「理想の住まいに、大きな窓のある開放的な空間が欲しい…」
そう考えているなら、掃き出し窓は重要な要素です。しかし、いざリノベーションとなると
「そもそも掃き出し窓って何?」
「断熱性や防犯性は?メリットばかりじゃないのでは?」
そんな疑問や不安が浮かぶ人も多いでしょう。
この記事では、掃き出し窓の基本知識から、気になるデメリットへの対策、そして理想の空間を作るためのリフォーム方法まで、専門家が徹底解説します。
専門家の知識を味方につけて、あなたの理想をカタチにしましょう。
リノベーション・リフォームで後悔しないためには、事前に情報を集めることが大切です。
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この記事でわかること
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掃き出し窓とは?引き違い窓との違いまで基本を解説

そもそも掃き出し窓とは、一体どのような窓を指すのでしょうか?
多くの人が「掃き出し窓」と聞いてイメージするのは、リビングにあるような大きな窓かもしれません。
しかし、実は定義や、似たような窓との違いを正しく理解している人は意外と少ないです。本項では、掃き出し窓の基本から、知っておきたい正しい知識を解説します。
掃き出し窓の正しい読み方と本来の意味
掃き出し窓の正しい読み方は「はきだしまど」です。
そのユニークな名前は、昔の日本の暮らしに由来します。
室内をほうきで掃除した際に、窓を開ければゴミや塵を文字通り外へ「掃き出す」ことができた、実用的な窓であったことから名付けられました。
この名前自体が、この窓の最も大きな特徴を示唆しています。
掃き出し窓と引き違い窓・テラス窓の違い
「掃き出し窓」「引き違い窓」「テラス窓」。これら3つの言葉は混同されがちですが、実はそれぞれ注目しているポイントが異なります。
この「注目ポイント」の違いを理解すれば、もう迷うことはありません。
引き違い窓
引き違い窓が注目しているのは、窓の「開け方(構造)」です。引き違い窓は2枚以上の戸を左右にスライドさせて開閉する窓の総称です。
そのため、床まである大きな窓も、腰の高さにある小さな窓も、左右にスライドするタイプであればすべて「引き違い窓」と呼ばれます。
テラス窓
テラス窓が注目しているのは、窓がある「場所・用途」です。その名の通り、テラスやベランダなど屋外へ出入りするために設置される大きな窓を指す、大まかな呼び名です。
厳密な定義はなく、掃き出し窓もテラス窓の一種として含まれることがよくあります。
掃き出し窓
掃き出し窓が注目しているのは、「床からの高さ」です。窓の下枠が床面にぴったり接している、人がまたがずに出入りできる窓だけが「掃き出し窓」と呼ばれます。
掃き出し窓の一般的なサイズと規格一覧
掃き出し窓には、ある程度の一般的なサイズと規格があります。幅は1650mm(約1間)や2560mm(約1.5間)が主流で、高さは2000mm前後が一般的です。
サイズはJIS規格などで定められており、多くのメーカーが採用しています。
しかし、メーカーや商品によっては異なる場合があるため、リフォームや窓の交換を検討する際は、既存の窓枠のサイズを正確に測ることが大切です。
適切なサイズを選ぶことで、費用を抑えたり、工事をスムーズに進めたりすることにつながります。
掃き出し窓のメリット・デメリットを徹底比較

