「見積もりを依頼する際の注意点が知りたい」
「相見積もりをする際のポイントを知りたい」
「リノベーションの見積もりを依頼する流れが知りたい」
リノベーションは同じ内容でも施工会社により費用が異なる場合があるため、相見積もりを実施しなければいけません。
本記事では、リノベーションの見積もりや相見積もりを依頼する際の注意点や見積もりを取る流れなどを詳しく解説しています。
「今すぐ見積もりを依頼したい」と思っている方は、「フルリノ!」がおすすめです。
ちなみに、「経験豊富で実績のある業者に依頼したい」と思っている方は、「フルリノ!」がおすすめです。
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ぜひ「フルリノ!」を活用して、理想のリノベーションを見つけてみてください。
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リノベーションの見積もりには2種類に分かれる

見積もりは主に以下の2種類が存在し、それぞれ役割や特徴が異なります。
- 概算見積もり
- 最終見積もり
それぞれの特徴について詳しく確認していきましょう。
概算見積もり
「概算見積もり」とは、お客様の要望やイメージを聞き、導き出されたおおよその費用です。
口頭で「およそ1,000万円です」と伝えられる場合もあれば、物件を確認して設計プランと概算見積書が提出される場合もあります。
リノベーションを検討する初期段階で予算を把握できるため、今後の計画を立てやすいのがメリットです。
概算見積もりは、リノベーションを進めるかどうかの判断材料として活用できます。
ただし、あくまで概算のため、最終的な費用とは差が生じやすく注意が必要です。
最終見積もり
「最終見積もり」とは、最終的に施工業者へ実際支払う金額です。
工事内容が細かく決まった段階で、工事費用や材料費、人件費などの金額を考慮して算出されます。
最終見積もりは、工事請負契約やスケジュールの決定に必要です。
最終見積もりが出た後でも、材料の変更やプラン変更などの調整は可能ですが、大幅に変更すると、見積もり金額が大きく変わってしまうため注意しましょう。
相見積もりのポイントや失礼にならないためのマナー
リノベーション費用が適切なのか見極めるためにも、相見積もりをする際には以下の6つに注意が必要です。
- 見積もりの条件を変更しない
- 相見積もりは3社以上実施する
- 費用だけで比較しない
- 他社に相見積の内容を見せて値引き交渉しない
- 相見積もりによって割高になるリスクに注意する
- 依頼しない会社には断りの電話を入れる
それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。
見積もりの条件を変更しない
複数の会社から相見積もりを取る際、条件を統一していなければ費用を正しく比較できません。
相見積もりを取る際は、理想とするリノベーションのイメージや工事箇所、使用したい設備や予算などの条件をそろえて伝えるべきです。
リノベーション費用を正確に比較するためにも、見積もりの条件を統一しましょう。
相見積もりは3社以上実施する
複数の会社から相見積もりをする場合、最低でも3社に依頼するべきです。
2社からの見積もりでは、どちらが正確なのか、過度なプランとなっているのか判断できません。
そのため、3社以上の相見積もりを実施すると、適正価格でリノベーションを実施する会社を選べます。
ただし、見積もりを取る会社数が多すぎると、打ち合わせに時間がかかるだけでなく、依頼内容のバラつきや混乱を招いてしまいます。
「見積もりを何社分取るべきか悩む」という方は、まずは3社を目安に見積もりを取ってみるといいでしょう。
費用だけで比較しない
相見積もりを取る場合は費用だけでなく、設計プランやアフターサービス、担当者の対応なども考慮すべきです。
費用が1番安いからという理由だけで選んでしまうと、不満が生じたり後悔したりする可能性があります。
満足度の高いリノベーションを実現するためにも、費用以外の要素も総合的に判断しましょう。
他社に相見積の内容を見せて値引き交渉しない
他社の見積書を使って値引きを要求するのは避けるべきです。
