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賃貸物件のリノベーションはDIYできる?注意する4つのポイントやDIY型賃貸借まで解説

賃貸物件のリノベーションで、以下のようなお悩みはありませんか?

「賃貸のリノベーションをDIYしてもいいのか知りたい」

「賃貸のリノベーションをDIYする際の注意するポイントを知りたい」

「賃貸物件を自分好みの空間にアレンジしたい」

結論、賃貸のリノベーションをDIYするのは可能です。しかし、DIYする前の注意点を理解しておかなければトラブルに発展してしまいます。

本記事では、賃貸物件でのDIYリノベーションに関する注意点やDIY型賃貸借などを詳しく解説します。

賃貸でもDIYを楽しみたい方は、本記事をぜひ参考にしてみてください。

なお、賃貸物件リノベーションのDIYなら、「フルリノ!」へご相談ください!

豊富なリノベーション事例から、ピッタリなDIYアイデアを提供いたします。

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賃貸のリノベーションでDIYできる?

賃貸のリノベーションでDIYできる?

賃貸物件でDIYを行う際は「原状回復義務」を守る必要があります。

退去時には入居前の状態に戻さなければいけないため、事前に契約書やガイドラインの内容を確認するようにしましょう。

また、画鋲や剥がせる壁紙の使用はOKですが、釘やネジで固定するような行為はNGのケースが多いです。

一般的な賃貸物件ではDIYの範囲が限られる一方、DIY型賃貸借の物件を利用すれば、壁や床のリフォームなど、より自由度の高いDIYができます。

ただし、DIYを行う前には、必ず貸主や管理会社と相談し、許可を得るようにしてください。特に大がかりな改装を行いたい場合は、事前の協議が必須です。

なお、賃貸物件でDIYする際は、原状回復義務を意識して、工夫を施しながら楽しむようにしましょう。

話題のDIY型賃貸借とは?

話題のDIY型賃貸借とは?

