「フルリノベーションって、一体どれくらいの費用がかかるの?」
「思っていたより高くなったら、どうしよう」
フルリノ!が実際にリノベーションを経験した方に行った調査では、後悔したことの1位が「想定よりも費用がかかった」でした。
この後悔の多くは、相場や内訳を知らないまま話を進めてしまったことが原因です。
フルリノベーションの費用は、マンションで約1,000万円〜、戸建てで約1,500万円〜が目安です。ただし住まいの状態や工事範囲によって金額は大きく動きます。
この記事では、経験者調査と施工事例をもとに、戸建て・マンション別の相場、平米単価の内訳、予算別にできる工事の範囲を整理しました。
建て替えとの違いや、費用を抑えるポイント、2026年の補助金・減税情報まで含めて、後悔のない予算の決め方がわかります。
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フルリノベーションとは?建て替えとの違い

フルリノベーションは既存の建物の基礎や構造部分を活かしつつ、全面的に改修を行う工事です。
建て替えは構造部分も含めて全てを取り壊し、新たに建築する方法で、費用や工期が大幅に異なります。
また、リフォームは不具合を修繕する目的が主であり、大規模改修であるリノベーションとは目的や内容が異なります。
フルリノベーションの定義
フルリノベーションは、基礎や構造部分を残しながらも大幅な改修を行い、新築同様の仕上がりを目指す工事です。工期が比較的短く、建て替えに比べて費用を抑えられる点が特徴です。
工事の仕組みや、フルリノベーションのメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
https://furureno.jp/magazine/full-renovation-guide
建て替えとの違い
建て替えは既存の建物を解体し、基礎部分を含めて全て新築する工事を指します。フルリノベーションに比べて工事費が高くなり、工期も長くなる傾向があります。立地や建築基準法の制約も考慮が必要です。
中には建設当時から法改正があった場合、建て替えの方が制約が厳しく理想が叶えられない場合もあります。
家の建て替えは、以下の記事でも詳しく解説しています。
https://furureno.jp/magazine/house-rebuilding-cost
リフォームとの違い
リフォームは、住宅の不具合を修繕したり、原状回復を目的とした部分的な改修を指します。一方でリノベーションは、住環境をより良くするために付加価値を与える工事で、規模や目的が異なります。
リノベーションとリフォームの違いは、以下の記事でも詳しく解説しています。
https://furureno.jp/magazine/difference_renovation_reform
フルリノベーションの費用相場

フルリノベーションは建て替えに比べて費用を抑えられる方法として注目されています。
費用の目安は平米単価や坪単価で計算されることが多く、改修する建物の種類や規模によって大きく異なります。
フルリノベーションの総額
フルリノベーションの総額は、マンションと戸建てで大きく異なります。
マンションの場合、構造部分はそのままで済むため、1,000万円~2,000万円が相場です。
一方、戸建てでは1,500万円~3,500万円程度が目安となります。使用する建材や設備のグレードによって大きく変動します。戸建ての場合、屋根や外壁等の外装工事も必要に応じて考えなくてはなりません。
フルリノベーションの平米単価
マンションの場合
マンションのフルリノベーションの平米単価は15万~25万円が主流です。
例えば70㎡のマンションなら、単純計算で1,050万~1,750万円程度が現実的な目安です。
戸建ての場合
戸建てのフルリノベーションの平米単価は20万~30万円程度が目安です
ただし、マンションと異なり共用部がないため、専有面積が広くなりやすく、総額はマンションより高くなる傾向があります。例えば、120㎡の戸建てなら単純計算で2,400万~3,600万円程度が想定されます。
単純な平米単価計算では低い金額が出ることもありますが、実際のフルリノベーションは追加費用が多く発生するため、1000万円以下で全体を改修するのは現実的ではありません。
マンション・戸建てともに、フルリノベーションは1000万円以上が相場です。
フルリノベーションの坪単価
坪単価は平米単価を3.305倍した金額が目安となります。マンションでは約49.6万~82.7万円/坪、一戸建てでは約66.1万~99.2万円/坪と幅があります。
