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リノベーションした賃貸物件では害虫が出やすい?発生の原因や3つの対策から物件の選び方を解説

リノベーションした賃貸物件への引越しをお考えの方で、以下のようなお悩みはありませんか?

「リノベ物件は虫が出やすいと聞いた」

「きれいにリノベーションしても虫が発生したら嫌だ」

「どうすれば虫の発生を防げるのか知りたい」

本記事では、リノベーション物件で害虫が発生する原因や適切な対策方法、物件選びの際の注意点など詳しく解説します。

リノベーション物件で快適に暮らしたい方は、本記事をぜひご参考ください。

なお、「フルリノ!」には、リノベーション物件の害虫対策に詳しい専門家も多く在籍しています。

知識と実績を厳格に評価された専門家のみを紹介しているため、あなたに合う専門家が見つかるはずです。

リノベーション賃貸物件への居住を検討されている方は、フルリノへお気軽にご相談ください。

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【結論】リノベーションしたすべての賃貸物件で害虫が発生しやすいわけではない

【結論】リノベーションしたすべての賃貸物件で害虫が発生しやすいわけではない

結論から言うと、リノベーションを施したすべての賃貸物件で害虫が発生しやすいわけではありません。

「リノベ物件は害虫が出るからやめたほうがいい」と言われる理由の多くは、築年数の古さと建物全体の管理状況の悪さが要因です。

害虫の侵入を防ぐためには、築年数に関わらず入居前の予防的な駆除対策が欠かせません。

また、新築のような内装とリーズナブルな家賃を両立できるリノベーション物件の魅力は大きく、適切な防虫対策を行えば虫の発生を最小限に抑えられます。

そのため、リノベーション物件だから害虫が発生しやすいわけではなく、築年数と建物の管理状況が主な要因です。

物件選びの際には上記の点に注意し、必要な対策を行えばリノベ物件でも快適な生活を送れるでしょう。

関連記事:賃貸リノベーションのメリット・デメリットについて解説した記事はこちら

リノベーションした賃貸物件は害虫が発生しやすいと言われる理由

リノベーションした賃貸物件は害虫が発生しやすいと言われる理由

リノベーションされた物件は、築30年以上の建物が多く、建物の古さからくる構造的な問題が残っている場合があります。

築年数が経過するほど、建物の隙間が生じやすくなり、玄関、排水溝、通風口、換気扇、エアコンの配管などから害虫が侵入しやすくなります。

株式会社オウチーノの調査では、害虫の発生率は築年数が古い物件ほど高くなる傾向が見られました。

築5年以下の建物では、年間1.43回の発生が見られるのに対し、築21年以上の建物では4.98回と約3倍に増加しています。

また、リノベーションでは内装を新しくできますが、建物全体の老朽化には対応しきれません。

なお、玄関や換気扇、エアコンの排水口などの隙間は、害虫の主要な侵入経路です。外壁や基礎部分の修繕がされていない場合、害虫の発生リスクはさらに高まるでしょう。

賃貸物件で害虫が発生する5つの主な原因

賃貸物件で害虫が発生する5つの主な原因

賃貸物件で害虫が発生する原因は以下の5つです。

  • 管理状態の悪さ
  • 気密性の低さ
  • 湿気の多さ
  • 立地条件
  • ゴミや食品の管理

それぞれ詳しく解説します。

管理状態の悪さ

築年数が経過した物件では、建物の隙間が発生しやすく、害虫の侵入リスクが高まります。

特に、共用部分の清掃や配管の管理が不十分な場合、虫が繁殖しやすい環境が生まれてしまいます。

リノベーションで室内がきれいになっていても、建物全体の管理状態が悪ければ、根本的な解決にはなりません。

害虫問題を避けるためには、物件選びの際に共用部分や配管の状態を確認するようにしましょう。