掃き出し窓には、「開放感」「採光」「通風」「動線」の4つの大きなメリットがあり、暮らしを豊かにします。
一方で、「防犯性」「断熱性」「プライバシー」「防音性」などのデメリットも存在するため、設置前に対策を検討しましょう。
本項では、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。
掃き出し窓がもたらす4つのメリット
掃き出し窓は、見た目の美しさだけでなく、日々の暮らしを豊かにする実用的なメリットを数多く備えています。
1. 圧倒的な開放感と空間の広がり
床から天井近くまで広がる大きなガラス面が、部屋に圧倒的な開放感を生み出します。
視線が外へとスムーズに抜けることで空間に広がりと奥行きが生まれ、実際の床面積以上に部屋を広く感じさせる効果があります。
2. 部屋の奥まで届く豊かな自然光(採光)
ガラス面が大きいため、太陽の光を効率的に部屋の奥まで届けることができます。
日中は照明要らずの明るい空間となり、日中の電気代を節約できる経済的なメリットにも繋がります。
3. 家全体を通り抜ける心地よい風(通風)
窓を大きく開け放つことで、家全体を風が通り抜ける爽快な「風の通り道」が生まれます。
湿気や匂いがこもるのを防ぎ、特に季節の良い時期には、エアコンに頼らず自然の力で快適な室内環境を保てます。
4. 庭やベランダとの一体感を生む、スムーズな動線
リビングと庭、ベランダ、ウッドデッキを一つに繋ぎ、内外の出入りをスムーズにします。段差が少ないため、小さなお子様から高齢の方まで誰もが安全。
ガーデニングやBBQなど、暮らしの楽しみを広げる「もう一つのリビング」への扉となります。
後悔する前に知っておきたい4つのデメリット
掃き出し窓のデメリットを事前に把握し、次の章で解説する対策を講じることが、後悔のない窓選びのポイントです。
1. 防犯性:空き巣の侵入経路になりやすい
ガラス面積が大きい掃き出し窓は、空き巣に狙われやすい侵入口です。
事実、警察庁の統計(令和4年)によると、一戸建て住宅への侵入窃盗で最も多い侵入口は「窓」で、その割合は実に53.5%にものぼります。適切な防犯対策が不可欠です。
参考:政府広報オンライン:空き巣や強盗から命と財産を守る 「住まいの防犯対策」
2. 断熱性:夏の暑さと冬の寒さの原因になる
経済産業省 資源エネルギー庁のデータによれば、夏の冷房時に家の外から入り込む熱の約73%、冬の暖房時に室内から逃げる熱の約58%は、『窓』などの開口部が原因とされています。
断熱対策をしない掃き出し窓は、冬の寒さや夏の暑さに直結し、光熱費を増大させる要因となります。
参考:経済産業省 資源エネルギー庁:省エネ住宅 | 家庭向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト
3. プライバシー:外からの視線が気になる
開放感と引き換えに、外から室内の様子が見えやすいのも大きな特徴です。
特に夜、室内の照明をつけると生活の様子が丸見えになってしまい、人通りの多い場所に面している場合はプライバシー対策が必須です。
4. 防音性:内外の音が伝わりやすい
幹線道路沿いの走行音や近所の話し声が気になる、逆に小さなお子様の声やテレビの音がご近所に漏れていないか心配になるなどの音の問題も起こりがちです。
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掃き出し窓のデメリット対策【悩み別完全ガイド】

掃き出し窓の主なデメリットである「断熱」「防犯」「プライバシー」「防音」は、適切な対策で解決できます。
断熱・防音性の向上には二重窓(内窓)や高断熱ガラスへの交換が、防犯性には補助錠や防犯ガラスの導入が極めて効果的です。
プライバシーの確保は、次の章で解説するカーテンやブラインドで万全になります。 本項では、具体的な悩み別に専門的な対策を詳しく見ていきましょう。
【断熱・寒さ対策】光熱費を劇的に改善する4つの方法
冬に暖房熱の58%が窓から逃げている事実は、裏を返せば窓に対策を施せば、効果的な光熱費削減術になるということです。
1.二重窓(内窓)の設置
既存の窓の内側にもう一つ窓を取り付ける、効果的な断熱リフォームの一つです。窓の間に生まれる「空気層」が強力な断熱材となり、熱の出入りを大幅にカットします。
断熱だけでなく、結露防止や防音にも絶大な効果を発揮します。
2.サッシ・ガラスの交換
より根本的な解決策として、サッシやガラス自体を交換する方法です。
熱を伝えやすいアルミサッシを「樹脂サッシ」に、一枚ガラスを「複層ガラス(ペアガラス)」に替えることで、窓の性能を飛躍的に向上させられます。
3.断熱カーテンへの交換
今すぐできる手軽な対策です。厚手の生地で床まで覆う断熱カーテンを閉めることで、窓とカーテンの間に空気層が生まれ、熱の移動を抑えることができます。
4.断熱フィルムの活用
窓ガラスに直接貼るフィルムで、DIYでも可能な対策です。特に夏場の太陽熱をカットする遮熱効果が高い製品が多く、紫外線対策にもなります。
https://furureno.jp/magazine/renovation-insulation
【防犯対策】空き巣から家を守る4つの鉄壁ガード
警察庁の統計が示す通り、「窓」は空き巣の侵入口です。複数の対策を組み合わせ、侵入を諦めさせる「時間を稼ぐ」視点が重要になります。
1.補助錠の設置
クレセント錠に加え、窓の上下に補助錠を取り付ける「ワンドア・ツーロック」の基本対策。単純ですが、侵入にかかる時間を長引かせるのに効果的です。
2.防犯ガラスへの交換
2枚のガラスの間に強靭な特殊フィルムを挟んだガラス。衝撃を加えてもガラスが貫通しにくく、侵入を強力に防ぎます。「CPマーク」が付いた製品が防犯性能の目安です。
3.防犯フィルムの活用
既存のガラスに貼り付けることで、強度を高める方法です。ガラスが割れた際の飛散防止にも役立ちます。
4.面格子・シャッターの設置
物理的に窓への接触を防ぐ確実な対策の一つ。特に人目につきにくい場所にある掃き出し窓に有効です。
【防音対策】静かな暮らしを取り戻す3つの方法
交通量の多い道路沿いや、小さなお子様がいるご家庭など、内外の「音」に関する悩みも窓の性能アップで解決できます。
1.二重窓(内窓)の設置
断熱と同様、防音対策でも二重窓は高い効果を発揮します。既存の窓と内窓の間にある空気層が音の振動を吸収し、静かな室内環境を実現します。
2.防音ガラスへの交換
音の共振を防ぐ特殊な中間膜を挟んだガラスです。特定の周波数の音(車の走行音や電車の音など)を効果的に軽減します。
3.防音カーテンの設置
特殊な多層構造で音を吸収・遮断する厚手のカーテン。既存の窓に加える対策として、手軽に防音効果を高めることができます。
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掃き出し窓のカーテン選び方ガイド|おしゃれな目隠しから断熱まで