なぜなら、見積書には企業ごとのノウハウや独自の設計思想が詰まっており、それを他社に開示することはマナー違反とされているからです。
「この会社はここまで安くできるそうなので、それに合わせてほしい」などの交渉は、業者との信頼関係を損なう原因にもなります。
真剣に対応してくれた業者ほど、そのような態度に落胆してしまい、以後の対応が雑になることも考えられます。
見積もりを比較する際は、自分の中で条件や内容を整理した上で、総合的に判断しましょう。
相見積もりによって割高になるリスクに注意する
相見積もりは比較のために有効ですが、業者によっては逆に費用が割高になることもあります。
その理由は、契約に至らないリスクを見越して、人件費や手間をあらかじめ見積もりに上乗せするケースがあるためです。
例えば、何十社にも見積もりを依頼していることが業者に伝わると、「この案件は契約まで進まないかもしれない」と判断され、通常よりも高めの見積もりを提示されることがあります。
相見積もりを依頼する際は3~4社程度に絞り、丁寧に対応してもらえるよう心がけましょう。
依頼しない会社には断りの電話を入れる
契約する会社が決まった際、相見積もりをした他社には断りの連絡を入れる必要があります。
断りの連絡がなければ、会社側はまだ検討中と思っているため、再度連絡が来る可能性があります。
電話やメールで、お礼とともに他社を選んだ旨を簡単に伝えましょう。
断りの連絡を入れると、相手への配慮を示せるだけでなく、次のプロジェクトに向けて良好な関係を築けます。
見積もり依頼前に準備すべきこと
リノベーションの見積もりを依頼する前に、以下の2つを準備しておきましょう。
- 要望の整理と優先順位の付け方
- 見積もり依頼時に伝えるべき情報
上記を準備しておくことで、リノベーション会社に自分の要望をもれなく伝えられます。
要望の整理と優先順位の付け方
リノベーションの見積もりを依頼する前に、自分たちの希望や目的を明確にすることが重要です。
リノベーションの要望が漠然としたままでは、業者が最適なプランを提示できず、見積もりの精度も下がってしまうからです。
まずは「どこを」「どう変えたいのか」を具体的に書き出してみると良いでしょう。
たとえば「キッチンを広くしたい」「子ども部屋を2つに分けたい」など、思いつくままにリストアップします。
次に、その中から「絶対に実現したいこと」「できれば叶えたいこと」「予算に余裕があればやりたいこと」といった具合に、優先順位をつけていきます。
そうすれば、業者にもリノベーションの希望が伝わりやすくなるため、プランや予算の調整がスムーズに出来るでしょう。
あらかじめ要望や優先順位を整理しておき、後悔のないリノベーションを目指してください。
見積もり依頼時に伝えるべき情報
見積もりを依頼する際には、具体的な情報を伝えることでより正確で現実的な見積もりを受け取れます。
たとえば、基本情報として以下の内容を伝えましょう。
- 建物の構造
- 築年数
- 過去のリフォーム歴
また、リノベーションしたい箇所の現状や写真、使用目的、希望する仕上がりのイメージなども添えると、より具体的な見積もりを作成してくれます。
さらに、「なぜリフォームしたいのか」といった背景を共有することも有効で、たとえば「高齢の親と同居するため」「在宅勤務を快適にしたい」など、目的が明確であればあるほど、リノベーション業者の提案も的確になります。
納得できる見積もりを得るためにも、リノベーション業者へ正確な情報提供を行いましょう。
見積もりを取る流れとは?7つのステップを解説

リノベーションする際の見積もりを取るときは、以下の7ステップで行います。
- リノベーション内容や要望をリストアップする
- リノベーションの予算を決める
- リノベーション会社をピックアップする
- 見積もりを依頼する
- 現地調査を依頼する
- 依頼する会社を決める
- 最終見積もりをする
それぞれのステップについて詳しく見ていきましょう。
適正価格でリノベーションを実施するためにも、上記の流れを確認してください。
1.リノベーション内容や要望をリストアップする
まずは、自分たちが理想とするリノベーション内容や要望をリストアップします。
一般的に必要な項目は、以下の通りです。
- 平米数
- 間取り
- 壁や床の素材
