長年住み慣れたお住まいも、ライフスタイルの変化に伴って少しずつ不便を感じることがあるのではないでしょうか。
たとえば、お子様が独立されて空いたお部屋を持て余していたり、自分だけの趣味を楽しむ特別な空間が欲しくなったりすることはありませんか。
そんな方から人気を集めているのが、ちょっとした隙間やデッドスペースを活用して作る「ヌック」です。
しかし、いざ自宅にヌックを作りたいと考えても、どの場所や工法が最適なのか分からないと悩む方もいるでしょう。
また、限られた予算内でどれくらい理想の空間が実現できるのか不安に感じたり、失敗しないための適切なサイズ感や必要な設備が知りたいというお声もよく耳にします。
この記事を読めば、ヌックを後付けする時に考える悩みを全てスッキリ解決できます。
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ヌックの定義と後付けできるのかを解説!

そもそもヌックとはどのような空間を指すのか、ご存知でしょうか。
おしゃれなカフェや海外のお住まいで見かける素敵なスペースは、実は今の日本の住宅事情にもぴったり合う魅力的な空間です。
ヌックの本来の意味や、今お住まいの家に後付けできるのかどうか、分かりやすく解説していきます。
大掛かりな工事を行う場合と、ご自身で工夫して手軽に作る場合の違いにも触れていきます、ぜひ参考にしてみてください。
ヌック=「居心地の良いおこもり空間」のこと
ヌックという言葉は、もともとスコットランド語で隅や角を意味する「Neuk」が語源だと言われています。
そこから派生して、現在ではこぢんまりとした隠れ家のようなスペースを指すインテリア用語として定着しました。
ヌックは独立したひとつの個室ではなく、リビングや廊下、階段下などの一角に設けられる一畳から三畳未満のコンパクトなスペースであることが一般的です。
具体的な用途としては、お気に入りの本に没頭できるリーディングヌックや、ポカポカとした日差しを感じながらのお昼寝スペースとして活用されます。
さらに、お孫さんが遊びに来たときの秘密基地や、ご夫婦がそれぞれの時間を楽しむための趣味のスペース、リモートワークの合間の休憩所など、使い方は多岐にわたります。
扉で完全に仕切らないため、同じ空間にいる家族や愛猫の気配を優しく感じながらも、緩やかに一人になれる場所として、心休まる居心地の良いおこもり空間を作り出してくれます。
持ち家やマンションでも「後付け」は可能
結論から申し上げますと、今の住まいにヌックを後付けすることは可能です。
大掛かりに間取りそのものを変えなくても、家の中にあるちょっとしたデッドスペースを上手に活用して、素敵なヌック空間を生み出せます。
たとえば戸建て住宅は、天井が低くて使い道に悩む階段下のスペースも、座ってくつろぐだけなら十分な高さがあり絶好のヌックになります。
また、出窓のスペースに板を渡してベンチ風に仕上げるウィンドウシートや、リビングの隅にあるエル字の壁を利用して空間を区切る手法も人気です。
使わなくなった押し入れやクローゼットの扉を外し、内部をおしゃれに作り変えるのも素晴らしいアイデアです。
ただし、後付けのリノベーションを行う際には、建物の柱や配管、開口位置などの構造上の制約を事前に確認し、採光や換気、電源などをしっかり確保しましょう。
マンションの場合は管理規約や共有部分に関わる躯体制限に気を配る必要があり、戸建ての場合は抜いてはいけない耐力壁の扱いに注意しながら計画を進めていきましょう。
工事は必須?家具で代用する場合との違い
ヌックを作るために大工工事が絶対必要なわけではなく、目的に応じてやり方を選ぶことができます。
リノベーションとして本格的な工事を行う場合は、造作のベンチを設置したり、床を一段高くする小上がりを作ったり、入り口をアーチ状の垂れ壁にするなどの施工が考えられます。
