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スマートホーム化リフォームとは?費用相場・後付けとの違い・工事内容を解説

暮らしをより快適にするためにスマートホームを取り入れたい方が増えていますが、リフォームを考え始めると、何から手をつければよいか迷ってしまう方もいらっしゃると思います。

どの機器を優先的に入れるのが費用対効果が高いのか、パッケージプランと個別の導入ではどちらが自分たちに合っているのかなどの比較も、知識がないと判断が難しい部分ですよね。

この記事では、スマートホーム化リフォームの具体的な費用感から失敗しない機器の選び方、施工や設計の際に押さえておきたいポイントまで、あなたの悩みをまるごと解決します。

フルリノの公式LINEでは、住まいのヒントや暮らしの豆知識を発信しています。

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スマートホーム化リフォームとは?

スマートホーム化リフォームとは、単に便利な家電を買い揃えることだけではありません。

お家の壁紙や床を新しくするタイミングで、インターネットと連動する機器を建物の設備として最初から組み込むリノベーションを指します。

従来の住宅リフォームに次世代のIT技術を融合させることで、住む人の動きや好みに合わせてお家全体が自動で最適な環境を整えてくれるような、豊かな暮らしを実現できます。

スマートフォン一つで家中の設備を操れるようになるだけでなく、暮らしの質そのものを底上げしてくれるのが、スマートホーム化リフォームの特徴です。

スマートホームは後付けでも導入できる

スマートホームは、新築や大がかりなリフォームをしなくても、対応機器を取り入れることで後付けできます。

たとえば、スマートリモコンやスマート電球、スマートプラグ、スマートロックなどは、既存の住宅でも比較的手軽に導入できます。

工事が不要な製品も多く、「まずは照明だけ」「玄関の鍵だけ」など部分的なスマート化から始めることも可能です。

一方で、導入する機器が増えるとコンセントや配線が目立ったり、Wi-Fi環境によって通信が不安定になったりすることもあります。

また、照明や空調、給湯、セキュリティなど住まい全体をスマート化したい場合は、後付けだけでは対応しにくいケースもあります。

家全体のスマート化を考えている場合は、リフォームやリノベーションのタイミングで電気配線や通信環境までまとめて計画すると、使いやすくすっきりした住まいをつくれます。

スマートホーム機器の費用相場や、具体的な導入手順はこちらの記事で解説しています。

https://furureno.jp/magazine/smart-home-introduction-cost-requirements

リフォームなら配線や住宅設備までまとめて計画できる

スマートホーム化には、既存住宅に機器を後付けする方法と、リフォーム時に住宅設備や配線まで含めて導入する方法があります。

後付けのメリットは、費用を抑えながら手軽に始められることです。

スマートリモコンやスマートロックなど、工事不要の機器であれば、購入後すぐに利用できるものもあります。

必要な場所から少しずつ導入できるため、賃貸住宅や部分的にスマート化したい場合にも取り入れやすい方法です。

一方、リフォームと同時に導入する場合は、電源やLAN配線、コンセントの位置、スマートスイッチなどを住まい全体で計画できます。

配線を壁や天井の中に納めやすく、機器を設置した後も空間をすっきり見せやすい点がメリットです。

また、照明や空調、給湯器、インターホン、玄関など複数の住宅設備をまとめてスマート化したい場合も、リフォーム時に計画した方が設備同士の連携や使い勝手を考えやすくなります。

それぞれの違いをまとめると、以下の通りです。

比較項目

後付けリフォーム(部分導入)

新築・大規模改修(全体導入)

