「家がなかなか片づかない」「クローゼットがいつもパンパン…」そんなお悩みはありませんか？
その悩み、単に収納ボックスが足りないから…というわけではないんです。
収納場所はあるのになぜか出し入れしにくかったり、奥の方がデッドスペースになってしまっていたりしませんか？
お気に入りの雑貨を「見せる」のと、生活感を「隠す」バランスも悩みどころ。
そこでこの記事では、リノベーションで収納力をグッと上げるための具体的な解決策をご紹介します。
収納力を上げるリノベーションのアイデアとは？
毎日を心地よく過ごすためには、単に収納スペースを広げるだけでは不十分です。
大切なのは、今の暮らしや持ち物の量に合わせた適切な配置と仕組みづくりです。
年齢を重ねるにつれて、取り出しやすさや身体への負担が少ない動線も重要になってきます。
ここでは、機能性とデザイン性を兼ね備えた具体的なリノベーションのアイデアをご紹介します。
リノベーションの情報を、気軽にチェックしたい方へ。
「フルリノ！」のLINE公式アカウントでは、実例や暮らしのヒントをお届けしています。
ご興味があれば、ぜひ友だち登録してみてください
<<cta-line-01>>
可動棚・壁面収納にする
収納棚を造作する際は、棚板を固定せずに可動式にすることをおすすめします。
可動式にすることで、季節家電から日用品まで物の大きさに合わせて高さを自由に変えることができ、空間を無駄なく活用できます。
壁面を活用する場合は、下地補強をしっかり行った上で有孔ボードや連結シェルフを設置すると、安全かつおしゃれに物を固定できます。
趣味の道具や愛着のあるコレクションを飾るように収納したい方には最適な方法です。
頻繁に使うものはあえて扉を付けず、見せる収納として箱やバスケットを活用すると、出し入れが驚くほどスムーズになります。
最後に大切なのは、掃除のしやすさと取り出しやすさを考慮した造作にすることです。
床から少し浮かせて棚を設置するなど工夫を凝らすことで、日々の掃除機掛けも楽になり清潔な空間を保てます。
ウォークインクローゼットやパントリーを種類ごとに管理する
衣類はウォークインクローゼット、食材や調理家電はパントリーといったように、種類ごとに一括管理する場所を作ると効率的です。
一か所にまとめることで在庫の把握がしやすくなり、無駄な買い物を減らすことにもつながります。
毎日を快適にする家事動線の工夫は、実は家族を守る「防災力」にも直結します。
例えば、部屋を行き止まりにせず通り抜けができる回遊動線やウォークスルー型を採用すると、日常の家事時間を削減できると同時に非常時の物資へのアクセスも格段に良くなります。
計画の際は、非常食や日用品のストック量をあらかじめ想定し、最大保管量から逆算して棚の広さを決めることが重要です。
日常と非常時、その境界をなくすように計画することで、万が一の時も慌てずに済み、本当の意味で安心感のある暮らしが手に入ります。
このように計画することで、万が一の時も慌てずに済み、安心感のある暮らしが手に入ります。
最後に、趣味のアウトドア用品や季節ごとの買い置きも一括管理できるようにしておくと、部屋が片付かないという悩みがある方にとって最適です。
玄関・廊下・洗面のデッドスペースを活用する
玄関には土間スペースを広げ、壁面収納を組み合わせることで、靴だけでなくアウトドア用品や傘などを定位置化できます。
汚れたコートや汚れのあるものを室内に持ち込まずに済むため、部屋をきれいに保つことができます。
見落としがちな廊下の壁厚を利用したニッチや柱と柱の間には、浅型の棚を設置して日用品や本の一時置き場として活用するのがおすすめです。
洗面所では、タオルや洗剤、ストック類を使用頻度の高い順に上下に振り分けて収納すると、毎日の身支度がスムーズになります。
デッドスペースになりがちな洗濯機の上部なども、専用の棚を設けることで立派な収納スペースに生まれ変わります。
このように活用すると通路の圧迫感を感じさせることなく収納量を確実に増やすことができるため、限られた空間を有効に使いたい方に最適です。
リフォームで押入れをクローゼットに変更する
使い勝手の悪い古い押入れは、中段や枕棚を撤去し、枕棚とハンガーパイプを設置して洋風のクローゼットに変更すると便利です。
奥行きがありすぎて使いにくかった空間も、パイプを通すことでコートやジャケットを掛けるのに最適な場所に生まれ変わります。
開口部は、ふすまから折れ戸や引き戸へ変更することで、全開にして中身を見渡しやすくしたり、通行の妨げにならないようにしたりできます。
クローゼットの奥行きは一般的に55センチから65センチが最適とされており、これに合わせて壁の位置を調整することで部屋を広く使える場合もあります。
かさばる布団類は圧縮袋を活用して縦型に収納することで、省スペース化を図ることができます。
和室から洋室仕様への転用を行うことで衣類が取り出しやすくなり、毎日の着替えや洗濯物の片付けという家事負担が劇的に軽くなります。