物件の構造や改修範囲に応じて変動するため、具体的な見積もりが重要です。
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フルリノベーションのメリットとデメリット

フルリノベーションの最大のメリットは、建て替えより費用を抑えながら間取りや配管まで一新できる点です。
一方で、仮住まいの確保や、解体後に判明する構造補修の追加費用がデメリットになります。費用面で後悔しないためには、両方を理解したうえで予算に余裕を持たせることが欠かせません。
フルリノベーションのメリット
間取り変更が可能、配管も新しくできる
フルリノベーションでは、新築と同様に生活スタイルに合わせた間取りの設計が可能です。また、配管や給排水設備も新しくするため、キッチンやバスルーム、トイレの位置を変更できます。一部の制約がある場合でも工夫次第で理想の住空間を実現できます。
2階と3階を入れ替えてしまうようなリノベーションもあります。
詳細は以下のリノベ事例をチェック
建て替えに比べて安く、短い工期で完了する
建て替えは全てを取り壊すため、解体費用や新築の建設費用が高額になりがちですが、フルリノベーションでは構造部分を活かすため費用を抑えられます。
また、工期が短い分、住まいの早期利用が可能です。費用を節約しつつ理想の住まいづくりが実現できます。
固定資産税を抑えられる
一般的に、固定資産税は建物の築年数が進むにつれて評価額が下がるため、課税額も減少する傾向があります。リノベーションは建て替えとは異なり、築年数がリセットされないため、軽微な改修であれば固定資産税の増加に直結することは少ないとされています。
ただし、以下のような工事内容や規模によっては、評価額が見直され、結果として税額が増加する可能性があります:
- 大規模な間取り変更
- 増築による延床面積の拡大
- 用途変更(居住用→店舗用など)
- 建物の主要構造部の改修(柱・梁・耐震補強など)
そのため、リノベーションによって固定資産税が必ずしも「上がらない」と断定することはできません。工事の内容に応じて評価が変動する可能性を踏まえ、事前に自治体や税務署へ確認することが望ましいです。
再建築不可物件も新しくできる
立地条件によっては建て替えができない「再建築不可物件」も存在します。再建築不可物件では、フルリノベーションで住み続けることが可能になり、立地を有効活用できる点がメリットです。
環境に優しい
建て替えでは大量の廃棄物が発生し、新たな建材が必要となるため環境負荷が大きくなります。一方、フルリノベーションは既存の建物を活用するため、環境への負担を抑えながら住環境を向上させることができます。
<<supervisor-comment-01 name={津田 寛太} position={アズ建設 マネージャー・二級建築士} imgUrl={https://furureno-prd-resources.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/supervisor/tsuda.jpg} text={間取りに関しては特に、年数が経っている物件だと当時と生活様式も違う為、リフォームよりもリノベーション。
間取りを変更することで、住んでからの快適さが全く違うものです。
}>>
フルリノベーションのデメリット

仮住まいが必要な場合もある
フルリノベーションは工期が3ヶ月〜7カ月程度かかるため、現住まいをリノベーションする場合、工事期間中は仮住まいが必要になることが多くあります。
仮住まいの費用や、2回の引っ越しにかかる費用が発生する点がデメリットとして挙げられます。
構造部分の補修が必要な場合高額になる
解体後にシロアリ被害や腐食、カビなどが見つかることがあります。
その場合、耐震補強や断熱工事などの追加費用が発生する可能性があります。特に戸建てでは、予算オーバーのリスクが高くなる点に注意が必要です。
<<supervisor-comment-01 name={津田 寛太} position={アズ建設 マネージャー・二級建築士} imgUrl={https://furureno-prd-resources.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/supervisor/tsuda.jpg} text={依頼するリノベ会社には、事前にどのような追加費用のリスクがあるかをしっかりと確認しておくことは必須です!