導入費用

比較的抑えやすい

高くなりやすい

工事内容

工事不要な製品が多い

電気・配線工事などを伴う場合がある

導入範囲

部分的なスマート化に向いている

家全体をスマート化しやすい

配線・見た目

配線や機器が目立つ場合がある

壁内に配線を納めやすい

通信環境

既存のWi-Fi環境を利用

LANやWi-Fi環境から計画できる

向いている人

手軽に試したい人

本格的にスマート化したい人

どちらが適しているかは、「どこまでスマート化したいか」によって異なります。

照明や玄関など一部の設備だけであれば後付けでも十分です。

住まい全体の設備を連携させたい場合や、大規模なリフォーム・リノベーションを予定している場合は、工事と同時にスマートホーム化を検討すると効率的です。

スマートホーム化リフォームでできる主な工事

スマートホーム化リフォームでは、単にスマート家電を追加するだけでなく、電気配線や通信環境、住宅設備そのものを見直すことが可能です。

特に、壁や天井を解体するリフォームやリノベーションと同時に行えば、配線を目立たせずに設置したり、将来の設備追加を見据えてコンセントやLAN配線を準備したりできます。

ここでは、スマートホーム化リフォームで行われる主な工事を紹介します。

照明・スイッチの交換と電気配線工事

照明は、スマートホーム化しやすい設備のひとつです。

スマート照明やスマートスイッチを導入すると、スマートフォンや音声操作で照明をオン・オフしたり、時間に合わせて自動で点灯・消灯したりできます。

後付けのスマート電球でも対応できますが、リフォーム時であれば、壁のスイッチや電気配線そのものを見直すことが可能です。

既存のスイッチをスマート対応製品へ交換したり、照明の増設に合わせて配線を整えたりすることで、より使いやすい環境をつくれます。

また、配線を壁や天井の内部に納められるため、機器やコードが目立ちにくく、室内をすっきりと仕上げやすいのもメリットです。

将来的にスマート照明を増やす予定がある場合は、リフォーム時に電源やスイッチの位置まで含めて計画しておくとよいでしょう。

スマート照明については、こちらの記事で解説しています。

https://furureno.jp/magazine/smart-home-lighting

スマートロック・インターホンなど玄関の設備工事

玄関まわりも、スマートホーム化によって利便性や防犯性を高めやすい場所です。

スマートロックを導入すると、スマートフォンや暗証番号などで玄関を施錠・解錠できるほか、製品によっては外出先から施錠状態を確認することもできます。

また、カメラ付きインターホンやスマートドアホンを設置すれば、来訪者の映像をスマートフォンで確認したり、不在時の訪問履歴を確認したりできるものもあります。

後付けできる製品もありますが、玄関ドアの交換や内装リフォームと同時に行う場合は、電源や配線を含めて設備を計画しやすくなります。

ただし、マンションでは玄関ドアが共用部分にあたるケースもあるため、交換や加工を伴う工事を行う場合は、事前に管理規約を確認しましょう。

エアコン・給湯器など住宅設備のスマート化

エアコンや給湯器など、日常的に使用する住宅設備もスマート化できます。

Wi-Fi対応エアコンであれば、外出先から運転を開始して帰宅前に室温を整えたり、消し忘れをスマートフォンから確認したりできる製品があります。

給湯器についても、対応する製品やシステムを導入することで、スマートフォンからお湯張りや給湯状態を確認できる場合があります。

こうした設備は、後から交換することもできますが、リフォーム時にまとめて計画することで、電源や配管、設置場所を含めて検討できます。

特に、キッチンや浴室、洗面室などの水回りリフォームを予定している場合は、設備交換と同時にスマート機能を取り入れると効率的です。

LAN・Wi-Fiなど通信環境の整備

スマートホームを快適に使うためには、安定した通信環境も重要です。

スマート家電やセンサー、カメラなどの機器が増えると、住宅内のWi-Fi環境によっては通信が不安定になることがあります。

リフォーム時であれば、Wi-Fiルーターの設置場所を見直したり、各部屋に有線LANを配線したり、メッシュWi-Fiを利用しやすい環境を整えたりすることができます。