工事ありのスタイルは、部屋全体との一体感が生まれ、インテリアのテイストを統一できるのが大きなメリットです。
また、ベンチの下を収納にすることで実用性が増し、住まい全体の資産価値を向上させる効果も期待できます。
一方でデメリットとしては、専門業者に依頼するため相応の費用と工期がかかる点が挙げられます。
対して、工事を行わずに家具で代用する場合は、お気に入りのビンテージ本棚で視線を遮ったり、座り心地の良いパーソナルチェアとフロアランプを組み合わせたりして空間を作ります。
家具を活用したスタイルのメリットは、何より低コストで始められ、模様替えに合わせて自由に場所を移動できる手軽さにあります。
デメリットとしては、壁などの明確な仕切りがないため、ヌック特有の囲われ感やおこもり感を演出するためには少し工夫が必要になる点です。
賃貸対応!原状回復できる後付けヌック
賃貸マンションにお住まいの方や、将来的に家の間取りを元に戻したいとお考えの方でも、アイデア次第で原状回復できる後付けヌックを楽しむことができます。
大切なのは、壁や床に釘やネジを打たずに、独立した空間を作り出す工夫を凝らすことです。
たとえば、ラブリコやディアウォールと呼ばれる便利な突っ張りパーツを活用すれば、天井と床の間にしっかりと柱を立てることができ、簡易的な間仕切り壁や飾り棚を安全に作れます。
お気に入りの雑貨や植物を飾れば、カフェのようなおしゃれな空間に早変わりします。
また、視覚的に空間を区切るテクニックも有効です。
ヌックにしたい部分の床にだけ肌触りの良いラグを敷いたり、突っ張り棒を使ってリネン素材のカーテンや天蓋をふんわりと吊るしたりするだけで、特別感が生まれます。
家具を使って区切る場合は、背の高いオープンラックを部屋の中央付近に配置し、裏側を隠れ家のようなヌックにする方法もおすすめです。
さらに、備え付けの襖をあえて外し、押し入れの中に小さなデスクやクッションを置いてソファスペースにする方法は、賃貸物件にお住まいの方にも人気のスタイルとなっています。
ヌックの定義については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
https://furureno.jp/magazine/what-is-nook
ヌックを後付けした場合の費用は?

ヌックを作りたいと思ったときに、どれくらいの費用がかかるのか気になるのではないでしょうか。
アイデア次第で手軽に実現できるものから、大工さんの手によって本格的に造作するものまで、選ぶ手法によって予算は大きく変わってきます。
ヌックを後付けする場合の費用相場と、金額の規模別にどのようなことができるのかを詳しく解説していきます。
ご自身の思い描く理想の空間と予算を照らし合わせながら、最適なプランを見つけるためのヒントにしてみてください。
【1万円〜5万円】家具配置やDIYで安く済ませる
大掛かりな工事を一切行わずに、手軽にヌックの雰囲気を味わってみたい、賃貸物件に住んでいる、まずは試しに自分だけの空間を作ってみたい方におすすめの内容となっています。
具体的な費用の内訳としては、体をすっぽりと包み込んでくれるパーソナルチェアやビーズクッションの購入に一万円から三万円程度を見込みます。
さらに、空間を視覚的に区切るためのエリアラグや円形ラグに三千円から一万円程度、温かみのある光を演出するスタンドライトやクリップライトに五千円から一万円程度がかかります。
もし突っ張り棚などを使って簡易的な間仕切りを作る場合でも、五千円から一万円程度の追加で済みます。
新しく家具を購入せずとも、現在お使いの大きめの本棚などの配置を少し変えて、視界を遮るような囲いを作るだけなら、リーズナブルな価格で自分だけの空間を実現できます。
【10万〜30万円】押し入れ・クローゼットの改造リノベ
ある程度しっかりと費用をかけて、家の中にある既存の空間を有効活用したいと考えるプチリノベーション検討層の方に向けた内容です。
