子供の成長に合わせてマイホームを考え始めても、いつ買うのがよいかは家族ごとに違います。
子供の年齢によって家に求めるものは変わるため、買ったときの間取りがずっと合い続けるとは限りません。
新築だけでなく、中古住宅を買って家族に合わせてリノベーションする方法もあります。リノベーションに興味があれば、フルリノ!も覗いてみてください。
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家族の成長に合わせて考える家を買うタイミング〜後悔しないための基礎知識〜
国土交通省の令和5年住生活総合調査によると、最近5年以内に賃貸から持ち家へ住み替えた子供のいる世帯のうち、約7割は一番上の子供が11歳以下でした。
一番上の子供の年齢 | 賃貸から持ち家へ住み替えた世帯に占める割合 |
|---|---|
5歳以下 | 40.9% |
6〜11歳 | 31.0% |
12〜17歳 | 11.2% |
18歳以上 | 16.9% |
※出典:国土交通省「令和5年 住生活総合調査(確報集計)」表89より算出。
子供の年齢は調査時点(2023年)のもの。住み替えは過去5年以内のため、買ったときの年齢はこれより若い場合がある
家を買う時期は、子供が小学校を卒業するまでに集中しています。
ただし、一番上の子供が18歳以上になってから持ち家へ移った世帯も約6分の1あり、子供が大きくなってから買うのも珍しいことではありません。
子供が生まれる前に家を買う場合
出産前は、夫婦二人で物件を見て回る時間を取りやすく、引っ越しも身軽に済ませられます。一方で、子供の人数や年齢差、性別は、まだ分かりません。
部屋数を今の時点で決め切るのは難しく、広めの一室を後から仕切れる間取りにしておくと、人数や性別が分かってから対応できます。
子供が小さいうち(未就学児)に家を買う場合
賃貸から持ち家へ移った子育て世帯で最も多いのは、一番上の子供が5歳以下の世帯です。
小学校の学区を見てから住む場所を決められる一方、保育園に通っている場合は、引っ越し先ですぐに転園できるとは限りません。
4月入園の申し込みは前年の秋から冬に締め切る自治体が多く、引っ越しの時期によっては申し込みに間に合いません。
子供部屋はすぐには使わないため、最初はリビングとつなげて使い、就学後に個室にする考え方もあります。
小学校入学前に家を買う場合
入学前に引っ越せば、転校をせずに新しい学校へ入学できます。ただし、卒園と入学準備に引っ越しが重なるため、家族の負担は小さくありません。
中古住宅を買ってリノベーションする場合、物件探しから工事が終わるまで半年以上かかることも珍しくなく、入学に間に合わせるには年中のうちに動き始める必要があります。
数年後には個室が必要になるため、子供部屋の数と広さはこの時点で考えておく必要があります。
中学生・高校生の子供がいる時期に家を買う場合
この時期は転校や受験への影響が大きく、住み替えに踏み切れる家庭は多くありません。
令和5年住生活総合調査でも、子供のいる世帯のうち最近5年に住み替えた世帯は、一番上の子供が6〜11歳だと31.9%ですが、12〜17歳では13.7%に下がります。
個室が必要な期間は長くないため、独立後の使い道まで考えずに部屋数を増やす必要はありません。
子供が独立した後に家を買う場合
子供が独立した後は教育費の負担が終わり、夫婦二人の暮らしに合わせて部屋数を絞った家を選べます。
ただし、住宅ローンを定年までに返し終えるには借入期間を短くするしかなく、月々の返済額が大きくなります。借入期間を延ばせば、完済が定年後にずれ込むことは避けられません。
家を買うタイミングについて、以下の記事で詳しく解説しています。
https://furureno.jp/magazine/time-buy-house
子育てしやすい家と環境とは?家族の笑顔が生まれる住まいの条件

子育てしやすい家かどうかは、広さだけでは決まりません。家の中の安全性、周辺環境、地域とのつながりのバランスが大切です。
安全・安心が第一!子供の成長を守る住まいのポイント
子供の安全は、ベビーゲートや家具の配置だけでは補いきれません。間取りで差が出るのは、キッチンから子供の居場所が見えるかどうかです。
壁付けキッチンの中古住宅でも、リノベーションで対面式に変えれば、料理をしながらリビングに目が届く間取りになります。
2階建てやメゾネットでは、階段に手すりがない、ベランダの手すりの前に室外機が置かれて足がかりになるといった状態も珍しくありません。こうした箇所は、購入後の工事で直せます。
