ノスタルジックな雰囲気に惹かれて、アメリカンカントリー風の住宅・部屋へのリフォームを検討しているものの、どこから手をつければよいか迷う方は多いのではないでしょうか。
パイン材の床や板張りの壁、輸入ドア、外観のラップサイディングなど、取り入れたい要素が多い場合は、優先順位を決めて進めることが大切です。
この記事では、アメリカンカントリー風に近づけるリフォーム方法や費用相場を解説します。
素材の選び方や予算のかけ方を知ることで、見た目の可愛さだけでなく、毎日の生活がしやすい住まいになります。
アメリカンカントリー風の雰囲気をつくるリフォームで、押さえるべきポイントと費用感を理解して、予算内で実現できる具体的なリフォーム計画を立てましょう。
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アメリカンカントリーのリノベーション・リフォームの事例3選

実際の住まいでは、要素がすべて揃っているとは限りません。
築20〜37年のマンションでも、壁の仕上げや建具の塗装を選び直すことでアメリカンカントリーらしい空間になっています。
左官の白壁とマホガニー色の塗装建具|可美建築

壁は左官材の塗り仕上げ。クロスと違って表面に凹凸が出るため、同じ白でも平坦にならず陰影がつきます。
天井と建具はラワン材にマホガニー色の塗装。アメリカンカントリーは建具を白く塗るのが定番ですが、濃い色にすると同じ塗装建具でも落ち着いた印象になります。
キッチンと洗面のカウンターはモルタル調の左官材、浴室は壁とニッチにタイルを貼っています。
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漆喰壁とマホガニー無垢材の框建具|アズ建設

壁は漆喰塗りで、建具に輸入建具を使い、フローリングと造作家具はマホガニーの無垢材でそろえています。
白壁と木目と框を組み合わせる骨格はアメリカンカントリーと同じです。
分けているのは木の選び方で、節の少ないマホガニーを使うと素朴さより上品さが出ます。天井は骨組みを見せています。
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白基調とヘリンボーン張りの壁|My Design

壁は白を基調にして、床には無垢材を使っています。木の色を抑えて色数を絞ると、同じ白壁と木目でも軽やかな印象にまとまります。
壁の一部はヘリンボーン張りです。アメリカンカントリーの板張りは腰の高さまで横方向に張る羽目板が定番ですが、同じ板でも斜めに組むと表情が変わります。
板の表面を粗いまま残しているので、整いすぎた印象にはなりません。
3LDKの間仕切りを外して1LDKにしています。80㎡を単身で使う間取りで、リビングを広く取った分だけ白壁の面積も大きくなっています。
California Project(BEACH)マンションリノベ
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アメリカンカントリー風リフォームの基本ポイント|押さえたい6つの要素