また、管理会社の対応が悪かったり、清掃が行き届いていなかったりする物件は、虫の発生リスクがあります。

入居前に、建物の管理状況を十分にチェックしてみてください。

気密性の低さ

木造建築や築年数の経過した物件は、気密性が低い場合が多く、害虫の侵入リスクが高まります。主な侵入経路は、ドアや窓の隙間、換気扇やエアコンのダクトです。

また、隙間風が感じられたり、外の音が明瞭に聞こえたりする場合は、気密性が低い状態です。

害虫の侵入を防ぐためには、ドアや窓の隙間を埋めたり、専用のフィルターやカバーを設置したりするなどの対策が欠かせません。

また、リフォームや修繕の際に、断熱材や気密テープを使用すると、気密性が上がりやすくなります。

入居前に、物件の気密性をチェックし、必要な対策を洗い出してみてください。

湿気の多さ

湿気の多さ

湿気の多い環境は、害虫が繁殖しやすくなります。特に、ゴキブリやダニは、湿気を好む傾向があり、繁殖しやすい害虫です。

湿気対策には、換気の徹底や室内湿度の適切な管理が欠かせません。

また、日当たりや風通しが悪い部屋は、湿気がこもりやすいため注意が必要です。除湿機やサーキュレーターを使用し、空気の流れを作ると湿気を排出しやすくなります。

結露の発生しやすい場所には、断熱材を施したり、防カビ剤を使用したりするのも効果的です。

料理や入浴後は、必ず換気扇を回して湿気を外に逃がすようにしましょう。

立地条件

害虫の発生リスクは、物件の立地条件でも大きく左右されます。飲食店やコンビニ、ゴミ捨て場が近くにある物件は、害虫が集まりやすい環境です。

また、公園や河川敷など、自然が豊かな場所に近い物件も、害虫の発生リスクがあります。緑地は虫の生息地になりやすく、建物内への侵入も増えてしまいます。

このため、立地条件を確認する際は、周辺の環境を詳しく調べるようにしてください。

飲食店や公園までの距離、ゴミ捨て場の管理状況など、害虫の発生につながる要素を総合的に判断すると、害虫の発生リスクも下げられます。

ゴミや食品の管理

害虫を寄せ付けないためには、ゴミや食品管理の徹底も欠かせません。特に、生ゴミや食品残渣は、害虫の格好の餌です。

ゴミは、密閉性の高い容器に入れ、こまめに処理するように心がけましょう。

また、ゴミ袋はしっかりと口を縛り、においが漏れないようにするのが大切です。

生ゴミは、小分けにしてチャック付きの袋に入れ、ゴミ出しの日まで冷凍庫で保管するのも効果的です。

食品ストックは密閉容器に入れて保管し、使い切ったらすぐに処分するようにしましょう。

加えて、ダンボールは害虫の隠れ家になりやすいため、できるだけ家の中に持ち込まないようにしてください。

どうしても必要な場合は、食品用のダンボールは避け、使用後はすぐに処分するようにしましょう。

害虫を避けるためのリノベーション物件の選び方

害虫を避けるためのリノベーション物件の選び方

リノベーション物件で害虫の発生を避けるためには、以下のポイントに注意しましょう。

  • 物件の階数
  • 物件の周辺環境
  • 物件の立地

それぞれのポイントを詳しく解説します。

物件の階数

ゴキブリは飛行能力が低いため、上層階の物件を選ぶと侵入リスクを減らせます。

ただし、エレベーターや建物の外壁を伝って侵入する可能性もあるため、完全に侵入を防げるとは言えません。

また、上層階の物件でも、窓や玄関の隙間を塞ぐのは重要です。特に築年数が古い物件では、壁のひび割れや劣化した配管からの侵入も懸念されます。

このため、リノベーションや修繕が行われた物件を選ぶのが賢明でしょう。

物件の周辺環境

近隣に公園や樹木が多い場合、土や枯葉がゴキブリのすみかとなるため注意が必要です。

ゴミ収集所が散乱している場合は、ゴキブリが繁殖するリスクが高いため、できるだけ管理状況のよい周辺環境の物件を選ぶようにしましょう。

