こだわりポイント
奥様の日々の家事育児を軸に間取りを考え家の中心にキッチンを。 そこから全ての場所にアクセスよく見通しよく、お子様と常に一緒に時間を過ごせるよう設計しています。玄関ホールや各居室は極力スペースを無くし、一番長く居るリビングダイニングに面積を割り当て。洗面室や浴室は既存のままにすることでコストカットに繋げました。 デザインは全体的にオーク材と真鍮をメインとし秀逸で無駄を排除したものに。草木染のフローリングをはじめ、キッチンを囲む造作パネル、玄関の造作家具と大きく目につくところに飽きの来ないナチュラルな素材感と色味。壁面はオフホワイトに調色した漆喰を使用し自然素材にこだわりました。間接照明による陰影も柔らかく感じられます。 そして大きなアクセントを担うのが2つの室内窓。玄関に光を落とす窓は明るい玄関を形成しつつシンボルとして。真鍮で製作している為経年での変化も期待感があります。キッチンと居室を繋ぐのはスチール製窓。火気を扱う場所なので耐火という問題もクリアしながら視界の良さを実現しました。全体に対して浮島のようなキッチンの見え方に一役買っています。 その他も拘ったディテールや緻密な寸法計画によって、ノンストレスで好きの詰まった帰りたくなる家になったと思います。 今後お子様の成長をはじめライフスタイルの変化に合わせ、場所ごとの在り方を変えていくことも楽しめそうです。
DATA
- リノベ箇所
- リビング/寝室/玄関/トイレ/洗面所/子供部屋/収納・クローゼット/フルリノベーション/ダイニング/LDK全体
- 完成時期
- 2024年03月
- 延床面積
- 70.8平米
- 設計
- アズ建設
- 施工面積
- 70.8平米
- 施工
- アズ建設
- 間取り
- 未選択
- 家族構成
- 家族(子供1人)
- 築年数
- 29年
BEFORE
AFTER
リノベの背景
当初よりお住まいになっていたお施主様。とても綺麗にお住まいになられていて、そして当時から素敵な家具たちが並んでいたことを覚えています。 入居前一度リフォームが入っていることもあり設備機器も状態が良く内窓設置済みで音や断熱への配慮も申し分ありませんでした。 ただマンションにありがちな暗く長い廊下と玄関。良くも悪くも無難な内装材。自由度の低い間取り。 お子様の誕生と共に今後長くお住まいになる事を考えられるうえでは不満に思われる点が明確化されていて、リノベーションについてかなり前向きなスタートを切りました。 奥様の日々の家事育児を軸に間取りを考え家の中心にキッチンを配置し、そこから全ての場所にアクセスよく見通しよく、お子様と常に一緒に時間を過ごせるよう設計しました。玄関ホールや各居室は極力スペースを無くし、一番長く居るリビングダイニングに面積を割り当て。所々のアールがポイントです。