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賃貸で和室から洋室にリノベーション(リフォーム)することは可能|費用相場や事例4選を紹介

「賃貸に住んでいるけど和室を洋室に変えたい」

「畳の生活に飽きてしまった」

「リノベーションしたいけれど原状回復が心配」

和室のある賃貸に住んでいる方の中には、このようにお悩みの方もいらっしゃるでしょう。

結論から言うと、賃貸でも工夫次第で和室から洋室にリノベーションすることは可能です。

この記事では、賃貸の和室を洋室にリノベーションする具体的なアイデアや費用相場を解説します。

リノベーションするうえでの注意点や成功事例も紹介しているので、賃貸でも理想の洋室空間を作りたい方は、ぜひ参考にしてください。

なお、「フルリノ!」ではリノベーションを得意とする工務店の事例を掲載しています。

お客様の理想を叶える工務店がきっと見つかります。和室から洋室へ変更したい方は、ぜひ「フルリノ!」の事例もチェックしてみてください。

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【結論】賃貸で和室から洋室にリノベーション(リフォーム)することは可能

【結論】賃貸で和室から洋室にリノベーション(リフォーム)することは可能

賃貸でも和室から洋室へのリノベーションは可能です。しかし、賃貸は「原状回復義務」があるため、退去時は改修した部分を元に戻さなければなりません。

自分では直せないほど改修した場合は、原状回復するために管理会社から高額な修繕費用を請求される場合もあります。

壁紙を張り替える、畳をはがすなどの大規模なリノベーションではなく、原状回復ができる範囲で和室から洋室へのDIYを行えば工夫次第でおしゃれな空間を作ることができます。

ただし、原状回復ができる範囲でDIYをする場合でも、管理会社やオーナーへの相談は必要です。

また、賃貸契約書に物件の工事や改修に関する情報が記載してある場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

賃貸で和室から洋室にリノベーション(リフォーム)するアイデア5選

賃貸で和室から洋室にリノベーション(リフォーム)するアイデア5選

賃貸でも手軽に和室から洋室にアレンジできるDIYアイデアを5つ紹介します。

  • 畳の上にクッションフロアを敷く
  • 剥がせる壁紙を使用する
  • 襖を取り外して空間を広げる
  • ロールスクリーンの取り付けを行う
  • 洋風の家具や小物を活用する

これらのアイデアを参考に、自分らしいスタイルの洋室空間を作ってみましょう。

畳の上にクッションフロアを敷く

畳の上にクッションフロアを敷くだけで、手軽に洋室風の床を実現できます。

クッションフロアとは、塩化ビニール製の素材でできた床材です。木目だけでなくタイル調や大理石調、コンクリート風などさまざまな模様があり、耐水性に優れています。

退去時にはクッションフロアをはがすだけで原状回復が行えるため便利です。

ただし、畳とクッションフロアの隙間に湿気が溜まりやすいため、カビが発生するおそれがあります。湿気が気になる季節はクッションフロアをめくり、風通しを良くすれば湿気対策を行えます。

剥がせる壁紙を使用する

剥がせる壁紙は、和室の壁紙を洋室風にアレンジしたい時に最適です。

例えば、和室の壁に織目調や石目調の剥がせる壁紙を貼れば手軽に洋室風の壁にアレンジできます。タイルや木目調の壁紙は、カフェのようなおしゃれな空間を演出できるでしょう。

壁だけでなく襖や障子にも壁紙を貼れば、部屋全体の雰囲気を変えられます。

剥がせないタイプの壁紙の場合、壁紙用の貼り直しができる両面テープを利用すれば原状回復を意識して壁紙のアレンジができます。

襖を取り外して空間を広げる

部屋を仕切る襖を外すことで、広々とした開放的な空間を作り出せます。

襖による仕切りがなくなれば部屋全体に光が行き渡りやすくなるため、暗くなりがちな和室でも明るく心地よい空間を演出できます。

また、押し入れの襖を外すことで、オープン収納としての活用も可能です。収納スペースにカゴやボックスを取り入れれば、おしゃれな「見せる収納」になります。

ただし、原状回復が必要なため、外した襖は傷つけないよう丁寧に保管しなければなりません。

外した襖は湿気や汚れから守るために布やカバーで覆い、立てかけて保管してください。襖を引っかけたり傷つけたりしないよう、丁寧に取り外しましょう。

ロールスクリーンの取り付けを行う

障子の代わりにロールスクリーンを設置すれば、手軽に和室から洋室風にアレンジできます。

ロールスクリーンは遮光タイプや半透明タイプ、通気性のある素材など用途や好みに応じてさまざまな種類を選べます。

また、柄やデザインを工夫すれば、部屋全体をスタイリッシュでモダンな空間に仕上げることも可能です。

突っ張り棒やマジックテープを活用すれば、壁や天井に穴を開けずロールスクリーンを取り付けられます。

突っ張り棒やマジックテープを活用したロールスクリーンは、取り外しもスムーズに行えるため、模様替えを気軽に楽しめるでしょう。

洋風の家具や小物を活用する

ソファやテーブルなど洋風の家具を配置するだけでも、部屋全体の印象を変えられます。

コンパクトなローソファやナチュラルウッドのテーブルを配置すれば、和洋折衷の魅力的な空間を作り出せます。色や素材にこだわることで、全体の調和がとれたインテリアの演出も可能です。