- 必要な機能
- デザイン
現在住んでいる環境に不満を抱えている場合は、改善点を出したうえでプランに反映させましょう。
リノベーション内容や要望をリストアップしておくと、自分たちの理想を明確にでき、施工会社に依頼する際もスムーズに伝えられます。
2.リノベーションの予算を決める
リノベーション費用は工事の場所や内容、設備などにより異なるため、住宅ローンの返済額や家計の状況などを考慮し、予算を決めるべきです。
また、以下のように想定外の出費にも対応できるように、予算は余裕をもっておく必要があります。
- 家具の購入費用
- 追加工事費用
- 手数料
- 税金
どこまで理想通りのリノベーションができるのか把握するためにも、予算は必ず決めておきましょう。
3.リノベーション会社をピックアップする
リノベーション会社を決める際は、複数ピックアップし、相見積もりを取るのがおすすめです。
ホームページを確認すると、施工会社の実績や評判、得意分野などがわかります。
また、より具体的なイメージをつかむために、実際に店舗に足を運ぶのもよいでしょう。
自分にあった信頼できる会社を選ぶためにも、1社のみで判断しないことが大切です。
4.見積もりを依頼する
リノベーションは、業者によって提案内容が異なるため、複数の会社に見積もりを依頼する必要があります。
費用に加えて、理想的なプランを提案してくれるか、要望をしっかりくみ取ってくれるかも注目すべきポイントです。
見積もりする際は、インターネットから依頼ができるケースや、個別相談によるヒアリングなどさまざまな方法があります。
見積もりを依頼すると、リノベーションの費用感をつかめるため、複数の会社に依頼すれば適正価格の把握にも役立ちます。
5.現地調査を依頼する
より正確な見積もりを出してもらうためには、実際の物件を見てもらい、以下の内容を含む現地調査を業者に依頼すべきです。
- 周辺環境
- 構造の制約
- 間取り
- 劣化状況
間取りによる工事の制限や劣化部分がある場合は、詳細な費用を算出するためにも調査が必要です。特にマンションは、管理組合によって定められた規約も把握しておかねばなりません。
リノベーションを進めるうえでの課題や注意点を知り、より正確な見積もりを算出するためにも、現地調査は必ず依頼しましょう。
6.依頼する会社を決める
複数の会社で相見積もりをした結果を参考に、以下を検討し実際に依頼する会社を決めます。
- 費用
- コミュニケーションの取りやすさ
- 理想をかなえるためのプランを提案してくれるか
- 担当者との相性
安心してリノベーションを任せるために、信頼できる会社を選びましょう。
7.最終見積もりをする
最終見積もりをすると、リノベーション費用が確定します。
打ち合わせを進める中で、最終見積もりが概算見積もりを超えてしまうケースは珍しくありません。
理想を詰め込みすぎて大幅に予算をオーバーした場合、プラン自体も大きく変わってしまう可能性があるため注意が必要です。
リノベーションの見積書に書かれている内容
リノベーションの見積書には、工事に必要な費用の詳細が明記されています。
主な内訳は、以下の通りです。
- 材料費
- 施工費
- 解体費用
- 仮設工事費
- 廃材処分費
- 諸経費
例えば、床のリフォームであれば、フローリング材の単価や施工面積、工事にかかる人件費が細かく記載されているのが一般的です。
さらに、ユニットバスの交換など設備工事が含まれる場合は、機器の型番や設置費用まで記載されます。
ただし、見積書に「一式」とだけ書かれている項目がある場合は、詳細を必ず確認しましょう。
見積書の「見るべきポイント」
見積書をもらった際に確認すべきポイントとして、「不明瞭な費用や注意したい表現」が記載されていないかをチェックする必要があります。
また、見積もり段階では想定されていなかった「追加費用が発生しやすいケース」についても事前に把握しておくことで、想定よりも費用がかかってしまう場合でも心の準備をしておけるでしょう。
それでは、以下で詳しく解説していきます。
不明瞭な費用や注意したい表現例
見積書を確認する際には、「一式」や「諸経費」などのあいまいな表現に注意が必要です。
こうした表記は内容が明確にされていないことが多く、費用の根拠が分かりづらいため、後々トラブルになる可能性があるからです。
