「子どもが増えて家が手狭になってきた」「料理をしながらでも、子どもの様子を見ていたい」。
子育て中の住まいには、暮らしてみて初めて気づく悩みがたくさんあります。その多くは、間取りを見直すリノベーションで解決できます。
見守りやすいリビング、成長に合わせて変えられる子供部屋、散らからない収納——。
この記事では、子育てしやすい間取りのポイントを5つに絞ってご紹介します。実際のリノベーション事例や、費用を抑えられる補助金もあわせて解説するので、家づくりのイメージがきっと具体的になるはずです。
実際の事例をまとめた「フルリノ!」オリジナルのリノベーションブックには、間取りの工夫や収納のアイデア、暮らしをちょっと快適にするヒントがぎゅっと詰まっています。
ご興味があれば、そっとのぞいてみてください。
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子育てのためのリフォーム・リノベーションで見直す間取りのポイント
子育て中の暮らしやすさは、キッチンの向きや部屋のつながり方、収納の位置で大きく変わります。
いま住んでいる家を改修する場合も、中古住宅を買って改修する場合も、見直すポイントは同じです。
子どもを見守れる対面キッチンのLDK

壁付けや独立型のキッチンでは、料理中に子どもの様子が見えません。
キッチンをリビング側に向けた対面キッチンに変えると、調理や片付けをしながらリビングで遊ぶ子どもが目に入ります。
声をかけやすい距離になるので、子どもが小学生になればリビングでの宿題も見守れます。
対面キッチンは出入り口が限られるため、ベビーゲートを付けやすい点も子育て中には意味があります。
キッチンの向きを変える工事では、給排水管や換気ダクトの移設が必要になります。
壁付けから対面キッチンへの変更は、仕上げを含めて150万〜400万円が目安になります。
マンションでは、床下で配管の勾配が取れるかどうかによって、キッチンを動かせる範囲が変わります。
キッチンに立ったときにリビングのどこまで見渡せるかが、見守りやすさを左右します。
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リビング横の和室・小上がり
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リビングの隣に和室や畳の小上がりがあると、赤ちゃんのおむつ替えやお昼寝の場所として使えます。
畳はフローリングよりクッション性があり、ハイハイの時期や転んだときも安心感があります。
おもちゃを置く場所をここに決めておけば、LDK全体に散らかるのを防ぎやすくなります。
小上がりにすると段差に腰かけられ、床下を引き出し収納にすることもできます。
一方で、歩き始めの時期は段差からの転落に注意が必要です。
引き戸で仕切れるようにしておくと、将来は子供部屋や客間としても使えます。
段差をつけるかどうかは、子どもの年齢と、床下収納がどれだけ必要かで判断することになります。
成長に合わせて分けられる子供部屋

