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リノベーションの見積もりの流れや注意点を紹介|相見積もりで失礼のないマナーも解説

「リノベーションで見積を取るときのポイントを知りたい」

「リノベーションで見積を比較・相見積するときに気を付けることは?」

「リノベーションの見積もりを依頼する流れが知りたい」

本記事では、リノベーションの見積もりや相見積もりを依頼する際の注意点や見積もりを取る流れなどを詳しく解説しています。

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リノベーションの見積もりには2種類に分かれる

リノベーションの見積もりには2種類に分かれる

見積もりは主に以下の2種類が存在し、それぞれ役割や特徴が異なります。

  • 概算見積もり
  • 最終見積もり

それぞれの特徴について詳しく確認していきましょう。

概算見積もり

「概算見積もり」とは、お客様の要望やイメージを聞き、導き出されたおおよその費用です。

口頭で「およそ1,000万円です」と伝えられる場合もあれば、物件を確認して設計プランと概算見積書が提出される場合もあります。

リノベーションを検討する初期段階で予算を把握できるため、今後の計画を立てやすいのがメリットです。

概算見積もりは、リノベーションを進めるかどうかの判断材料として活用できます。

ただし、あくまで概算のため、最終的な費用とは差が生じやすく注意が必要です。

最終見積もり

「最終見積もり」とは、最終的にリノベ会社へ実際支払う金額です。

工事内容が細かく決まった段階で、工事費用や材料費、人件費などの金額を考慮して算出されます。

最終見積もりは、工事請負契約やスケジュールの決定に必要です。

最終見積もりが出た後でも、材料の変更やプラン変更などの調整は可能ですが、大幅に変更すると、見積もり金額が大きく変わってしまうため注意しましょう。

相見積もりのポイントや失礼にならないためのマナー

リノベーション費用を適切に比較するためには、5つのポイントを大切にするようにしましょう。

  • 見積依頼時の「希望条件」をなるべく揃える
  • リノベ会社の比較は2~3社程度に絞る
  • 費用だけで比較しない
  • 過度な値引き要求を行わないようにする
  • 相見積もりによって割高になるリスクに注意する

それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。

見積依頼時の「希望条件」をなるべく揃える

複数のリノベ会社へ見積を依頼する際、条件を揃えることで、価格を比較しやすくなります。

・総予算 同じ金額内でどんなプランが出てくるのか、比較することができます。
・工事箇所 同じ金額内でどこまでの工事内容を網羅してくれるのか、比較がしやすくなります。

例えば、住宅設備であるキッチンやユニットバスなど、同じ費用の中でも、どのメーカーのどの機種を採用するのか、比較をすることで具体的な項目同士での比較がしやすくなります。

リノベ会社の比較は2~3社程度に絞る

複数のリノベ会社の見積を用意する場合、2~3社程度に絞ることをお勧めします。
リノベ会社に多くの見積書を依頼しすぎてしまうと、どの箇所を比較すべきか混乱してしまうためです。
まずは、2~3社を基準とし、依頼したいリノベ会社を絞るところからはじめてみましょう。

費用だけで比較しない

各リノベ会社を比較するときは、費用のみで比較することは避けるようにしましょう。
費用が安いからと言って、希望の施工内容やデザインが実現されるとは限らないためです。
特に、下記のポイントを中心に比較するようにしておきましょう。

・デザイン 希望するデザインのセンスや感覚を理解してくれるか
・アフター保証 どこまでアフター保証のサービスが整っているか
・担当者との相性 担当者とのコミュニケーションに問題はないか
・施工レベル オーダーメイド製品をどこまで対応ができるか
・メーカー品の取扱 気になっている製品の取扱があるか

他にもさまざまな比較ポイントはありますが、これらのポイントを中心に費用以外の比較ポイントも考慮するようにしましょう。
重視するポイントは人それぞれなので、自分自身が最も重視したいポイントに優先順位をつけておきましょう。

相見積もりによって割高になるリスクに注意する

リノベ会社の見積書を比較することは大切ですが、相見積もり時はまだ工事内容等が曖昧な状態であり、諸経費などが多めに見積もられている可能性があります。

また、リノベ会社を複数比較していることがリノベ会社側に伝わってしまうと、契約までに少し時間を要する事例として、社内での優先度が下がってしまう可能性もあります。
それらを防ぐためにも、依頼したいと考えているリノベ会社を増やし過ぎず、自分自身が検討しやすい適切な個数に絞っておきましょう。