3件に共通していたのは、白い壁と木目、そして框の建具でした。
これに床・腰壁・アイアン金物・飾り棚を加えた6つが、アメリカンカントリー風に近づけるときに動かす要素です。
白い壁と木目を組み合わせる|漆喰・塗装・木目調クロス
白い壁とナチュラルな木目を組み合わせると、アメリカンカントリーらしい柔らかな雰囲気を作れます。
理想は漆喰の塗り壁ですが、予算を抑えたい場合は、塗装や白系の壁紙で雰囲気を近づける方法もあります。
そこにパインやオークなど節のある木目を合わせると、素朴で温かみのある印象が加わり、よりカントリーらしさを感じやすいです。
床や建具の色味をそろえると、白壁とのコントラストがきれいに出て、部屋全体にもまとまりが生まれます。
全面を変えるのが難しい場合は、壁の一面だけに木目調のアクセントクロスを取り入れるだけでも、費用を抑えながらカントリー感を演出できます。
腰壁・板張りで壁に立体感を出す|羽目板風パネル
壁の下半分に板張りを取り入れると、アメリカンカントリーらしい温かみのある空間に仕上がります。
腰の高さまで板を貼る「腰壁」にすることで、白い壁だけでは単調に見えやすい空間にも、ほどよい立体感が生まれるのが魅力です。
本物の無垢材を1枚ずつ貼る方法もありますが、費用や工期を抑えたい場合は、羽目板風のパネルを使う方法もおすすめです。
ホワイトやライトブラウンなど明るい色を選べば、重たくなりすぎず、やさしいカントリー調にまとまります。
また、腰壁の上に細い装飾材を取り付けると、壁との境目がきれいに整い、より本格的な雰囲気に仕上がります。
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床材はパイン材・無垢材・複合フローリングから選ぶ
床の面積は部屋のなかで最も広く、木目の見え方が空間の印象を左右します。
パイン材は節や色のムラが出やすく、素朴で温かみのある雰囲気を作りやすい素材です。
ただし節の入り方や色の濃淡は製品ごとに差が大きいため、サンプルで確認しておくと仕上がりのイメージがつかみやすくなります。
壁を白で仕上げる場合は、床の色をやや濃いめにするとコントラストがつき、白壁だけの単調な印象になりにくくなります。
框ドア・木製窓枠に交換して海外の住宅らしさを出す
框ドアや木製窓枠を取り入れると、空間に海外らしい雰囲気をプラスできます。
框ドアは、ドアのまわりや内側に枠を組み、中央にパネルをはめ込んだような凹凸のあるデザインが特徴です。
フラットな既製ドアよりも立体感が出るため、取り入れるだけで海外の住宅のような雰囲気に近づけられます。
既存の室内ドアを框デザインの建具に交換すると、壁や床を大きく変えなくても、部屋の印象を変えやすくなります。
窓まわりは、既存のサッシに木製風の窓枠を後付けする方法もあり、大がかりな工事をしなくてもカントリーらしさを足せます。
框の本数や細かさによって印象が変わるため、広い部屋には存在感のあるデザイン、狭い部屋にはシンプルなデザインを選ぶとバランスが取りやすいです。
アイアンの取っ手・ドアノブ・照明でアンティーク感を出す
ドアノブや取っ手をアイアン製に変えるだけでも、空間にアンティークな表情が加わります。
照明やフックなどの小物にもアイアンを取り入れると、部屋全体に統一感を出しやすくなります。
黒やアンティーク調のシルバーのアイアンは木目との相性が良く、落ち着いた雰囲気にまとめやすい素材です。
キッチンやリビングの取っ手を交換する場合は、既存の穴の位置に合う製品を選ぶことが、工事の手間を抑えるポイントです。
照明は、アイアンフレームのペンダントライトやブラケットライトを選ぶと、夜の空間もよりカントリー調に近づきます。
このように、小さな部材でも、ドアノブ・取っ手・照明などを少しずつそろえることで、住まい全体の完成度が高まります。
造作の飾り棚・ニッチで雑貨を飾る
壁面に飾り棚を設けると、お気に入りの雑貨や小物を飾れるスペースが生まれます。
アメリカンカントリー風の空間では、木製の棚板を使うと、白壁や木目の建具ともなじみやすく、温かみのある印象に仕上がります。
壁の一部をくり抜いて、ニッチを作る方法もあり、奥行きが出ることで、平坦に見えやすい壁面のアクセントになります。
キッチンやリビングの一角に取り入れれば、生活感を抑えながら、好きな雑貨を楽しめる空間を作りやすいです。
ただし、棚を大きく作りすぎると物を置きすぎて雑多に見えやすいため、飾りたいものの大きさや数に合わせて計画することが大切です。
照明を組み合わせると、夜間も飾り棚の存在感が引き立ち、より雰囲気のある空間に仕上がります。
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【費用相場】アメリカンカントリー風へのリフォームはいくらかかる?