また、飲食店やコンビニが近くにある場合、エサとなるゴミが発生しやすく、ゴキブリの侵入リスクが増加します。

加えて、隣接する建物との距離が近いと、窓や玄関を通じてゴキブリが侵入する可能性も高まります。

物件の立地

1階が飲食店などの物件は、ゴキブリの発生リスクが高いため避けたほうが無難です。

湿気の多い場所や地下のある建物も、ゴキブリが好む環境になりやすく、繁殖している可能性があります。

このため、定期的に共用部分の管理や清掃が行われている物件を選ぶと、害虫のリスクを低減できます。

加えて、森や草地が近くにある物件では、ゴキブリ以外の害虫のリスクも考慮するようにしてください。

リノベーションを施した賃貸物件でできる3つの害虫対策

リノベーションを施した賃貸物件でできる3つの害虫対策

リノベーション賃貸物件に入居したら、以下3つの対策を心がけましょう。

  • 侵入経路の遮断
  • 定期的な駆除の実施
  • 害虫が発生する環境の予防

それぞれの対策に関して、詳しく解説します。

侵入経路の遮断

玄関や窓の隙間をシーリング材で埋めると、未然に虫の侵入を阻止できます。排水溝やエアコンのダクトには、専用のキャップやフィルターを設置して侵入口を遮断しましょう。

また、換気扇や排水口の周囲に防虫ネットやカバーを設置するのも効果的です。

さらに、食品を収納するスペースに配慮し、食品が虫の標的にならないよう管理しやすい環境を整えるようにしてください。

定期的な駆除の実施

入居前に専門業者へ害虫駆除を依頼し、専用薬剤を散布してもらうと初期段階での害虫発生を抑制できます。

入居後は、市販の置き型駆除剤やスプレーを活用し、定期的な駆除を行いましょう。

特に害虫が発生しやすい夏場は、重点的な駆除が必要です。

万が一害虫を発見した場合は、迅速に駆除を行い、再発防止のための対策を取るようにしてください。

害虫が発生する環境の予防

生ゴミは蓋つきのゴミ箱に捨て、こまめに処理してニオイが室内に漏れないようにしましょう。室内にダンボールや古紙をためないよう心がけ、定期的に処分を行うのも大切です。

また、湿気対策に換気を心がけ、エアコンの排水口には防虫用キャップを取り付けましょう。ベランダの排水口を清掃し、虫が繁殖しやすい環境を排除するのも効果的です。

リノベーション賃貸物件なら厳選したリノベ会社の「フルリノ!」がおすすめ!

リノベーション賃貸物件なら厳選したリノベ会社の「フルリノ!」がおすすめ!

リノベ物件でも必ずしも害虫が発生しやすいわけではなく、築年数と建物の管理状況が大きな要因です。

物件選びの際は、建物の階数や周辺環境、立地条件などに注意し、必要な対策を心がけるようにしましょう。

また、入居後も、侵入経路の遮断、定期的な駆除、害虫が発生しにくい環境づくりを心がけてください。

リノベーション物件で快適に暮らすためには、信頼できるリノベーション会社を選ぶのも大切です。

なお、「フルリノ!」には、リノベーション物件の害虫対策に詳しい専門家も多く在籍しています。

知識と実績を厳格に評価された専門家のみを紹介しているため、あなたに合う専門家が見つかるはずです。

リノベーション賃貸物件への居住を検討されている方は、フルリノへお気軽にご相談ください。

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記事を書いた人
株式会社フルリノ 代表取締役 開原崇友

株式会社フルリノ 代表取締役 開原崇友

建築系ベンチャーにて、組織づくりや新規事業立ち上げに従事。 また、建築会社やスタートアップ企業の事業戦略・人事コンサルタントとして、さまざまな企業の支援にも。 長きに渡る建築業界での経験から、建築プラットフォームを構想。フルリノ!を立ち上げる。

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