工事の主な内訳としては、まず既存の押し入れの襖やクローゼットの扉、内部の中棚を取り外すための解体費が発生します。
次に、人が安全に座ったりくつろいだりできるように床をしっかり補強し、必要に応じてデスクカウンターやベンチを造作するための大工工事を行います。
そして、空間の印象を決定づける内部の壁紙をお好みのアクセントクロスに張り替えたり、足元にクッションフロアを張ったりする内装工事が加わります。
例えば、扉を取り外しておしゃれな壁紙を貼るだけのシンプルな施工なら、おおよそ十万円前後で実現できます。
一方で、こだわりの木材を使って棚板を造作したり、床をリビングと同じ質感のフローリングに揃えたりする場合には、二十万円から三十万円程度の予算を見込んでおくと安心です。
この価格帯のリノベの魅力は、お部屋の形そのものを変えずに済むため、大掛かりな壁の解体費用などがかからず、コストパフォーマンス良く居心地の良い空間を作れる点にあります。
【30万〜50万円超】造作ベンチ・アーチ壁などの本格工事
細部までデザインにこだわり抜き、妥協のない理想のヌック空間を完成させたい持ち家の方や、本格的なリノベーションをご検討中の方に向けた内容です。
工事の内訳は多岐にわたり、たとえば日当たりの良い窓際にお住まいの窓のサイズにぴったり合わせたベンチ収納を造作するリーディングヌックなどが人気です。
さらにおこもり感を美しく演出するために、ヌックの入り口を柔らかな印象を与えるアーチ型の垂れ壁にしたり、床を一段高くして小上がりを作るなどのこだわりの施工も含まれます。
また、お気に入りの雑貨やコレクションしている本を美しく飾るため、ヌックの壁面全体を造作の本棚で囲むなどの家具工事も対応できます。
費用の目安としては、空間の形状や施工サイズによって大きく変動しますが、大工によるベンチ造作と周辺の壁の造作を合わせて三十万円程度からスタートするのが一般的です。
使い勝手を考慮した引き出し収納を設けたり、素材に味わい深い無垢材を使用するなどこだわりの造作家具を含めていくと、五十万円を超えるケースも決して珍しくありません。
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ヌックを後付けする場合の手順と工期の目安

ご自身の住まいにヌックを作るイメージが湧いてきたら、次に知っておきたいのが具体的な段取りです。
手軽なDIYで済ませる場合と、プロのリノベーション会社に本格的な工事を依頼する場合とでは、完成までの道のりや必要な期間が全く異なります。
ヌックを後付けする際の手順と、それぞれの方法でどのくらいの日数がかかるのか、工期の目安を詳しく解説していきます。
ご自身の希望するスタイルに合わせて、おおよそのスケジュール感を掴んでみてください。
まず「場所」と「過ごし方」を決める
ヌック作りを成功させるためには、まず家のどこに作るのか場所選びと、そこで誰がどんな風に過ごすのか目的を明確にしましょう。
たとえば、読書だけを楽しむ空間にしたいのか、パソコンを持ち込んで作業もしたいのか、お子さんやペットがのびのび遊べる場所にしたいのかで選ぶべき場所が変わってきます。
特に、リビングのちょっとした隙間に家具を配置して作るような場合には、正確な採寸が重要になります。
わずか一センチの誤差でお気に入りの家具が収まらないなどの失敗を防ぐためにも、メジャーを使ってしっかりと寸法を測りましょう。
また、見落としがちなのが電源の確保です。照明器具を置いたりスマートフォンを充電したりする予定がある場合は、近くにコンセントがあるかどうかを確認してください。
延長コードで安全に届く範囲なのか、新しく配線を引く電気工事が必要になるのかを早い段階で把握しておくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。
【家具・DIYの場合】半日〜1日で完成!