}>>
住宅ローンに比べ金利が高い傾向にある
住宅ローンと比べ、リフォームローンは金利が高い傾向があります。一般的に住宅ローンの金利が0.4〜1.0%に対し、リフォームローンは3〜5%程度になるため、総返済額に影響が出る可能性があります。
解体してみないとわからないこともある
解体後に構造の劣化が明らかになったり、予想外の補修が必要になることがあります。その結果、工期が延びたり費用が追加でかかるリスクがあります。事前調査や専門家の相談が重要です。
リノベーションのメリット、デメリットは以下の記事でも詳しく解説しています。
https://furureno.jp/magazine/renovation-merit
リノベーションで抑えるべき費用ポイント

リノベーションの費用を抑えながら理想の住まいを実現するためには、いくつかの工夫が必要です。以下に費用を節約するポイントをご紹介します。
リフォームする場所に優先順位をつける
改善したい箇所をリストアップし、優先順位をつけることで、限られた予算で効率的に改修を進められます。重要度の高い部分から改修し、満足度の高い仕上がりを実現できます。
設備や建材のグレードを下げる
住宅設備や建材にはさまざまな種類があり、それぞれのグレードで費用が異なります。本当に必要な性能やデザインを見極めることで、無駄なコストを抑えることが可能です。グレードを下げたとしても、十分に快適な住環境を実現できます。
<<supervisor-comment-01 name={津田 寛太} position={アズ建設 マネージャー・二級建築士} imgUrl={https://furureno-prd-resources.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/supervisor/tsuda.jpg} text={中には、施主支給に対応してくれるリノベ会社もあります。
発注手間や配送コストもコントロールできるので活用するメリットもあると思います。
ただし、よくよく相談して現場に影響のないようにということは心掛けましょう!
}>>
見積もりを複数社に依頼
リノベーションを依頼する際、複数の業者から見積もりを取ることで、提示された金額が適正かどうかを判断できます。
相見積もりを行うことで、費用相場を把握し、最適な業者を選べるだけでなく、コスト削減につながります。
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工事をまとめて発注
リノベーション工事は、できるだけ一括で発注することで費用を抑えられます。
例えば、複数の箇所を別々に依頼すると、それぞれで解体費や内装の補修費が重複します。
一括発注では、外壁や屋根の補修などの場合、足場代も1回で済み、トータルコストを抑えることができます。
セルフリノベーション

一部のリノベーションをDIYで行うことでコストを削減できます。
例えば、壁紙の貼り替えや塗装、棚の設置など比較的簡単な作業はDIYで対応可能です。
ただし、技術や時間が必要な場合もあり、失敗すると余計に費用がかかるリスクもあります。
補助金を利用
リノベーションには国や自治体から補助金が利用できる場合があります。
2026年予算採択されている補助金です。
「先進的窓リノベ2026事業」
断熱性能向上のための窓リフォームで、最大100万円の補助金が支給されます。
「みらいエコ住宅2026事業」
断熱改修など省エネに貢献するリフォームで、最大100万円の補助金が支給されます。
そのほかにもたくさん補助金がでています。
リノベーションを行う際には、リノベーション会社に相談することをおすすめします。
https://furureno.jp/magazine/renovation-subsidy-guide
減税制度を活用
リノベーションを行う際、減税制度の活用で、大幅に費用を抑えられる場合があります。
主には所得税の減税が多いですが、固定資産税などに適用されるものもあります。
内容 | 所得税控除額 | 説明 |
|---|---|---|
耐震改修 | 最大25万円 | 耐震性能を向上させる工事が対象で、築年数の古い建物に適しています。 |
バリアフリー改修 | 最大20万円 | 手すりの設置や段差解消など、高齢者や障がい者が住みやすい環境を整える工事が対象。 |
省エネ改修 | 最大25万円 | 断熱材の交換や高性能窓の設置など、エネルギー効率を高める工事が対象。 |
三世代同居のための改修 | 最大25万円 | 二世帯住宅を目的とした間取り変更など、家族が快適に暮らせる環境を整える工事が対象 |
長期優良住宅化のための改修 | 最大50万円 | 耐久性やメンテナンス性を向上させ、資産価値を高める改修が対象 |
さらに、新たに中古住宅を購入してリノベーションを行う場合には、さらに減税となる項目があります。
項目 | 内容 |
|---|---|