さらに、小物や照明も工夫すれば、より洗練された空間に仕上げられます。間接照明を取り入れると、柔らかな光が部屋全体に広がり、リラックスできる雰囲気になるでしょう。

おしゃれな花瓶に季節の花を飾ったり、シンプルなフレームに入った絵画を壁にかけたりして部屋にアクセントをつけるのもおすすめです。

賃貸で和室から洋室にリノベーション(リフォーム)する際の費用相場

賃貸で和室から洋室にリノベーション(リフォーム)する際の費用相場

賃貸で和室から洋室に変更する場合の費用相場を、以下の表にまとめました。

変更内容

費用相場

和室全体を洋室に変更

50万円~100万円

10万円~30万円(フローリング材)

7万円~20万円(クッションフロア)

壁と天井のリフォーム

10万円~25万円

押し入れをクローゼットに改装

7万円~25万円

襖をドアに変更

3万円~25万円

和室全体を洋室に変更する場合、床や壁、天井、押し入れ、建具などを含む全体的な改修が一般的です。さらに、床のフローリング化は、床材を設置する前に下地材や断熱材の設置が必要な場合があります。

費用が高くなりがちなリフォームは、壁と天井のリフォームで、真壁から大壁に変更するケースです。

押し入れをクローゼットに改装する場合は、扉材の取り付けや棚、仕切り、ハンガーパイプの設置などが含まれます。

襖をドアに変更する場合、引き戸タイプのドアは比較的リーズナブルに変更できるでしょう。

しかし、開き戸の場合は段差解消などの工事が必要になるため費用は高くなります。

賃貸で和室から洋室にリノベーション(リフォーム)する際の注意点

賃貸で和室から洋室にリノベーション(リフォーム)する際の注意点

賃貸で和室から洋室にリノベーションする際、気をつけたいポイントは以下の3つです。

  • 賃貸物件の規約を事前に確認する
  • フローリング変更にともなう冷えや騒音の対策を検討する
  • DIYの範囲内でリフォームを進める

リノベーションを実施したい方は、チェックしてください。

賃貸物件の規約を事前に確認する

賃貸物件は「原状回復義務」が定められており、退去時には部屋を元の状態に戻す必要があります。

そのため、リノベーションやリフォームなどを行う際、改修可能な範囲を把握しておく必要があります。賃貸契約書に改修の可否に関する記載があるかどうかを確認しましょう。

加えて、物件の管理会社やオーナーへ事前に相談し、改修の許可を取ることも重要です。口頭の許可だけでなく、書面で許可をもらうことで、トラブルを未然に防げます。

特に、集合住宅の場合、防音規定が設けられている場合があります。フローリング材に改修する際は、遮音性が高い床材を選ぶ必要があるという制約も忘れずに確認してください。

フローリング変更にともなう冷えや騒音の対策を検討する

フローリングは畳に比べて断熱性が低いため、冬場は特に冷えを感じやすくなります。冷え込み対策には断熱材を敷設したり、厚手のラグを敷いたりするのがおすすめです。

また、フローリングは音が響きやすい性質があるため、防音対策もあわせて考える必要があります。

特に集合住宅は、足音や物を落とした際の音が下の階に響きやすいため、防音下地や遮音性の高い床材を選ばなければなりません。

なお、クッションフロアはフローリングに比べて柔らかく、足腰への負担を軽減できる点がメリットです。フリーリングへの変更が難しい場合は、フロアマットをうまく活用してみてください。

DIYの範囲内でリフォームを進める

賃貸では退去時に簡単に原状回復できるよう、DIYでできる範囲のリフォームにとどめることがおすすめです。DIYでできるリフォームは、以下の通りです。

  • 畳の上にクッションフロアを敷く
  • 剥がせる壁紙で壁や襖をアレンジする
  • 突っ張り棒やマジックテープで障子をロールスクリーンに変更する
  • 押し入れの襖を外してオープン収納にする