子供部屋に求められる広さや役割は、子どもの成長とともに変わります。
最初は兄弟で広い1部屋を使い、成長したら壁や可動式の間仕切りで2部屋に分ける計画にしておくと、分けるときの工事を小さくできます。
そのためには、ドア・窓・照明・コンセントをあらかじめ2つずつ用意しておくことがポイントです。
子どもが小さいうちは個室を用意せず、リビングにスタディカウンターを設ける方法もあります。
親の目が届く場所で勉強できるので、分からないところをすぐに聞けます。
後から部屋を分けるときにドアを1か所増やす工事は、15万〜20万円が目安になります。
何歳で分けるかよりも、分けたときに各部屋に必要な設備がそろうかどうかが、工事の大きさを左右します。
6畳の子供部屋を2人で使う場合のレイアウトは、次の記事で紹介しています。
https://furureno.jp/magazine/6jo-two-people-room-children-layout
参考:ロフトベッドと2段ベッドのあるリビング/株式会社リノベーション東京
水回りをまとめた短い家事動線
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子どもが生まれると、洗濯の回数や料理の手間が一気に増えます。
キッチン・洗面脱衣所・浴室を近くにまとめると、移動が短くなり、複数の家事を並行して進めやすくなります。
行き止まりのない回遊動線にすると、キッチンから洗面脱衣所、ファミリークローゼット、リビングへとそのまま移動できます。
洗濯は、「洗う・干す・しまう」を1か所に集めるのが基本です。
洗面脱衣所の近くに室内干しスペースやファミリークローゼットを置くと、洗濯物を運ぶ距離が短くなります。
水回りの位置を動かすなど、間取りを変更する工事は150万〜500万円が目安になります。
いちばん時間がかかっている家事の動線から見直すと、改善を実感しやすくなります。
参考:洗練されたステキな玄関+家事動線に優れたお家/an cube(アン キューブ)
玄関の土間収納と子どもが片付けやすい収納
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子育て中は、ベビーカーや外遊びの道具、習い事や部活の荷物など、玄関まわりの物が増えます。
玄関脇に土間収納やシューズクロークがあると、汚れた物を室内に持ち込まずに片付けられます。
室内では、子どもの目線の高さに収納を設けると、子どもが自分で出し入れしやすくなります。
可動棚を取り付ける工事なら、3万〜15万円が目安になります。
リビングにファミリークローゼットを設ければ、着替えや身支度がその場で済みます。
ファミリークローゼットなどの収納スペースを増やす工事は、50万〜100万円が目安になります。
どこで何を使うかを書き出してから収納の位置を決めると、使わない収納をつくらずに済みます。
https://furureno.jp/magazine/storage-renovation
住まい全体をリフォーム・リノベーションする場合の費用は、次の記事で紹介しています。
https://furureno.jp/magazine/renovation-market-price
子育てしやすい家の間取りのポイント以外にもリノベーションで知っておきたい資金計画やデザインのコツは沢山あります。
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フルリノではおしゃれなリノベーションの事例をご紹介しています。ぜひご覧ください。
https://furureno.jp/magazine/renovation-fashionable
子育て中の内装・素材選びのポイント
床や壁の素材選びも、子育て中の暮らしやすさを左右します。
汚れや傷への強さ、素材の安全性、マンションなら音への配慮が判断の軸になります。
汚れや傷に強く滑りにくい床材・壁材
子どもが小さいうちは、壁の落書きや手アカ、床の傷や食べこぼしを避けられません。
壁紙は、表面を拭き取りやすいタイプや傷がつきにくいタイプを選ぶと、汚れても掃除で済みます。
子どもの手が届く高さに腰壁を張っておくと、壁紙が汚れる範囲を減らせます。
床は、傷に強いフローリングのほか、汚れを拭きやすいクッションフロアも選択肢になります。
室内の段差をなくし、滑りにくい床材にすると、走り回る時期の転倒を防ぎやすくなります。
コルクタイルや畳は、転んだときの衝撃が小さい床材です。
壁と天井の壁紙を一式張り替える場合は、40万〜80万円が目安になります。
フローリングは、表面だけ張り替える場合で30万〜60万円、下地から張り替える場合で80万〜150万円が目安になります。
子どもが何歳になるまで使う前提の素材かを決めておくと、次に張り替える時期を見通せます。
無垢材・珪藻土などの自然素材
無垢材のフローリングは、薄い板を接着剤で貼り合わせた合板フローリングと違い、1枚の木から切り出した床材です。
素足で歩いたときの肌ざわりがよく、ハイハイの時期を過ごす床にも向いています。
一方で、傷やへこみはつきやすい素材です。
壁は、珪藻土や漆喰などの塗り壁を選ぶ方法があります。
湿気を吸ったり吐いたりする性質があり、汚れた部分は上から塗り直せます。
漆喰などの自然素材で壁を仕上げる工事は、100万〜200万円が目安になります。
傷や汚れをどこまで許容できるかで、無垢材や塗り壁を使う場所を決めることになります。
参考:風通しの良さ+無垢材。気持ちよく暮らせるマンションリノベーション/an cube(アン キューブ)
マンションの床の防音対策
マンションでは、子どもの足音や飛び跳ねる音が下の階に伝わりやすくなります。
リフォームで床を張り替える場合、管理規約で床材の遮音性能が決められていることが多くあります。
規約に合った遮音フローリングを選ぶ方法や、床の下地に遮音マットを入れる方法があります。
リビングに遮音カーペットを敷き詰める方法もあります。
子どもの声が気になる場合は、床だけでなく玄関ドアや窓の防音が必要になることもあります。
床材を選ぶ前に管理規約の遮音性能を確認しておくと、使える床材の範囲が分かります。
子育てのためのリフォーム・リノベーション事例5選
子育て中の家族が、リフォーム・リノベーションで間取りや内装を見直した事例を紹介します。
お子さまへの愛情を、たっぷりと。 いつも家族の繋がりを感じられる住空間。

