「お風呂・浴室をもっと快適でおしゃれな空間にしたいけど、費用はどれくらいかかるの?」
「工事の内容や注意点がわからない…」
「補助金制度って活用できるの?」
お風呂・浴室のリノベーションを検討している方なら、費用や工事内容、補助金制度は気になるポイントです。
本記事では、お風呂・浴室のリノベーションにかかる費用相場を、内訳やパターン別に詳しく解説します。
また、活用できる補助金制度や、リノベーションを成功させるための注意点も紹介するので、ぜひお風呂のリノベーションをする際の参考にしてください。
なお、「フルリノ!」には浴室のリノベーションに詳しい専門家が多く在籍しています。
知識と実績を厳格に評価された専門家のみを紹介しているため、あなたに合う専門家が見つかるはずです。
おしゃれな戸建てリノベーションを希望されている方は、フルリノへお気軽にご相談ください。
お風呂・浴室のリノベーションが必要になる理由

お風呂・浴室のリノベーションが必要になる理由は、主に以下のとおりです。
- 設備の老朽化や機能の低下により不便さが増した
- カビや汚れの蓄積で衛生面や安全性に問題が生じる
- デザインやスタイルの変更で空間の魅力を向上させたい
- 資産価値の向上や生活の質の改善したい
設備の老朽化は、水漏れや配管の老朽化、シャワーヘッドの水量や温度調節機能の低下など、利用する上での不便さを引き起こします。
また、古い浴室はカビや汚れが蓄積しやすく、衛生面やアレルギーのリスクを高める可能性があります。なかでも、滑りやすい床や壁の傷みは、安全面でも心配です。
デザインやスタイルが古くなった浴室をリノベーションすれば、生活面での利便性向上だけでなく、安全性も高まり魅力的な空間に生まれ変わります。
リフォームは家の資産価値を向上させる投資になるため、将来的に売却や賃貸物件の利用を考えている方にもおすすめです。
お風呂・浴室の種類

お風呂・浴室の種類は、大きく分けて以下の3種類です。
- 在来工法の浴室
- ユニットバス
- ハーフユニットバス
それぞれの特徴を理解した上で、自分の希望に合った浴室を選びましょう。
在来工法の浴室
在来工法の浴室は、職人による手作業で壁や床を施工するオーダーメイドの浴室です。
素材や配置を自由に選べるため、デザインの幅が広く、自分好みの浴室を作れます。
タイルや木材など、さまざまな素材を選択できるため、デザイン性が高い浴室を作りたい方におすすめです。
ただし、費用相場は50~200万円と、高額になる傾向があります。
工期も2週間から1ヵ月と長めです。
また、防水性能が経年で低下する可能性があり、将来的に補修が必要になる場合もあります。
ユニットバス
ユニットバスは、工場で生産された部材を現場で組み立てる構造の浴室になります。
ユニットバスのメリットは浴室全体が規格化されているため、施工が容易で工期が短いです。
費用は50万円〜150万円で、工期は4日前後でしょう。
特徴は、つなぎ目が少ないため水漏れリスクが低く、清掃しやすいことです。
グレードやオプション機能によって費用が変動しますが、工期をなるべく短くしたい方におすすめします。
ハーフユニットバス
ハーフユニットバスは、浴槽や床がユニットバス形式で、壁や天井は在来工法で自由に施工できるタイプの浴室です。
費用は50万円〜150万円で、施工の自由度が高いのがメリットです。
工期はユニットバスと同程度で、比較的短い期間で工事が終わります。
梁や柱がある浴室や、変形した空間にも対応できます。
ユニットバスの利便性と在来工法のデザイン性を兼ね備えているため、両方のメリットを活かしたい方におすすめです。
【パターン別】お風呂・浴室のリノベーションの費用相場

お風呂・浴室のリノベーション費用は、リフォーム前の浴室の種類や、工事内容によって異なります。
主なパターンは以下の通りです。
パターン | 費用相場 | 工期 | 補足 |
ユニットバスからユニットバスへのリフォーム | 60万円~120万円 | 4日前後 | 高グレード製品や断熱材入りの浴槽を選ぶと費用が高くなる |
在来工法の浴室からユニットバスへのリフォーム | 65万円~150万円 | 1週間前後 | 築20年以上の場合、タイルの劣化による下地補修が必要になり、追加費用(5万円〜15万円)が発生する場合あり |
在来工法から在来工法の浴室へのリフォーム | 80万円~200万円 | 2週間~1ヵ月 | 素材の選択(FRP、ホーロー、人工大理石など)によって費用が変動する |
浴室の移動や拡張 | 150万円~250万円 | 2週間~1ヵ月 | マンションでは構造的な制限がある場合もあり |
費用相場はあくまで目安です。実際の費用は、物件の状態や使用する材料、施工業者によって変動するので、必ず見積もりを取って検討してください。
お風呂・浴室のリノベーションの内訳

