「実家をリノベーションしたいけど、何から始めればいいか分からない…」
「実家リノベーションの事例や費用相場を知りたい」
理想の住まいづくりは、人生における大きな決断の一つ。 だからこそ、誰もが「失敗したくない」と強く思うでしょう。
この記事では、実家リノベーションでよくある注意点、そして気になる費用相場を事例と合わせてご紹介します。
「フルリノ!」は、実績豊富なリノベーション会社の施工事例を多数掲載しています。
ぜひ「フルリノ!」を活用して、理想のリノベーション事例を見つけてください。
実家をリノベーションする人が増えている?

近年、実家をリノベーションする人が増えています。
親から家を相続したものの、自分はすでに家を持っているため、相続した家に住む予定がないという人が増えています。
相続税の問題もあり、空き家にしておくわけにもいかないため、活用方法に悩む人が多くいます。
また、相続した家を有効活用できない場合、空き家となってしまうケースも増えています。
空き家は、管理が不十分だと老朽化が進み、地域の景観を損ねるだけでなく、防犯上の問題も引き起こす可能性があります。
実家の活用方法としては、売却、賃貸、建て替え、リノベーションなどがあげられます。
しかし「住み慣れた街で暮らしたい」「思い出のある家を壊したくない」という理由から、リノベーションを選択する人が増えています。
実家リノベーションのメリット

実家のリノベーションでは、建て替えにはない多くのメリットがあります。
費用面、税制面、住み心地、といった多くの魅力を解説します。
費用が安くて、早く工事できる
リノベーションの最大の魅力は、建て替えに比べて費用を大幅に抑えられる点にあります。
既存の建物を活用するため、解体費用や基礎工事費用などが不要となり、その分を内装や設備に充てることができます。
令和5年の国土交通省の調査によると、住宅の建て替え費用は5,745万円です。
したがって、リノベーションに2000万円使ったとしても、建て替えと比較して費用を大幅に抑えられることになります。
相続税を抑えられる
実家を相続する際、相続税が発生する可能性があります。
しかし、実家をリノベーションすることで、相続税を抑えることができます。
具体的には、「小規模宅地等の特例」という制度を利用することで、相続人が被相続人(亡くなった人)と同居している場合、土地の評価額を最大80%減額することができます。
また、建て替えをすると不動産評価額が上がりますが、リノベーションの場合評価額が変わらないことが多いです。
土地と建物の評価額が低いと相続税を抑えられるため、この点もリノベーションのメリットと言えるでしょう。
住み慣れた街で思い出を残したまま暮らせる
実家をリノベーションすると、住み慣れた街で思い出を残したまま暮らすことができるという大きな魅力があります。
子供の頃から住んでいる実家には、家族の思い出がたくさん詰まっているものです。
リノベーションによって、これらの思い出を大切にしながら、新しい生活をスタートすることができます。
また、実家のある地域には、長年住んでいるからこそ得られる安心感や繋がりがあるでしょう。
地元の人との交流や、地域のイベントへの参加など、地域との繋がりを大切にしたいという方にとって、リノベーションは最適な選択肢と言えます。
実家リノベーションの費用はどれくらい?

実家リノベーションの費用は、建物の種類(マンション/戸建て)、広さ、築年数、工事内容などによって大きく異なります。
ここでは、それぞれの違いについて費用がどのように変化するのかを解説します。
マンション/戸建ての場合
- マンション:500〜1,500万円
- 戸建て:700〜2,500万円
一般的に、マンションよりも戸建ての方がリノベーション費用が高くなる傾向があります。
これは、戸建ての場合、基礎や外壁など、建物全体の改修が必要になるケースが多いためです。
マンションの場合は、専有部分のみのリノベーションとなるため、費用を抑えられることが多いです。
1平米の費用の目安
フルリノベーションの費用は、施工によって計算されることが一般的です。平米基準の目安は以下の通りです。
- 8〜22万円/㎡
- 設備や素材にこだわらなければ、主に15万円/㎡以内で収容できるケースが多い。
例えば、50㎡のマンションをリノベーションする場合、400〜750万円が一般的な費用の範囲です。予算に応じて、使用する素材や設備の調整が必要です。
築年数による費用の違い
築年数が古い建物ほど、リノベーション費用が高くなる傾向があります。
これは、古い建物の場合、耐震補強工事や断熱改修工事など、追加の工事が必要になるケースが多いためです。
築年数による費用の目安は以下の通りです。
築年数 | 25坪 | 30坪 | 40坪 |
築10〜20年(内装・水回り) | 180〜650万円 | 240〜750万円 | 270〜930万円 |
築10〜20年(内装・屋根・外壁塗装) | 240〜870万円 | 300〜1,000万円 | 370〜1,280万円 |
築年数や施工範囲に応じて予算の検討が大切です。
リノベーションの費用についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください
参考: リノベーションの費用でお悩みの方必見!リノベの費用相場を徹底解説!
実家リノベーションで注意すべき5つのポイント