見積もり依頼前に準備すべきこと

リノベーションの見積もりを依頼する前に、以下の2つを準備しておきましょう。

  • 要望の整理と優先順位の付け方
  • 見積もり依頼時に伝えるべき情報

上記を準備しておくことで、リノベ会社に自分の要望をもれなく伝えられます。

要望の整理と優先順位の付け方

リノベーションの見積もりを依頼する前に、自分たちの希望や目的を明確にすることが重要です。

リノベーションの要望が漠然としたままでは、リノベ会社が最適なプランを提示できず、見積もりの精度も下がってしまうからです。

まずは「どこを」「どう変えたいのか」を具体的に書き出してみると良いでしょう。

たとえば「キッチンを広くしたい」「子ども部屋を2つに分けたい」など、思いつくままにリストアップします。

次に、その中から「絶対に実現したいこと」「できれば叶えたいこと」「予算に余裕があればやりたいこと」といった具合に、優先順位をつけていきます。

そうすれば、リノベ会社にもリノベーションの希望が伝わりやすくなるため、プランや予算の調整がスムーズに出来るでしょう。

あらかじめ要望や優先順位を整理しておき、後悔のないリノベーションを目指しましょう。

<<supervisor-comment-01 name={阿部 哲} position={fujitaca リノベーション ・副代表} imgUrl={https://furureno-prd-resources.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/supervisor/image.webp} text={リノベ会社へ要望を伝えるときは「ビジュアル」を活用して伝えるようにしましょう!

例えば、リノベ会社が思っている「造作家具」と、お客さまが考えている「造作家具」がズレてしまうケースもあります。
家具をひとつつくりたい!とリクエストするときも、「このようなデザインの家具を作りたい」と伝え、インターネット上の写真などをお見せすると確実です。

その際、「この写真のこのポイントを実現したい」といった詳しい情報を伝えることで、情報の抜け漏れがなくなります。

}>>

見積もり依頼時に伝えるべき情報

見積もりを依頼する際には、具体的な情報を伝えることでより正確で現実的な見積もりを受け取れます。

たとえば、基本情報として以下の内容を伝えましょう。

  • 建物の構造
  • 築年数
  • 過去のリフォーム歴

また、リノベーションしたい箇所の現状や写真、使用目的、希望する仕上がりのイメージなども添えると、より具体的な見積もりを作成してくれます。

さらに、「なぜリフォームしたいのか」といった背景を共有することも有効で、たとえば「高齢の親と同居するため」「在宅勤務を快適にしたい」など、目的が明確であればあるほど、リノベ会社の提案も的確になります。

納得できる見積もりを得るためにも、リノベ会社へ正確な情報提供を行いましょう。

見積もりを取る流れとは?7つのステップを解説

見積もりを取る流れ

リノベーションする際の見積もりを取るときは、以下の7ステップで行います。

  • リノベーション内容や要望をリストアップする
  • リノベーションの予算を決める
  • リノベ会社をピックアップする
  • 見積もりを依頼する
  • 現地調査を依頼する
  • 依頼する会社を決める
  • 最終見積もりをする

それぞれのステップについて詳しく見ていきましょう。

1.リノベーション内容や要望をリストアップする

まずは、自分たちが理想とするリノベーション内容や要望をリストアップします。

一般的に必要な項目は、以下の通りです。

  • 平米数
  • 間取り
  • 壁や床の素材
  • 必要な機能
  • デザイン
  • 設備や仕様のスペックの目安(キッチン・ユニットバスなど)
  • 現在の自宅で気にいっているもの・引き継ぎたいもの

現在住んでいる環境に不満を抱えている場合は、改善点を出したうえでプランに反映させましょう。

リノベーション内容や要望をリストアップしておくと、自分たちの理想を明確にでき、リノベ会社に依頼する際もスムーズに伝えられます。

2.リノベーションの予算を決める

リノベーション費用は工事の場所や内容、設備などにより異なるため、住宅ローンの返済額や家計の状況などを考慮し、予算を決めるようにしましょう。

また、以下のように想定外の出費にも対応できるように、予算は余裕をもっておく必要があります。

  • 家具の購入費用
  • 追加工事費用
  • 手数料
  • 税金

どこまで理想通りのリノベーションができるのか把握するためにも、予算は必ず決めておきましょう。

<<supervisor-comment-01 name={阿部 哲} position={fujitaca リノベーション ・副代表} imgUrl={https://furureno-prd-resources.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/supervisor/image.webp} text={インターネットで調べた情報のみで予算を決定しない!

