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レトロモダンな内装の作り方|実例紹介と床・壁・照明のリノベ実践ガイド

築年数の経った物件で、老朽化した床材や時代遅れの内装が気になっている方も多いのではないでしょうか。

そのままリフォームで新しくするよりも、古い物件の持つ「風合い」を活かして現代の暮らしやすさと組み合わせる「レトロモダン内装」という選択肢もあります。

昭和の喫茶店を思わせる温もりや大正ロマンの華やかさを、床材・壁材・照明・建具などの内装素材で再現することで、本格的な空間に仕上げることができます。

本記事では、レトロモダン内装の特徴と素材の選び方から、部屋別の取り入れ方・費用の目安・実際の施工事例まで、リノベーションを検討されている方に向けて詳しく解説します。

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レトロモダンな内装の特徴

レトロモダンなリビングを彩る内装の画像

レトロモダンな内装とは、懐かしさを感じさせるレトロな要素と、現代的で洗練されたモダンデザインを融合させたスタイルを指します。

木やタイル、ガラスなどの素材本来の表情や質感を活かし、空間に温かみと深みを与える点が特徴です。

色彩計画では、ブラウンやグリーン、ネイビーなどの落ち着いたトーンを基調とするのが一般的です。

ただし、レトロな要素を過剰に取り入れるのではなく、現代の暮らしに馴染むよう、すっきりとまとめるバランス感覚が重要となります。

レトロモダンな内装に合う床・壁・天井の選び方

レトロモダンな空間に合う無垢材フローリングの床の画像

レトロモダンな空間を実現するためには、面積の大きい床・壁・天井の素材選びが重要です。

ベースとなる要素が、空間全体の方向性を決定づけます。

床材には木の温もりを感じられるものを、壁材には色や質感でアクセントを加えられるものを選ぶのが基本です。

さらに、天井や建具のデザインにもこだわることで、より統一感のあるノスタルジックな雰囲気を演出できます。

床は木の質感や色味を活かす

レトロモダンな内装では、床材は空間の印象を大きく左右する要素です。

特に、木本来の質感や経年変化を楽しめる無垢材フローリングは、温かみと風合いからレトロモダンに高い親和性を持ちます。

種類は、チークやウォールナットなど深みのある色合いの木材を選ぶと、重厚で落ち着いたレトロな空間を演出できます。

オークやパインなどの明るい色味の床材を選択する場合は、壁の色を落ち着いたトーンにしたり、建具にダークブラウンを取り入れたりするなどしましょう。

他の要素でレトロ感を補うことで全体のバランスが整います。

リノベーションの素材選びのポイントについては、こちらの記事で解説しています。

https://furureno.jp/magazine/material-selection-renovationrenovation-mat

壁は色や質感でアクセントを加える

壁の仕上げは、レトロモダンな雰囲気づくりで多彩な表現ができるようになります。

空間全体の基調となる壁は、白やオフホワイト、ベージュなどの明るい色をベースにすると、床材の木目やタイル、家具などの他の要素が引き立ちます。

壁の一面にアクセントウォールとしてディープグリーンやネイビーブルー、テラコッタなど深みのある色を取り入れると、空間が引き締まり、印象的なレトロ感を加えることができます。