子供が留守番をするようになると、外からの侵入への備えも必要になります。1階や共用廊下に面した窓も、防犯ガラスに替えたり面格子を付けたりすれば、簡単には破られません。
遊びも学びも充実!子供の成長を育む周辺環境
子供が成長するにつれ、遊ぶ場所や学ぶ場所が住まいの近くにあるかどうかも、暮らしやすさを左右します。
公園や児童館、図書館や習い事の教室が歩いて行ける距離にあるかで、子供が一人で出かけられる範囲が変わります。
ただ、地図の上では近くても、交通量の多い道路を渡る道のりなら、子供だけで行かせられるとは限りません。
内見の際に子供の足で歩く道順をたどってみると、信号や歩道の有無まで分かります。
夜間や休日に子供が熱を出したときの受診先は、自治体のホームページで休日夜間の急患診療所として案内されていることが多く、住む前に場所を確かめられます。
地域とのつながりも大切!子育てしやすいコミュニティ
家を買うと、賃貸のように気軽には引っ越せません。
子供が小学校に通う間は、登下校の見守りや子供同士の付き合いが学区の中で続くため、近所との関係が日々の暮らしに直結します。
自治会の活動や見守りの様子は、朝の通学時間帯に現地を歩くと分かります。
共働きで急な迎えに間に合わないとき、近くに頼れる親族がいるとは限りません。
多くの市区町村には、地域の住民が子供の送迎や預かりを引き受ける「ファミリー・サポート・センター」があります。
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子育て世代の住宅購入 資金計画と支援制度

子育て世代は、教育費など他の費用も考慮しながら、無理のない資金計画を立てる必要があります。
住宅購入にかかるお金の内訳や、利用できる支援制度を見ていきましょう。
住宅購入にかかるお金の内訳
物件価格のほかに、仲介手数料や登記費用、住宅ローンの手数料、火災保険料などの諸費用がかかります。
子育て世帯の場合、これに入園・入学や転園に伴う用品代、子供部屋の家具なども加わり、引っ越し前後の出費は物件の諸費用だけでは収まりません。
住宅ローンは長期の返済になるため、子供が高校や大学に進んで教育費が増える時期と返済が重なる点も、借入額を決める段階で見ておく必要があります。
入居後は固定資産税や修繕費もかかり、毎年の支出は家賃のように一定ではありません。
住宅ローン活用術
住宅ローンは、固定金利か変動金利か、いくら借りるかで、長い返済期間の負担が大きく変わります。
将来の収入の変化や金利の上昇も見込んで、返済が続けられる借入額に抑える必要があります。
金利や手数料、団体信用生命保険の内容は金融機関ごとに違い、1社だけで決める理由はありません。事前審査で借りられる額を確かめてから物件を探すと、予算の上限がはっきりします。
子育て世帯向けの住宅ローンの優遇には、子供の人数に応じて金利が下がる「フラット35子育てプラス」や、住宅ローン控除の借入限度額の上乗せがあります。
夫婦で借りるペアローンは借入額を増やしやすい一方、育休や時短勤務で一方の収入が減る時期があっても、返済額は変わりません。
贈与税の基礎知識と注意点
親や祖父母から住宅購入資金の援助を受けると、金額によっては贈与税がかかります。
ただし、住宅取得資金の贈与には一定額まで非課税になる特例があり、通常の基礎控除とは別枠で使えます。
贈る人ともらう人の条件や、お金の使い道・期限にも決まりがあり、税務署へ申告しなければ特例は受けられません。
非課税の枠は一律ではなく、省エネ性能などが高い家ほど大きくなるため、どの家を買うかとも切り離せません。
また、相続時にまとめて税金を計算する相続時精算課税制度を選ぶ方法もあります。
2026年の住宅ローン金利・住宅価格と支援制度
2026年に入り、住宅ローン金利はゆるやかに上がっています。住宅価格も建築資材費や人件費の高騰で上昇が続いており、待てば安くなるとは言い切れません。
待っている間にも子供は成長し、入学や進学の時期は後ろにずらせません。
省エネ性能の高い住宅向けには「みらいエコ住宅2026事業」などの補助制度があり、中古住宅の断熱改修が対象になるケースもあります。
市区町村の中には、子育て世帯の住宅購入や、親世帯との同居・近居に独自の補助金を出しているところもあります。
ただし予算の上限に達すると受付が終わるため、いつでも使えるとは限りません。制度ごとの条件や補助額は、リフォーム・リノベーションで使える補助金の記事にまとめています。
金利も価格も先は読めないため、2026年の金利・価格の動向を踏まえたうえで、子供の入学や進学に合わせた時期に無理のない返済計画が立つかで判断しましょう。
子育て中は賃貸と購入どっちがいい?