特に、中古マンションを購入するときなどに、リノベーションの費用を自分自身で決めて、先に住宅ローンの手続きを進めてしまっているケースがあります。
実際は、物件によって金額感も異なるため、リノベ会社に概算見積をもらったあとで予算を決定するようにしましょう。

}>>

3.リノベ会社をピックアップする

リノベ会社を決める際は、複数ピックアップし、相見積もりを取るのがおすすめです。
ホームページを確認すると、リノベ会社の実績や評判、得意分野などがわかります。
あとは、実際に設計や施工を担当するメンバーなどに会うことが重要です。
店舗によっては店長などが対応を行い、一見良いと判断しがちですが、実際に打ち合わせを担当する方との波長が合うことがとても重要です。

確実なリサーチを重ね、依頼したいと思えるリノベ会社に依頼をするようにしましょう。

4.見積もりを依頼する

リノベーションは、リノベ会社によって提案内容が異なるため、複数のリノベ会社に見積もりを依頼する必要があります。

費用に加えて、理想的なプランを提案してくれるか、要望をしっかりくみ取ってくれるかも注目すべきポイントです。

見積もりする際は、インターネットから依頼ができるケースや、個別相談によるヒアリングなどさまざまな方法があります。

見積もりを依頼すると、リノベーションの費用感をつかめるため、複数のリノベ会社に依頼すれば適正価格の把握にも役立ちます。

5.現地調査を依頼する

より正確な見積もりを出してもらうためには、実際の物件を見てもらい、以下の内容を含む現地調査をリノベ会社に依頼すべきです。

  • 周辺環境
  • 構造の制約
  • 間取り
  • 劣化状況

間取りによる工事の制限や劣化部分がある場合は、詳細な費用を算出するためにも調査が必要です。特にマンションは、管理組合によって定められた規約も把握しておかねばなりません。

リノベーションを進めるうえでの課題や注意点を知り、より正確な見積もりを算出するためにも、現地調査は必ず依頼しましょう。

6.依頼するリノベ会社を決める

複数のリノベ会社で相見積もりをした結果を参考に、以下を検討し実際に依頼するリノベ会社を決めます。

・デザイン 希望するデザインのセンスや感覚を理解してくれるか
・アフター保証 どこまでアフター保証のサービスが整っているか
・担当者との相性 担当者とのコミュニケーションに問題はないか
・施工レベル オーダーメイド製品をどこまで対応ができるか
・メーカー品の取扱 気になっている製品の取扱があるか

安心してリノベーションを任せるために、信頼できるリノベ会社を選びましょう。

7.最終見積もりをする

最終見積もりをすると、リノベーション費用が確定します。

打ち合わせを進める中で、最終見積もりが概算見積もりを超えてしまうケースは珍しくありません。

理想を詰め込みすぎて大幅に予算をオーバーした場合、プラン自体も大きく変わってしまう可能性があるため注意が必要です。

もう迷わない!失敗しないリノベーション業者の選び方の秘訣を徹底解説

リノベーションの見積書に書かれている内容

リノベーションの見積書には、工事に必要な費用の詳細が明記されています。
リノベ会社によって内容は異なりますが、主な内訳は以下の通りです。
費用一式と書かれている場合は、下記の内容を参考にしながら、細かな内容について質問をするようにしましょう。

