ソファや照明をリビングに新しく取り入れても「なかなかミッドセンチュリーらしい雰囲気にならない」と感じていませんか。
家具の形や木目の色味、差し色の使い方に、ミッドセンチュリーらしさを引き出すコツがあります。
この記事では、リビングに共通する特徴や家具の選び方、ミッドセンチュリーなリビングに仕上げた事例を紹介します。
特徴とコツを押さえて、自分らしいミッドセンチュリーのリビングを完成させましょう。
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ミッドセンチュリーのリビングに共通する3つの特徴

ミッドセンチュリーのリビングには、家具の形や素材、色の使い方にいくつかの共通点があります。
ここでは、押さえておきたい3つの特徴を解説します。
曲線のソファとラウンジチェアでくつろぎの場を囲む
ミッドセンチュリーのリビングは、背もたれや肘掛けに丸みを持たせたソファやラウンジチェアを組み合わせ、くつろぎの場を緩やかに囲むのが特徴です。
曲線のシルエットを加えることで、空間に柔らかい印象が生まれます。
座面や背もたれの丸みは、体を包み込むような座り心地にもつながり、見た目と座り心地の両方でミッドセンチュリーらしいくつろぎを演出します。
細い脚のローファニチャーで軽やかに見せる
ソファやチェア、テーブルには、脚が細く座面や天板の低いローファニチャーを選ぶと、ミッドセンチュリーらしい軽やかな印象になります。
脚元に空間ができることで、床面の見える範囲が増えるのも、当時のデザイナーが好んだ、軽さを生み出す工夫の一つです。
テレビボードや飾り棚など、他の家具も背を低くそろえると、ミッドセンチュリーらしい水平のラインが際立ちます。
チーク材にオレンジやグリーンの差し色を加える
リビングの家具は、チーク材などの色味の濃い木目を基調にすると、ミッドセンチュリーらしい落ち着いた雰囲気になります。
この木の色味に、クッションやラグ、アートなどでオレンジやグリーンの差し色を加えるのが、ミッドセンチュリーらしい遊び心を出すコツです。
差し色は1〜2色に絞ると、木目の落ち着きと差し色の遊び心のバランスが取れます。
https://furureno.jp/magazine/mid-century-room-design
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ミッドセンチュリーのリビングに合う家具と照明の選び方

リビングの主役となるソファやチェア、照明は、選び方次第でミッドセンチュリーらしさが大きく変わります。
ここでは、家具・照明選びのポイントを解説します。
ソファはヴィンテージ・復刻品・リプロダクトを比べる
ミッドセンチュリーのソファには、当時つくられたヴィンテージ品、メーカーが正規に再生産する復刻品、他社がデザインを再現したリプロダクト品があります。
ヴィンテージ品は、一点ごとに異なる経年変化を楽しめるのが特徴です。
復刻品はオリジナルのデザインを受け継ぎながら、現代の住まいでも使いやすい仕様で製造されています。
リプロダクト品とは、意匠権の保護期間が終了したデザインなどをもとに、正規メーカー以外の会社が再現・製造した製品です。
素材や価格の選択肢が多いため、品質や寸法を比較して選ぶことが大切です。
オリジナル性・使いやすさ・価格のどれを優先するか決めておくと、目的に合うソファを選びやすくなります。
ラウンジチェアは名作デザインを1脚取り入れる
ミッドセンチュリーを代表する名作ラウンジチェアを1脚取り入れ、リビングの主役にする方法があります。
ソファやテーブルは装飾を抑えたデザインにすると、ラウンジチェアの美しい形が引き立ちます。
名作ラウンジチェアには、成形合板を曲げたものや、1枚革を立体的に仕立てたものなど、当時の新しい加工技術が取り入れられています。
これらの家具は、量産家具でありながら、彫刻のような美しい形と存在感を楽しめる点が魅力です。
テーブルとローボードは木目の色をそろえる
リビングテーブルとテレビまわりのローボードは、木目の色味をそろえると、家具同士に統一感が生まれます。
異なる木材を組み合わせる場合は、赤みや濃さの近いものを選ぶのが、違和感なくまとめるコツです。
テーブルの脚も、テーパードレッグなど共通する形状でそろえておくと、ミッドセンチュリーらしい統一感がより際立ちます。
ヴィンテージ家具はぐらつきや補修歴を確認する
ヴィンテージ家具を選ぶ際は、見た目の雰囲気だけでなく、脚のぐらつきや接合部の状態を実際に確認することが大切です。
過去に補修された箇所がある場合は、成形合板の割れやレザーの張り替えなど、ミッドセンチュリー特有の素材に対応した補修かどうかを聞いておくと安心です。
同じデザインでも生産年代や製造国によって細部の仕様が異なるため、気になる点は購入先に確認しましょう。
照明は乳白ガラスに真鍮やクロームを合わせる
照明は、乳白ガラスのシェードに真鍮やクロームの金具を組み合わせると、ミッドセンチュリーらしい柔らかな光と質感のコントラストが生まれます。
天井照明だけでなく、フロアランプやテーブルランプを組み合わせるのが、部屋に立体感を出すポイントです。
光の色は、電球色など温かみのある色を選ぶと、木目の家具との相性がよくなります。
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【間取り別】ミッドセンチュリー家具の配置方法