例えば「キッチン交換 一式」や「内装工事 一式」といった書き方は、どのような材料を使い、どんな作業が含まれているかが見えにくくなるため、業者への詳細な内訳の確認を行いましょう。
また、「諸経費」という項目も、内容が曖昧なまま高額になっているケースもあります。
通常は「8~15%」が一般的な範囲とされているので、見積書の総額に対して何%を占めているのかを確認しておきましょう。
見積書は工事の信頼性を測る手がかりにもなるため、不明点があれば納得いくまでを質問することが大切です。
追加費用が発生しやすいケース
見積書に記載された金額が最終的な支払額にならない場合があるため、工事が進む中で発生する追加費用にも備えておくことが大切です。
追加費用が発生しやすい例としては、解体後に構造部分の劣化やシロアリ被害などが見つかった場合が挙げられます。
さらに、工事中に施主側の希望で仕様変更を加えることでも費用は増加するため、注意が必要です。
工事内容が固まる前に着工するのは避けるようにして、内容と費用のすり合わせを十分に行ったうえで契約をして着工に臨みましょう。
実際の見積もり項目を紹介

実際に「1000万円」で自宅をフルリノベーションした際の見積書の項目を、以下にご紹介します。
名称 | 金額(円) |
建築主体工事 | 6,759,098 |
電気設備工事 | 1,067,443 |
給排水衛生設備工事 | 424,550 |
ガス設備工事 | 323,250 |
設計・コーディネート料 | 1,114,664 |
現場管理費 | 857,434 |
諸経費 | 428,717 |
合計 | 10,970,000 円 |
また、上記の見積もり以外にも「近隣、諸官庁、マンション管理等の指導による追加・変更は別途となる」ことや、「解体前に予測できない事項で追加・変更が発生した場合は別途」となる旨も記載されています。
実際のリノベーション工事には850万円ほどであり、リノベーションの設計や現場の管理費用などの周辺費用で240万円という見積もりになりました。
今回の見積もりでは「一式」として費用がまとめられているため、「一式」の内訳の確認を忘れないようにしましょう。
「一式」と記載された内訳の確認については、次の章で詳しく解説します。
見積もりを依頼する際に確認したい5つの注意点

リノベーションの見積もりを依頼する際には、以下の5つに注意してください。
- 見積書の有効期限を確認する
- 「一式」の内訳を確認する
- 保証やアフターサービスの内容を確認する
- 使用する材料や工事内容を確認する
- 担当者との相性を確認する
費用に関するトラブルを防ぐためにも、それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。
見積書の有効期限を確認する
見積書には有効期限があり、過ぎてしまうと当初の見積もりから費用が変わってしまいます。
そのため、見積もりの価格で施工してくれるのはいつまでか、事前に確認しておくのが大切です。
また、使用している材料や設備の費用などは、社会情勢により変動する可能性があることを念頭に置いておきましょう。
キャンペーンの適用によっても、見積もりの価格は変動します。見積もり時にキャンペーン価格が含まれている場合は、申込期限がないかを忘れずに確認してください。
「一式」の内訳を確認する
リノベーションの見積書には、「一式」と工事内容がまとめて記載されているケースがあります。
適正価格でリノベーションを実施するためにも、「一式」の内訳は必ず確認してください。
「一式」と記載されている際は、追加オプションや高級な素材、設備などが含まれている場合があるため、注意が必要です。
リノベーションは決めることが多く、つい細かな確認を怠りがちです。しかし、決して安い買い物ではないため、見積もり金額は細かくチェックしましょう。
保証やアフターサービスの内容を確認する
見積もりを依頼する際には、費用の比較はもちろん、アフターサービスや保証の内容まで確認する必要があります。
保証やアフターサービスの内容を確認すると、リノベーション後のトラブルに備えられます。
しかし、見積書に記載されていない場合は、担当者への確認が必要です。