検査費

インフラ関連の設備が動作するか確認を行う費用

養生費

マンションの共用部や既存設備を養生し安全に保管する費用

解体・処分費

壁や設備を解体したときの解体費用、処分と搬出費用

内装費

壁紙・フロアタイル(洗面所などの床)交換など、内装仕上げにかかる費用

木工事費

壁やカウンター、窓枠の塗装などにかかる費用

左官・タイル工事費

床下地調整、タイル貼り、モルタル流し込みなどの費用

サッシ工事費

インナーサッシやサッシ調整、網戸交換などの費用

雑工事費

カーテンレールなどの細かいパーツ取付、クリーニングなどの費用

電気工事費

照明器具の取付、コンセントやスイッチの移設・増加などの費用

設備工事費

キッチン、ユニットバス、洗面台、トイレなどの水回り製品の取付費用

空調・換気扇工事費

エアコン、換気扇、キッチンのレンジフードなどの取付費用

大工造作・建具工事費

フローリング張替、壁を立てる工事、ドア枠などを設置する費用

ガス工事費

ガス接続に関する費用

資材費

キッチン・ユニットバス・トイレ・フローリングなどの資材費用

その他費用

リノベ会社によって、設計費や諸経費など、記載内容が異なる

見積書の「見るべきポイント」

見積書をもらった際に確認すべきポイントとして、「不明瞭な費用や注意したい表現」が記載されていないかをチェックする必要があります。

また、見積もり段階では想定されていなかった「追加費用が発生しやすいケース」についても事前に把握しておくことで、想定よりも費用がかかってしまう場合でも心の準備をしておけるでしょう。

それでは、以下で詳しく解説していきます。

不明瞭な費用や注意したい表現例

見積書を確認する際には、「一式」や「諸経費」などのあいまいな表現に注意が必要です。

こうした表記は内容が明確にされていないことが多く、費用の根拠が分かりづらいため、後々トラブルになる可能性があるからです。

例えば「キッチン交換 一式」や「内装工事 一式」といった書き方は、どのような材料を使い、どんな作業が含まれているかが見えにくくなるため、業者への詳細な内訳の確認を行いましょう。

また、「諸経費」という項目も、内容が曖昧なまま高額になっているケースもあります。

通常は「8~15%」が一般的な範囲とされているので、見積書の総額に対して何%を占めているのかを確認しておきましょう。

見積書は工事の信頼性を測る手がかりにもなるため、不明点があれば納得いくまでを質問することが大切です。

追加費用が発生しやすいケース

見積書に記載された金額が最終的な支払額にならない場合があるため、工事が進む中で発生する追加費用にも備えておくことが大切です。

追加費用が発生しやすい例としては、解体後に構造部分の劣化やシロアリ被害などが見つかった場合が挙げられます。

さらに、工事中に施主側の希望で仕様変更を加えることでも費用は増加するため、注意が必要です。

工事内容が固まる前に着工するのは避けるようにして、内容と費用のすり合わせを十分に行ったうえで契約をして着工に臨みましょう。

実際の見積もり項目を紹介

見積書
見積書

実際に「1000万円」で自宅をフルリノベーションした際の見積書の項目を、以下にご紹介します。

名称

金額(円)

建築主体工事

6,759,098

電気設備工事

1,067,443

給排水衛生設備工事

424,550

ガス設備工事

323,250

設計・コーディネート料

1,114,664

現場管理費

857,434

諸経費

428,717

合計

10,970,000 円

また、上記の見積もり以外にも「近隣、諸官庁、マンション管理等の指導による追加・変更は別途となる」ことや、「解体前に予測できない事項で追加・変更が発生した場合は別途」となる旨も記載されています。

実際のリノベーション工事には850万円ほどであり、リノベーションの設計や現場の管理費用などの周辺費用で240万円という見積もりになりました。

今回の見積もりでは「一式」として費用がまとめられているため、「一式」の内訳の確認を忘れないようにしましょう。

「一式」と記載された内訳の確認については、次の章で詳しく解説します。

見積もりを依頼する際に確認したい5つの注意点

見積もりを依頼する際に確認したい5つの注意点

リノベーションの見積もりを依頼する際には、以下の5つに注意してください。

  • 見積書の有効期限を確認する
  • 「一式」の内訳を確認する
  • 保証やアフターサービスの内容を確認する
  • 使用する材料や工事内容を確認する
  • 担当者との相性を確認する