実家をリノベーションすれば、家族の歴史や思い出を受け継ぎながら、より快適な暮らしができるでしょう。
しかし、成功させるためには、いくつかの重要な注意点があります。
ここでは、特に注意すべき5つのポイントについて解説します。
1. 建物の老朽化や耐震性をチェックしておく
実家が古い建物の場合、老朽化が進んでいる可能性があります。
リノベーションを行う前に、専門業者に依頼して建物の状態をしっかりとチェックしてもらいましょう。
特に、耐震性については、必ず確認しておく必要があります。
1981年(昭和56年)以前に建てられた建物は、現行の耐震基準を満たしていない可能性があります。この場合は耐震補強工事を検討しましょう。
また、建物の劣化状況によっては、大規模な修繕工事が必要になる場合があります。
「リノベ会社に依頼してみたら建て替えの方が安かった」ということにならないように、ホームインスペクション(住宅診断)を利用して、建物をチェックしておくがおすすめです。
2. バリアフリー化やヒートショック対策をしておく
高齢のご家族が住んでいる場合や、将来的に介護が必要になる可能性がある場合は、バリアフリー化を検討しましょう。
具体的には、段差の解消や手すりの設置、通路の拡張などが挙げられます。二世帯住宅の場合は、特にバリアフリー化しておくと、介護の際にも便利です。
また、冬場のヒートショック対策も検討しましょう。
ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が急上昇し、心臓や血管に負担がかかる現象です。
築年数の古い家は断熱性能が低い傾向があるため、リノベーションをする際には断熱改修を検討しましょう。
参考: ヒートショック対策のリフォームとは!原因になりやすい人から対策・費用・使える補助金まで解説!
3. 将来のライフスタイルに合った間取りにする
リノベーションを行う際は、将来のライフスタイルを考慮して間取りを決めましょう。
例えば、「子どもが生まれる」「ゆくゆく二世帯住まいになる」など、近い将来起こりうる暮らしの変化を考慮することが大切です。
子供部屋の間仕切り壁を設置・取り外しできるようにしたり、寝室を別々に設けたりするなど、将来の変化に合わせて間取りを柔軟に変更できるように工夫すると良いでしょう。
4. 贈与税で損をしないように名義を確認する
実家の名義が親のままリノベーションを行うと、贈与税が発生する可能性があります。
というのも、リノベーション費用は贈与とみなされる場合があり、贈与税の課税対象となるためです。
また、リノベーション後に不動産を売却する際にも、名義の問題が複雑になることがあります。
このような事態を避けるためにも、リノベーションを行う前に、税理士などの専門家に相談し、名義についてしっかりと確認しておきましょう。
相続税対策のためにも、生前贈与を検討するのも一つの方法です。
5. 使える補助金を確認する
実家リノベーションには、様々な補助金制度を利用できる場合があります。
例えば、介護保険制度や、地方自治体のリフォーム補助金などが挙げられます。これらの補助金制度を有効活用することで、リノベーション費用を抑えることができます。
バリアフリー化における補助金制度には次のようなものがあります。
- 介護保険制度
- 子育てエコホーム支援事業
また、断熱リフォームにおける補助金もあります
- 既存住宅における断熱リフォーム支援事業
- 子育てエコホーム支援事業
- 長期優良住宅化リフォーム推進事業
補助金制度については、各自治体の窓口やホームページで確認してみましょう。
【厳選】実家のリノベーション事例5選
「フルリノ!」では実家のリノベーション実績が多数あります。
ここでは厳選した5つ事例をご紹介します。
それぞれの特徴やこだわりポイントを解説しているので、ぜひご参考ください。
父から娘へそして孫へと続く

何年も空き家になっていたご実家。放置していてもお手入れや管理のコストが嵩むばかり…
お施主様は、就職のため帰ってくるお嬢様の為にも、思い切ってリノベーションを決意されました。
寒い北側のダイニングキッチンと和室の居間、使わない客間が一番日当たりの良い南側に配置された昔ながらの間取からLDKを南側に・2階にあった寝室を1階にリノベーション。
平屋感覚でゆっくりと暮らせる住まいになりました
参考: 父から娘へそして孫へと続く
ワンちゃんが主役の間取り計画!築40年の戸建てリノベーション

譲り受けたご主人のご実家。築年数も古いことから雨漏りが激しく、フルスケルトンでのリノベーションを決意され、ご相談いただきました。
ワンちゃんを飼っておられるため、ワンちゃん中心の間取りにしたい!と、その想いを軸にプランニングがスタート。
階段下のスペースを活用したくつろぎ空間、しっかりスペースを確保したトイレ場や足洗い場など、遊び心をプラスしたワンちゃんが主役の素敵空間となりました。
参考: ワンちゃんが主役の間取り計画!築40年の戸建てリノベーション
外と繋がる空間!憧れのリビングデッキのあるおうち

ご主人のご実家だった築40年程のお家を譲り受けた際、老朽化が気になり、大規模なリノベーションを決意されて弊社へご依頼くださいました。
西海岸風の明るく爽やかなLDK。全開口の折りたたみ窓とウッドデッキを設け、外と繋がる空間を実現しました!
他にも、ヘリンボーンの壁やイナズマ階段などこだわりポイントがたくさん。
お気に入り空間で、心地よくお過ごしいただけるおうちとなりました。
限られたLDK空間の中で憧れの対面型キッチンが実現!

リフォームしたお家は、ご主人のご実家。数年前にお父さまが亡くなられ、お母さまが1人で住んでいました。
家族が集まるLDKにこだわりの対面型キッチンを配置。
2列型アイランドキッチンが対面型を諦めかけていたお客様の夢を実現し、アクセントクロスや間接照明で素敵なインテリアに。
参考: 限られたLDK空間の中で憧れの対面型キッチンが実現!
ブロック壁が素敵な戸建てリノベーション

ご主人のご実家を受け継いだご夫婦。ワンちゃんを含め、家族で心地よく暮らせるお家にしたい、とご相談いただきました。
元の間取りを忘れてしまうほどガラッと雰囲気を変えたリノベーション。特に目を引くのは、キッチン前に設けた大きな格子窓。
大工造作でガラスをセットしダイニングやリビングを見渡せて、気になるにおいなどはシャットアウトできるよう設計しました。
実家のリノベーションを考えているなら「フルリノ!」がおすすめ

本記事では、実家のリノベーションについて詳しく解説しました。
リノベーションの成功の鍵となるのは、信頼できる施工業者を選ぶことです。
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