特に戸建て住宅では、階数や間取りによって電波が届きにくい場所が発生することもあるため、機器を導入する前に家全体の通信環境を確認しておくことが大切です。

また、将来スマートホーム機器を増やすことを考えて、必要な場所へLANケーブルを通せる空配管を設けておく方法もあります。

目に見えるスマート家電だけでなく、通信インフラから整えておくことで、将来的な機器の追加にも対応しやすくなります。

HEMS・太陽光・蓄電池などの連携

住まいのエネルギー管理まで含めて考える場合は、HEMSや太陽光発電、蓄電池などを連携させる方法もあります。

HEMSとは「Home Energy Management System」の略で、家庭内で使用している電気量を確認したり、対応する住宅設備や機器のエネルギー使用状況を管理したりするシステムです。

太陽光発電や蓄電池と組み合わせることで、「どのくらい電気を発電しているか」「家庭内でどの程度使用しているか」「どのくらい蓄電しているか」などを確認しやすくなります。

リフォームやリノベーションのタイミングで導入する場合は、分電盤や電気配線、太陽光発電・蓄電池との接続なども含めて計画できます。

ただし、HEMSや太陽光発電、蓄電池は必ずしもスマートホーム化に必要な設備ではありません。

省エネや電気代の管理、災害時の電力確保など、住まいに求める目的に合わせて導入を検討しましょう。

フルリノでは、無料相談会を開催しています。スマートホーム化リフォームを検討の方は、ぜひ一度ご相談ください。

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スマートホーム化リフォームの費用相場

スマートホーム化にかかる費用は、導入する設備や工事の範囲によって大きく異なります。

スマートリモコンやスマートロックなどを後付けするだけであれば、数万円程度から始めることも可能です。

一方、照明やスイッチの交換、壁内配線、通信環境の整備などをリフォームと同時に行う場合は、工事内容によって数十万円以上かかることもあります。

そのため、「スマートホーム化にはいくら必要か」ではなく、どの設備を、どこまでスマート化したいのかを決めてから予算を考えることが大切です。

後付けなら数万円程度から始められる

スマートホームは、すべての設備を一度に入れ替えなくても、必要な場所から少しずつ導入できます。

既存のエアコンやテレビをスマートフォンから操作できるスマートリモコンや、コンセントにつないだ機器を遠隔操作できるスマートプラグなどは、比較的低予算で導入できます。