ただし、DIYで和室から洋室へアレンジする際は、床や壁に傷や穴をつけないよう細心の注意を払う必要があります。

傷防止シートやクッション材の活用し、家具の移動やDIY作業時による傷をつけないよう工夫しましょう。

和室から洋室にリノベーション(リフォーム)した成功事例4選

和室から洋室にリノベーション(リフォーム)した成功事例4選

和室から洋室へのリノベーションに成功した事例を4つご紹介します。

  • 家族のつながりを感じられる住空間
  • 息子の仮住まいを快適空間へ
  • 和モダン住宅の現代的リノベーション
  • アイランドキッチンが主役の快適空間

成功事例を参考に和室のアレンジをしてみてはいかがでしょうか。

なお、「フルリノ!」ではナチュラルや北欧風、モノトーン、古民家などの希望するテイストからリノベーション事例を検索できます。実現したいお住まいの事例からリノベーションを依頼する施工会社を検討できます。ぜひ、リノベーション事例をご覧ください。

リノベ事例を見る

家族のつながりを感じられる住空間

家族のつながりを感じられる住空間

独立型の壁付きキッチンを対面式に変更し、家族とのコミュニケーションが取りやすい空間にリノベーションした事例です。

9.4帖の和室はウォークインクロゼットとの導線を考慮した洋室に変更し、暮らしやすい設計になっています。リビングには防音カーペットを敷設して、子どもたちがのびのびと遊べる環境を整備しました。

既存の家具に合わせたシステム収納や書斎スペースも設計し、機能性とデザイン性を両立させています。

ファミリーライブラリーや大容量の玄関収納など、家族のライフスタイルに合わせた収納スペースも追加しました。

家族の繋がりを感じられる住空間

息子の仮住まいを快適空間へ

息子の仮住まいを快適空間へ

和室の畳を撤去して間取りを3LDKから1LDKに変更し、開放感のあるリビングを創出した事例です。

息子の通学のために購入された築50年近くのマンションは、簡単なリフォームのみ行う予定でした。

しかし、「フルリノ!」の事例をご覧いただき、暮らしやすい空間にするためにフルリノベーションを行うことが決まりました。

畳を撤去した和室とリビングの間には間仕切りを設置し、小型のベッドルームとしてニーズに柔軟に対応できるようになっています。

さらに、クロス張りの壁と白い天井で上品な空間を演出し、住み心地の良さを向上させています。

息子の仮住まいを快適空間へ

和モダン住宅の現代的リノベーション

和モダン住宅の現代的リノベーション

白を基調とした内装に無垢材の床を組み合わせることで、温かみのあるナチュラルな空間を実現したリノベーション事例です。

もともと5LDKの間取りであった戸建てを増減築により、3LDK+吹き抜けの現代的なリノベーションを施しました。

和室や客間はすべて撤去してパントリーや書斎を新設し、現代のライフスタイルに合わせた間取りになっています。

パントリー内に冷蔵庫を収めることで、リビングダイニングをスッキリと見せる工夫も施されています。

書斎はリビングの一画にあり、扉の開閉によって独立した部屋にスイッチ可能です。リモートワークにも対応できる現代風のリビングに変わりました。

和モダン住宅の現代的リノベーション

アイランドキッチンが主役の快適空間

アイランドキッチンが主役の快適空間

和室とトレーニングルームを一体化させたことで、広々とした開放感のあるLDKを実現した事例です。

中心には広々としたアイランドキッチンを設置し、夫婦で一緒に料理を楽しめるよう作業スペースを広めに確保しています。

さらに、リビングの一部にはウッドデッキ付きのアウトドアリビングを新設しました。リビングからそのまま外に出られる設計となっており、室内外の一体感を演出しています。

また、元ガレージを寝室に改装したことで、多趣味なご主人のための収納スペースも新たに確保できました。趣味の道具やコレクションをすっきりと収納できる設計になっています。

アイランドキッチンが主役の快適空間

賃貸で和室から洋室にリノベーションしたいなら「フルリノ!」に相談しよう!

賃貸で和室から洋室にリノベーションしたいなら「フルリノ!」に相談しよう!

賃貸で和室から洋室に変える際は、原状回復義務に配慮してリノベーションやDIYを行わなければなりません。原状回復の範囲は賃貸契約の内容によって異なります。

リノベーションやDIYをする際は、賃貸契約書を確認のうえ、管理会社やオーナーへ相談しましょう。

なお、賃貸にお住まいの方で和室から洋室へのリノベーションを検討している方は、「フルリノ!」へお気軽にご相談ください。

「フルリノ!」は、リノベーションの事例を紹介しているだけでなく、専門家への相談にも対応しています。ぜひ、「フルリノ!」を活用して、理想の洋室空間を実現しましょう。

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記事を書いた人
株式会社フルリノ 代表取締役 開原崇友

株式会社フルリノ 代表取締役 開原崇友

建築系ベンチャーにて、組織づくりや新規事業立ち上げに従事。 また、建築会社やスタートアップ企業の事業戦略・人事コンサルタントとして、さまざまな企業の支援にも。 長きに渡る建築業界での経験から、建築プラットフォームを構想。フルリノ!を立ち上げる。

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