住宅ローン減税 | リフォーム費用を含む住宅ローンの一部が所得税から控除されます。長期返済計画の負担を軽減できます。 年末調整や確定申告の際に調整され、かなりの金額が返ってくることも。 |
登録免許税の軽減措置 | 住宅購入時の登記にかかる登録免許税が軽減されます。通常税率は2%ですが、軽減措置を受けると0.3~0.4%程度に抑えられる場合があります。 |
贈与税の非課税措置 | 親や祖父母から資金援助を受ける際、リノベーション費用に関して一定額まで贈与税が非課税となります。非課税枠は最大1,500万円(省エネ住宅の場合)ですが、通常住宅の場合は1,000万円です。 |
さらに、固定資産税も、以下の条件を満たす改修工事に対して軽減措置が受けられます。
耐震改修 | 耐震基準を満たすための改修工事を行った住宅では、固定資産税の1/2が減額(120㎡以下の部分が対象) |
省エネ改修 | 省エネルギー性能を高めるための改修を行った場合、固定資産税の1/3が減額(120㎡以下の部分が対象) |
バリアフリー改修 | 高齢者や障がい者が安心して暮らせる環境を整えるためのバリアフリー改修を行った場合、固定資産税の1/3が減額(120㎡以下の部分が対象) |
長期優良住宅化 | 長期優良住宅の基準を満たす改修工事を行った場合、固定資産税の2/3が減額(120㎡以下の部分が対象) |
これらの制度を活用するためには、工事内容が各条件を満たしている必要があります。
固定資産税については、以下の記事で詳しく解説しています。
https://furureno.jp/magazine/fixed-asset-tax-amount-single-family-house-average
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【満足度調査】リノベーションで後悔しないためのポイント
フルリノ!では、実際にリノベーションを実施した方を対象にアンケートを実施しました。
そのアンケート結果を基に、「リノベーションで後悔しないためのポイント」について以下の内容を紹介していきます。
- リノベーションで後悔したこと1位は「想定よりも費用がかかったこと」
- [費用別]リノベーションの内訳に対する反省点を紹介
- リノベーションで後悔しないための3つのチェックポイント
リノベーションの費用別に「お金をかければよかった点」と「節約すればよかった点」についての実際の声も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
>参考資料「【リノベーション満足度調査】およそ5割が後悔。満足できるリノベーションを実現するポイントは情報収集と比較」
リノベーションで後悔したこと1位は「想定よりも費用がかかったこと」

「リノベーションして後悔した点を教えてください」という質問に対し、16.7%が「想定よりも費用がかかった」と答えていることがわかりました。
「想定より費用がかかった」と回答した人の理由は、以下の通りです。
- 知人の紹介で1社に絞ってしまったため、相見積もりを取らなかった。結果的に、もっと費用を抑えられた可能性もある。
- 最初に選んだ会社が自分の希望に完璧に応えてくれるとは限らなかったので、もう少し情報収集をして比較しておけば、もっと良い選択ができたかもしれません。
- はじめに相談したリノベーション会社の担当者さんととても気が合ったので他社と比較検討はしなかったのですが、他にもたくさんおしゃれなリノベーション会社があることをあとから知ったのでせっかくなら他社のデザインなども見てみたかったと思います。
こうした意見から見えてくるのは、初期段階での情報収集と予算管理の重要性です。
詳細な費用の内訳や追加オプションにかかるコストを事前に確認し、余裕を持った資金計画を立てることが後悔を避けるカギになります。
リノベーションを成功させるためにも、複数の会社に相談して施工事例を見比べたり、相見積もりを取るなどして、慎重に比較検討を進めましょう。
[費用別]リノベーションの内訳に対する反省点を紹介

「リノベーションにかかった費用」の質問では、「300万円以下(31.4%)」「500~1,000万円(24.5%)」「300万円~500万円(23.5%)」の順に多い結果となりました。
この見出しでは、それぞれの費用別に「もっとお金をかければよかった点」と「もっと節約すればよかった点」を紹介していきます。
300万円以下
[もっとお金をかければよかった点]
- 将来のことも考えて、もう少し丈夫で長持ちする素材を選べばよかったかなと思う。
- もう少しいろんなデザインのパーンを検討すれば良かった
- デザイン。けちって価格の安いデザインにしたけれど、できたら高くても満足のいくデザインにすればよかった。
[もっと節約すればよかった点]
- 人目につかない場所もデザインにこだわったので、今思うとその場所はデザイン性より節約をすれば良かったと思っています。
- プランニングの段階でもう少し幅広い視野で意見を取り入れていれば、素材面で節約ができたと考えています。
