寒さから家族を守る「ヒートショック対策」はリフォーム・リノベで解決!
冬場に急増するヒートショックは、急激な温度変化が原因で体に負担をかけ、命に関わることもある危険な現象です。
本記事では、症状や原因を解説し、ヒートショックを予防するための効果的なリフォーム・リノベーション方法を詳しくご紹介します。
また、リフォーム費用の目安や補助金制度も解説。寒さ対策を万全にして快適で安全な暮らしを実現するための情報が満載です。
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ヒートショックの基礎知識・症状・原因・対策

ヒートショックは、冬場の寒暖差が激しい場所で起こりやすい健康リスクです。この現象は急激な温度変化による血圧の変動が原因で、心臓や脳に大きな負担をかける可能性があります。
ヒートショックがなぜ発生するのか、どのような環境や人が影響を受けやすいのかを詳しく解説します。また、対策も具体例を挙げながら紹介していきます。
症状・原因
ヒートショックとは、急激な温度差によって血圧が大きく変動し、心臓や脳に大きな負担を与える現象です。
心筋梗塞、脳卒中、不整脈、低血圧などの深刻な健康被害や最悪のケース、死に至ることがあります。
特に冬場の寒暖差が激しい環境で発生しやすく、以下の条件がリスクを高めます。
- 低温環境:寒い脱衣所やトイレ、未暖房の浴室など温度差が大きい場所。
- 長時間の高温浴:熱いお湯に浸かることによる血管の収縮。
- 高齢者や基礎疾患のある人:血圧調整機能が低下している人が特に危険です。
ヒートショックが起きやすい場所として、浴室や脱衣所、トイレなどの寒冷地帯が挙げられます。
なりやすい人
ヒートショックのリスクが高いのは以下の人々です:
- 65歳以上の高齢者:血管の弾力性が低下し、血圧調整が難しくなるため。
- 築年数が古い住宅に住む人:断熱性能が低く、室温の管理が難しい環境にある場合。
- 熱いお湯を好む人:長時間の高温浴により、血圧が急激に変動しやすい。
- 喫煙者:喫煙は血管収縮や動脈硬化を引き起こし、血圧変動に弱くなるためヒートショックのリスクを高めます。
環境的な要因や生活習慣の改善が、ヒートショックのリスク軽減に大きく影響します。
対策
ヒートショックを予防するためには、住環境の改善と適切な習慣が必要です。
断熱リフォーム
ドアや窓の断熱性能を高め、室温差を減らします。
お金はかかってしまいますが、補助金を活用すれば費用負担を軽減できます。
浴室や脱衣所を暖める
浴室暖房を設置し、寒冷地帯を事前に暖めることでリスクを軽減します。
入浴習慣の見直し
お湯の温度は41度以下、入浴時間は10分以内を目安に設定。
お湯が42度以上だと交感神経が刺激され、血管が収縮し血圧は上昇し、10分以上つかっていると血圧が下がってしまうためです。
生活習慣の改善
食後や飲酒後の入浴を避け、浴槽からゆっくり立ち上がる。
飲酒をすると血管が広がり、アルコールの利尿作用で脱水や低血圧になりやすくなります。
食後も血圧が下がりやすく、心臓や脳に血液を送れずに意識を失うリスクがあります。
ヒートショックを予防するための効果的なリフォーム

ヒートショックを防ぐためには、家全体の断熱性能を高めるリフォームが効果的です。
- 断熱材によるリフォーム
- 内窓(二重窓)の設置や窓ガラスの断熱化
- ユニットバスへの浴室変更
- 脱衣所やトイレへの暖房機設置
- 床暖房の導入
断熱材によるリフォーム

