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平屋の建て替え費用相場はいくら?メリット・デメリットや注意点を解説

「平屋建て替えの費用はどれくらいかかるの?」

「平屋建て替えのメリット・デメリットって?」

「建て替える際の注意点が知りたい」

上記のような悩みを解決するために、平屋の建て替え費用相場やメリット・デメリット、注意点などを詳しく解説します。

平屋建て替えをお考えの方で、安心して平屋建て替えの計画を進めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

なお、「フルリノ!」には、平屋建て替えに詳しい専門家が多く在籍しています。

知識と実績を厳格に評価された専門家のみを紹介しているため、あなたに合う専門家が見つかるはずです。

平屋建て替えをご検討されている方は、フルリノへお気軽にご相談ください。

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平屋の建て替え費用相場はいくら?

平屋の建て替え費用相場はいくら?

平屋建てに建て替える費用は、家の大きさや設備、使用する材料、地域などで大きく変動します。

以下の表で、坪数別の費用相場をまとめました。

坪数

費用相場

30坪

約1,500万円~2,500万円

40坪

約2,000万円~3,000万円

50坪

約2,500万円~3,500万円

上記の費用相場には、解体費用、建築費用、付帯工事費用などが含まれています。

また、上記の費用に加えて、登記費用や引越費用なども考慮しなければなりません。

さらに、土地の形状や地盤の状態次第で費用は変動します。

例えば、地盤が軟弱な場合は地盤改良工事が必要で、追加費用が発生するかもしれません。
また、変形地や狭小地の場合、建築費用が割高の傾向があります。

上記はあくまで一般的な目安であり、実際の費用は個々の状況で異なります。そのため、複数の業者から見積もりを取り、詳細な費用の確認が重要です。

平屋の建て替えにかかる費用の内訳

平屋の建て替えにかかる費用の内訳

平屋の建て替えにかかる費用は、以下の4つの項目に分けられます。

  • 解体工事費用
  • 本体工事費用
  • 付帯工事費用
  • その他諸経費

上記の費用を詳しく解説していきます。

解体工事費用

解体工事費用は、平屋に建て替える前の戸建てを解体する工事にかかる費用です。

戸建ての種類や面積にもよりますが、木造住宅で1坪あたり3万円~5万円、鉄骨造住宅で3.5万円~6万円ほどの費用がかかります。

例えば、40坪の木造住宅を解体する場合、43万円~200万円の解体工事費用が必要です。

さらに、アスベストなどの有害物質の処理が必要な場合は、追加費用が発生するかもしれません。

このため、建物の材質や構造を確認し、予算内で解体工事が行えるか検討するのが大切です。

本体工事費用

本体工事費用は、平屋を建てるための基礎工事や枠組み、外壁や内装を建築するための費用です。

平屋は二階建ての戸建てよりも基礎の面積が広くなる傾向があるため、比例して費用も高くなります。

また、費用相場は1坪あたり80万円~100万円で、40坪の平屋の場合、3,200万円~4,000万円かかります。

さらに、断熱材や設備のグレードアップを行う場合は、費用が高くなるでしょう。

基礎面積をふまえ、予算に余裕があるかどうか検討してみてください。

付帯工事費用

付帯工事費用

付帯工事費用は、本体工事以外の外構工事や電気・ガス・水回りの工事にかかる費用をいいます。

付帯工事は、住みやすさや設備の機能性を担保するためには欠かせない工事の一つです。

費用相場は、200万円~500万円と言われており、けして安い金額ではありません。

そのため、平屋の建て替えを検討する際は、付帯工事費用も考慮して予算を決めるのが大切です。

その他諸経費

その他諸経費には、主に以下の費用が含まれます。

  • 登記費用:10万円~20万円
  • 不動産取得税(評価額-控除1200万円)×3%:0円~60万円
  • 固定資産税:10万円~20万円
  • 消費税:建築費用の10%
  • 火災保険料・地震保険料:3万円