アフターサービスや保証が充実している会社を選ぶと、長期的な安心につながるため、施工会社を選ぶ段階で確認しておくことをおすすめします。
使用する材料や工事内容を確認する
見積もりを確認する際、リノベーションに使用する材料や工事内容の把握も大切です。
内装材や下地材など大まかに記載されていると、どのような素材を使用するのかわからず、トラブルに発展する可能性があります。
見積もりの内訳にメーカーやグレード品番などの情報が記載されていなければ、見積もりの金額が妥当なのか判断できません。
理想のリノベーションを実現するためには、デザインやプラン、工事内容や材料などを詳しく確認してください。
担当者との相性を確認する
リノベーションは担当者とイメージを共有することが多いため、円滑なコミュニケーションをとれるかが大切です。
リノベーションは決して安い買い物ではありません。加えて長い時間を過ごす大切な住まいに関わることなので、後悔しないよう信頼できる担当者を選ぶ必要があります。
なるべく対面でやり取りできる担当者が望ましいですが、難しい場合はオンラインでの対応も可能か確認しておくべきです。
リノベーションを成功させるためにも、担当者と意思疎通が円滑に行えるか、打ち合わせスケジュールのタイミングが合うかを見極めてください。
相見積もりの断り方を紹介
相見積もりで選ばなかった業者には、丁寧に断りの連絡を入れるのがマナーです。
断りの方法としては、電話でもメールでも構いませんが、「見積もり対応への感謝」を伝えることが大切です。
例えば、「このたびは丁寧なご対応をありがとうございました。他社に依頼することとなりましたが、またの機会がありましたらよろしくお願いいたします」などの内容を伝えましょう。
このような配慮をすることで、担当者との信頼関係を損なわずに印象良く終えることができ、次回以降にもまた依頼できる関係性を保つことができます。
見積もりをしてくれた業者へ何の連絡もせずに放置してしまうと、相手に不信感を与えてしまうため、誠実な対応を心がけましょう。
リノベーション費用の相場観を把握しよう
リノベーションの費用相場を、以下の内容で紹介します。
- マンション・戸建て別のリノベーション費用目安
- 部位別のリノベーション費用相場
- フルリノべと部分リノベの費用差
さまざまなパターン別に費用の相場を網羅しているので、リノベーションを実施する際の参考にしてみてください。
マンション・戸建て別のリノベーション費用目安
マンションと戸建てでは構造や工事の自由度や必要な作業内容が違うため、それぞれのリノベーション費用の相場を知っておくことが重要です。
以下に総額の目安を示します。
物件 | 企業の目安 |
マンション | 500〜1,500万円 |
一戸建て | 700〜2,500万円 |
マンションのリノベーションは、配管や構造に制限があるため、間取りの変更にも一定の制約があるなど、工事範囲が限定されるため費用は比較的抑えられる傾向があります。
一方で戸建てのリノベーションは、構造そのものの補修や外装のメンテナンスが必要になることも多く、工事の自由度が高い分だけ費用も上がりやすくなります。
部位別のリノベーション費用相場
リノベーションの費用は、工事を行う部位によっても異なります。
主な部分リノベーションの部位ごとの費用目安を、以下に紹介します。
部分リノベーション | 費用相場 |
台所/キッチン | 50〜150万円 |
トイレ | 15〜50万円 |
風呂・浴室 | 50〜150万円 |
洗面所 | 15〜50万円 |
リビング | 15〜150万円 |
洋室/和室 | 20〜50万円 |
和室から洋室への変更 | 25〜100万円 |
壁付けクローゼット | 10〜48万円/箇所 |
ウォークインクローゼット | 18〜80万円/箇所 |
さらには、耐震補強や断熱工事、外壁の改修など、家の構造部分に関わる工事は費用が高くなる傾向にあります。
部分リノベーション | 費用相場 |
耐震工事 | 25〜200万円 |
断熱工事 | 20〜120万円 |
外壁の塗装 | 50〜180万円 |
上記の費用相場を参考にしながら、限られた予算内で優先順位をつけつつ、満足度の高い住まいづくりを実現させましょう。
フルリノべと部分リノベの費用差