子育て中の住まいを賃貸にするか購入するかは、子供の年齢によって選ばれ方が変わります。
令和5年住生活総合調査では、最近5年以内に住み替えた世帯のうち、賃貸から持ち家へ移った割合は、一番上の子供が5歳以下で39.3%、6〜11歳で52.0%でした。
小学生になると半数を超える一方、未就学のうちは住み替えても持ち家を選ぶ世帯は半数に届きません。
子育て中の住まいを賃貸にするか購入するかは、子供の年齢によって選ばれ方が変わります。
令和5年住生活総合調査では、最近5年以内に住み替えた世帯のうち、賃貸から持ち家へ移った割合は、一番上の子供が5歳以下で39.3%、6〜11歳で52.0%でした。
小学生になると半数を超える一方、未就学のうちは住み替えても持ち家を選ぶ世帯は半数に届きません。
賃貸のメリット・デメリット
賃貸の強みは、子供の入園や入学に合わせて住む場所を変えやすいことです。
メリット
学区や通園のしやすさを見てから、住む地域を決め直せます。転勤がある家庭の買い時は勤務地の見通しで変わり、勤務地が定まる前に家を決める必要はありません。
デメリット
家賃を払い続けても資産にはならず、家族が増えて広い部屋に移るほど家賃も上がります。子供の成長に合わせて間取りを変えることもできません。
購入のメリット・デメリット
購入の強みは、子供の成長に合わせて間取りを変えられることです。
メリット
小学校に上がる頃に子供部屋を分け、独立後に夫婦二人の間取りへ戻すといった変更も、持ち家ならリフォームやリノベーションで叶います。住宅ローンを完済した後は、家賃のような住居費の支払いが続くこともありません。
デメリット
頭金や諸費用などの初期費用が大きく、教育費の準備と重なる時期は資金計画が厳しくなります。
入居後も固定資産税や修繕費がかかり、マンションなら管理費も必要です。学区や家族の事情が変わっても、賃貸のように気軽には住み替えられません。
買ってはいけないタイミング

転職の直後や収入が不安定な時期は、住宅ローンの審査で不利になりやすい時期です。
子供の年齢から見れば買い時でも、仕事や家計の状況によっては、急いで買う必要はありません。
大きな支出が重なる時期
家族の病気や介護、子供の受験・進学など、まとまった支出が重なる時期も要注意です。
住宅購入には物件価格以外にも諸費用や引っ越し費用がかかるため、他の支出と時期が重なると、手元資金が想定以上に減ってしまうことがあります。
こうした状況に当てはまる場合、無理に「今」買う必要はありません。状況が落ち着いてから検討しても、決して遅くはありません。
共働きの働き方が定まっていない時期
育休から復帰する前は、時短勤務にするか、保育園の送迎をどちらが担うかがまだ決まっていない家庭もあります。
今の働き方を前提に通勤時間や保育園までの距離で家を選ぶと、復帰後の生活に合わなくなるおそれがあります。
育休中は収入が下がっているため、住宅ローンの審査で復職後の収入をどう見るかも、金融機関によって一律ではありません。
育休中に借り入れる場合は、勤務先から復職予定や復帰後の見込み年収が分かる書類を求められるケースもあります。
マイホーム購入で後悔しないために

子供の成長に合わせて買った家も、子供が独立した後まで暮らしに合うとは限りません。夫婦二人の暮らしや老後まで含めると、その家に住む期間は子育ての期間よりずっと長くなります。
そのため、家を選ぶ段階で、将来売却したり賃貸に出したりする可能性も含めて資産価値を見ておく必要があります。
間取りが合わなくなっても、リノベーションで夫婦二人の暮らしに合わせて変えれば、住み替える必要はありません。
将来の売りやすさやリノベーションのしやすさは、物件を選んだ後からは変えられません。フルリノ!では、リノベーションを前提にした物件探しの相談も受け付けています。
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新築よりもリノベーションがおすすめ!