仕上げ材はビニールクロスだけでなく、塗装や珪藻土、漆喰などの左官仕上げもおすすめです。

独特のテクスチャを持ち、光の当たり方によって生まれる陰影が空間に奥行きを与えます。

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タイルや板張りを部分的に取り入れる

壁面にタイルや板張りなどの要素を部分的に取り入れることで、レトロな雰囲気を効果的に演出できます。

タイルはキッチンや洗面所などの水回りに限らず、リビングの壁のアクセントにも有効な素材です。

特に、幾何学模様のパターンタイルや、彩度の低い色合いのサブウェイタイルは、空間に個性と懐かしさをもたらしてくれます。

また、壁の下半分に板を張る「腰壁」は、落ち着いた印象を与える手法です。

ただし、これらの要素を広い面積に使いすぎると、圧迫感が出たり、野暮ったい印象になったりする可能性があります。

部分的に採用し、余白を残すことで、モダンですっきりとした印象を保つことが重要です。

天井や梁もデザインの一部として活かす

天井は、照明を取り付けるだけの平面ではなく、空間を構成する大切なデザイン要素です。

天井に木目調のクロスや実際の木材を張る「板張り天井」は、視線が上に抜け、空間に温かみと奥行き感を与えます。

築年数が経過した戸建てやマンションのリノベーションでは、既存の天井を解体してコンクリートの躯体や構造梁をあえて見せる「現し(あらわし)」という手法も選択肢となります。