- ドアや窓、外壁材などおすすめされたものを選びましたが、デザインは気に入っているものの、今にして思えばもっとシンプルにしてコストダウンしても良かったと思っています。
300万円以下でリノベーションした方は、もっと素材にこだわったりおしゃれなデザインにすればよかったという意見がある一方で、素材面やデザイン面で節約できたと感じている方も多い結果となりました。
300万円~500万円
[もっとお金をかければよかった点]
- 洗面所の収納が少ないので、棚を設置すればよかった
- 収納スペースです。最初は予算を抑えたかったので、収納を最小限にしたけれど、実際に住んでみると、もっと広く、使いやすい収納を作ればよかったと思いました。
- 水回りの設備にはもう少し予算を割いても良かったと感じています。 キッチンや浴室は使い勝手を考えて最低限のリフォームを行いましたが、最新の設備を導入すればより快適な生活ができたかもしれません
[もっと節約すればよかった点]
- 内装の一部の仕上げや素材です。高級感を出すために選んだ素材が、思ったほど日常の使用感に影響を与えず、結果的に他の部分でもっと効果的にお金を使えたかもしれないと思いました。
- 内装の一部装飾に関しては、もう少し節約できたのではないかと思う部分があります。特に壁紙や一部の装飾的な仕上げに予算をかけ過ぎた結果、他の重要な部分(収納や設備)に回せるお金が減ってしまいました。
- 装飾や細かいアクセント部分です。照明や家具など、少し贅沢にしすぎた部分があり、実際に使ってみるとあまり必要なかったと感じることがありました。
300万円~500万円でリノベーションした方は、収納や水回りなど普段の使い勝手をもっと考えればよかったという感想が目立ちました。
節約すればよかった点でも、内装や装飾にこだわったが実際の生活ではあまり必要性を感じられなかったと、実用性を重視している方が多くいました。
500万円~1,000万円
[もっとお金をかければよかった点]
- キッチンの設備や収納にもう少し予算をかければよかったと感じています。特に、作業スペースの広さや使い勝手の良い収納をもっと充実させたかったです。子どもが成長するとさらに必要性が増すと考え、少し後悔しています。
- 古いマンションだと共用廊下側にエアコンを置けないので、夏場は廊下側の部屋が使いにくい状態になりました。エアコンための配管を引き込むなど、もう少し考えれば良かったと思います。
- 床暖房。冬場の寒さが厳しく、やはり床暖房があればもっと快適に過ごせたと思います。
[もっと節約すればよかった点]
- おしゃれな洗面台。掃除も面倒くさく水垢も目立ちます。黒よりも白っぽいほうが後々楽だったのかなぁと思う。
- 壁材や床材のデザイン性にこだわりすぎた部分は、もう少しコストを抑えてもよかったと思います。結果的に、高級感は出ましたが、実際の生活ではそこまで重視しなくても良かったと感じることがありました。
- 照明。デザインにこだわり過ぎて、費用がかさんでしまった。
500万円~1,000万円でリノベーションした方は、スペースの拡大や配管、床暖房などの改修を伴うリノベーションにもっとお金をかければよかったという感想が多かったです。
一方で、節約すればよかった点としては、おしゃれやデザインにこだわりすぎたという感想が多く、どの価格帯でも「デザイン」に関する節約の余地を感じている方が多いことがわかります。
リノベーションで後悔しないための3つのチェックポイント

リノベーションの後に「どのような情報がもっと欲しかったですか?」という質問には、以下の回答が多く寄せられました。
- 費用感
- 施工会社の比較情報
- 施工事例
以下で詳しく解説する内容を理解して、後悔のないリノベーションを実現させましょう。
費用感
リノベーションを計画する際、多くの人が悩むのが「どれくらい費用がかかるのか」という点ですが、最終的な金額が想定を上回り後悔してしまうケースは決して少なくありません。
この背景には、リノベーションの費用が一律ではなく、物件の状態や希望する工事内容によって金額が変動してしまうからです。
特に築年数の古い住宅では、解体後に予期せぬ追加工事が必要になる場合もあり、初期見積もりから膨らんでしまうこともあります。
こうした失敗を避けるには、あらかじめ余裕のある予算設定をしておくことや、2~3社から相見積もりを取得して、金額の比較だけでなく工事の範囲やオプション費用まで丁寧に確認しておくことが大切です。
満足度の高いリノベーションを実現するには、現実的な費用感を掴んでおきましょう。
<<supervisor-comment-01 name={津田 寛太} position={アズ建設 マネージャー・二級建築士} imgUrl={https://furureno-prd-resources.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/supervisor/tsuda.jpg} text={アフターサービスについても各社それぞれなので要チェックです!