上記のように、工事自体の費用に加えて、税金などの経費もかかってきます。

そのため、工事費用以外にも対応できるような予算計画が必要です。

新しく家を建てた場合のさまざまな税金や経費を考慮し、忘れずに予算へ組み込むようにしてください。

平屋に建て替える3つのメリット

平屋に建て替える3つのメリット

平屋に建て替えるメリットは、主に以下の3つです。

  • 地震や災害に強くなる
  • 老後でも快適に過ごせる
  • 家族間のコミュニケーションが取りやすくなる

上記のメリットを詳しく見ていきましょう。

地震や災害に強くなる

平屋は、二階建ての戸建てよりも地震や災害に強い構造です。

住宅の高さと重心が低く安定しているため、災害時に倒壊しにくいメリットがあります。長年住んで老朽化した平屋でも、構造上、二階建ての戸建てと比べて丈夫です。

また、災害に強いと、災害後の被害も少ないため、安全に避難できるようにしたい方にもメリットを感じられるでしょう。

日本は地震が多い国なので、地震災害対策で平屋建て替えを検討するのもおすすめです。

老後でも快適に過ごせる

平屋への建て替えは、老後でも快適に過ごせるメリットがあります。

歳を重ねるにつれて、体力や関節の衰えから階段の上り下りが辛くなってくる方もいます。

平屋であれば階段を使う必要がないため、移動の負担を軽減し、安全性を高められるでしょう。

また、バリアフリー化やリノベーションもしやすい点も、将来を見据えた住まいづくりには大きなメリットです。

平屋建て替えを検討する際は、快適な老後生活も視野に入れてみてください。

家族間のコミュニケーションが取りやすくなる

平屋に建て替えると、家族間のコミュニケーションが取りやすくなります。家族全員が同じフロアで生活するため、互いの様子を把握しやすく、自然と会話が増えるでしょう。

話しかけやすい環境であれば、自然とコミュニケーションがうながされ、家族のつながりを深めます。

また、子どもや介護が必要な高齢者をすぐ確認できる空間であれば、何かあったときに迅速な対応も可能です。

このため、平屋の建て替えは、子育て世帯や介護が必要な高齢者と暮らす世帯にもおすすめです。

平屋に建て替える3つのデメリット

平屋に建て替える3つのデメリット

平屋に建て替えるデメリットは、主に以下の3つです。

  • 広い土地が必要になる
  • 坪単価が二階建て戸建より高い
  • プライバシー問題がある

上記のデメリットを詳しく見ていきましょう。

広い土地が必要になる

平屋はワンフロアで必要な居住スペースを確保しなければならず、平屋の建て替えには広い土地が必要です。

そのため、元の二階建ての戸建てと同じスペースの平屋を建てる場合、土地面積の確保もしなければなりません。

狭い平屋でも問題ない方もいるかもしれませんが、国土交通省の資料では、夫婦で平屋に住む場合は55坪から75坪程度の広さが適切とされています。

参考:住生活基本計画における「水準」について

今住んでいる土地が狭い場合は、新たに土地を購入する必要性も理解しておきましょう。

坪単価が二階建て戸建より高い

平屋は二階建ての戸建てよりも基礎や屋根の面積が広くなるため、平屋の坪単価が二階建ての戸建てよりも高くなる傾向です。

工事内容や使用する材料にもよりますが、二階建ての戸建てよりも費用が倍近くかかるケースもあります。

このため、見積もりを依頼する際は、坪単価も考慮した上で依頼するようにしましょう。

また、設備などで妥協できる部分がないかを探るのも、費用を抑える工夫の一つです。

プライバシー問題がある

平屋は家族の様子が伺いやすくコミュニケーションが取りやすい一方、プライバシーの問題が発生しやすいのもデメリットです。

家族の気配を感じやすい空間の場合、一人だけの時間を確保しにくくなる可能性があります。

また、平屋は一階建てであるため、屋外から家の中が見えやすくなってしまいます。

そのため、外部からの視線を遮る工夫も欠かせないでしょう。

平屋立て替えをお考えの方は、防犯や視線対策にフェンスやブラインド、塀などの設置も検討するようにしてください。

平屋に建て替える際に気をつけたい注意点

平屋に建て替える際に気をつけたい注意点

平屋に建て替える際には、以下の2つの点に注意が必要です。

  • 地盤状況次第では相場よりも高額のケースがある
  • 解体と新築工事を別業者に依頼すると無駄な工数がかかる

上記の注意点を事前に理解し、スムーズな建て替えを目指していきましょう。

地盤状況次第では相場よりも高額のケースがある

平屋の費用相場は坪数で異なりますが、30坪で1,500万円~2,500万円、40坪で2,000万円~2,800万円、50坪で2,300万円~3,000万円が目安です。

また、二階建ての戸建ての解体費用相場は、1坪あたり3万円~8万円かかります。

しかし、地盤が不安定な土地や埋蔵物がある土地の場合、地盤改良工事や埋設物撤去などの追加費用が発生するかもしれません。

その他にも、設計や材料、設備のグレードなどで想定以上の費用がかかる場合があるため、余裕を持った資金準備が大切です。

解体と新築工事を別業者に依頼すると無駄な工数がかかる

解体工事と平屋の新築工事を行う際、同じ施工会社に依頼するのが大切です。

初めて建て替えを依頼する場合、解体会社と施工会社とそれぞれ別々でやり取りすると、費用や工数増加など、依頼者の負担は大きくなります。

そのため、解体から施工までワンストップで対応してくれる業者に依頼すると、費用や工数を抑えやすくなるでしょう。

また、施工後にトラブルが発生した場合でも対応してもらいやすいメリットもあるため、解体と新築工事は同じ業者に依頼するのがおすすめです。

平屋の建て替えを検討しているなら「株式会社フルリノ」がおすすめ!

平屋の建て替えを検討しているなら「株式会社フルリノ」がおすすめ!

平屋に建て替えることで、老後の生活リスクや災害時の被害を抑えられます。

しかし、プライバシー問題や、二階建ての戸建てよりも広い土地と費用が必要です。

そのため、費用をできるだけ抑えるためには、1社に解体と施工を依頼したり、建材や設備のグレードを調整したりするなどの工夫が欠かせません。

無事平屋への建て替えに成功できるよう、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

なお、「フルリノ!」には、平屋建て替えに詳しい専門家が多く在籍しています。

知識と実績を厳格に評価された専門家のみを紹介しているため、あなたに合う専門家が見つかるはずです。

平屋建て替えをご検討されている方は、フルリノへお気軽にご相談ください。

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記事を書いた人
株式会社フルリノ 代表取締役 開原崇友

株式会社フルリノ 代表取締役 開原崇友

建築系ベンチャーにて、組織づくりや新規事業立ち上げに従事。 また、建築会社やスタートアップ企業の事業戦略・人事コンサルタントとして、さまざまな企業の支援にも。 長きに渡る建築業界での経験から、建築プラットフォームを構想。フルリノ!を立ち上げる。

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