玄関に後付けタイプのスマートロックを設置したり、リビングの照明だけをスマート化したりする場合も、大がかりな工事を必要としないケースがあります。

そのため、「まずはスマートホームの便利さを試してみたい」「玄関やリビングなど一部だけ便利にしたい」という場合は、数万円程度の予算から検討できるでしょう。

ただし、後付け機器を増やしていくと、コンセントや配線が目立ったり、複数のアプリで操作する必要が出てきたりする場合もあります。

家全体をスマート化する予定がある場合は、リフォーム時にまとめて計画した方が使いやすくなることもあります。

工事を伴うスマートホーム化は施工範囲で費用が変わる

リフォームと同時にスマートホーム化する場合は、機器本体の価格に加えて、電気工事や配線工事、設備交換などの費用が発生します。

たとえば、スマートスイッチへの交換や照明の増設など、一部の部屋だけをスマート化する場合であれば、比較的小規模な工事で対応できます。

一方、家全体の照明や空調を連携させたり、各部屋へLAN配線を通したり、HEMSや蓄電池などまで導入したりする場合は、施工範囲が広くなるため費用も高くなります。

また、既存住宅の状態も費用を左右するポイントです。

壁や天井を開けなければ配線できない場合や、分電盤・給湯器・エアコンなど既存設備の交換が必要な場合は、その分の工事費や設備費も必要になります。

特にフルリノベーションと同時にスマートホーム化する場合は、スマートホーム設備だけの費用ではなく、住宅全体のリノベーション費用と合わせて予算を考えましょう。

設備・工事別の費用目安

スマートホーム化にかかる主な費用の目安は、以下の通りです。

設備・工事

費用の目安

主な内容

スマートリモコン・スマートプラグなど

数千円~3万円程度

既存家電の遠隔操作・自動化

後付けスマートロック

1.5万~3万円程度

既存の玄関錠に機器を後付け

電気錠・スマートロックの設置工事

5万~15万円程度

錠前交換・電源・設置工事など

照明・スマートスイッチの交換

1箇所1万~3万円程度

照明器具・スイッチ交換、電気工事など

複数箇所の照明・スイッチをスマート化

5万~15万円程度

リビングや複数室の照明をまとめて整備

エアコン・給湯設備の連携

5万~10万円程度

通信機器や対応リモコンの設置・設定など

LAN・Wi-Fi環境の整備

3万~10万円程度

LAN配線、アクセスポイント、メッシュWi-Fiなど

将来に備えた先行配線・空配管

3万~8万円程度

将来の機器追加に備えた配線ルートの確保

HEMSの導入

15万~30万円程度

電力使用量の見える化・対応設備との連携

※上記はあくまで目安です。

製品や住宅の状態、施工範囲、工事を依頼する会社によって費用は異なります。エアコンや給湯器、玄関ドアなど本体の交換が必要な場合は、別途設備費がかかります。

たとえば、玄関のスマート化では、既存の鍵に取り付けるタイプなら費用を抑えられますが、電気錠への交換や玄関ドアそのものを交換する場合は費用が高くなります。

複数の設備を導入する場合は、設備ごとに予算を考えるのではなく、「玄関」「LDK」「家全体」などスマート化する範囲を決めたうえで施工会社に見積もりを依頼しましょう

ランニングコストも確認しておく

スマートホーム化では、導入時の工事費だけでなく、使用を続けるためのランニングコストも確認しておきましょう。

スマートホーム機器は無料アプリで基本機能を利用できますが、製品によってはクラウドへの録画保存や高度な見守り機能などを利用するために、月額料金が必要になる場合があります。

また、スマートロックや各種センサーなど、電池で動く機器は定期的な電池交換が必要です。

Wi-Fiルーターやハブなどの通信機器も、長期間使用すれば故障や性能不足によって交換が必要になることがあります。

さらに、スマートホーム機器はソフトウェアや通信サービスを利用するものが多いため、導入前にメーカーの保証期間やサポート体制も確認しておくと安心です。

初期費用だけ比較するのではなく、月額料金の有無や電池交換、将来的な機器交換までのトータルコストを考えることが、スマートホーム化リフォームで後悔しないためのポイントです。

フルリノでは、たくさんのリノベ事例を掲載したリノベブックを無料配布中です。

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スマートホーム化は後付けとリフォームのどちらがおすすめ?

スマートホーム化は、既存の住宅に機器を後付けする方法と、リフォームやリノベーションのタイミングで設備や配線までまとめて整える方法があります。

どちらが適しているかは、導入したい設備の数や予算、今後のリフォーム予定によって異なります。

「まずは一部だけ便利にしたい」のか、「家全体をスマート化したい」のかを明確にしたうえで、自分に合った方法を選びましょう。

家全体をスマート化するならリフォーム時がおすすめ

照明や空調、玄関、給湯設備、通信環境など、家全体をまとめてスマート化したい場合は、リフォームやリノベーションのタイミングで導入する方法がおすすめです。

リフォーム時であれば、スマート機器を設置するだけでなく、電気配線やLAN配線、コンセントの位置、Wi-Fi環境なども含めて住まい全体を計画できます。

特に、壁や天井を解体する工事と同時に行えば、配線を内部に納めやすく、機器やコードが目立ちにくいすっきりとした空間をつくれます。

また、各設備を個別に導入するのではなく、照明・空調・セキュリティなどをまとめて計画することで、設備同士の連携や日常の使いやすさも考えやすくなります。

これからフルリノベーションや大規模な間取り変更を予定している場合は、内装や設備だけでなく、スマートホーム化についても設計段階から施工会社へ相談しておくとよいでしょう。