掃き出し窓は面積が大きいため、プライバシーの確保や部屋の印象を左右する窓周りのアイテム選びが重要です。
ここでは代表的な選択肢である「カーテン」を中心に、その選び方の基本と、カーテン以外の選択肢をご紹介します。
掃き出し窓のカーテン選びで押さえるべき2つの視点
最も一般的な選択肢であるカーテンを選ぶ際は、多岐にわたる選択肢の中から、「機能」と「デザイン」という2つの視点で考えるとスムーズです。
掃き出し窓で特に重視したい「機能性」
掃き出し窓はガラス面積が広く、熱や光、視線、音の出入り口になりやすい場所です。そのため、以下のような機能が特に重要視されます。
- 遮熱・断熱: 夏の暑さや冬の寒さを和らげ、省エネ効果を高めます。
- UVカット:大切な家具や床を紫外線による色褪せから守ります。
- プライバシー保護: 屋外からの視線を遮る「ミラーレース」や「遮光」機能が活躍します。
空間の主役となる「デザイン性」
壁の次に面積が大きいカーテンは、お部屋の印象を決める主役級のインテリアです。
- 色と柄:壁や床、主要な家具と色調を合わせると、空間に統一感が生まれます。
- スタイル:ヒダの量やカーテンのスタイルによって、窓辺の印象は大きく変わります。
カーテン以外の選択肢!ブラインド・ロールスクリーン・フィルムの特徴と比較

ライフスタイルやインテリアのテイストによっては、カーテン以外のアイテムが適している場合もあります。それぞれの特徴を一覧表で比較してみましょう。
アイテム名 | 特徴・デザイン | 掃き出し窓との相性・ポイント |
ブラインド | 光量を細かく調整、モダンな印象 | ◎ 出入りには左右開閉の「縦型」が便利 |
ロールスクリーン | 窓辺がすっきり、ミニマル | △ 出入りのたびに巻き上げる手間あり |
シェード | 布の柔らかさ+操作性を両立 | ○ カーテンの風合いですっきり見せたい場合に |
プリーツスクリーン | 和紙のような風合い、柔らかな光 | ○ 和室やモダンな空間にマッチ |
窓用フィルム | DIYで機能追加(断熱・UV等) | ◎ 見た目を変えず機能だけプラスしたい場合に最適 |
掃き出し窓を活かす空間アイデア|家具レイアウトとステップ活用術