収納力を上げるリノベーションで失敗しないためのポイントとは？
せっかくリノベーションをするなら、後悔のないように計画を進めたいものです。
特に収納に関しては、ただ増やせば良いというわけではなく、使い勝手や将来の変化を見据えた設計が欠かせません。
ここでは、プロの視点から失敗しないために押さえておくべき重要なポイントを解説します。
動線と扉・構造に問題はないか確認
収納を計画する際は、開き戸を開けた時に他の家具やドアと干渉しないか、家電の開閉スペースは十分かを同時にチェックする必要があります。
通路幅が狭くなると、毎日の生活でストレスを感じる原因になるため注意が必要です。
場所や用途に合わせて、引き戸、折れ戸、あるいは扉を設けないオープン収納を使い分けることで、出し入れの速度を最適化できます。
また、リノベーションでは配管や梁、耐力壁など、構造上どうしても動かせない要素が存在します。
これらの制約を計画の初期段階でしっかりと把握し、それを避ける形や逆に利用する形で収納を設計することが成功の鍵です。
将来自分たちが年齢を重ねた時のためにバリアフリーも想定し、老後まで無理なく使い続けられる設計にしておくことが大切です。
棚の高さ・奥行きのベストサイズを知る
収納棚を作る際は、何をしまうかによって最適な棚の間隔が変わってきます。
例えば、食品なら12センチから15センチ、本なら28センチから32センチが目安となり、靴は高さ別に変えられるようにすると無駄がありません。
奥行きに関しては、奥の物が見えて手が届く限界である30センチから35センチ程度が使いやすく、深すぎると奥の物が取り出せずデッドスペース化してしまいます。
ウォークインクローゼットの通路幅は、ハンガーに掛けた服の幅に人が通るゆとりを加えて、最低でも80センチから90センチは確保したいところです。
手持ちの物の量を把握し、そこから逆算して設計することで、使わない棚を作るような無駄な造作コストを回避できます。
自分たちが持っている物のサイズを測り直してみることが、理想の収納を作る第一歩となります。
湿気・臭い・カビ対策で長持ちする収納を手に入れよう
密閉された収納空間は湿気がたまりやすく、大切な衣類や革製品にカビが生えてしまうリスクがあります。
可動棚を設置する際は、通気孔を設けたりスノコ状の棚板を選んだりして、空気が常に循環するように工夫しましょう。
土間収納やウォークインクローゼットには、換気扇などの換気計画を盛り込むとともに、調湿効果のある建材を採用して湿度を一定に保つことが効果的です。
靴や食品のニオイ移りを防ぐためには、保管場所を分けるだけでなく、扉やカーテン、パッキンなどを適切に使い分けることが重要です。
特に湿気の多い水回り付近の収納は、素材選びから慎重に行う必要があります。
こうした対策を講じることでカビや嫌な臭いの悩みを抑え、お気に入りの靴やレザー用品も安心して長く保管できるようになります。
マンション規約や構造躯体の制約の確認は必須
マンションのリノベーションでは、専有部分であっても自由に工事ができない箇所があります。
共用部や建物の構造躯体、縦に通っている排水管（コア配管）などには触れることができないため、まずは「できる範囲」を整理することが先決です。
床材や壁材を変更する場合、管理規約で定められた遮音性能や防火基準、換気条件を満たす建材と納まりを選定しなければなりません。
また、工事を行うには管理組合への事前申請が必要であり、定められた工期やルールを踏まえた上で工程管理を行う必要があります。
これらを無視して進めると、工事がストップしたり近隣トラブルに発展したりする恐れがあります。
最後に、トラブルを未然に防ぎ、安心して理想の住まいづくりを進められる体制を整えるために、プロによる事前の現地調査と規約確認は必須です。
ここまで収納力を上げるリノベーションで失敗しないためのポイントについてお伝えしました。
収納力を上げるリノベーションについてもっと詳しく知りたい方へ。
「フルリノ！」では、住まいに関する無料相談会を随時開催しています。
気になることを気軽に聞いてみませんか？
<<cta-private-01>>
収納を増やしたリノベーション実例をご紹介！
ここまで収納のポイントをお伝えしてきましたが、文や図面だけでは、リノベーションの効果はなかなかイメージしにくいもの。
でも、実際の実例写真を見れば「こんなアイデアがあるんだ！」と具体的に想像できるはずです。
自分たちと同じ悩みを持っていた人が、どうやって問題を解決し、快適な暮らしを手に入れたのか。
そのアイデアは、これからの家づくりの大きなヒントになります。
ここでは、収納力をアップさせた成功事例を厳選してご紹介します。
まとめ買いをしても困らない収納スペース
おすすめ記事：https://furureno.jp/renovation-case/6
食材や日用品をつい買いすぎてしまっても、置き場所に困らない余裕のある住まいを実現した事例です。