フルリノベーションは、家全体の間取りから内装、設備まで一新する大規模な工事となるため、戸建てでは「700万円~2,500万円」、マンションでは「500万円~1,500万円」の費用が相場となります。
一方、部分リノベーションは、リビングや水回りなど一部の空間に限定して工事を行うため「15万円〜200万円」に収まることが多く、予算を抑えたい方にとって現実的な選択肢になります。
費用だけでなく、暮らしのスタイルや将来設計まで見据えたうえで判断すると、後悔のないリノベーションが実現できるでしょう。
リノベーションに使える補助金・助成金
リノベーションを実施する際に利用できる補助金や助成金について、以下の内容で解説します。
- 国や自治体が提供する主な補助金制度
- 補助金情報の探し方
行うリノベーションの内容が補助金の対象かどうかや補助金情報の探し方を理解して、申請漏れを未然に防ぎましょう。
国や自治体が提供する主な補助金制度
国や自治体では、住まいの快適性・安全性・環境性能を高めるためのリノベーションを支援するため、さまざまな補助制度を設けています。
国が実施している補助金制度を、以下に2つ紹介します。
補助金制度 | 概要 |
長期優良住宅化リフォーム推進事業 | 耐震性や断熱性能の向上など、長く安心して住める住宅への改修を対象に、最大210万円の補助が受けられる |
子育てエコホーム支援事業 | 子育て世帯や若者夫婦世帯を対象に、エネルギー効率の高い住宅設備への更新など、環境配慮型のリノベーションに対して最大60万円の補助金を提供する制度 |
(参考:国土交通省「長期優良住宅化リフォーム推進事業」「子育てエコホーム支援事業」)
さらに、各自治体でも独自の補助制度を用意している場合があるため、お住まいの自治体に利用できる補助金がないか確認することをおすすめします。
また、補助金の多くは事前申請が必要だったり、利用条件が設けられていたりするため、補助金制度の利用を考えている場合は早めに制度内容を確認して必要な書類の準備を始めましょう。
補助金情報の探し方
補助金の情報を見つけるには、まずリノベーション予定地の自治体の公式ホームページを確認しましょう。
「住宅改修」「リフォーム補助」などのキーワードで検索すると、地域独自の制度が見つかる場合があります。
次に、補助金ポータルサイトの活用もおすすめであり、全国の支援制度を横断的に検索できるため、条件に合った補助金を効率よく探せます。
さらに、リノベーション会社や不動産業者に相談するのも有効です。
これらの業者は最新の制度に詳しく、申請のサポートを行っていることも多いため、はじめての方でも安心して進められるでしょう。
ご自身で細かく検索できる方は、公式サイトやポータルサイトを活用し、自分で検索して情報を見つけるのが苦手な方は、直接リノベーション会社などに相談するのもおすすめです。
【金額別】リノベーション事例3選
実際にリノベーションを実施した事例を、金額別に3つご紹介します。
- 【300万円】曲線が特徴的なこだわり尽くしたフルリノベーション
- 【500万円】和モダン・リノベ。職人の技術が光る床の間。
- 【1,000万円】家事動線もバッチリ◎広々ランドリールームがあるお家
実際のリノベーション事例による費用と仕上がりを確認して、見積もり金額やリノベーション費用を決める参考にしてみてください。
【300万円】曲線が特徴的なこだわり尽くしたフルリノベーション

この住まいの特徴は、空間全体にやさしい印象を与える「アール(曲線)」の使い方です。
キッチンの天板や書斎の壁、パントリーの間口、さらにはインターフォン周りに至るまで、細部に丸みを取り入れることで、無機質な素材にも温かみを加えています。
キッチンには特にこだわっており、来客時にみんなで囲めるJ型のオーダーキッチンを採用し、まるでカフェのような心地よさを演出。
また、壁仕上げにも工夫が詰まっており、漆喰の質感を再現したクロスや、塗り仕上げを用いています。
ディテールへのこだわりが、空間に上質さを与えており、 見た目だけでなく機能性も考え抜かれた住まいです。
この事例を担当したのは、empati(エンパッチ)です。事例のようなリノベーションを希望している方は、ぜひお気軽にempatiにご相談ください!