掃き出し窓を活かす空間づくりは、窓の種類の選択、家具のレイアウト、そして庭やベランダへと繋がるステップやウッドデッキの活用が鍵となります。
これらの要素を組み合わせれば、部屋の開放感を引き出し、理想の住まいを実現できます。
掃き出し窓の種類と家具レイアウトの基本
まず、窓選びが空間づくりの第一歩です。
一般的な引き違い窓だけでなく、すっきりした印象の片引き戸、開放感が大きく高まるフォールディングドア(折り戸)、デザイン性の高いFIX窓(はめ殺し窓)など、種類によって部屋の雰囲気は大きく変わります。
窓が決まったら、魅力を活かす家具の配置を考えましょう。ソファは窓に背を向けて置くと視線が抜け、空間が広く感じられます。
テレビは逆光にならないよう窓の正面を避け、机(ワークスペース)は自然光を取り入れられる窓際に置くのが基本です。
重要なのは、窓からの景色や出入りの動線を塞がないことです。
掃き出し窓と外を繋ぐウッドデッキ・ステップ活用術
掃き出し窓の真価は、室内と屋外を繋ぐことで発揮されます。リビングの床と高さを合わせたウッドデッキを設置すれば、室内が外まで続いているように見え、空間がぐっと広がります。
「アウトドアリビング」として活用するのも素敵です。
もし庭との間に段差があるなら、ステップの設置が欠かせません。
工事不要で手軽な「置くだけ」タイプは、ニトリやカインズなどのホームセンターや通販サイトでも購入でき、愛着の湧く「DIY」でオリジナルのステップを作る選択肢もあります。
この一手間が、内外のスムーズな出入りを実現します。
掃き出し窓が魅力的なリノベ事例5選
掃き出し窓は、リノベーションによって魅力を大きく引き出すことができます。
実際に掃き出し窓を活かした素敵なリノベーション事例をご紹介します。
美しい庭にも癒される、コンパクトな空間に〝心地よさ〟が広がる住まい

築45年の福井県内戸建て住宅で、LDKと外構を含めたフルリノベーションを行った事例です。
延床面積は約74㎡とコンパクトながら、敷地は60坪超。広々とした庭を居住空間の延長として捉え、リビングとフラットにつながる大きなウッドデッキを設置しました。
掃き出し窓を全開にすると、室内と屋外がひと続きになり、面積以上の開放感が生まれます。
屋根付きのデッキはアウトドアリビングとして多目的に使え、自然の光や風を取り込みながら、季節の移ろいを日常に取り込める空間となりました。
この事例は、掃き出し窓とウッドデッキの設計によって、敷地の広さを活かした好例となりました。
この事例を担当したのは、EUGUE RENOVATIONです。事例のようなリノベーションを希望している方は、ぜひお気軽にEUGUE RENOVATIONへご相談ください!
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愛着ある住まいの再現と、さらに進化した快適空間

千葉県内マンションで、LDK全体のリノベーションをご依頼いただいた事例です。
これまでの暮らしの延長線上にある快適さと、さらに進化した機能性を両立する空間づくりを目指したリノベーションです。
リビングには、大きな掃き出し窓を採用。バルコニーとフラットにつながることで、室内に自然光をたっぷり取り込み、開放感のある空間を実現しています。
窓には断熱・遮熱効果の高い真空ガラス「スペーシア」を使用し、夏は涼しく冬は暖かい快適な環境を整えました。
爽やかなグリーンのアクセントウォールと、自然素材の珪藻土仕上げによる壁・天井が、光の広がりと調湿・消臭効果を両立。
掃き出し窓を中心に、素材と設計の工夫によって、居心地の良い住まいが完成しました。
この事例を担当したのは、アイ・シー・ジーです。事例のようなリノベーションを希望している方は、ぜひお気軽にアイ・シー・ジーへご相談ください!
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丘陵の風をつかむ高床の家

長野県で、祖父母が残した築50年の平屋住宅をフルリノベーションした事例です 。
松本平を一望する丘陵地の恵まれた立地を最大限に活かし、現代の暮らしに合う快適性と、洗練された美しいデザインを追求しました 。
この住まいの主役は、リビングに設けられた大きな開口部です 。窓の形状や配置を繊細に再構成し、内と外が自然につながる開放的な空間を実現 。
軽やかなカーテン越しに、丘陵を渡る風や四季の移ろいを室内に穏やかに取り込みます 。
耐震・断熱といった基本性能も見直され、新築に劣らない快適性を確保 。掃き出し窓がもたらす「開放感」と「通風」というメリットを、リノベーションによって見事に再生させた好例となりました 。
この事例を担当したのは、小林創建です。事例のようなリノベーションを希望している方は、ぜひお気軽に小林創建へご相談ください!
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自然の風が巡る愛犬も快適な家

築52年の東京マンションで、LDKを中心にフルリノベーションをご依頼いただいた事例です。
「南北の窓を生かした風が通る家」をテーマに、洋室を取り込んでLDKを広く開放的に再構成。南側には大きな掃き出し窓を設け、自然光と風をたっぷり取り込める設計としました。
窓の先には観葉植物を配置し、室内からの眺めにも配慮。掃き出し窓を開けることで、空気が巡り、愛犬も快適に過ごせる環境が整っています。シアーカーテン越しに柔らかな光が差し込み、時間帯によって表情が変わる空間となりました。
この事例は、掃き出し窓を中心に、光と風を活かした快適な住まいを実現した好例となりました。
この事例を担当したのは、インテリックス空間設計です。事例のようなリノベーションを希望している方は、ぜひお気軽にインテリックス空間設計へご相談ください!
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外と繋がる空間!憧れのリビングデッキのあるおうち