ご自身で家具を配置したり簡単なDIYを行ったりする場合、週末のお休みを利用してスピーディーに理想の空間を作ることができます。
具体的な手順としては、まずヌックにしたいスペースの不要なものを片付け、しっかりと掃除をして場所を確保しましょう。
次に、事前に測った寸法をもとに、リラックスできる椅子や足元を温かくするラグ、空間を仕切るための本棚などの必要なアイテムを購入して揃えます。
あとはご自宅でバランスよく配置し、照明をセットするだけであっという間に完成です。
インターネットでの買い物や実店舗への買い出しの時間を含めても、おおよそ休日の一日で十分に作業を終わらせることができます。
賃貸のお部屋でもよく使われる突っ張り棚などを使用して簡易的な壁を作る場合もこのカテゴリに含まれます。
部品の組み立てや設置の微調整に数時間程度の作業時間が追加で必要になると考えておくとスムーズです。
【リノベ会社に依頼する場合】現地調査から工事完了までの流れ
「見た目の雰囲気も、毎日の使い心地も妥協したくない」そんなこだわりをプロと一緒に形にしていくための、具体的な流れをご紹介します。
失敗を防ぐための最初の手順は、リノベーション会社への問い合わせと丁寧な要望のヒアリングから始まります。
雑誌やSNSで見つけたお好みのインテリアテイストの画像を共有して、お互いの完成イメージを正確にすり合わせることができます。
次に、施工担当者がご自宅を訪問し、採寸や壁の中の構造などを確認する現地調査を行います。
調査結果をもとに、会社から具体的なプランの提案と見積書が提出され、内容に納得がいけば契約を結んでいよいよ着工の流れになります。
プロに依頼する場合は、お客様が普段通りに生活をしながら工事を進める在宅リフォームとなることがほとんどです。
工事期間中の生活への影響を抑えるために、音の出る作業の時間帯や、ホコリの養生対策なども、事前にしっかりと担当者と打ち合わせておくことが大切です。
ぜひ、フルリノで安心して任せられるリノベ会社を探してみてください。
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工事期間は造作内容によって変動する
リノベーション会社に依頼した場合の実際の工事日数は、どのような造作を行うかによって大きく変動します。
たとえば、既存の押し入れの中棚を撤去して壁紙を張り替え、新しい棚板を設置するなど比較的シンプルなプチリノベーションなら、おおよそ一日から二日程度で完了します。
大工さんが現場で木材を加工してベンチを造作したり、簡易的な間仕切り壁を新設したりするような木工事がメインとなる場合は、三日から四日程度の期間を見込んでおきましょう。
壁の中に隠れる配線を伴う電気工事や、塗装がきれいに乾くまでの時間が必要な場合など、複数の職人さんが関わる工事になると一週間以上かかることもあります。
実際の現場での工事自体は意外と短期間で終わることが多いですが、一つ注意が必要です。
オーダー家具や特殊な建材を取り入れる場合、注文してから手元に届くまでの製作期間として待ち時間が発生する場合があるので、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
費用が変動するポイント
ヌック作りの見積もりを取る際、予算が大きく変動するいくつかの重要なポイントがあります。
一つ目は、空間内でスマートフォンを充電したり、手元を照らす読書灯を使ったりするための電源増設にかかる電気工事の有無です。
もし壁の中に新しく配線を通す工事が必要になると、コンセント周辺だけでなく広範囲の壁紙を一度剥がして元に戻す作業が発生するため、費用が上乗せされる仕組みになっています。
二つ目は、空間を彩る素材のグレードによる違いです。
ベンチや棚に使う木材一つとっても、比較的安価な集成材や合板を選ぶか、使い込むほどに味わいが増す高価な無垢材を選ぶかで金額は大きく変わります。
同様に壁の仕上げも、一般的な量産品の壁紙を選ぶか、質感の美しい輸入壁紙や調湿効果のある珪藻土などの塗り壁を選ぶかで予算が変動します。
三つ目は、施工場所の環境を整えるための費用です。
特に窓際にヌックを作る場合、築年数の経過したお住まいですと窓からの冷気が強く、冬場は寒くてとてもくつろげない場所になってしまうリスクがあります。
寒さ、暑さを防ぐために内窓を設置するなどの断熱工事をセットで行う必要が生じ、結果として費用がかさむ可能性があることも覚えておきましょう。
ヌック作りで後悔したくない方は、こちらの記事も合わせて読んでみてください。
https://furureno.jp/magazine/nook-regret-avoid-ideas
ヌックを後付けするのに適した場所は?