長く住むことが前提なのでその後のお付き合いが出来るかは特に重要です。
}>>
施工会社の比較情報
リノベーションで後悔しないためには、施工会社の選択が重要であり、依頼先によって仕上がりや対応、さらには予算にまで大きな差が出てきます。
多くの人が失敗したと感じているのは、1社だけの提案を信じて進めてしまい、あとになって「他の会社のアイデアや価格も知っておけばよかった」と後悔するパターンで、実際のアンケートでも「もっと情報を集めればよかった」といった声が多く寄せられています。
施工会社は、それぞれ得意なデザインの傾向や工法、価格帯、対応の丁寧さなどが異なるため、複数の会社に相談し、それぞれの特徴を比較してみることが大切です。
他社と比較することで、自分の希望にもっと合った提案が見つかる可能性もあるため、時間をかけて情報を集めて納得できる選択をしましょう。
施工事例
どんなに評判のよいリノベーション会社でも、自分の理想とする仕上がりと合っていなければ、満足のいく結果は得られないため、事前に施工事例を確認しておくことが重要です。
施工事例を見ることで、その会社が得意とするデザインや空間づくりのセンスを具体的に把握できるほか、写真や図面から間取りの工夫、素材の使い方、色合いのバランスなどを読み取ることができ、自分が目指すイメージに近いかどうかが判断できます。
また、完成写真だけでなく、ビフォーアフターの資料や施主のインタビューなどがあれば、実際にどのような流れで工事が進められたのかを把握する手助けになります。
理想の住まいを形にするために、まずは多くの施工事例に目を通して、自分に合ったテイストを見つけましょう。
「フルリノ!」は、リノベーション会社探しとイメージ集めを一度に叶えられるリノベーション専門ポータルサイトです。
各リノベ会社のページでは、施工事例はもちろん、スタッフの顔ぶれや会社の空間づくりへの想いまで紹介しているため、スタッフの人柄や対応の姿勢まで感じ取れ、安心感があります。
また、「フルリノ!」では、多数のリノベーション事業者情報が集約されており、気になる施工事例の写真を見比べながら、自分の感性や希望に合った会社を自由に検索できます。
後悔のない理想のリノベーションを実現するためにも、ぜひ「フルリノ!」をご活用ください。
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予算別のリノベーション費用例
フルリノベーションでできる工事の範囲は、予算によって大きく変わります。
部分的なリフォームにとどまる300〜500万円から、家全体をスケルトンから作り直せる2000万円超まで、予算帯ごとの目安を整理しました。
自分の希望する工事がどの予算帯に当てはまるかを把握することが、無理のない資金計画の第一歩になります。
300〜500万円(部分リノベーション向けの予算帯)

300〜500万円は、水回りの交換や内装の一部改修、LDKの間取り変更など、箇所を絞った部分リフォームを行う予算帯です。
家全体のフルリノベーションには届かないため、優先度の高い場所から手をつけるのが現実的になります。それぞれの予算でできる工事の範囲は、300万円でできるリノベーションと500万円でできるリノベーションで詳しく解説しています。
1000万円
予算が1000万円あれば、内装を大きく解体し、間取り変更や設備の刷新を含む大規模なフルリノベーション(家全体の改修)が可能です。
マンションの場合は、仕上げ材や間仕切りを撤去して、スケルトン(骨組みのみ)に近い状態まで戻す工事も視野に入ります。
一戸建ての場合は、構造体を残したままのリノベーションが中心となり、耐震補強や断熱工事を組み合わせることで、快適性や安全性を大きく向上できます。
1000万円でできる工事の詳しい範囲は、1000万円でできるリノベーションで解説しています。
1500万円
マンションでは、1500万円あれば完全なスケルトンリノベーション(骨組みまで戻す工法)が十分可能です。 間取りの全面変更や高機能設備への更新など、デザイン性と快適性を両立した空間づくりができます。