築40年の大阪府内戸建て住宅で、LDKを中心にフルリノベーションした事例です。
LDKのイメージは西海岸風。明るく爽やかな空間を目指し、全開口の折りたたみ窓を採用しました。
掃き出し窓としての機能を持ちながら、ウッドデッキと繋がることで、室内と屋外が一体となった開放的な空間を実現しています。
窓を開け放つと、リビングから外の緑や光がそのまま入り込み、季節の変化を感じながら過ごせるようになりました。折りたたみ式のため、開口部を大きく確保でき、視線も風も抜ける設計となっています。
この事例は、掃き出し窓を中心に、内と外がつながる暮らしを実現した好例となりました。
この事例を担当したのは、an cubeです。事例のようなリノベーションを希望している方は、ぜひお気軽にan cubeへご相談ください!
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掃き出し窓のリフォーム完全ガイド|費用・工法・業者選びのコツ

掃き出し窓のリフォームは、まず「何を解決したいか」をはっきりさせることが大切です。目的に合った工法を選ぶことで、満足度の高い仕上がりにつながります。
本項では、大きく分けて「内窓を設置する」方法と「窓自体を交換する」方法のそれぞれの特徴や費用を詳しく解説します。
掃き出し窓の代表的なリフォーム方法
方法①:内窓(二重窓)を設置する
今ある窓はそのままに、室内側にもう一つ窓を追加で設置する工法です。壁を壊さないため工期は半日〜1日で完了し、費用も比較的安価です。
窓の間に生まれる空気層が、断熱・防音・結露防止に絶大な効果を発揮します。
- 費用相場:5万~20万円
- こんな方に最適: 今の窓のデザインは気に入っており、とにかく性能だけを向上させたい方。
方法②:今ある窓を交換する
既存の窓を取り替えるリフォームには「カバー工法」と「はつり工法」の2種類があります。
A. カバー工法
既存の窓枠は残し、その上から新しい窓枠をカバーするように被せて取り付ける工法です。
壁を壊さずに最新のサッシ・ガラスに交換できるため、工期は1日程度とスピーディー。古くなった窓の見た目も性能も、根本からリフレッシュできます。
- 費用相場:20万~50万円
- こんな方に最適: すきま風やガタつきを解消しつつ、サッシの性能やデザインを根本から一新したい方。
B. はつり工法
既存の窓をサッシごと壁から取り外し、全く新しい窓を設置する本格的な工法です。壁の解体・再構築が伴うため工期は2日〜5日と長くなり、費用も高額になります。
しかし、引き違い窓をフォールディングドアに変えるなど、窓のサイズや種類を自由に変更できるのが大きなメリットです。
- 費用相場:25万~60万円以上
- こんな方に最適: 窓の大きさを変えたい、サッシ周りの壁の劣化も一緒に直したいなど、大規模なリノベーションをしたい方。
後悔しない!リフォーム業者選びの3つの鉄則
リフォームの成功は、信頼できるパートナー、つまり業者選びにかかっています。以下の3つのポイントをチェックしましょう。
まず重要なのが「窓リフォームの実績」です。ウェブサイトで、具体的な窓の施工事例が写真付きで豊富に掲載されているかを確認しましょう。
次に、「専門的な知識と資格」も判断基準になります。「窓装飾プランナー」などの資格を持つスタッフが在籍していれば、建物の構造まで理解した最適な提案が期待できます。
最後に、「詳細な見積もり」を複数のリノベ会社・工務店から取りましょう。
総額だけを比較するのではなく、「商品代」「工事費」「保証内容」などの内訳までしっかり比較検討することが、後悔しないための鉄則です。
https://furureno.jp/magazine/best-renovation-companies
掃き出し窓のリフォーム・リノベーションで理想の空間へ
本記事では、掃き出し窓の基本から、メリット・デメリット、そしてリフォーム方法までを解説しました。
掃き出し窓の特性を理解し、適切な対策や工夫すれば、あなたの理想の暮らしはぐっと現実的になります。
リノベーションで失敗したくないなら、たくさんの企業や事例を比較検討することが成功への近道です。
フルリノ!では、あなたの理想を叶えるリノベーション会社と出会うことができます。
掃き出し窓を活かしたリノベーションを考えている方は、ぜひフルリノ!をご覧ください。
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