<<cta-original-01 text={empatiに相談する} link={https://furureno.jp/builder/4}>>
【500万円】和モダン・リノベ。職人の技術が光る床の間。

和の趣を大切にしながらも、現代的なデザインを取り入れた床の間が、このリノベーションの見どころです。
特に印象的なのが、天井部分から襖へと連なる大きな曲線の「落としがけ」で、空間に入った瞬間に思わず目を引かれるようデザインされています。
壁には伝統的な左官仕上げの「京壁」を採用し、襖も同様に京壁調のクロスで統一しており、素材選びにも細かな配慮が見られます。
また、照明は明るくなりすぎないようダウンライトと間接照明を組み合わせた落ち着きある空間に。
技術を要する曲面仕上げには曲げベニヤ板を使用し、職人の熟練技によって完成した、和とモダンが融合した空間です。
この事例を担当したのは、大槻建設です。事例のようなリノベーションを希望している方は、ぜひお気軽に大槻建設へご相談ください!
<<cta-original-01 text={大槻建設に相談する} link={https://furureno.jp/builder/10}>>
【1,000万円】家事動線もバッチリ◎広々ランドリールームがあるお家

家事のしやすさを重視して、水廻りを一か所にまとめた工夫が光る住まいです。
キッチンのすぐ裏には、自然光が差し込む明るいランドリールームを配置しており、洗面台やバスルームも近接させることで、家事にかかる移動を最小限に抑えています。
特にランドリールームは、洗濯・干す・たたむといった動作を一箇所で完結できるレイアウトで、時間と手間を削減できるうえ、天候に左右されないのも嬉しいポイントです。
洗面台にはこだわりのグレータイルを使用し、機能性とデザイン性の両立を実現しました。
さらに、WICやパントリーも備え、収納面でも満足度の高い空間に仕上がっています。
この事例を担当したのは、an cube(アン キューブ)です。事例のような一戸建てのリノベーションを希望している方は、ぜひお気軽にan cubeへご相談ください!
<<cta-original-01 text={an cubeに相談する} link={https://furureno.jp/builder/18}>>
「フルリノ!」がおすすめするリノベーション会社紹介
「フルリノ!」がおすすめしているリノベーション会社は、以下の通りです。
- empati
- リ・ワークショップ
- 大槻建設
どの会社も実力や実績が豊富でありながら、お客さまに寄り添った適正価格で施工してくれるため、安心して依頼できます。
empati
「一緒につくること」を大切にしたい方に、empatiはぴったりのリノベーション会社です。
empatiが、住まいづくりにおいて最も重視しているのは、お客様との「共感」であり、「どんな暮らしをしたいのか」「どんな家を理想としているのか」を2時間かけて丁寧に聞くところからスタートします。
特に魅力的なのは、理想の空間を実現するために妥協をしない姿勢で、実現が難しそうな要望であっても、経験豊富な代表とデザイナーがじっくり向き合い最善の形を探ってくれます。
また、北欧のライフスタイルに共感を持つ会社らしくデザイン性にもこだわっているため、安心して任せられるでしょう。
共感をベースにした家づくりを楽しみたい方におすすめの会社です。
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リ・ワークショップ
「想いに寄り添うリノベーション」を叶えたい方には、リ・ワークショップがおすすめです。
リ・ワークショップでは、 お客様一人ひとりの声に丁寧に耳を傾け、その先にある暮らしの雰囲気まで汲み取ることを大切にしています。