断熱材を天井や壁、床に設置し、外部からの冷気の侵入を防ぎ、室内の温度差を緩和するリフォーム方法です。特に浴室やトイレ、脱衣所などヒートショックが起きやすい場所に施工するだけでも効果が期待できます。
(費用目安)
天井断熱材設置:15万円〜90万円
床断熱材設置:10万円〜110万円
壁断熱材設置:50万円〜150万円
天井リノベーションの詳細記事はこちら↓
天井をリノベーションする2つのメリットとは?仕上げ・天井高の種類と費用相場などを合わせて紹介!
断熱材の種類や施工方法によって費用が大きく異なるため、専門のリフォーム会社に相談して最適なプランを立てましょう。
窓の断熱化

窓の断熱化は、寒暖差を軽減するための効果的な方法であり、窓からの冷気を防ぐことで室内の温度を安定させ、冷暖房効率も向上します。既存の窓に内窓を設置する二重窓リフォームや、断熱性能の高いガラスへの交換が主な方法です。
内窓の設置は工事期間が短く、費用も8万円〜15万円程度で済むため、手軽に取り入れられる対策です。特に浴室や洗面所など、外気にさらされやすい窓がある場所では断熱化の効果が顕著に表れます。
費用目安:8万円〜15万円
特に浴室や洗面所に窓がある場合、窓の断熱化がヒートショック予防に直結します。
浴室を最新のユニットバスに

在来工法の古い浴室を最新のユニットバスへの交換で、断熱性能が大幅に向上し、冷気の侵入を防ぐ効果が期待できます。
最新のユニットバスは壁と外壁の間に空気層ができる構造で、断熱性を向上させるだけでなく、お手入れがしやすい点も特徴です。
(費用目安)
在来工法のお風呂からの変更:約95万円〜
ユニットバスを最新のものに変更:約70万円〜
※在来工法のお風呂とは、現場で職人が一から工事を行う浴室のことです。
最新モデルでは、さらに高い断熱性能を持つ製品も多いため、ヒートショック対策を目的に選ぶ際は専門家に相談しましょう。
浴室暖房の設置・後付け
浴室暖房は、浴室内を素早く暖めることでヒートショックを防ぐ有効な手段です。
天井に換気扇が設置されている場合は、後付けで暖房機能を追加が可能です。
製品には換気と暖房のみのシンプルなものから、乾燥機能やミストサウナ機能を備えた多機能型までさまざまな選択肢があります。
(費用目安)
3万円〜20万円
ただし、スペースや既存設備によっては設置が難しい場合もあるため、リフォーム会社への相談が重要です。
トイレや洗面脱衣所に暖房機を追加

トイレや洗面脱衣所に暖房機の設置もヒートショック対策として有効です。
小型の壁付け暖房機の設置や、コンセントを増設して可動式暖房機を活用する方法が考えられます。
特にトイレではウォシュレットや暖房便座を導入し、快適性を向上させることができます。
(費用目安)
壁付け暖房機:約2万円〜5万円
コンセント増設:約1万円〜3万円
ウォシュレット設置:約3万円〜10万円
寒冷地で暮らす家庭では、これらの場所もヒートショック予防の重点箇所として検討をおすすめします。
床暖房を増設
床暖房は、足元を冷えから守り、全体の室温を安定させる効果があります。冷えやすい脱衣所や洗面所、トイレなどに部分的に設置する方法がコスト面でも効果的です。
床の張り替えには、「直張り施工」、「張り替え施工」の2種類があります。
直張り施工は既存の床の上に床暖房を設置する方法で、工期が短くコストを抑えられるのが特徴です。
一方、張り替え施工は既存の床を撤去してから新たに床暖房を設置する方法で、仕上がりの自由度が高いですが、費用がやや高めになります。
(費用目安)
1畳あたり(直張り):5万円〜11万円
1畳あたり(張り替え):8万円〜11万円
施工方法や床材によって費用が異なるため、予算と相談しながら進めるとよいでしょう。
リフォーム場所別の費用相場
リフォーム費用は、施工場所や施工範囲によって異なります。以下にリフォーム場所別の費用相場をまとめました。
断熱材の設置 | 天井断熱材設置 | 15万円〜90万円 |
床断熱材設置 | 10万円〜110万円 | |
壁断熱材設置 | 50万円〜150万円 | |
窓の断熱化 | 内窓設置 | 8万円〜15万円 |
ユニットバスの交換 | 在来工法浴室からユニットバスへの変更 | 約95万円〜 |
ユニットバスを最新のものに変更 | 約70万円〜 | |
浴室暖房の設置・後付け | 浴室暖房の設置 | 3万円〜20万円 |
床暖房の設置 | 1畳あたり(直張り) | 5万円〜11万円 |
1畳あたり(張り替え) | 8万円〜11万円 |
これらの費用は、使用する素材や施工方法、工事範囲によっても変動するため、リフォーム会社に相談し、詳細な見積もりを取ることが重要です。
リノベーションの坪単価は以下の記事でも解説しているので、ご参考ください。
リノベーションにおける坪単価の相場は?費用が変動する4つのポイントを合わせて解説
ヒートショック対策で使える補助金