デッドスペースになりがちだったキッチンの背面の壁を、天井まで使える一面収納スペースに変更しました。
さらに寝室の一角にも大容量の本棚を設置することで、散らかりがちだった書籍や書類をすっきりと収めています。
まとめ買いをしても物が溢れ出さないように、手持ちの量よりも少し多めに収納できる十分な量と広さを確保しました。
結果として、リビングやダイニングに物が散乱することがなくなり、いつでも人を呼べるきれいな状態をキープできるようになりました。
心にゆとりが生まれ、週末の買い出しも収納場所を気にせず楽しめるようになっています。
<<cta-builder-consultation-1>>
リビング横に新設した小上がりに大容量の収納スペース
おすすめ記事：https://furureno.jp/renovation-case/134
リビングの一角に小上がりスペースを設け、その床下を全て収納として活用するアイデアを取り入れた事例です。
小上がりの床下は深さがあるため、季節外れの家電や毛布、また頻繁には使わないけれど捨てられない思い出の品などをたっぷりと収納できます。
リビングですぐに使いたい日用品や、お孫さんが遊びに来た際のおもちゃなども、ここならスッキリと片付けることができます。
段差部分は腰掛けるベンチとしても使えるため、収納としてだけでなく家具としての実用性も大幅にアップしました。
空間にメリハリが生まれ、リビングが広く感じられるという視覚的な効果もあります。
生活感が出やすいものを隠しながら、必要な時にはすぐ取り出せるという理想的な収納環境が整いました。
<<cta-builder-consultation-18>>
暮らしやすさと快適さを両立した機能的な空間づくり
おすすめ記事：https://furureno.jp/renovation-case/156
最もこだわったのは、単にモノを仕舞う場所を作ることではなく、お客様の暮らしそのものをデザインすることでした。
まず、お客様の「一日の行動」を朝起きてから夜眠るまで詳細にヒアリングし、その生活リズムを紐解くことからスタートしました。
それぞれのシーンで人がどう動くのかをシミュレーションし、その動線上で最も自然に手が届く「最適な場所」に「最適な収納」を配置しています。
そのために採用したのが、既製品では叶わない特注の造作家具です。
ミリ単位で調整された家具は、デッドスペースを生まないだけでなく、空間の建築美の一部として美しく馴染みます。
特に住まいの中心となるキッチンにおいては、冷蔵庫からシンク、コンロへの移動距離を最小限に抑える効率的な動線を確保しました。
さらに、機能一辺倒にならぬよう温かみのある木目調の素材でコーディネートし、リビングダイニングとの一体感やデザイン性も両立させています。
「収納量」と「動線」は、別々に考えるものではなく、密接に関わり合うものです。
これらを一体として計画したこの住まいでは、無意識のうちに片付けができる仕組みが整っています。
結果として家事が驚くほどスムーズに進み、常にすっきりと片付いた心地よい住環境が実現しました。
<<cta-builder-consultation-22>>
使い勝手抜群の収納が嬉しいLDKのあるお家
おすすめ記事：https://furureno.jp/renovation-case/240
料理や家事が好きな奥様のために、動線と収納効率をとことん追求した事例です。
キッチンの背面には、置くものに合わせて高さを変えられる可動棚式のパントリーを配置しました。
このパントリーはあえて扉をつけないオープンな空間にすることで、調理中の出入りや重い食材の収納作業のしやすさを向上させています。
また、寝室近くには季節の衣類をまとめてしまえるウォークインクローゼットもしっかりと確保しました。
限られたスペースのトイレにも、トイレットペーパーや掃除道具が取り出しやすい位置に使いやすい収納スペースを確保しています。
適材適所の収納計画により、家の中での移動距離が減り、年齢を重ねても楽に暮らせる住まいになりました。
<<cta-builder-consultation-18>>
「好き」を飾る部屋へ
おすすめ記事：https://furureno.jp/renovation-case/73
ご主人の趣味である靴や、ご夫婦の衣類が多いため、思い切って玄関を入ってすぐの部屋を丸ごとリノベーションした事例です。
元々は個室だった部屋の半分を、玄関から土間続きで入れるシューズクローゼットとして作り変えました。 お気に入りの靴をショップのように並べて眺めることができ、通気性も良いため大切なコレクションの保管に最適です。
部屋のもう半分は、大容量のファミリークローゼットとして使用し、季節ごとの衣替えの手間をなくしました。
家中の衣類や靴の収納をこの一か所にまとめることで、洗濯後の片付けや出かける際の準備がこの場所だけで完結するようになりました。
掃除や片付けがしやすいシンプルな動線になり、家全体が常に整った状態を保てるようになっています。