いざヌックを作ろうと思っても、家のどこに設けるのが良いのか迷ってしまう方もいらっしゃると思います。
実は、普段何気なく見過ごしている家の中のちょっとしたスペースが、リラックス空間に生まれ変わる可能性を秘めています。
後付けでヌックを作るのにおすすめの場所をいくつかピックアップしてご紹介します。
ご自身のライフスタイルや、お住まいの間取りと照らし合わせながら、最適な場所を見つけてみてください。
【リビングの一角】家族の気配を感じながらリラックス
リビングの一角は、家族から完全に孤立しすぎない絶妙な距離感を保てるため、人気のある設置場所です。
特におすすめなのは、部屋の隅のコーナー部分や、建物の構造上できている柱と柱の間のくぼみ、あるいは大きなソファの背面のスペースなどです。
ここにヌックを設けることで、キッチンで料理をしている家族と穏やかに会話ができる距離感を保ちながら、自分だけの時間を楽しむことができます。
また、お子様やお孫さんがお絵かきや読書をするためのスタディコーナーや遊び場に活用でき、大人の目が届きやすいため安心感が得られます。
部屋の角にあるエル字の壁面を利用して三角コーナーのような空間を作ったり、背の低いパーテーションや観葉植物を配置して緩やかに空間を仕切る方法も効果的です。
完全に視界を遮らないことで、リビング全体の広々とした雰囲気を損なわずに、心地よい居場所を作り出すことができます。
【窓際】日差しが心地よい「リーディングヌック」に最適
海外の洗練されたインテリア事例などでもよく目にするのが、窓辺の空間を活かした憧れのスタイルです。
リビングや寝室にある少し広めの出窓部分や、庭の緑が見える窓辺のスペースに作るのが特におすすめです。
窓際の魅力は、なんといっても柔らかな自然光がたっぷりと差し込んでくることです。
明るい光の中で大好きな本の世界に没頭するリーディングヌックとして活用したり、休日の朝にゆっくりとコーヒータイムを楽しむ場所として素敵な環境を作ってくれます。
また、外の景色に視線が抜けるため、コンパクトな空間であっても閉塞感や狭さを感じにくいメリットもあります。
具体的な作り方としては、窓枠の高さに合わせて座り心地の良いベンチ収納を造作したり、丈夫なカラーボックスにクッションを敷いて代用したりしてくつろぎの場を設けます。
窓際は外気温の影響を直接受けやすい場所でもあるため、冷気を防ぐ厚手のカーテンを取り入れたり、断熱効果の高い内窓を設置するなど冬場の寒さ対策を行うことが大切です。
【階段下】デッドスペースを有効活用した「秘密基地」
戸建て住宅にお住まいの方にぜひ検討していただきたいのが、階段下の空間を使ったデッドスペースの活用術です。
階段下の収納スペースとして使われている場所や、階段の段差の下にある蹴込みと呼ばれる部分の奥は、ヌックに変身させる絶好のポイントです。
階段下は構造上どうしても天井が低く、斜めに下がっている独特の形状をしていますが、実は圧迫感こそが逆に素晴らしいおこもり感と囲われ感を演出してくれます。
大人にとっては心が落ち着く隠れ家になり、遊びにきたお子様やお孫さんにとってはワクワクする秘密基地になりやすい、魅力的な空間です。
作り方のコツとしては、まずは既存の収納扉を思い切って撤去し、内部の壁紙を少し思い切った色柄のアクセントクロスに変えて、温かみのある間接照明を取り付けます。
立って歩き回るには高さが足りない場所なので、ふかふかのラグやクッションを敷き詰めて、座るか寝転ぶための専用のリラックススペースとして用途を割り切るのが、ポイントです。
【押し入れ・クローゼット】扉を外せば「個室風ヌック」に
和室が減りつつある現代で、使わなくなった押し入れや持て余しているクローゼットを活用するスタイルは、古いマンションなどのリノベーションでも人気を集めています。