DIY型賃貸借とは、借主が自費で部屋のリフォームやリノベーションが許可された新しい賃貸スタイルです。

貸主と借主のニーズを組み合わせて生まれた仕組みで、自由度が高い部屋づくりができます。

また、費用負担の軽減や長期入居をうながす目的があり、築古物件を中心に普及しつつあります。

一方で、DIY型賃貸借では課題や注意点も意識しなければなりません。

原状回復義務やDIY範囲を、明確に契約書で取り決める必要があるほか、無断でDIYを行うとトラブルになる恐れがあります。

加えて、火災や事故リスクを防ぐため、安全性を確保したDIYが求められるのも大切なポイントです。

貸主のメリット

貸主のDIY型賃貸借のメリットは、現状のまま貸し出せるので修繕コストを削減できるほか、借主が自費でリフォームするため、空室リスクを軽減できる点が挙げられます。

また、借主が部屋に愛着を持てば長期入居が期待でき、安定した賃料収入が見込めるでしょう。

さらに、センスのよい借主のリフォームが物件価値を向上させる場合もあります。

このため、DIY型賃貸借を活用すると、貸主は物件の魅力を高めつつ、コスト削減と安定経営の実現につなげられるでしょう。

借主のメリット

借主のメリットは、自分好みの部屋にリフォームすると、持ち家感覚を味わえるのが大きな魅力です。

DIY費用を負担する代わりに、相場より低い家賃で住める場合があるのもメリットでしょう。

また、原状回復義務が緩和される契約が可能なケースもあるため、退去時の負担を軽減できる可能性があります。

加えて、築古物件でも魅力的な空間を作れるため、物件選びの選択肢が広がるのもうれしいポイントです。さらに、DIY型賃貸借なら賃貸でも自由にインテリアを楽しめます。

課題と注意点

DIY型賃貸借には、原状回復義務やDIY範囲を明確に契約書で取り決める必要があります。曖昧な契約内容では、トラブルに発展する恐れがあるためです。

また、無断でDIYを行うとトラブルになるため、事前の合意が必要です。火災や事故リスクを防ぐため、安全性を確保したDIYが求められます。

加えて、DIY部分の管理や退去時の手続きに関しても、貸主と借主で十分に協議しておく必要があるでしょう。

トラブルを避けるためにも、DIY型賃貸借では契約内容を十分に理解し、貸主と借主との密なコミュニケーションが大切です。

賃貸のリノベーションをDIYする際に注意する4つのポイント

賃貸のリノベーションをDIYする際に注意する4つのポイント

賃貸物件でリノベーションをDIYする際は、以下4つのポイントに注意しましょう。

  • 「原状回復」が可能な範囲で作業を行う
  • 音や作業環境への配慮を忘れない
  • 耐火性や安全性に注意する
  • 耐荷重や耐震性を確認する

それぞれ詳しく見ていきます。

「原状回復」が可能な範囲で作業を行う

賃貸物件でDIYを行う際は、退去時に入居前の状態に戻す「原状回復」が可能な範囲で作業を行うようにしましょう。

なぜなら、日本の賃貸住宅では、原状回復義務が借主に課せられているためです。

このため、ガイドラインを確認し、どこまでが許容範囲か把握するようにしましょう。

国土交通省の「賃貸借のすすめ」も参考にしてください。

なお、画鋲や石膏ボード用フックなど小さな穴で済む固定方法は基本的にOKですが、釘やネジはNGとされるケースが多いです。

加えて、大がかりな変更を行いたい場合は、事前にオーナーや管理会社へ相談したうえで許可を得なければなりません。

無断でDIYを行うと、原状回復義務違反で損害賠償を求められる恐れがあります。

賃貸物件でのDIYは、原状回復を意識しつつ、許容範囲内で行うのが肝心です。

音や作業環境への配慮を忘れない

音や作業環境への配慮を忘れない

賃貸物件でDIYを行う際は、音や作業環境への配慮も欠かせません。騒音が近隣トラブルにつながる恐れがあるため、特に音の出る作業には注意が必要です。

また、木材のカットや塗装など、音や汚れが発生する作業はホームセンターのDIYコーナーを活用するのがおすすめです。

作業場所を養生シートなどで保護し、床や壁を傷つけないように準備するのも心がけてください。

さらに、工具の使用時間や作業内容に関して、事前に近隣住民への配慮を行うのも大切です。あいさつ回りをして理解を得ておくと、トラブル防止につながります。

耐火性や安全性に注意する

賃貸物件でのDIYでは、耐火性や安全性にも十分な注意が必要です。特にキッチンコンロ周辺は火災リスクが高く、より一層注意しなければなりません。

キッチン周りのDIYでは、燃えにくい素材を使用するのが鉄則です。耐火性能のない壁紙や燃えやすい素材の棚は避け、不燃性の高いアイテムを選ぶようにしてください。

さらに、ガスコンロ周りのカスタマイズ時は、燃えやすいアイテムを設置しないよう細心の注意を払いましょう。

万が一の火災に備え、消火器の設置場所も確認しておくと安心です。

賃貸物件でのDIYは、デザイン性だけでなく、安全性の考慮も欠かせません。火災リスクを最小限に抑えるための工夫を怠らず、安心して暮らせる空間づくりを心がけましょう。

耐荷重や耐震性を確認する

壁面に棚を取り付けるなど、重量物を設置するDIYでは、耐荷重や耐震性の確認が欠かせません。棚受けパーツの説明書で耐荷重を確認し、指定範囲内での使用が大切です。

また、地震対策で、棚や設置物が倒れない工夫も大切です。壁への固定には、賃貸用の専用パーツを使用し、安全性と原状回復を両立させるように意識してみてください。

高さのある棚や柱を設置する際は、しっかりと固定し、転倒リスクを最小限に抑えるようにしましょう。

DIYを楽しむためにも、耐荷重や耐震性への配慮は欠かせません。安全を最優先に考え、賃貸物件での快適な空間づくりを目指しましょう。

賃貸をDIYでリノベーションする例

賃貸をDIYでリノベーションする例

賃貸物件をDIYでリノベーションする際の参考例を紹介します。

  • キッチンのDIY
  • リビングのDIY
  • 洗面所のDIY

それぞれ詳しく見ていきましょう。

キッチンのDIY

キッチンは、賃貸物件でのDIYで人気の高いスポットです。ただし、キッチン周りで使用する素材には、火災リスクを考慮した材料を選ぶようにしてください。

また、はがせる壁紙や本物のDIYタイルを使えば、簡単にイメージチェンジが可能です。耐荷重を考慮し、棚やフックを設置する際は使用説明書を確認しましょう。

なお、マスキングテープでキッチンの雰囲気を手軽に変える方法もおすすめです。色や柄を変えるだけで印象が変わります。

さらに、100均アイテムを活用すれば、リーズナブルでおしゃれなキッチン収納も実現できるでしょう。アイデア次第で、賃貸でもキッチンを自分好みの空間にアレンジできます。

リビングのDIY

リビングをDIYで自分好みにアレンジすれば、より居心地のよい場所に生まれ変わります。

はがせる壁紙を使えば、一部の壁だけアクセントカラーにするのも難しくありません。穴を開けずに使用できる棚やフックを活用すると、賃貸でも収納力をアップできます。

また、無印良品の「壁に付けられる家具」シリーズを取り入れれば、すっきりした印象のリビングが作れるでしょう。

手持ちの家具に色やワックスを塗って、インテリア全体の調和を取るのもおすすめです。

さらに、100円ショップや雑貨店のアイテムを組み合わせれば、おしゃれなDIY家具も作れます。賃貸でも、工夫次第でセンス溢れるリビング空間を演出できるので、うまく活用しましょう。

洗面所のDIY

洗面所はDIYで使いやすさと見た目を改善すれば、朝の身支度も楽しくなります。

洗面所のDIYでは防水性のある素材選びが重要で、DIYタイルなら水回りでも安心して使用可能です。

また、マスキングテープを活用すれば、鏡周りや壁面に簡単にアクセントを加えられます。

加えて、ディアウォールやラブリコで作った柱を使えば、洗面所にも追加の収納スペースを設けられます。有孔ボードを設置し、小物類をまとめて収納するのも機能的でおしゃれです。

自分好みにアレンジして、毎日使うのが楽しみになる洗面所を目指しましょう。

賃貸のリノベーションをDIYで行いたいなら「フルリノ!」に相談しよう!

賃貸のリノベーションをDIYで行いたいなら「フルリノ!」に相談しよう!

DIY型賃貸借を活用すれば、より自由度の高いリノベーションができます。DIYする際は、貸主とのコミュニケーションを密にとり、お互いにメリットがあるようにするのが大切です。

また、原状回復義務やガイドラインに遵守した創意工夫が欠かせません。

安全性や近隣への配慮を忘れずに、自分好みの空間づくりを楽しみましょう。

なお、賃貸物件リノベーションのDIYなら、「フルリノ!」へご相談ください!

豊富なリノベーション事例から、ピッタリなDIYアイデアを提供いたします。

記事を書いた人
株式会社フルリノ 代表取締役 開原崇友

株式会社フルリノ 代表取締役 開原崇友

建築系ベンチャーにて、組織づくりや新規事業立ち上げに従事。 また、建築会社やスタートアップ企業の事業戦略・人事コンサルタントとして、さまざまな企業の支援にも。 長きに渡る建築業界での経験から、建築プラットフォームを構想。フルリノ!を立ち上げる。

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