6つの要素のうち、どれをどこまで変えるかで費用は変わります。壁を一面だけ張り替えるなら10万円台から、キッチン本体の交換になると100万円を超えます。
施工内容 | 費用相場 |
|---|---|
漆喰風クロスで白壁に仕上げる (6〜10畳の一室の壁) | 10万〜30万円 |
キッチン壁にサブウェイタイルを貼る (キッチン正面の壁一面、または腰高程度) | 15万〜50万円 |
白い框ドアや建具に交換する (室内ドア1〜2枚) | 10万〜40万円 |
腰壁を羽目板風に仕上げる (6〜10畳の一室の壁一部) | 15万〜50万円 |
床をパイン調フローリングに変える (10畳の一室の床) | 25万〜70万円 |
木目調キッチンへ入れ替える (一般的なI型・対面キッチン1台) | 120万〜300万円 |
上記の費用はあくまで目安であり、施工範囲や使用する材料、既存の住まいの状態によって変わります。
実際にかかる費用を知りたい場合は、どの場所をどのようにリフォームしたいのかを整理し、複数の業者に見積もりを依頼して確認しておくと安心です。
漆喰風クロスで白壁に仕上げる|10万〜30万円
漆喰風クロスで白壁に仕上げる費用は、6〜10畳の一室の壁を施工する場合で、10万〜30万円が目安です。
本物の漆喰よりも費用を抑えやすく、施工期間も短く済みやすいため、手軽にアメリカンカントリー風の雰囲気を取り入れたい場合に向いています。
凹凸のあるタイプを選ぶと、手作業で塗ったような質感が出て、温かみのある白壁に近づけられます。
部屋全体に貼ると明るくナチュラルな印象になりますが、予算を抑えたい場合は、一面だけをアクセントとして仕上げる方法もあります。
色は真っ白よりも、少しアイボリーがかったものを選ぶと、木目やアンティーク調の家具ともなじみやすくなります。
実際の費用は施工範囲や部屋数、下地の状態によって変わるため、事前に見積もりで確認しておくと安心です。
キッチン壁にサブウェイタイルを貼る|15万〜50万円
サブウェイタイルは横長の長方形をしたタイルで、コンロまわりやシンクの背面に貼るだけでも、白壁や木目のキッチンにアクセントが加わります。
色によって印象は大きく変わります。白は明るく軽い印象になり、黒を選ぶと甘さが抜けた仕上がりになります。
黒いサブウェイタイルをキッチンパネルに使った例が、大槻建設の「アメリカンビンテージな古材リノベーション」です。
貼る範囲が広いほど費用は上がるため、キッチン全体ではなく一部の壁だけに絞る方法もあります。
白い框ドアや建具に交換する|10万〜40万円
白い框ドアや建具に交換する費用は、室内ドア1〜2枚、または収納扉まわりを交換する場合で10万〜40万円が目安です。
框ドアは、枠とパネルを組み合わせた凹凸のあるデザインが特徴で、既存のドアを交換するだけでも洋風の印象を強められます。
木製の建具は質感が出やすい一方で、塗装仕上げの既製品より費用が高くなる傾向があります。
また、引き戸から開き戸へ変更する場合や、壁の補強が必要な場合は、追加費用がかかることもあります。
費用を抑えたい場合は、既存の枠を活かして扉だけ交換できる製品を選ぶと、工事の手間を減らしやすいです。
まずは玄関からリビングにつながる建具など、目に入りやすい場所から交換すると、少ない工事でも雰囲気の変化を感じやすくなります。
https://furureno.jp/magazine/american-country-entrance-renovation
腰壁を羽目板風に仕上げる|15万〜50万円

腰壁を羽目板風に仕上げる費用は、6〜10畳の一室で、壁の下半分ほどを施工する場合に15万〜50万円が目安です。
羽目板風のパネルを腰の高さまで貼ると、壁に立体感が生まれ、部屋全体の印象が引き締まります。
施工範囲が広くなるほど、材料費や工事費が上がりやすいため、リビングやダイニングなど目に入りやすい場所から取り入れる方法もあります。
既存の壁紙の上から施工できる商品を選べば、下地の解体費用を抑えやすいです。
パネルの色や幅によって雰囲気が変わるため、事前にサンプルで確認しておくと仕上がりをイメージしやすくなります。
角の納まりや巾木とのつながり方によっても見た目が変わるため、施工前に業者へ確認しておくと安心です。
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床をパイン調フローリングに変える(10畳の部屋)|25万〜70万円
10畳ほどの部屋の床をパイン調フローリングに変える費用は、25万〜70万円が目安です。
本物の無垢材を使うと、木の質感や経年変化を楽しめますが、複合フローリングに比べると費用は高くなりやすくなります。
一方で、複合フローリングなら価格を抑えながら、パイン材に近い木目の雰囲気を取り入れられます。
既存の床の上に重ねて張る工法を選べば、解体費用を抑えやすく、工期も短くなります。
ただし床の高さが上がるため、ドアの開閉や巾木、出入口の段差を事前に確認しておく必要があります。
ただし、家全体の床を張り替える場合は施工面積が広くなるため、費用はさらに高くなるのが一般的です。
無垢材は湿度によって伸縮しやすいため、手入れのしやすさや部屋の使い方も考えて選びましょう。
木目調キッチンへ入れ替える|120万〜300万円
木目調キッチンへ入れ替える費用は、一般的なI型キッチンや対面キッチン1台を交換する場合で、120万〜300万円が目安です。
キッチン全体を木目調にすると、LDK全体に温かみが加わり、アメリカンカントリーらしい雰囲気を作りやすくなります。
ただし、キッチン本体の交換は費用が大きくなりやすく、面材の種類やグレードによって金額に差が出ます。
特に、無垢材に近い質感の面材を選ぶ場合は、一般的な木目調の面材よりも費用が高くなりやすいです。
また、収納量を増やしたり、キッチンの向きを変えたりする場合は、給排水や電気の配管工事が必要になることもあります。
対面式キッチンへ変更する場合も、間取りの変更を伴うため、費用は高くなりやすいです。
キッチン本体まで交換するのが難しい場合は、取っ手や水栓をアイアン調に変えるだけでも、カントリーらしい雰囲気を足せます。
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アメリカンカントリー風に近づける費用節約のコツ