一方、戸建てでは1500万円あればフルリノベーション自体は可能な場合が多いものの、柱・梁・耐力壁を残す必要があるため、スケルトン化(大規模解体)を伴う工事は難しいことが一般的です。
そのため、1階部分の改修に集中させたり、耐震補強や断熱改修を優先するなど、工事範囲を絞ったリノベーションが現実的です。
戸建て全体を大規模に改修する場合は、一般的に2000万円以上が必要です。
2000万円を超えると
2000万円以上の予算があれば、マンションではフルスケルトンリノベーションが可能です。間取りの全面変更や設備の高級化、耐震補強、省エネ改修まで含めた理想的な空間づくりができます。
一方、戸建てでは2000万円でも構造まで解体するスケルトンリノベーションは難しく、構造を残したフルリノベーションが現実的です。
間取り変更や設備更新、耐震・断熱の強化など、居住空間を中心とした大規模改修は可能ですが、外壁・屋根まで含めた全面更新には追加予算が必要になることがあります。
戸建てでスケルトンリノベーションを行う場合は2500万円以上が目安で、耐震補強・断熱性能向上・外壁や屋根の改修まで対応できます。 ただし築年数や建物の状態によっては、さらにコストがかかる可能性があります。
また、戸建てでは建替えとフルリノベで総額が大きく変わります。構造を活かせば建替えより費用を抑えられ、その分を断熱や内装グレードに充てられます。
予算によって実現できるリノベーションの内容は大きく変わります。
まずは実際の施工事例を見ながら、理想の住まいをイメージしてみませんか?
『フルリノ!』では、一戸建て・マンション別の費用感や事例をまとめた無料のリノベーション事例集(約50ページ)をご用意しています。 住まいづくりの第一歩として、ぜひご活用ください。
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【実例】建替え4,000万円を避け、2,800万円台で実現した戸建てフルリノベーション
東京の戸建て(昭和58年築・約45坪)を相続した施主が、建替えではなくフルリノベーションを選んだ事例です。
建替えなら総額4,000万円規模のところ、構造を活かして2,800万円台に抑え、差額を断熱と設備に集中させました。
建替えではなくリノベを選んだ理由|構造を活かして1,200万円の差


施主が最初に迷ったのは、家を解体して新築に建て替えるか、構造を残してフルリノベーションするかでした。建替えなら総額4,000万円規模、フルリノベーションなら2,800万円台。差額は1,200万円ほどになります。
この差を生んだのは、建物そのものの状態です。昭和58年築ながら新耐震基準を満たし、基礎も堅牢でした。
約45坪という広さにも余裕があり、壊さずに活かせる構造が残っていたため、建替えという選択肢を外せたわけです。
逆に言えば、フルリノベーションで費用を抑えられるかどうかは、構造躯体が健全かどうかで決まります。
基礎や柱に深刻な劣化があれば補強費がかさみ、建替えと変わらない金額になることもあります。建替えと比較する段階で、構造の状態を専門家に診てもらうことが、予算判断の出発点になります。
浮いた予算は「見えない性能」へ|断熱・サッシ・屋根
建替えとの差額で生まれた予算を、施主はまず住み心地に直結する基本性能に振り分けました。
具体的には、建物全体で11か所のサッシを交換し、屋根の葺き替えも行っています。サッシと屋根は、断熱性と建物の寿命を左右する部分です。ここを既存のまま残すと、内装をどれだけきれいにしても、夏は暑く冬は寒い住まいになりかねません。
新築同様の断熱性を確保したうえで内装に進む。この順番が、フルリノベーションで後悔を避けるポイントになります。
実際、リノベ経験者への調査でも「お金をかければよかった」という声は収納や寝室の使い勝手など実用面に集中し、見栄え重視の装飾には「節約すればよかった」という反省が目立ちました。見えない性能を優先した施主の判断は、この傾向とも一致します。