独立型の壁付けキッチンを対面キッチンに変え、LDの防音と収納を整えた中古マンションの事例です。
施主は、2人の子どもがのびのび過ごせる住まいを求めて、110㎡を超える中古マンションを購入しました。
キッチンを囲っていた壁はなくなり、LDとひと続きの対面キッチンになっています。
料理をしながらでも、子どもの様子を見守れる配置です。
LDには遮音カーペットが敷き詰められ、玄関ドアも防音仕様になっています。
子どもが飛び跳ねたり走り回ったりしても、音が外に伝わりにくい住まいです。
玄関には大容量の収納があり、家族で共有する本棚のスペース(ファミリーライブラリー)も設けられています。
参考:お子さまへの愛情を、たっぷりと。 いつも家族の繋がりを感じられる住空間。/リ・ワークショップ
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憧れのオープンキッチン 〜家事しながら癒されるワケ!?〜

キッチンを家の中心に置き、小上がりの畳コーナーと短い家事動線を設けた中古マンションの事例です。
施主は、未就学の子ども2人がいる4人家族です。
ダイニングキッチンを中心に子ども部屋や寝室、書斎が配置され、家事をしながら家族の気配が分かる間取りになっています。
洗面脱衣所とウォークインクローゼットは、キッチンと一直線上に並んでいます。
小上がりの畳コーナーには家族の写真を飾るオープン棚があり、読み聞かせや横になってくつろぐ場所として使われています。
子ども部屋とダイニングキッチンの間は、3枚の大きな引き戸で仕切られています。
成長したら2つの部屋に分けられるよう、照明とコンセントも用意されています。
参考:憧れのオープンキッチン 〜家事しながら癒されるワケ!?〜/株式会社ディセノ
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「中古マンション×フルリノベ」で、理想のロケーションに理想の住まいを!

3LDKを2LDKに変え、いずれ分割できる子ども部屋を設けた中古マンションの事例です。
施主は、購入した中古マンションで暮らし始める前に、古い設備と暮らしに合わない間取りを一新しました。
リビングと個室を仕切っていた壁は取り払われ、ひと続きの広いリビング・ダイニングになっています。
個室は主寝室と子ども部屋の2つです。
子ども部屋は、いずれ分割できる計画で設計されています。
キッチンのレイアウトも変更され、それに合わせて配管も移動しています。
参考:「中古マンション×フルリノベ」で、理想のロケーションに理想の住まいを!/リフレネクスト横浜
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「子供の成長で部屋が足りない!」 マンションのリビングに、 黒縁ガラスで造る「ママの特等席」。