アメリカンカントリー風のリフォームは、素材や範囲の選び方次第で費用を大きく抑えられます。
すべてを本格的な素材でそろえる必要はなく、部分的な工夫でも十分に雰囲気を近づけられます。
ここでは、費用を抑えながら理想の空間に近づけるコツを紹介します。
壁や床は一面だけ変える
壁や床を全面リフォームしなくても、視線が集まりやすい一面を変えるだけで、部屋の印象は大きく変わります。
リビングならテレビの背面やソファの後ろの壁など、自然に目に入る場所を選ぶと、限られた範囲でもアメリカンカントリーらしさを出しやすいです。
施工範囲を一面に絞れば、材料費や工事費を抑えながら、白壁や木目、レンガ調などのデザインを取り入れられます。
残りの壁や床は既存のまま活かせるため、全体の費用バランスも取りやすくなります。
最初は一面だけ変えて様子を見て、雰囲気が合えば他の場所へ広げていくと、無理なく段階的にリフォームを進められます。
本物素材にこだわりすぎない
天然木やタイルなどの本物素材を使うと、アメリカンカントリーらしい質感を出しやすくなります。
ただし、床・壁・キッチンまわりまですべて本物素材でそろえると、費用が大きく膨らみやすいです。
予算を抑えたい場合は、木目調のシートやクロス、タイル風の壁材なども選択肢に入れるとよいでしょう。
最近は木目やタイルの風合いを再現した建材も多く、色や柄を上手に選べば、十分にカントリーらしい雰囲気を作れます。
大切なのは、すべての素材を本物にすることではなく、白壁・木目・アイアンなどのバランスを整えることです。
例えば、床は無垢材にこだわり、壁は木目調クロスで仕上げるように使い分けると、費用を調整しながら理想の雰囲気に近づけられます。
床材は上張りで費用を抑える
床材の費用を抑えたい場合は、既存の床を解体せず、その上から新しい床材を重ねて張る方法があります。
解体工事が少なく済むため、費用を抑えやすく、工期も短くしやすいのがメリットです。
住みながらリフォームする場合でも、工事中の生活への影響を減らしやすくなります。
ただし、上張りをすると床の高さが少し上がるため、ドアや巾木、部屋の出入口との段差に注意が必要です。
キッチンや洗面所に近い場所では、見た目だけでなく、防水性や掃除のしやすさも確認しておくと安心です。
既存の床の状態によっては上張りが向かない場合もあるため、床鳴りや沈み込みがないか、事前に業者へ確認してもらいましょう。
取っ手や照明で雰囲気を足す