リノベーションの予算配分で迷ったときは、意匠より先に断熱・耐震・配管といった基本性能に予算を確保しておくと、住み始めてからの満足度が安定します。
意匠の主役はLDKに集中|黒×木目の大空間

基本性能を確保したうえで、施主は残りの予算をLDKの意匠に寄せました。家中を平均的にグレードアップするのではなく、一番長く過ごす空間に集中させる配分です。
主役は、重厚感のあるブラックのアイランドキッチン。木目調の天井と間接照明を合わせ、落ち着いたモダンな空間に仕上げています。
キッチン背面には木目の引き戸で隠せる大型パントリーを設け、生活感を見せずに収納量を確保しました。リビングの一角には土間スペースを設け、外との行き来や趣味の道具の収納に使えるようにしています。
予算に限りがあるフルリノベーションでは、すべての部屋を同じグレードで仕上げようとすると、どこも中途半端になりがちです。優先順位の高い空間に予算を寄せ、ほかは標準的な仕様に抑える。
このメリハリが、限られた予算で満足度を上げる配分の基本になります。
昭和の間取りを、45坪を活かした大空間へ


昭和58年築の住まいは、細かく仕切られた和室が中心の間取りでした。部屋数は多いものの一つひとつが独立し、現代の暮らし方には合いません。
フルリノベーションでは、この仕切りを整理し、45坪の広さを活かした4LDK以上の大空間へ作り替えています。壁を抜いて視線が抜けるLDKをつくり、家族が自然と集まる中心をリビングに移しました。
建替えずに既存の構造を残しながらも、間取りそのものは新築同様に設計し直せるのが、フルリノベーションの強みです。
築年数の経った戸建てを相続したとき、古い間取りが使いにくいからと建替えを考える方は少なくありません。ただ、構造が健全であれば、間取りはリノベーションで大きく変えられます。
建替えを決める前に、いまの間取りがリノベーションでどこまで変えられるかを確認しておくと、選択肢が広がります。
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リフォーム・リノベーションを考えているなら「フルリノ!」で会社を探そう
リノベーションで失敗しないために
フルリノベーションは、建て替えに比べて費用を抑えつつ、短期間で理想の住空間を実現できる選択肢です。一方で、仮住まいや構造補修の必要性など、注意すべきポイントもあります。
費用も、補助金を活用したり、優先順位をつけて、予算に合わせたリノベーションを行うことで、理想の空間に近づけることができます。
<<supervisor-comment-01 name={津田 寛太} position={アズ建設 マネージャー・二級建築士} imgUrl={https://furureno-prd-resources.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/supervisor/tsuda.jpg} text={建築業界では昨今の材料費や人件費の変動により、数年前よりベース費用がどんどん上がっています。
リノベーションにおいてもその影響は多大で、弊社ではお客様は勿論、私達も驚くことも少なくないのです。
数年前より今がそして今より数年後が。という状況が続いているので、今どのくらいの費用が掛かるのか。ということは先入観にとらわれずに、先ずはリノベ会社に相談してみることが1つ大きな誤算を生まないための手段だと思います。
相談や打合せ、見積は無料のところも多いですから、情報だけで凝り固まってしまうことの無いよう、並行して相談することをお勧めします。
予算内でのリノベーションについて考えていなかったアイデアを出してもらえることも多々あると思います!
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限られた予算でのリノベーションを検討する場合は、フルリノ!をぜひご活用ください。

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