収納スペースは最初から三方を壁に囲まれた箱の形ができあがっているため、新しく壁を作るための大掛かりな工事が不要です。
左右と背面がしっかりと壁で守られているため、今回ご紹介した場所の中では空間への没入感が高く、まるで小さな個室にいるかのような安心感が得られます。
作り方のアイデアとしては、押し入れの中段にある棚板をそのまま頑丈なデスクとして再利用したり、座りやすい高さのベンチに作り変えたり、自由に選ぶことができます。
国民的アニメのキャラクターの寝床に入り込むような、大人の心をくすぐるワクワク感とノスタルジーを感じられる特別な空間に仕上がります。
お気に入りの雑貨や小物をたくさん持ち込んで、自分だけの趣味の世界に浸るにはぴったりの場所でしょう。
理想のヌックを作ってくれるリノベ会社を、ぜひフルリノで探してみてください。
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ヌック作りで失敗しない!リノベ会社選びのポイントを解説

本格的なヌックを我が家に取り入れたいと考えたとき、工事を依頼する会社選びは重要なステップとなります。
せっかく費用をかけてリノベーションをするので、完成した後に後悔するような事態は避けたいと思います。
ヌックはただ空間を四角く囲えば良いわけではなく、心地よさを生み出すデザイン性や機能性が求められます。
あなたの理想を叶えてくれる、ヌック作りを任せられるリノベーション会社を見極めるための大切なポイントを順番に解説していきます。
施工事例を確認する
リノベーション会社を検討する際はまず、その会社がこれまでにどのような工事を行ってきたか施工事例を隅々まで確認しましょう。
会社のホームページやパンフレットの中に、書斎スペースや小上がり、あるいはちょっとしたデッドスペースを活かした工夫のある施工実績があるかをしっかりとチェックしましょう。
実は建築業界の中でも、ヌックという言葉自体をまだ知らない業者や、空間を細かく仕切る設計に慣れていない担当者も存在しています。
そうした相手だとイメージしている話がうまく通じないリスクがあります。
だからこそ、ご自身が思い描いている理想のヌックに近い、似たような事例がウェブサイト上に掲載されているかどうかを事前に探しておくことが第一歩となります。
美しい木材を使った事例が多いのか、洗練されたモダンなデザインが得意なのか、写真の雰囲気を見るだけでも会社の得意とする世界観が分かってきます。
部分リノベが得意な会社を選ぶ
ヌックの後付け工事は、家全体をスケルトンにして作り直すフルリノベーションに比べると、数万円から数十万円程度で収まる比較的小規模な工事に分類されます。
新築住宅の建設や大規模リノベーションを主力としているような大手ハウスメーカーに依頼した場合、少額の工事であることを理由に引き受けを断られてしまうケースがあります。
仮に工事を引き受けてもらえても、会社のシステム上、多額の諸経費が上乗せされてしまい、結果として相場よりもかなり割高な見積もりになってしまう可能性が高くなります。
おすすめしたいのが、一つの部屋だけ、あるいは水回りだけなど柔軟な部分リノベーションを得意としている会社を探すことです。
地域に根差して丁寧な仕事をしている地元の工務店や、細やかな要望にも対応してくれる小回りの利くリノベーション専門会社などが狙い目となります。
「照明・コンセント・空調」の提案力
ヌック作りでお客様が後から後悔しやすい失敗の代表例が、いざ完成してみたら暗くて本が読めない、夏は空気がこもって暑く冬は隙間風で寒いという問題です。
デザインばかりに目を奪われて快適性を疎かにしてしまうと、結局誰も使わない物置のような残念なスペースになってしまいます。