費用に関するトラブルを防ぐためにも、それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。

見積書の有効期限を確認する

見積書には有効期限があり、過ぎてしまうと当初の見積もりから費用が変わってしまいます

そのため、見積もりの価格で施工してくれるのはいつまでか、事前に確認しておくのが大切です。

また、使用している材料や設備の費用などは、社会情勢により変動する可能性があることを念頭に置いておきましょう。

キャンペーンの適用によっても、見積もりの価格は変動します。見積もり時にキャンペーン価格が含まれている場合は、申込期限がないかを忘れずに確認してください。

「一式」の内訳を確認する

リノベーションの見積書には、「一式」と工事内容がまとめて記載されているケースがあります。

適正価格でリノベーションを実施するためにも、「一式」の内訳は必ず確認してください。

「一式」と記載されている際は、追加オプションや高級な素材、設備などが含まれている場合があるため、注意が必要です。

リノベーションは決めることが多く、つい細かな確認を怠りがちです。しかし、決して安い買い物ではないため、見積もり金額は細かくチェックしましょう。

保証やアフターサービスの内容を確認する

見積もりを依頼する際には、費用の比較はもちろん、アフターサービスや保証の内容まで確認する必要があります。

保証やアフターサービスの内容を確認すると、リノベーション後のトラブルに備えられます。

しかし、見積書に記載されていない場合は、担当者への確認が必要です。

アフターサービスや保証が充実している会社を選ぶと、長期的な安心につながるため、リノベ会社を選ぶ段階で確認しておくことをおすすめします。

使用する材料や工事内容を確認する

見積もりを確認する際、リノベーションに使用する材料や工事内容の把握も大切です。

内装材や下地材など大まかに記載されていると、どのような素材を使用するのかわからず、トラブルに発展する可能性があります。

見積もりの内訳にメーカーやグレード品番などの情報が記載されていなければ、見積もりの金額が妥当なのかどうか、判断することが難しくなります。

理想のリノベーションを実現するためには、デザインやプラン、工事内容や材料などを詳しく確認するようにしましょう。

担当者との相性を確認する

リノベーションは担当者とイメージを共有することが多いため、円滑なコミュニケーションをとれるかが大切です。

リノベーションは決して安い買い物ではありません。加えて長い時間を過ごす大切な住まいに関わることなので、後悔しないよう信頼できる担当者を選ぶ必要があります。

なるべく対面でやり取りできる担当者が望ましいですが、難しい場合はオンラインでの対応も可能か確認しておくべきです。

リノベーションを成功させるためにも、担当者と意思疎通が円滑に行えるか、打ち合わせスケジュールのタイミングが合うかを見極めていくようにしましょう。

リノベーション費用の相場観を把握しよう

リノベーションの費用相場を、以下の内容で紹介します。

  • マンション・戸建て別のリノベーション費用目安
  • 部位別のリノベーション費用相場
  • フルリノべと部分リノベの費用差

さまざまなパターン別に費用の相場を網羅しているので、リノベーションを実施する際の参考にしてみてください。

マンション・戸建て別のフルリノベーション費用目安

マンションと戸建てでは構造や工事の自由度や必要な作業内容が違うため、それぞれのフルリノベーション費用の相場を知っておくことが重要です。

以下に総額の目安を示します。

物件

企業の目安

マンション

1,000~2,000万円

一戸建て

1,500~3,500万円

マンションのリノベーションは、配管や構造に制限があるため、間取りの変更にも一定の制約があるなど、工事範囲が限定されるため費用は比較的抑えられる傾向があります。

一方で戸建てのリノベーションは、構造そのものの補修や外装のメンテナンスが必要になることも多く、工事の自由度が高い分だけ費用も上がりやすくなります。

部位別のリノベーション費用相場

リノベーションの費用は、工事を行う部位によっても異なります。

主な部分リノベーションの部位ごとの費用目安を、以下に紹介します。

部分リノベーション

費用相場

キッチン交換(壁付け)

70〜200万円

トイレ

15〜40万円

バスルーム(ユニットバス)

50〜150万円

洗面台交換

20〜50万円

リビング拡張・部屋統合

40〜100万円

間仕切り移動・新設

5万~30万円

3LDK→2LDKへの変更

250万~350万円

壁紙・天井クロス張り替え

40万~80万円

フローリング張り替え
(複合フローリング)