力強い梁は、空間のアクセントとしてレトロモダンなデザインと調和します。

天井に床や壁よりも濃い色を用いる場合は、空間全体が暗く重い印象にならないよう、照明計画を工夫したり、壁を明るい色にしたりするなどの配慮が必要です。

レトロモダンの定義やインテリアについては、こちらで解説しています。

https://furureno.jp/magazine/retro-modern-renovation

レトロモダンに合う内装材・素材

無垢材を使ったレトロモダンな内装の画像

レトロモダンな内装を作るためには、素材の選び方が鍵となります。

床や壁などの部位ごとの考え方に加え、それぞれの箇所でどのような質感の素材を選ぶかが、空間の完成度を大きく左右します。

ここでは、レトロモダンな雰囲気を出してくれる内装材をいくつか紹介し、特徴と効果的な使い方を解説します。

無垢材や古材

無垢材は、天然木ならではの色ムラや木目、節などの不均一な表情が、レトロな味わいを深く演出する素材です。

床材としてはもちろん、建具やカウンター、造作家具など、空間の様々な箇所に取り入れることができます。

また、無垢材の大きな特徴は、時間とともに色合いが深まり、傷さえも味わいとなる経年変化を楽しめる点です。

さらに、古民家の解体時に出た柱や梁を再利用する「古材」は、新品の木材にはない独特の風合いと存在感を持ちます。

空間のアクセントとして用いることで、物語性のあるレトロモダンな内装を実現してくれます。

タイル

タイルは、色、形、サイズの組み合わせによって多彩な表現ができる素材です。

レトロモダンな内装では、100mm角程度の小さめなタイルや、こっくりとした色合いのカラータイルが、昔ながらの懐かしい雰囲気を演出するのにおすすめです。

キッチンカウンターの壁面や洗面化粧台の立ち上がり、玄関の土間など、アクセントとして部分的に取り入れるのが効果的です。

また、目地の色を白にするかグレーや黒にするかによっても印象は大きく変わります。

デザインの選択肢が広く、目指すテイストに応じて昭和レトロから海外のヴィンテージスタイルまで、幅広く対応できる点が魅力です。

部屋のテイストをどのように決めていけばよいか、お悩みの方はこちらの記事で解説しています。

https://furureno.jp/magazine/room-interior-taste-decision

モルタルや左官材

モルタルや珪藻土などの左官材が持つ、無機質でマットな質感は、木の温かみと対比させることで、レトロな雰囲気の中にモダンな洗練さを加えることができます。

職人の手仕事によって仕上げられるため、均一な工業製品にはない独特のコテムラや風合いが生まれ、空間に深みとオリジナリティを与えます。

玄関の土間やキッチンの床、壁の一面やカウンターの天板など、部分的に取り入れることで効果的なアクセントとなります。

木材やタイルなど温かみのある素材と組み合わせることで、それぞれの素材感を引き立て合い、バランスの取れたレトロモダン空間が完成します。

異なる素材を組み合わせるミックススタイルについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

https://furureno.jp/magazine/mixed-style-interior

ガラスやアイアン

木やタイルなどの主要な素材に加え、ガラスやアイアンなどの異素材を組み合わせることで、空間の完成度は高まります。

特に、表面に凹凸のある型板ガラスや、半透明のすりガラスは、視線を適度に遮りながら光を通す機能性と、昭和の建具を思わせる懐かしいデザイン性を両立できます。

室内の間仕切りやドアの一部に採用するのがおすすめです。

一方、黒いアイアン素材は、手すりや照明器具、家具の脚などに取り入れることで、空間全体を引き締め、モダンな印象を加えます。

温かみのある素材だけでまとめず、硬質な素材をアクセントとして加えることが、洗練されたレトロモダンらしいバランスを生み出します。

フルリノでは無料相談会を開催中です。まだ詳しく決まっていなくても、お気軽にご相談ください。

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場所別|レトロモダンな内装をおしゃれに仕上げるコツ

レトロモダンなリビングに無垢フローリングを敷いた内装の画像

ここまで解説してきたレトロモダンの特徴や素材選びのポイントを踏まえて、実際の住空間に落とし込む際の具体的なコツを場所別に解説します。

家族が集うリビング、毎日使うキッチン、家の顔となる玄関など、それぞれの空間の特性に合わせて内装を計画することが重要です。

ここでは、各部屋でどのような素材を組み合わせ、デザインを工夫すれば、おしゃれで機能的なレトロモダン空間を実現できるかを紹介します。

リビングのレトロモダン内装:床・壁・建具の組み合わせで落ち着く場所にする

リビングは、家族が長く過ごす中心的な空間です。

床材にウォールナットやチークなどの無垢フローリング、壁に珪藻土や漆喰などの自然素材の左官材を組み合わせることで、温もりと上質感のある落ち着いた空間が生まれます。

天井を解体して梁を見せるデザインは、空間にダイナミックな印象を与えますが、構造躯体の状態確認や断熱・防音処理が必要となるため、施工会社としっかり相談しましょう。

コストを抑えたい場合は、既存の建具や窓枠はそのまま活かし、壁紙の張り替えや塗装で印象を変えるのもおすすめです。

レトロモダンなリビングの作り方は、こちらで詳しく解説しています。

https://furureno.jp/magazine/retro-modern-living-room

キッチンのレトロモダン内装:タイル・カウンター素材・収納建具がポイント

キッチンは、機能性とデザイン性の両立が求められる空間です。

コンロ周りの壁に、昭和を思わせるようなモザイクタイルや色味のあるサブウェイタイルを貼ることで、一気にレトロな雰囲気を演出できます。

カウンターや収納の扉に木目の面材を選んだり、無垢材で造作したりすると、温かみのあるカフェのようなキッチンに仕上がります。

収納計画は、あえて扉を設けないオープンシェルフを採用し、棚板に古材を用いることで、見せる収納としてデザインの一部にすることも可能です。

食器や調理器具をディスプレイのように楽しむ、レトロな空間づくりが実現します。

キッチンリノベーションのポイントは、こちらの記事で解説しています。

https://furureno.jp/magazine/renovation-kitchen-tips

玄関のレトロモダン内装:タイルと木材で印象的なエントランスを作る

玄関は、住まいの第一印象を決めるスペースです。

土間部分には、素焼きの風合いが魅力のテラコッタタイルや、デザイン性の高い六角形のヘキサゴンタイルなどを用いると、個性的で印象的なエントランスになります。

下駄箱は既製品ではなく、空間の寸法に合わせて木で造作し、上がり框も同じ樹種で揃えることで、統一感のあるレトロな空間を演出できます。

また、照明計画も大切です。

天井のダウンライトだけでなく、真鍮やガラスシェードのペンダントライト、壁付けのブラケットライトなどを組み合わせることで、陰影のある光が家族を迎え入れてくれます。

玄関リノベーションの費用や事例については、こちらの記事で詳しく解説しています。

https://furureno.jp/magazine/genkan-renovation-cases-subsidy-2026

寝室のレトロモダン内装:照明と素材で懐かしく洗練した空間に

一日の疲れを癒す寝室は、落ち着きと安らぎを感じられる空間づくりが求められます。

ヘッドボード側の壁一面に、板張りや彩度を抑えた色の塗装を施したアクセントウォールは、空間に奥行きと落ち着きをもたらすおすすめの手法です。

照明は、部屋全体を均一に照らすシーリングライトではなく、間接照明やベッドサイドに置くスタンドライトなど、複数の光源を組み合わせることで、柔らかな光の空間を演出できます。