こうした失敗を防ぐためには、見栄えだけでなく、生活する上での悩みを解決するための実践的な設備提案をしてくれる会社を選ぶことが重要です。
優秀な担当者なら、お客様から言われなくても、手元を明るく照らすダウンライトの位置を計算してくれたり、熱気を逃がすための換気計画を立ててくれたりします。
また、外気の影響を受けやすい場所は、壁の内部に断熱材をしっかり入れるなどの見えない部分の工夫を率先して提案してくれます。
空間の居心地を左右する光と風の通り道をプロの視点でしっかりと設計してくれるかどうかが、優良な業者を見極める大きなポイントになります。
造作家具や素材選びなどデザインの提案力
ヌックの空間は、物理的な広さよりも、足を踏み入れた瞬間の雰囲気が何よりも命と言っても過言ではありません。
経年変化を楽しめる味わい深い無垢材を取り入れたり、空間を引き締めるアイアン素材のパーツを使ったりと、素材の選び方ひとつで仕上がりの印象は劇的に変わります。
また、壁の一面だけに北欧風の優しい色合いのアクセントクロスを貼るなど、お客様それぞれの好みのテイストを正確に汲み取って形にしてくれる豊かな提案力が欠かせません。
単にカタログを渡して選ばせるだけでなく、休日はどんな風に過ごしたいか、どんな家具や小物を置きたいかなど、潜在的な要望を引き出すヒアリング力を持っているか確認しましょう。
一緒に素材のサンプルを見ながらワクワクするような打ち合わせができ、ご自身の思い描く世界観をより素敵な形にしてくれるような、リノベ会社を探しましょう。

会社の雰囲気や人柄を確認する
ヌックはとてもパーソナルで感覚的な要素が強い空間だからこそ、一緒に作り上げる担当者との相性が最終的な満足度を大きく左右します。
どんな風にリラックスしたいかなど抽象的な理想のイメージを丁寧に汲み取ってくれる、共感力の高い担当者であるかどうかを最初の相談の段階でしっかりと確認しましょう。
こちらの素朴な疑問や不安に対して面倒くさがらずに丁寧に答えてくれるか、建築の専門用語ばかりを並べ立てずに分かりやすい言葉で説明してくれるかを確認しましょう。
また、工事の規模が比較的小さいからといって決して事務的な態度で処理せず、住まい作りに真摯に向き合ってくれる熱意のある会社かどうかを見極めることが大切です。
可能なら、実際にリノベ会社の事務所や打ち合わせスペース、あるいはモデルルームなどに足を運んでみることをおすすめします。
スタッフの方々のやり取りの雰囲気や、場所自体の居心地の良さを直接肌で感じることで、本当に信頼して任せられる相手かどうかを確信を持って判断できるようになります。
リノベ会社の選び方は、こちらの記事でも解説しています。
https://furureno.jp/magazine/best-renovation-companies
後付けでヌックを作るなら、フルリノにご相談ください!

ここまで、今注目を集めているヌックの魅力を詳しく解説してまいりました。
ヌックの本来の意味や定義から始まり、今の住まいにも後付けできる可能性、そして実現するための具体的な費用相場やおすすめの設置場所もお分かりいただけたかと思います。
また、失敗しない空間づくりのために、ヌックの施工が得意なリノベーション会社をどう選べば良いか大切な見極めポイントもご紹介しました。
ただの隙間だった場所が、家族みんなが自然と集まる温かい場所や、時間を忘れて趣味に没頭できる特別な空間へと生まれ変わると、素敵な日常が送れます。
この記事を読んで、我が家にもヌックで素敵な空間を作ってみたいと少しでも感じていただけたなら幸いです。
もし、信頼できるプロと一緒に理想の住まいづくりへの第一歩を踏み出したいとお考えでしたら、ぜひフルリノ!にご相談ください。
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