大がかりなリフォームをしなくても、取っ手や照明を変えるだけで、アメリカンカントリーらしい雰囲気を足せます。
キッチンの扉や引き出しの取っ手をアイアン調や真鍮風にそろえると、空間にアンティークな印象が加わります。
小さな部材でも目に入りやすいため、床や壁を大きく変えられない場合にも取り入れやすい方法です。
照明は、ダウンライトだけでなくペンダントライトを組み合わせると、カフェのような温かみを演出できます。
電球色のような暖色系の光を選ぶと、木目やアイアン素材ともなじみやすく、落ち着いたカントリー調に仕上がります。
飾り棚は小さく作って楽しむ
飾り棚は、大きく造作しなくても、壁の一角に小さく設けるだけでアメリカンカントリーらしい雰囲気を楽しめます。
小さな棚であれば材料費や施工費を抑えやすく、工期も短く済みやすいです。
造作にこだわらず、既製の棚板やブラケットを組み合わせる方法でも、木の温かみを感じる空間に近づけられます。
棚の奥行きは、飾りたい雑貨や小物のサイズに合わせて決めると、見た目も使い勝手も整いやすくなります。
床や建具と近い色味の棚板を選ぶと、部屋全体に統一感が出て、後付け感も抑えられます。
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アメリカンカントリー風リフォームの注意点と失敗しやすいポイント

アメリカンカントリー風の空間は、見た目の魅力が大きい一方で、選ぶ素材によっては暮らしにくさにつながることもあります。
デザインだけで決めてしまうと、使い勝手の面で後悔するケースも見られます。
ここでは、そのように後悔しないために、施工前に押さえておきたい注意点を紹介します。
床材は傷や水濡れに強いものを選ぶ
アメリカンカントリーらしい床にしたい場合でも、見た目だけで床材を選ぶと後悔につながることがあります。
パイン材のような柔らかい木材は、素朴で温かみのある雰囲気を出しやすい一方で、家具の脚や落とした物によって傷がつきやすい素材です。
特にキッチンや洗面所に近い場所では、水濡れによるシミや反りにも注意が必要になります。
傷や汚れが気になる場合は、表面に耐水加工や傷に強い加工が施された床材を選ぶと安心です。
ペットを飼っている家庭では、爪による傷や滑りやすさも確認しておくと、暮らしやすい床を選びやすくなります。
無垢材を使いたい場合は、傷を完全に防ぐのではなく、経年変化や味わいとして楽しめるかどうかも考えておきましょう。
人の出入りが多い場所ほど、デザインだけでなく耐久性や手入れのしやすさも重視することが大切です。
サブウェイタイルは目地汚れの対策も考える

サブウェイタイルは、海外風の雰囲気を出しやすい一方で、目地に汚れが残りやすい点に注意が必要です。
特にコンロまわりは油はねが起こりやすく、白い目地を選ぶと時間が経つにつれて汚れが目立つこともあります。
掃除の手間を減らしたい場合は、汚れに強い目地材や、グレー・ベージュなど少し色のついた目地を選ぶと扱いやすくなります。
水や油がかかりやすい場所では、撥水加工のあるタイルや防汚コーティングを検討しておくと安心です。
見た目の可愛さだけでなく、日常的に拭き掃除しやすいかどうかも確認しておきましょう。
長くきれいに使うためには、タイル本体だけでなく、目地の色や素材まで含めて選ぶことが大切です。
框ドアは開け閉めのしやすさを確認する
框ドアはデザイン性が高く、取り入れるだけで海外住宅のような雰囲気を出しやすい建具です。
ただし、デザインによっては既製のフラットドアより重くなることがあり、開け閉めのしやすさにも差が出ます。
設置前には、扉を開いたときに家具や壁にぶつからないか、生活動線の邪魔にならないかを確認しておきましょう。
取っ手の形状によっても握りやすさが変わるため、見た目だけでなく実際の使いやすさも大切です。
高齢の家族がいる場合は、軽い力で開閉できる金物や、引き戸への変更を検討すると暮らしやすくなります。
引き戸にする場合は、戸袋を作るスペースやレールの納まりも確認が必要です。
デザインと使いやすさの両方を確認しておくと、見た目は良いのに使いにくいという失敗を防ぎやすくなります。
造作棚は収納する物に合わせて作る
造作棚は、アメリカンカントリーらしい飾り棚や収納を作れる一方で、見た目だけで計画すると使いにくくなることがあります。
棚の奥行きや高さは、実際に置きたい本・食器・雑貨などのサイズに合わせて決めることが大切です。
重いものを収納する場合は、棚板の厚みや支える金具の強度も確認しておく必要があります。
将来的に収納するものが変わる可能性があるなら、可動棚にしておくと高さを調整しやすくなります。
暮らし方に合わせて棚のサイズや配置を決めることで、見た目の可愛さと収納のしやすさを両立できます。
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アメリカンカントリー風リフォームの前に決めたいこと