また、レトロモダンは和の要素とも親和性が高いため、小上がりの畳スペースを設けたり、建具に格子デザインを取り入れたりして、和モダン寄りの空間にもできます。

フルリノ掲載のレトロモダンな内装リノベーション事例3選

ここでは、実際にレトロモダンをテーマにリノベーションされた住まいの事例を3つ紹介します。

これまで解説してきた内装材やデザインのポイントが、実際の空間でどのように活かされているかを見ることで、より具体的なイメージを掴むことができます。

レトロモダンな内装材をふんだんに使用した事例

レトロモダンな内装デザインが施されたリビングの画像

事例詳細:https://furureno.jp/renovation-case/277

築35年の中古マンションをフルリノベーションした事例です。

壁にはホタテの貝殻とモミ殻を主原料とする天然左官材「チャフウォール」を採用しました。

天井と建具にはマホガニー色に塗装したラワン材を使い、キッチンと洗面の天板はモルタル調左官材で仕上げています。

浴室は在来工法で壁にタイル、天井は塗装です。

仕上げ作業の一部はお施主様が友人たちと共に行い、愛着の湧く住まいになりました。

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素材感を活かした味わい深いレトロモダン空間

レトロモダンな内装にリノベーションされたリビングの画像

事例詳細:https://furureno.jp/renovation-case/372

築40年以上の戸建てをリノベーションした事例です。

細かく仕切られていた個室をつなげ、26畳以上の開放的な空間へと生まれ変わらせています。

特徴的なのは、古い住宅ならではの素材や構造を隠すのではなく、あえて活かしながら現代的なデザインを組み合わせていることです

天井は躯体を現しにしてラフな質感を残し、壁には真っ白なエッグウォールを採用することで、古さと新しさが心地よく調和しています。

さらに、サッシや躯体の一部にブラックを取り入れることで、空間全体を引き締め、どこか懐かしさを感じる住まいにモダンな印象をプラスしました。

既製品を多用せず、もともとの住まいが持つ素材感を大切にしている点もポイントです。

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ラワン材を使った統一感のあるレトロモダンな家

レトロモダンな内装にリノベーションするなら、フルリノにお任せください! に関連する画像

事例詳細:https://furureno.jp/renovation-case/215

築30年の中古マンションをフルリノベーションした事例です。

お施主様ご夫婦は、好きなインテリアや植物に囲まれた暮らしを目指していました。

自然な木目と赤みが特徴のラワン素材で造作キッチンを製作し、ガラスドアや枠材との色も合わせて統一感のある空間としています。

和室はモダンの要素を残した仕上がりで、旦那さまのワークスペースも設けました。

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レトロモダンな内装にリノベーションするなら、フルリノにお任せください!

レトロモダンな内装にリノベーションするなら、フルリノにお任せください! に関連する画像

レトロモダンな内装を実現するには、床・壁・建具・照明など基本要素の素材選びが重要です。

無垢材やタイル、左官材など、質感の高い素材にこだわることは、初期費用は掛かるものの、日々の暮らしの満足度を高めてくれます。

特に築年数の経った物件のリノベーションでは、構造や断熱など目に見えない部分への配慮も必要です。

ぜひ、専門的な知識と豊富な経験を持つリノベ会社をフルリノで探してみてください。

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記事を書いた人
開原 崇友(かいはら たかとも)

開原 崇友(かいはら たかとも)

建築系ベンチャーにて、組織づくりや新規事業立ち上げに従事。 また、建築会社やスタートアップ企業の事業戦略・人事コンサルタントとして、さまざまな企業の支援にも。 長きに渡る建築業界での経験から、建築プラットフォームを構想。フルリノ!を立ち上げる。

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