新築は魅力的な選択肢ですが、リノベーションも賢い選択肢の一つと言えます。
予算内で理想の広さや立地を手に入れるチャンス
令和7年度住宅市場動向調査報告書では、三大都市圏の中古戸建の購入資金は中央値2,650万円で、三大都市圏で注文住宅を建てた世帯の6,500万円の半分にも届きません。
全国で見ても、注文住宅の中央値は5,100万円です。子育て世帯に限っても、中古戸建の平均は3,255万円で、全体の平均2,966万円と大きくは変わりません。
※出典:国土交通省「令和7年度 住宅市場動向調査報告書」
(中古戸建は三大都市圏の値。いずれも土地代を含む。平均は注文住宅(土地購入)が全国7,646万円・三大都市圏10,027万円、中古戸建が2,966万円)
特に、人気エリアや広い物件は新築では高額になりがちですが、中古物件なら予算内で見つかる可能性が高まります。
物件価格を抑えた分をリノベーション費用に充てることで、理想の広さや立地を手に入れるチャンスが広がります。
家族のライフスタイルに合わせた自由な間取りとデザイン
リノベーションの最大の魅力は、間取りやデザインを自由に設計できることです。
壁を取り払って開放的なリビングにしたり、子供部屋の数を増やしたり、趣味の部屋を作ったりと、家族のライフスタイルに合わせて住まいをカスタマイズ可能です。
子供の成長に合わせて間取りを変化させたり、安全性や機能性を考慮した子育てしやすいオリジナルな住まいを実現できます。
ただ、間取りを変えたくなる時期は、家を買った時点では分かりません。
次の動画の施主は、新築マンションに住んでいた4人家族です。家族の成長とともに暮らしに我慢が出てきたため、築42年の中古マンションを購入してリノベーションしました。
令和5年住生活総合調査を見ても、子供の成長に合わせた住まいの見直しは珍しくありません。
一番上の子供が5歳以下の世帯では、今後住み替えたい世帯がリフォームしたい世帯の約3倍ですが、中高生になると逆転します。
一番上の子供の年齢 | 今後住み替えたい世帯 | 今後リフォームしたい世帯 |
|---|---|---|
5歳以下 | 43.8% | 14.9% |
6〜11歳 | 26.3% | 24.8% |
12〜17歳 | 22.8% | 25.3% |
18歳以上 | 14.0% | 26.2% |
※出典:国土交通省「令和5年 住生活総合調査(確報集計)表109」より算出。
親と子供から成る世帯(借家を含む)に占める割合。住み替えとリフォームの両方の意向がある世帯は両方に含む
買った後に間取りを変えられるかどうかも、新築か中古かを選ぶときの判断材料になります。
リノベーションと新築の違いについて、以下の記事で詳しく解説しています。
https://furureno.jp/magazine/which-renovation-or-newly
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リノベーションを考えているならフルリノ!で探そう
中古住宅を買ってリノベーションすれば、子供の成長や独立に合わせて間取りを変えていくことも難しくありません。その仕上がりを左右するのが、依頼するリノベ会社です。
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