リノベ会社の選び方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

https://furureno.jp/magazine/how-to-choose-a-renovation-contractor

将来スマート化するなら先行配線だけしておく方法もある

現時点ではスマートホーム機器を導入する予定がなくても、将来的に設備を追加する可能性がある場合は、リフォーム時に配線や配管だけを準備しておく方法もあります。

たとえば、将来LANケーブルや電源ケーブルを通せるように「空配管」を設けたり、スマート機器を設置する可能性がある場所にコンセントを用意したりしておく方法です。

壁や天井を仕上げた後から新しく配線を通す場合、内装を一部解体することもあります。

リフォーム時に将来の設備追加を想定して配線ルートを確保しておけば、後からスマートホーム化する際の工事を減らせる可能性があります。

特に、玄関まわりや天井付近、テレビ周辺、各部屋のLAN配線などは、将来的にスマート機器を追加する可能性がある場所です。

今すぐすべてをスマート化する必要はないけれど、将来の選択肢は残しておきたい場合は、先行配線や空配管だけでもリフォーム時に計画しておきましょう

スマートホーム化におすすめのリフォームタイミング

スマートホーム化は、専用の機器を後付けするだけでも始められますが、電気配線や通信環境まで整えたい場合は、ほかのリフォームと同時に行うのがおすすめです。

特に、壁や天井を解体する工事や、照明・水回り設備を交換するタイミングであれば、スマートホーム化に必要な配線や設備工事もまとめて行いやすくなります。

ここでは、スマートホーム化を検討しやすい主なリフォームのタイミングを紹介します。

壁・天井の内装をリフォームするとき

クロスの張り替えや間取り変更などで壁や天井を工事する場合は、スマートホーム化に必要な配線を整える良いタイミングです。

壁や天井を仕上げた後から新しくLANケーブルや電源配線を通そうとすると、内装を一部開ける工事が必要になることがあります。

一方、内装リフォームと同時であれば、壁や天井の内部に配線を納めたり、将来の機器追加に備えて空配管を設置したりしやすくなります。

スマートスイッチやセンサー、カメラなどを設置する予定がある場合は、機器の設置場所だけでなく、電源や通信環境まで含めて計画しておきましょう。

照明や電気設備を交換するとき

照明器具やスイッチ、コンセントなどを交換するタイミングも、スマートホーム化を検討しやすい時期です。

たとえば、既存のスイッチをスマートスイッチに交換したり、照明をスマートフォンや音声で操作できる設備へ変更したりできます。

また、コンセントを増設する場合は、将来スマートホーム機器を設置する場所を想定して配置を決めておくと、後から延長コードや追加工事が必要になる可能性を減らせます。

照明や電気設備は住み始めてから変更すると工事が必要になることも多いため、内装リフォームや設備交換のタイミングでまとめて計画すると効率的です。

キッチン・浴室・給湯器を交換するとき

キッチンや浴室、給湯器などの水回り設備を交換する際も、スマート機能を取り入れる良いタイミングです。

最近では、スマートフォンから操作できる給湯器や、外出先からお湯張りの操作ができる設備など、IoT機能を搭載した住宅設備も増えています。

設備交換と同時であれば、対応機器を選ぶだけでなく、必要な電源や通信環境、リモコンの設置位置などもまとめて計画できます。

特に給湯器や浴室設備は頻繁に交換するものではないため、将来的な使い勝手も考えながらスマート機能の有無を検討するとよいでしょう。

ただし、スマート機能は製品によって対応範囲が異なるため、「どの操作をスマートフォンから行いたいのか」を明確にしてから設備を選ぶことが大切です。

フルリノベーションするとき

住まい全体をスマートホーム化したい場合は、フルリノベーションのタイミングがおすすめです。

フルリノベーションでは、内装や間取りだけでなく、電気配線やコンセント、LAN配線、住宅設備などをまとめて見直せるため、スマートホーム化に必要な環境を全体で整えられます。

