こだわりポイント
こちらは、築年数が約100年という古民家の一部を、宿泊施設へと再生した物件です。 お施主様からのオーダーは、「5〜6人が泊まれて、古民家らしさを生かしたデザインの宿に‥‥」というものでした。 今回の改修ではおよそ50㎡分の床面積を工事の対象とし、その中にLDKと4つのベッドルーム、さらにサニタリーにバスルームもレイアウトしています。 集まったゲストが一つの空間で過ごせるよう、間取りの中心はリビング・ダイニングに。大きな窓からは自然光がたっぷりと入り、梁を見せた高い天井は開放感を演出します。 キッチンは、リビング・ダイニングからやや独立した配置とし、複数人で入ってもゆったりと使えるようにしました。 そしてカプセルホテルのように並べたベッドルームも、リビング・ダイニングとオープンにつながる空間です。アミダタラップやアクセント照明など、コストを抑えつつも遊び心ある佇まいに仕上げています。 また装いは、白壁を基調とすることで古い梁や柱の存在感を生かし、一部の壁は藍色にしてメリハリをプラス。また家具類も当社でセレクトし、空間全体の調和を図りました。
DATA
- リノベ箇所
- フルリノベーション
- 完成時期
- 2024年05月
- 延床面積
- 172.26平米
- 設計
- 株式会社 ツクリカエ
- 施工面積
- 47.2平米
- 施工
- 株式会社 ツクリカエ
- 間取り
- その他→1LDK
- 家族構成
- その他
- 築年数
- 100年
リノベの背景
こちらのお施主様は、当社が〝古民家リノベ専門〟であることや、〝古民家の活用〟についても経験豊富なことに魅力を感じ、今回の改修工事を任せてくださいました。 〝やりたいこと〟が明確で、こちらからの提案にもしっかりと耳を傾けてくれるお施主様だったので、プランニングはとてもスムーズに進んだと思います。 なお、民泊としての運営を前提とした古民家リノベーションだったため、ターゲットの想定や改修コストの配分など事業計画を踏まえた改修計画をご提案しました。 完成した施設の名前は、『花木の宿』。お施主様はもちろん、宿の利用者様からも高い評価をいただいています。