30万~60万円

さらには、耐震補強や断熱工事、外壁の改修など、家の構造部分に関わる工事は費用が高くなる傾向にあります。

部分リノベーション

費用相場

耐震工事

25〜200万円

断熱工事

20〜120万円

外壁の塗装

60〜250万円

上記の費用相場を参考にしながら、限られた予算内で優先順位をつけつつ、満足度の高い住まいづくりを実現させましょう。

フルリノべと部分リノベの費用差

フルリノベーションは、家全体の間取りから内装、設備まで一新する大規模な工事となるため、戸建てでは「1,500万円~3,500万円」、マンションでは「1,000万円~2,000万円」の費用が相場となります。

一方、部分リノベーションは、工事内容にはよるものの、リビングや水回りなど一部の空間に限定して工事を行うため「15万円〜200万円」に収まることが多く、予算を抑えたい方にとって現実的な選択肢になります。
もし、状態の良い物件の場合は「部分リノベーション」も視野に入れても良いですが、部分リノベーションこそ、物件や箇所数によって金額が大きく異なります。
なるべく早い段階でリノベ会社に相談するようにしましょう。

費用だけでなく、暮らしのスタイルや将来設計まで見据えたうえで判断すると、後悔のないリノベーションが実現できるでしょう。

リノベーションにおける坪単価の相場は?

リノベーションに使える補助金・助成金

リノベーションを実施する際に利用できる補助金や助成金について、以下の内容で解説します。

  • 国や自治体が提供する主な補助金制度
  • 補助金情報の探し方

行うリノベーションの内容が補助金の対象かどうかや補助金情報の探し方を理解して、申請漏れを未然に防ぎましょう。

国や自治体が提供する主な補助金制度

国や自治体では、住まいの快適性・安全性・環境性能を高めるためのリノベーションを支援するため、さまざまな補助制度を設けています。

制度名

対象工事

補助上限額

先進的窓リノベ2025事業

窓・ドアの断熱改修

最大200万円/戸

子育てグリーン住宅支援事業

省エネ・バリアフリー・子育て対応

最大60万円/戸

例えば、「先進的窓リノベ事業」の場合、インナーサッシや玄関ドアの改修工事により、断熱性能を高めた場合に費用負担が一部助成される制度です。
詳しくは下記サイトをご覧ください。
https://window-renovation2025.env.go.jp/

また、「子育てグリーン住宅支援事業」の場合、家事のしやすい住宅設備等に交換することで、補助金がもらえるという仕組みです。
昨年度から継続的に実施されている事業ですが、年々申請の要件が厳しくなっており、インナーサッシ取付等の断熱関連工事と、住宅設備交換等をセットで行うことで補助金を受けられるという仕組みです。
詳しくは、下記サイトをご覧ください。
https://kosodate-green.mlit.go.jp/

補助金情報の探し方

補助金の情報を見つけるには、まずリノベーション予定地の自治体の公式ホームページを確認しましょう。

「住宅改修」「リフォーム補助」などのキーワードで検索すると、地域独自の制度が見つかる場合があります。

次に、補助金ポータルサイトの活用もおすすめであり、全国の支援制度を横断的に検索できるため、条件に合った補助金を効率よく探せます。

さらに、リノベ会社や不動産業者に相談するのも有効です。

リノベ会社などは最新の制度に詳しく、申請のサポートを行っていることも多いため、はじめての方でも安心して進められるでしょう。

ご自身で細かく検索できる方は、公式サイトやポータルサイトを活用し、自分で検索して情報を見つけるのが苦手な方は、直接リノベ会社などに相談するのもおすすめです。

【金額別】リノベーション事例3選

実際にリノベーションを実施した事例を、金額別に3つご紹介します。

  • 【300万円】曲線が特徴的なこだわり尽くしたリノベーション
  • 【500万円】和モダン・リノベ。職人の技術が光る床の間。
  • 【1,000万円】家事動線もバッチリ◎広々ランドリールームがあるお家