たとえば、照明・空調・玄関・給湯設備などを連携させたり、家の各所にセンサーやスマート機器を設置することを想定して、配線や通信環境を計画したりすることができます。

また、現時点では導入しない設備についても、将来の追加を想定して空配管や予備のコンセントを設けておけば、暮らしの変化に合わせてスマートホーム機器を追加しやすくなります。

フルリノベーションを予定している場合は、間取りやデザインを決める段階から「どんな暮らしを自動化したいか」「どの設備をスマート化したいか」まで施工会社に伝えましょう。

フルリノベーションについては、こちらの記事で解説しています。

https://furureno.jp/magazine/full-renovation-guide

戸建て・マンションをスマートホーム化するときの違い

スマートホーム化は戸建て・マンションのどちらでも可能ですが、リフォーム時に変更できる範囲や工事の自由度には違いがあります。

特に、電気配線や通信環境、玄関ドア、窓まわりなどは、建物の種類によって工事できる範囲が異なるため、事前に確認しておきましょう。

戸建ては配線や住宅設備まで計画しやすい

戸建て住宅は、マンションに比べてスマートホーム化の自由度が高いです

リフォームの際に、電気配線やLAN配線、コンセントの位置、照明、空調、給湯設備などを住まい全体で見直しやすく、家全体をスマート化する計画も立てやすいのが特徴です。

たとえば、各部屋にLAN配線を設けたり、スマートスイッチ用の配線を整えたり、将来の設備追加に備えて空配管や予備のコンセントを設置したりすることもできます。

また、戸建てでは玄関まわりや窓、シャッター、太陽光発電、蓄電池なども含めて検討しやすいため、防犯や省エネまで含めたスマートホーム化を計画しやすい点もメリットです。

一方で、建物の構造や築年数によっては、希望する位置に配線を通しにくいケースもあります。

実際にどこまで工事できるかは、既存住宅の状態を確認したうえで施工会社に相談しましょう。

フルリノでは無料相談会を開催中です。まだ詳しく決まっていなくても、お気軽にご相談ください。

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マンションは管理規約や工事範囲を確認する

マンションでも、専有部分であれば照明やスイッチ、エアコン、給湯設備、LAN・Wi-Fi環境などをスマート化できる場合があります。

ただし、マンションには「専有部分」と「共用部分」があり、所有者が自由にリフォームできる範囲には制限があります。

玄関ドアや窓、サッシ、バルコニーなどは共用部分として扱われることが多く、スマートロックの設置や設備交換を検討する際には注意が必要です。

また、壁や床への配線工事についても、建物の構造や管理規約によって制限される場合があります。

そのため、マンションでスマートホーム化リフォームを行う場合は、工事内容を決める前に管理規約を確認し、必要に応じて管理組合への申請や承認手続きを行いましょう。

工事範囲に制限がある場合でも、スマートリモコンやスマート電球、後付けタイプのスマートロックなど、工事を伴わない製品を活用すれば、部分的なスマートホーム化は十分可能です。