<<cta-builder-consultation-19>>
今回ご紹介した以外にも、たくさんの成功事例をまとめた無料リノベーションブックをご用意しました。
あなたの理想の住まいを見つけるヒントがきっと見つかります。
よかったら、参考にしてみてください。
<<cta-info-01>>
よくある質問にプロが回答！
収納リノベーションを検討し始めると、費用や構造のことなど、さまざまな疑問が湧いてくるものです。
特に、大規模な改修が必要なのか、限られた予算でどこまでできるのかといった点は気になるところでしょう。
ここでは、多くの方が抱く疑問に対してプロの視点でわかりやすくお答えします。
1000万円の予算で収納強化はどこまで可能？
1000万円の予算があれば、キッチンやバスなどの水回り設備の更新に加え、間取り調整と造作収納の製作を含めた「基本セット」が狙えます。
ただし、すべての要望を叶えようとすると予算オーバーになるため、ウォークインクローゼットやパントリー、壁面収納など、優先順位を決めてメリハリのある投資をすることが大切です。
建物の構造躯体の状態や配管の老朽化具合によっては、見えない部分の補修に費用がかかり、表面的な工事範囲は変動する可能性があります。
そのため、複数の会社に現地調査と見積もりを依頼する相見積もりを行い、プランと費用の精緻化を図ることをおすすめします。
最後に、費用対効果を重視し、自分たちの暮らしにとって本当に必要な機能を見極めることで、納得感の高い選択ができます。
おすすめ記事：https://furureno.jp/magazine/renovation-10-million
扉なしWICやオープン棚のホコリ対策とは？
扉のない収納は出し入れが楽な反面、ホコリが気になるという方も多いですが、工夫次第で対策はできます。
例えば、巾木の上に棚を浮かせて設置することで、ロボット掃除機の可動域を確保し、床にたまるホコリを自動で除去できるようにします。
入り口にはカーテンやロールスクリーンを設置して簡易的な間仕切りにすれば、通気性を確保しつつホコリの侵入をある程度防ぐことができます。
長期間着ない衣類にはカバーをかけ、細々した小物は蓋つきのボックスに収納することで、粉塵の付着を最小限に抑えられます。
最後に、見せる収納であってもこれらの対策を組み合わせることで清潔な状態を保つことができ、忙しい日もさっと片付けができる快適な空間になります。
おすすめ記事：https://furureno.jp/magazine/renovation-closet
スケルトンリノベで収納力はどこまで上がる？
骨組みだけの状態にするスケルトンリノベーションなら、間取りの自由度が格段に増し、ウォークインクローゼットや大容量パントリーも計画しやすくなります。
既存の間取りにとらわれず、水回りの配管を移設することで家事動線を最短化し、構造上生じていたデッドスペースを極小化することも可能です。
壁や床を一度解体するため、断熱材の入れ替えや換気システムの刷新も同時に行うことができ、湿気やカビ対策も強化できます。
収納スペースをただ増やすだけでなく、家の性能そのものを向上させられるのが大きなメリットです。
後に、将来まで見据えた根本的な計画を立てることで、日々の片付けと掃除の悩みを同時に、そして恒久的に解決することができます。
おすすめ記事：https://furureno.jp/magazine/skeleton-renovation-guide
リノベーションで収納力を高めるためには会社選びが重要
収納力を高めるリノベーションの成功は、依頼する会社選びにかかっていると言っても過言ではありません。
単に棚を作るだけでなく、お客様の今のライフスタイルや将来の変化まで深く理解し、それに合わせた提案をしてくれるかどうかが重要です。
建物の構造や生活動線を熟知した上での設計力がないと、使いにくい収納になってしまう恐れがあります。
また、限られた予算内で最大限の効果を追求してくれる姿勢や、コストコントロールの提案力も欠かせません。
そして何より、工事が終わった後も長く安心して住み続けるためのアフターフォロー体制や、企業としての信頼性が確かな場所を選ぶことが大切です。
『まずは専門家に直接相談して、収納について具体的な計画を立てたい』という方は、無料の個別相談会をご利用ください。
あなたの理想の住まいづくりを、フルリノ！が全力でサポートします。
<<cta-consult-01>>
収納力リノベーション、我が家は何から始めよう？
収納の悩みは各家庭によって異なり、正解も一つではありません。
だからこそ、まずは自分たちが何に困っていて、どんな暮らしを送りたいのかをプロに相談することから始めてみませんか。
豊富な経験を持つ専門家と一緒に考えることで、思いもしなかった解決策が見つかるはずです。
フルリノ！では、信頼できる施工会社のご紹介を通じて、理想の住まいづくりを全力でサポートします。
<<cta-private-01>>