リフォーム・リノベーションには、国や自治体が提供する補助金制度の活用で、費用負担を大きく軽減できます。
100万円を超える補助が出る場合もあるため、必ず確認しましょう。
たくさん補助金は存在しますが、代表的な補助金制度を紹介します。
既存住宅における断熱リフォーム支援事業
この事業では、省エネ効果が15%以上見込まれる断熱材や高性能ガラスを用いたリフォームを行う場合に補助の対象となります。
(対象工事)
断熱材、窓、ガラス、玄関ドアなどの断熱性能向上工事
(補助金額)
施工費用の1/3(戸建て住宅の上限120万円)
蓄電システムの導入もあわせて行う場合、さらに補助を受けられる場合があります。
先進的窓リノベ事業
開口部(窓・ドア)の断熱性能を向上させるリフォームに対して補助金が交付されます。
窓の断熱化は比較的手軽にできるリフォームでありながら、効果が大きいため、利用しやすい制度です。
補助金額最大200万円ともかなり大きいため、必ずチェックしましょう。
(補助金額)
一戸あたり上限200万円。
子育てエコホーム支援事業
子育て世帯や若者夫婦世帯を対象とした住宅省エネリフォーム支援制度です。
対象の工事は、窓や壁、床、天井の断熱改修、高効率給湯器や太陽光発電設備などの省エネ設備の導入が含まれます。また、手すりの設置や段差解消などのバリアフリー改修、安全対策を目的とした住環境の改善も対象です。
(補助金額)
子育て世帯・若者夫婦世帯:上限60万円。
その他の世帯:上限30万円。
地方自治体独自の補助金制度
多くの自治体が独自の補助金制度を設けています。
例えば、神戸市が実施している「住宅改修助成事業」では、高齢者や障害者が住みやすい住宅環境を整備するための改修費用が補助対象となり、補助金額は工事費の2分の1(上限20万円)まで支給されます。
このような制度を利用し、バリアフリー改修や断熱対策リフォームの費用負担を軽減できます。お住まいの自治体の制度を詳しく調べることが大切です。
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ヒートショックは、冬場に命を脅かすリスクのある現象ですが、適切なリフォームや住環境の改善で予防が可能です。
ヒートショックの症状や原因を解説し、その対策として断熱材や窓の断熱化、ユニットバスへの交換、浴室暖房の設置などの効果的なリフォーム方法をご紹介しました。
さらに、これらの工事にかかる費用相場や活用できる補助金制度も詳しく解説しました。
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古くから住宅の断熱化に取り組んでおり、大学教授や研究機関、大手住設メーカーらと協働し、多くの人々に「断熱化」の意義を広める啓蒙活動をおこなっていらっしゃいます。ヒートショック対策にを相談するにはもってこいです。
リワークショップさんの断熱リノベへのこだわりの記事↓

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