マンションでは、建物側のルールを確認しながら、工事できる部分と後付けで対応する部分を組み合わせて計画することがポイントです。

マンションリノベーションで後悔しないためのポイントは、こちらの記事で解説しています。

https://furureno.jp/magazine/used-condo-renovation-regret

スマートホーム化リフォームで後悔しないためのポイント

スマートホーム化リフォームでは、設備を増やせば増やすほど便利になるとは限りません。

導入したものの「思ったより使わなかった」「通信が不安定で使いにくい」「機器同士が連携できなかった」などの後悔を防ぐためには、工事前の計画が重要です。

ここでは、スマートホーム化リフォームを検討するときに確認しておきたいポイントを紹介します。

スマート化する目的を明確にする

まずは、「何のためにスマートホーム化したいのか」を明確にしましょう。

たとえば、

  • 外出先からエアコンを操作したい
  • 玄関の鍵の閉め忘れを防ぎたい
  • 照明のオン・オフを自動化したい
  • 子どもや高齢者、ペットを見守りたい

など、目的によって必要な設備は異なります。

「便利そうだから」という理由だけで多くの機器を導入すると、実際にはほとんど使わない設備が増えてしまうこともあります。

普段の暮らしの中で不便に感じていることを洗い出し、その課題を解決できる設備から優先的に取り入れることが大切です。

Wi-Fi・LANなど通信環境から計画する

スマートホーム機器の多くは、Wi-Fiやインターネットを利用して操作や連携を行います。

そのため、機器を選ぶ前に住宅内の通信環境を確認しておくことが重要です。

特に戸建て住宅では、階数や間取り、壁の構造などによってWi-Fiの電波が届きにくい場所が生じることがあります。

通信が不安定だと、スマートフォンから操作できなかったり、機器同士の連携に時間がかかったりする原因になります。

スマートホーム化では、目に見える機器だけでなく、安定して使える通信環境を土台として整えましょう。

コンセントや電源の位置を確認する

スマートホーム機器を設置する際は、コンセントや電源の位置も確認しておきましょう。

スマートスピーカーやカメラ、センサー、Wi-Fiルーターなど、常時電源が必要な機器もあります。

設置したい場所の近くにコンセントがないと、延長コードが必要になったり、後から電気工事が必要になったりする場合があります。

また、壁や天井付近に設置するカメラやセンサーなどは、家具の配置が決まってからでは電源を確保しにくくなることもあります。

リフォーム時には、現在使う設備だけでなく、将来設置する可能性がある機器まで想定してコンセントの位置や数を決めておくと安心です。

機器同士の互換性・Matter対応を確認する

スマートホーム機器は、製品によって対応するアプリや通信規格、連携できるサービスが異なります。

たとえば、照明・エアコン・スマートロックをそれぞれ導入しても、使用する仕組みが異なると、別々のアプリで操作しなければならない場合があります。

複数の機器を連携させたい場合は、購入前に対応しているスマートホームサービスや通信規格を確認しておきましょう。

また、異なるメーカーのスマートホーム機器を連携しやすくする共通規格として「Matter」に対応した製品も増えています。

ただし、Matter対応と記載されていても、すべての機能やすべての機器が必ず連携できるとは限りません。

使用したい機能や対応サービスまで確認したうえで製品を選ぶことが大切です。

通信障害時でも手動操作できるようにする

スマートホーム化では、インターネットやWi-Fiの不具合が発生した場合も想定しておきましょう。

製品によっては、通信環境が不安定になるとスマートフォンからの遠隔操作や一部の自動化機能が使えなくなることがあります。

特に、照明や玄関の鍵、空調など、日常生活に欠かせない設備は、スマートフォンだけに操作を依存しないことが重要です。

たとえば、照明は通常の壁スイッチでも操作できるようにする、スマートロックなら鍵や暗証番号など別の解錠方法を用意するなど、通信障害時でも使える方法を確保しておきましょう。

便利さだけでなく、「スマート機能が使えなくなったときでも生活できるか」という視点で設備を選ぶことが大切です。

将来の設備追加を考えて配線・空配管を計画する

スマートホーム機器や住宅設備は、今後さらに種類が増えていく可能性があります。

そのため、リフォーム時点ですべての設備を導入しなくても、将来的に機器を追加できるように準備しておくと安心です。

たとえば、将来LANケーブルや電源ケーブルを通せるように空配管を設けたり、スマート機器を設置する可能性がある場所に予備のコンセントを用意したりする方法があります。

壁や天井を仕上げた後に新しく配線を通そうとすると、内装を一部解体する工事が必要になることもあります。

現在必要な設備だけでなく、5年後・10年後の暮らしや設備の追加まで考えて配線計画を立てておくことで、将来的なスマートホーム化にも対応しやすくなります。

フルリノでは、無料相談会を開催しています。スマートホーム化リフォームを検討の方は、ぜひ一度ご相談ください。

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スマートホーム化リフォームで利用できる補助金はある?