実際のリノベーション事例による費用と仕上がりを確認して、見積もり金額やリノベーション費用を決める参考にしてみてください。

【300万円】曲線が特徴的なこだわり尽くしたリノベーション

曲線が特徴的なこだわり尽くしたフルリノベーション
「フルリノ!事例より」

この住まいの特徴は、空間全体にやさしい印象を与える「アール(曲線)」の使い方です。

キッチンの天板や書斎の壁、パントリーの間口、さらにはインターフォン周りに至るまで、細部に丸みを取り入れることで、無機質な素材にも温かみを加えています。

キッチンには特にこだわっており、来客時にみんなで囲めるJ型のオーダーキッチンを採用し、まるでカフェのような心地よさを演出。

また、壁仕上げにも工夫が詰まっており、漆喰の質感を再現したクロスや、塗り仕上げを用いています。

ディテールへのこだわりが、空間に上質さを与えており、 見た目だけでなく機能性も考え抜かれた住まいです。

この事例を詳しく見る

この事例を担当したのは、empati(エンパッチ)です。事例のようなリノベーションを希望している方は、ぜひお気軽にempatiにご相談ください!

<<cta-original-01 text={empatiに相談する} link={https://furureno.jp/builder/4}>>

【500万円】和モダン・リノベ。職人の技術が光る床の間。

和モダン・リノベ。職人の技術が光る床の間。
「フルリノ!事例より」

和の趣を大切にしながらも、現代的なデザインを取り入れた床の間が、このリノベーションの見どころです。

特に印象的なのが、天井部分から襖へと連なる大きな曲線の「落としがけ」で、空間に入った瞬間に思わず目を引かれるようデザインされています。

壁には伝統的な左官仕上げの「京壁」を採用し、襖も同様に京壁調のクロスで統一しており、素材選びにも細かな配慮が見られます。

また、照明は明るくなりすぎないようダウンライトと間接照明を組み合わせた落ち着きある空間に。

技術を要する曲面仕上げには曲げベニヤ板を使用し、職人の熟練技によって完成した、和とモダンが融合した空間です。

この事例を詳しく見る

この事例を担当したのは、大槻建設です。事例のようなリノベーションを希望している方は、ぜひお気軽に大槻建設へご相談ください!

<<cta-original-01 text={大槻建設に相談する} link={https://furureno.jp/builder/10}>>

【1,000万円】家事動線もバッチリ◎広々ランドリールームがあるお家

家事動線もバッチリ◎広々ランドリールームがあるお家
「フルリノ!事例より」

家事のしやすさを重視して、水廻りを一か所にまとめた工夫が光る住まいです。

キッチンのすぐ裏には、自然光が差し込む明るいランドリールームを配置しており、洗面台やバスルームも近接させることで、家事にかかる移動を最小限に抑えています。

特にランドリールームは、洗濯・干す・たたむといった動作を一箇所で完結できるレイアウトで、時間と手間を削減できるうえ、天候に左右されないのも嬉しいポイントです。

洗面台にはこだわりのグレータイルを使用し、機能性とデザイン性の両立を実現しました。

さらに、WICやパントリーも備え、収納面でも満足度の高い空間に仕上がっています。

この事例を詳しく見る

この事例を担当したのは、an cube(アン キューブ)です。事例のような一戸建てのリノベーションを希望している方は、ぜひお気軽にan cubeへご相談ください!

<<cta-original-01 text={an cubeに相談する} link={https://furureno.jp/builder/18}>>

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 「フルリノ!」がおすすめするリノベーション会社紹介

「フルリノ!」がおすすめしているリノベーション会社は、以下の通りです。

  • empati
  • リ・ワークショップ
  • 大槻建設

どの会社も実力や実績が豊富でありながら、お客さまに寄り添った適正価格で施工してくれるため、安心して依頼できます。

empati

「一緒につくること」を大切にしたい方に、empatiはぴったりのリノベーション会社です。

empatiが、住まいづくりにおいて最も重視しているのは、お客様との「共感」であり、「どんな暮らしをしたいのか」「どんな家を理想としているのか」を2時間かけて丁寧に聞くところからスタートします。

特に魅力的なのは、理想の空間を実現するために妥協をしない姿勢で、実現が難しそうな要望であっても、経験豊富な代表とデザイナーがじっくり向き合い最善の形を探ってくれます。