リビングの一角を間仕切り、母親の居場所となる部屋をつくったマンションの部分リノベーションの事例です。
子どもが小学生になって自分の部屋を欲しがり、母親が自分の部屋を子どもに譲ったことがきっかけです。
部屋数を増やせないマンションで、リビングの一部を使って新しい部屋が確保されています。
間仕切りは下半分が腰壁、上部が黒い枠のガラスで、リビングの光や視線を遮りにくい造りです。
部屋の中には、備蓄品を置ける造り付けの棚が壁一面に設けられています。
間仕切りに合わせて、天井照明の配線も移設されています。
参考:「子供の成長で部屋が足りない!」 マンションのリビングに、 黒縁ガラスで造る「ママの特等席」。/My Design(株式会社Izumida)
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家事が捗る♪子どもが集中できるキッズスペースがあるお家
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リビング横にキッズスペースを新設し、玄関にシューズクロークを設けた事例です。
キッズスペースは壁で少し囲われていて、子どもが遊びに集中しやすい構成です。
キッチンから目が届く位置にあるため、家事をしながら見守れます。
玄関のシューズクロークは、廊下側からもシューズクローク側からも上がれる2方向の動線になっています。
廊下と土間の段差もなくなっています。
参考記事:家事が捗る♪子どもが集中できるキッズスペースがあるお家/an cube(アン キューブ)のリノベーション事例 | フルリノ
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5つの事例、いかがでしたか?ご予算やご希望に合わせ、あなたのご家族に最適なプランと補助金の活用法を個別相談で相談できます。
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フルリノでは子育て中のご家庭でも出来るおしゃれなリノベーションの事例を紹介しています。ぜひご覧ください。
https://furureno.jp/magazine/renovation-detached-house-stylish
子育て世帯が使える補助金とローン

リノベーション費用は、制度を活用すれば抑えられます。子育て世帯が押さえておきたいのは、大きく「もらえる補助金」と「軽くなる税金」の2つです。
もらえる補助金の代表が、国の「みらいエコ住宅2026事業」です。
断熱改修に加え、防音工事や対面キッチンへの交換といった子育て対応の工事も対象になります。さらに自治体独自の補助金もあり、中古住宅を子育て向けにリノベーションする費用に数十万円が出るケースもあります。
軽くなる税金は、住宅ローン減税の優遇措置です。19歳未満の子がいる子育て世帯などは、控除の対象になる借入限度額が一般世帯より高く設定されます。
加えて、長期優良住宅の認定を取ると固定資産税の減額などの優遇が上乗せされます。性能向上リノベと組み合わせれば、税負担をさらに抑えられる仕組みです。
ただし、申請のタイミングや必要書類には細かい条件が多く、見落とすと受けられないこともあります。制度ごとの条件や申請の進め方は、以下の記事でまとめて解説しています。参考:長期優良住宅とはどんな制度?概要やメリットについても解説 | 株式会社JNS建築事務所
https://furureno.jp/magazine/renovation-subsidy-guide
補助金や減税とは別に、工事費の支払いにはローンを使う方法もあります。
いま住んでいる家を改修する場合は、リフォームローンを利用するのが一般的です。
住宅ローンが残っているときは、リフォーム費用を含めて借り換える方法もあります。
中古住宅を買って改修する場合は、物件価格と工事費をまとめて借りられるリフォーム一体型の住宅ローンがあります。
リフォームローンは住宅ローンより金利が高い傾向があるため、どの借り方が合うかは借入額と返済期間によって変わります。
子育てのためのリフォーム・リノベーションの相談先探しなら「フルリノ!」

子育てのためのリフォーム・リノベーションでは、間取りと内装・素材の両方を見直すことで、見守りやすさや家事のしやすさが変わります。
どの工事が合うかは、住まいの広さや構造、予算によって変わります。
マンションでは、管理規約によってできる工事の範囲が限られることもあります。
そのため、子育て世帯の事例を持つリノベ会社を相談先に選ぶことが、希望に近い住まいへの近道になります。
リノベ会社ごとの掲載事例を見比べると、その会社がどんな間取りや素材を提案しているかが分かります。
「フルリノ!」では、リノベ会社ごとの事例を見比べながら、相談先を探せます。
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