかる場合は、洗面台の下のスペースに小型電気温水器を設置する手法もあるので、プロと相談しながら配管計画を立てましょう。
玄関のインテリアに馴染む「造作洗面台」も検討する
玄関は住まいの第一印象を決める大切な場所だからこそ、インテリアとしての美しさにもこだわりたいところです。
機能性だけを重視して既製品の洗面台をそのまま設置してしまうと、玄関の落ち着いた雰囲気からそこだけが浮いてしまい、生活感が出て安っぽく見えてしまうと後悔しがちです。
空間の寸法にぴったりと合わせたカウンターや、お好みの質感のボウル、味わいのあるタイルなどを自由に組み合わせる造作洗面台なら、インテリアの一部として立派に機能します。
自由度の高いデザイン提案やミリ単位での納まりの調整は、設計施工会社の得意とする分野なので、ご自身の理想のイメージを伝えて空間ごと丁寧に作り込んでもらうのがおすすめです。
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玄関手洗いをリフォームで設置した場合の費用目安

最後に、現在お住まいの家にリフォームで玄関手洗いを後付けする場合、どれくらいの予算を見込んでおけばよいのかを解説します。
全体の費用相場としては、既製品を選ぶ場合で15万から30万円程度、造作洗面台でお湯も使えるようにする場合は30万から50万円程度がひとつの目安となります。
リフォーム費用は大きく分けて2つあります。
洗面台本体や水栓などのパーツにかかる費用が数万円から20万円と、給水や排水の管を新設したり延長したりするための配管工事費が5万から10万円、この2つから構成されます。
水はね対策に伴う周辺の壁紙や床材の張り替えなどの内装工事、冬場のお湯出し対応や小型温水器の設置などのオプション追加を行う場合、5万から10万円ほど費用が加わってきます。
建物の構造や既存の水回りからの距離によって配管の難易度が大きく変わるため、正確な費用を知るためには、一度プロの目で現地を調査してもらうと確実です。
リノベーションの費用相場は、こちらの記事でも解説しています。
https://furureno.jp/magazine/renovation-market-price
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今回は、玄関手洗いを設置するメリットやデメリットをはじめ、設置後に後悔しないための大切なポイントや、リフォームで導入する際の費用の目安について解説してきました。
ウイルス対策や利便性などメリットがある一方で、スペースの圧迫や水はねの掃除などのデメリットも存在しますが、事前のシミュレーションや素材選びによって解決できます。
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