また、北欧のライフスタイルに共感を持つ会社らしくデザイン性にもこだわっているため、安心して任せられるでしょう。

共感をベースにした家づくりを楽しみたい方におすすめの会社です。

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リ・ワークショップ

「想いに寄り添うリノベーション」を叶えたい方には、リ・ワークショップがおすすめです。

リ・ワークショップでは、 お客様一人ひとりの声に丁寧に耳を傾け、その先にある暮らしの雰囲気まで汲み取ることを大切にしています。

ヒアリングは営業とコーディネーターの2名体制で行い、複写式のメモで情報をしっかり共有されるため、小さなニュアンスも見逃さずに理想以上の空間を一緒に探ってくれます。

また、間取り変更を含む本格的なリノベーションが得意分野であり、3Dパースで視覚的にプランを確認できるため、完成後のイメージも明確です。

大手にはないパーソナルな提案力と温かい人柄がそろったチームであるため、心から納得できる住まいが実現できるでしょう。

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大槻建設

細部にまでこだわった空間づくりを求める方には、大槻建設が最適です。

大槻建設の強みは、設計から施工まで自社で一貫対応できる点にあります。

特にベテラン職人による高い施工技術は、多くのお客様から「任せて安心」と信頼を集めています。

また、金属加工や複雑な構造の再現など、他社では難しいデザインも高精度で形にできるため、理想の空間を妥協なく実現可能です。

お客様とのイメージ共有にも力を入れており、3D図面や雑誌のスクラップを活用しながら、納得のいくプランを丁寧に作り上げてくれます。

設計力・提案力・現場力、そのすべてを高水準で兼ね備えた大槻建設なら、理想的な仕上がりが期待できるでしょう。

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リノベーションの見積もりに関してよくある質問

リノベーションの見積もりに関してよくある質問

ここでは、リノベーションの見積もりに関してよくある質問を2つ紹介します。

  • リノベーションの相見積もりは何社すべきですか?
  • リフォーム時も相見積もりが必要ですか?

同じ悩みを抱えている方も多いと思いますので、ぜひ参考にしてください。

リノベーションの相見積もりは何社すべきですか?

複数のリノベ会社を比較検討することは大切ですが、2〜3社程度に絞るのが理想的です。

会社数が多すぎると、各社の提案内容や見積もりを比較するのに時間がかかり、最終的な判断が難しくなる可能性があります。

もちろん、費用やデザイン、担当者との相性などをじっくり見極めるためにも、最低でも2社以上には相談することをおすすめします。

リフォーム時も相見積もりが必要ですか?

基本的には、リフォームやリノベーション関係なく、相見積もりは必要です。

相場よりも高い価格で提示してくる会社に出会ってしまう可能性もゼロではないため、複数の会社で相見積もりをすべきです。

相見積もりをする際は、費用だけでなく、アフターフォローや担当者との相性なども確認する必要があります。

相見積もりを実施すると、適正価格で満足度の高いリフォームを実現でき、信頼できる会社を選べる可能性が高まります。

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リノベーションの費用を確認するためには見積もりが必要です。

見積もりを取るときは、以下のポイントを抑えておきましょう。

  • 見積書の有効期限を確認する
  • 「一式」の内訳を確認する
  • 保証やアフターサービスの内容を確認する
  • 使用する材料や工事内容を確認する
  • 担当者との相性を確認する

また、適正価格でリノベーションを実施するためには相見積もりが必要です。

相見積もりは2~3社以上に依頼し、費用だけでなく、設計プランやアフターサービス、担当者の対応なども比較しましょう。

どのリノベ会社に見積もりを依頼すれば良いかわからないという方は、「フルリノ!」で紹介しているリノベ会社がおすすめです。

「フルリノ!」では、実績豊富なリノベ会社の施工事例を多数掲載しているため、理想とする仕上がりが期待できるリノベ会社を吟味できます。

ぜひ「フルリノ!」を活用して、満足できるリノベーションを実現しましょう。

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記事を書いた人
株式会社フルリノ 代表取締役 開原崇友

株式会社フルリノ 代表取締役 開原崇友

建築系ベンチャーにて、組織づくりや新規事業立ち上げに従事。 また、建築会社やスタートアップ企業の事業戦略・人事コンサルタントとして、さまざまな企業の支援にも。 長きに渡る建築業界での経験から、建築プラットフォームを構想。フルリノ!を立ち上げる。

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