お風呂・浴室のリノベーション費用は、さまざまな項目から構成されています。
主な内訳は、以下の通りです。
項目 | 内訳 | 費用相場 |
ユニットバス製品代 | 低・中グレード、高グレード | 25万円~120万円 |
解体・撤去費用 | 既設ユニットバスや在来浴室の撤去、廃材処分費 | 3万円~13万円 |
基礎・仮設工事 | 搬入出や養生などの仮設工事、基礎工事(土間打設など) | 2万円~7万円 |
給排水・電気工事 | 配管工事、電気工事 | 3万円~10万円 |
組み立ておよび仕上げ工事 | ユニットバス組み立て工事、ドアや壁修復工事、必要に応じた補修工事 | 8万円~20万円 |
管理費・諸経費 | 工事費の5%~15% | 5万円~8万円前後 |
依頼する施工主によっては、大量仕入れや旧モデルの利用で、ユニットバス製品代の価格を抑えられるケースがあります。
追加オプションによって、配管・電気工事費が増加する場合もあるので、依頼時に確認しておきましょう。
また、管理費・諸経費は業者で異なるため、事前に確認が必要です。
お風呂・浴室のリノベーションで活用できる補助金制度

お風呂・浴室のリノベーションでは、活用できる補助金制度があります。
- 国が行っている補助金制度
- 自治体が行っている補助金制度
- 介護保険を利用した補助金
順番に見ていきましょう。
国が行っている補助金制度
国が行っている補助金制度には、主に以下のようなものがあります。
- 省エネリフォーム
- 長期優良住宅化リフォーム
- 子育て支援型共同住宅リフォーム
各補助金制度は、対象工事や条件が異なるため、事前に詳細を確認する必要があります。
参考:「国土交通省」住宅リフォームの支援制度 ※令和6年5月2日時点
自治体が行っている補助金制度
自治体によっても、独自の補助金制度が設けられている場合があります。
補助金制度の有無や内容は自治体によって異なるため、地元の自治体のホームページなどで確認しましょう。
例えば、東京都荒川区では、「高齢者住宅改修給付事業」という補助金制度があります。
「高齢者住宅改修給付事業」は、身体機能の低下により日常生活が困難な高齢者を対象に、浴槽の取替えなどの住宅改修費用の一部を助成する制度です。
給付金額は工事費用の7〜9割(例:浴槽取替えの上限37万9千円)となっています。
介護保険を利用した補助金
介護保険を利用した補助金制度もあり、手すりの設置など、介護を目的とした住宅改修が条件となります。
対象者は、要介護または要支援と認定された方がいる家庭です。
補助金額は上限20万円で、それ以上の費用がかかった場合は自己負担金が発生します。
詳細は、自治体や保険窓口で確認しましょう。
お風呂・浴室のリノベーションを行う際の5つの注意点

お風呂・浴室のリノベーションを行う際には、以下の内容に注意しましょう。
- 設置可能な浴室タイプを確認する
- 家族構成に応じた設備を選ぶ
- 複数の業者で見積もりを取る
- 賃貸の場合は管理規約を確認する
- 実際に実物を確認する
それぞれ詳しく解説します。
設置可能な浴室タイプを確認する
在来工法からユニットバスに変更する場合、構造上設置が可能かどうかの確認が必要です。
柱や梁が邪魔になると、規格品のユニットバスが設置できない場合があります。
設置が難しい場合は、ハーフユニットバスの選択も検討しましょう。
浴室のスペースや既存の排水管の位置も影響するため、専門家のアドバイスを受けるのが、おすすめです。
家族構成に応じた設備を選ぶ
小さい子どもがいる家庭では、広めの浴室やチャイルドロック付きのドアなどを検討しましょう。
高齢者がいる場合は、手すりの設置や段差解消など、バリアフリー対応が必要になります。
家族全員が快適に使用できるように、断熱材や浴室暖房の設置を考えるのがおすすめです。
複数人での使用を想定し、浴室全体の広さや収納スペースを工夫するのも大切です。
複数の業者で見積もりを取る
リフォーム費用は、業者や使用する素材によって大きく異なるため、複数の業者で見積もりを取るようにしましょう。
具体的な工事内容と価格の明細が含まれた見積もりを依頼し、検討するのが大切です。
業者を選ぶ際には、口コミや実績も参考になります。見積もり時に、工事のスケジュールや完成後の保証内容も確認しておくと安心です。
賃貸の場合は管理規約を確認する
賃貸住宅の場合は、管理規約やオーナーの許可が必要です。
工事の範囲や内容が規約に違反しないか、事前に確認しておきましょう。
共用部分への影響がないように、施工計画を作成するのが大切です。工事中の騒音や作業時間の際には、周りの方への配慮も必要になります。
実際に実物を確認する
ショールームや展示場で、リフォーム後の浴室イメージを確認しましょう。
ユニットバスのサイズや素材感を実際に体感すれば、具体的なイメージを持てます。
また、実物を確認すれば、カタログや写真ではわからない使用感や質感が理解できます。
設置後のメンテナンス方法も、直接説明を受ければ、安心してリノベーションを進められるでしょう。
お風呂・浴室リノベーションにお悩みなら「フルリノ!」をチェックしよう!

お風呂・浴室のリノベーションは、設備の老朽化や衛生面の改善、デザインを新しくすれば、生活の質を向上させるだけでなく、家の資産価値を高められます。
リノベーションを成功させるには、信頼できる業者選びや費用計画、家族構成に合った設備を選ぶのが大切です。
費用面が心配な方は、国や自治体の補助金制度を活用すれば、負担を軽減しつつ浴室をリノベーションできます。
なお、「フルリノ!」には、浴室のリノベーションに詳しい専門家が多く在籍しています。
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