スマートホーム化リフォームでは、導入する設備や工事内容によって補助金を利用できる場合があります。

ただし、スマートロックやスマートリモコン、スマートスピーカーなどを導入するだけで補助金の対象になるわけではありません。

断熱改修や高効率給湯器、蓄電池など、省エネ性能を高めるリフォームとあわせてスマートホーム化する場合に、国や自治体の補助制度を利用できる可能性があります。

2026年に実施されている代表的な制度のひとつが「みらいエコ住宅2026事業」です。

一定の要件を満たす既存住宅のリフォームを対象に、開口部や壁・床・天井の断熱改修、エコ住宅設備の設置などに対して補助が行われています。

対象となるエコ住宅設備には、高効率給湯器や蓄電池、高断熱浴槽、節湯水栓などが含まれています。

スマートホーム化とあわせて給湯設備やエネルギー関連設備を見直す場合は、補助対象になる工事がないか確認してみるとよいでしょう。

また、高効率給湯器を導入する場合は「給湯省エネ2026事業」を利用できる可能性もあります。

対象となる機種や性能には条件があるため、導入前に確認が必要です。

さらに、窓の断熱改修を行う場合には「先進的窓リノベ2026事業」など、スマートホーム化とは別の省エネリフォーム向け補助制度を併用できる場合もあります。

「みらいエコ住宅2026事業」では、一般の工事発注者が直接申請するのではなく、登録された施工会社が申請手続きを行います。

スマートホーム化リフォームを検討する場合は、設備や間取りを決めてから補助金を探すのではなく、計画段階で施工会社に「利用できる補助制度があるか」を確認しておきましょう

なお、補助金の対象条件や予算、受付期間は年度ごとに変更されます。

実際にリフォームを行う際は、国や自治体の最新情報を確認しましょう。

補助金についてはこちらの記事で解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。

https://furureno.jp/magazine/renovation-subsidy-guide

スマートホーム化リフォームするなら、フルリノにご相談ください!

今回の記事では、スマートホーム化リフォームの基本から、工事の内容、気になる費用相場、リフォームのタイミング、後悔を防ぐポイントまでを詳しくご紹介してきました。

スマートホームとは、単なる便利なガジェットの集まりではなく、お家そのものが家族の生活に寄り添い、安全と快適を自動で整えてくれる「未来の住まいの形」です。

壁の中に配線を隠して美観を保ち、安定したネットワーク基盤をリフォームでしっかり作ることで、日々のストレスは軽減されます。

費用も、数万円の部分的な導入から、資産価値を高める本格的なシステム化まで、ご自身のライフスタイルに合わせて柔軟に計画を立てることができます。

もし、これからリフォームを進めたい、自分たちにぴったりの施工会社を見つけたいと思ったら、ぜひフルリノで信頼できるリノベ会社を探してみてください。

大切なご家族やペットと一緒に、10年後も「この家にしてよかった」と思えるような、あなたらしいスマートな住まい作りを一緒に始めましょう。

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記事を書いた人
開原 崇友(かいはら たかとも)

開原 崇友(かいはら たかとも)

建築系ベンチャーにて、組織づくりや新規事業立ち上げに従事。 また、建築会社やスタートアップ企業の事業戦略・人事コンサルタントとして、さまざまな企業の支援にも。 長きに渡る建築業界での経験から、建築プラットフォームを構想。フルリノ!を立ち上げる。

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