アメリカンカントリー風のリフォームは、使う素材や色、施工する場所によって仕上がりの印象が大きく変わります。
なんとなく「木目を増やしたい」「白い壁にしたい」と進めると、完成後に思っていた雰囲気と違って見えることもあります。
そのため、リフォームを始める前に、どんなテイストにしたいのか、どこまで工事するのか、どのくらい予算をかけるのかを整理しておくことが大切です。
事前に方向性を決めておけば、業者にも希望を伝えやすくなり、打ち合わせもスムーズに進めやすくなります。
ここでは、アメリカンカントリー風にリフォームする前に決めておきたいポイントを紹介します。
どの部屋を優先してリフォームするか
アメリカンカントリー風のリフォームは、住まい全体を一度に変えようとすると費用が大きくなりやすいため、まずは優先する部屋を決めておくことが大切です。
来客の目に入りやすいリビングやダイニング、玄関から手をつけると、少ない範囲の工事でも住まい全体の印象が変わったように感じやすくなります。
一方で、家族が長い時間を過ごす部屋を優先すれば、日々の暮らしの中で満足感を得やすくなります。
水回りの老朽化が進んでいる場合は、見た目のデザインよりも設備の使いやすさや安全性を優先する判断も必要です。
将来的に他の部屋もリフォームしたい場合は、最初にどこを変え、次にどこへ広げていくのかを考えておくと、予算配分もしやすくなります。
どの部屋から始めるかを決めておくことで、限られた予算の中でも満足度の高いリフォームにつなげやすくなります。
https://furureno.jp/magazine/american-country-room
どのような色味の空間にしたいか
アメリカンカントリー風といっても、白を基調にした明るい雰囲気にするのか、木目を多く使った落ち着いた雰囲気にするのかで、仕上がりの印象は大きく変わります。
先に色味の方向性を決めておくと、壁材・床材・建具・家具を選ぶときに迷いにくくなります。
例えば、やわらかい雰囲気にしたい場合はアイボリーや淡い木目を中心にし、重厚感を出したい場合は濃い木目や黒いアイアンを取り入れるとまとまりやすいです。
ただし、同じ色でも朝と夜、晴れの日と曇りの日では見え方が変わることがあります。
サンプルを取り寄せたら、実際に施工する部屋の光の下で確認しておくと安心です。
家具やカーテンとの相性も見ながら色味を決めることで、完成後にちぐはぐな印象になるのを防ぎやすくなります。
今ある床や建具を活用するか
既存の床や建具を活かせるかどうかも、リフォーム前に確認しておきたいポイントです。
状態が良ければ、すべてを交換しなくても、塗装やシート貼り、取っ手の交換などでアメリカンカントリー風に近づけられる場合があります。
既存部分をうまく活用できれば、解体費や材料費を抑えながら、必要な場所に予算を回しやすくなります。
ただし、床の沈み込みや建具のゆがみ、内部の劣化がある場合は、見た目だけ整えても使いにくさが残ることがあります。
長く快適に使うことを考えるなら、活かせる部分と交換したほうがよい部分を分けて判断することが大切です。
自分で判断しにくい場合は、業者に床や建具の状態を確認してもらい、残せる部分を見極めてから計画を立てると安心です。
アメリカンカントリー風の住まいづくりはプロに相談すると安心

アメリカンカントリー風のリフォームは、白壁・木目・タイル・建具などの組み合わせ方によって仕上がりが大きく変わります。
写真では素敵に見えても、自分の家の広さや間取り、日当たりによっては、同じ素材を使っても印象が変わることもあります。
また、既存の床や壁の状態によって、必要な工事や費用も変わってきます。
自分たちだけで判断するのが難しい場合は、施工実績のある施工会社に相談すると安心です。
フルリノでは、全国の施工会社が手がけた事例を紹介しています。
理想に近いアメリカンカントリー風の住まいを見つけるためにも、まずは気になる施工会社の事例を確認してみましょう。
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