ヒアリングは営業とコーディネーターの2名体制で行い、複写式のメモで情報をしっかり共有されるため、小さなニュアンスも見逃さずに理想以上の空間を一緒に探ってくれます。
また、間取り変更を含む本格的なリノベーションが得意分野であり、3Dパースで視覚的にプランを確認できるため、完成後のイメージも明確です。
大手にはないパーソナルな提案力と温かい人柄がそろったチームであるため、心から納得できる住まいが実現できるでしょう。
<<cta-original-01 text={リ・ワークショップに相談する} link={https://furureno.jp/builder/5}>>
大槻建設
細部にまでこだわった空間づくりを求める方には、大槻建設が最適です。
大槻建設の強みは、設計から施工まで自社で一貫対応できる点にあります。
特にベテラン職人による高い施工技術は、多くのお客様から「任せて安心」と信頼を集めています。
また、金属加工や複雑な構造の再現など、他社では難しいデザインも高精度で形にできるため、理想の空間を妥協なく実現可能です。
お客様とのイメージ共有にも力を入れており、3D図面や雑誌のスクラップを活用しながら、納得のいくプランを丁寧に作り上げてくれます。
設計力・提案力・現場力、そのすべてを高水準で兼ね備えた大槻建設なら、理想的な仕上がりが期待できるでしょう。
<<cta-original-01 text={大槻建設に相談する} link={https://furureno.jp/builder/10}>>
リノベーションの見積もりに関してよくある質問

ここでは、リノベーションの見積もりに関してよくある質問を3つ紹介します。
- リノベーションの相見積もりは何社すべきですか?
- リフォーム時も相見積もりが必要ですか?
- リフォーム時も相見積もりが必要ですか?
同じ悩みを抱えている方も多いと思いますので、ぜひ参考にしてください。
リノベーションの相見積もりは何社すべきですか?
リノベーションの相見積もりを取る際、理想は4〜5社、最低でも3社は実施すべきです。
2社だけで比較すると、どちらが適正価格なのかを判断できません。
逆に多すぎてしまうと、情報の整理に時間がかかり、打ち合わせの時間も取られてしまいます。
適正価格でリノベーションを実現するためにも、3〜5社で相見積もりを取りましょう。
リフォーム時も相見積もりが必要ですか?
基本的には、リフォームやリノベーション関係なく、相見積もりは必要です。
相場よりも高い価格で提示してくる会社に出会ってしまう可能性もゼロではないため、複数の会社で相見積もりをすべきです。
相見積もりをする際は、費用だけでなく、アフターフォローや担当者との相性なども確認する必要があります。
相見積もりを実施すると、適正価格で満足度の高いリフォームを実現でき、信頼できる会社を選べる可能性が高まります。
リノベーション会社をお探しの方は「フルリノ!」にお任せ

リノベーションの費用を確認するためには見積もりが必要です。
見積もりを取るときは、以下のポイントを抑えておきましょう。
- 見積書の有効期限を確認する
- 「一式」の内訳を確認する
- 保証やアフターサービスの内容を確認する
- 使用する材料や工事内容を確認する
- 担当者との相性を確認する
また、適正価格でリノベーションを実施するためには相見積もりが必要です。
相見積もりは3社以上に依頼し、費用だけでなく、設計プランやアフターサービス、担当者の対応なども比較しましょう。
どのリノベーション会社に見積もりを依頼すれば良いかわからないという方は、「フルリノ!」で紹介している業者がおすすめです。
「フルリノ!」では、実績豊富なリノベーション会社の施工事例を多数掲載しているため、理想とする仕上がりが期待できる業者を吟味できます。
ぜひ「フルリノ!」を活用して、満足できるリノベーションを実現しましょう。
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