リビングの広さや形によって、ミッドセンチュリー家具の配置方法は変わります。
ここでは、間取り別の配置のポイントを解説します。
8畳以下のリビング|ソファは壁に寄せて中央を空ける
8畳以下のリビングでは、ソファを壁に寄せて配置し、中央の床面を空けると、実際の面積以上に広く感じられます。
奥行きの浅いソファや肘掛けのないチェアを選ぶと、座る場所を確保しながら通路も取りやすくなります。
ローテーブルも、天板が大きすぎない丸みのあるデザインを選ぶと、限られた面積でもミッドセンチュリーらしい軽やかさを保てます。
https://furureno.jp/magazine/6jo-madori-layout-renovation
12畳以上のリビング|ソファとチェアを向かい合わせに置く
12畳以上の広いリビングでは、ソファとラウンジチェアを向かい合わせに配置すると、会話しやすいくつろぎの空間をつくれます。
中央にローテーブルを置くことで、家具同士の距離感がまとまり、広い部屋でも間延びした印象になりません。
壁際には造作の飾り棚やフロアランプを添えると、広い面積でもミッドセンチュリーらしい低く抑えたシルエットを保てます。
縦長のリビング|家具は片側に寄せて通路を確保する
縦長のリビングでは、ソファやチェアを片側に寄せて配置し、反対側に通路を確保すると、家具にぶつからず移動できます。
奥行きのある形を生かし、手前にくつろぎのスペース、奥に造作家具やダイニングを配置するのも、ゾーンを分ける方法です。
家具の正面を同じ方向へそろえると視線が奥へ流れ、縦長の形を生かしたレイアウトにまとまります。
横長のリビング|ソファでリビングとダイニングを分ける
横長のリビングでは、ソファの背をダイニング側に向けて配置すると、背もたれを境にリビングとダイニングを緩やかに分けられます。
壁で仕切らないため光や風が通り、開放感を保ったまま空間にメリハリがつく点も魅力です。
ソファの背面には、間仕切り代わりの造作棚を組み合わせる方法もあります。
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ミッドセンチュリーのリビングスタイル6選

ミッドセンチュリーのリビングは、施工会社によって素材や間取りの生かし方がさまざまです。
ここでは、リノベーションで実現した、おしゃれなミッドセンチュリーリビングの事例を紹介します。
マホガニーと躯体現しのヴィンテージリビング

東京・杉並区のアズ建設が手がけたリビングは、手持ちのヴィンテージ家具がなじむよう、床や建材、造作家具にマホガニーの無垢材を取り入れています。
深い赤褐色の木目を背景に、年代を感じさせるソファやチェアを主役に据え、重厚で上品なアメリカンミッドセンチュリーの雰囲気を表現しました。
天井は躯体現しにして木材の量感を抑え、コペンハーゲンリブや輸入建具、漆喰壁など異なる素材を加えながらも、マホガニーを軸に統一しています。
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木製ルーバーと吹き抜けの開放的なリビング

北海道札幌市のアルティザン建築工房が手がけた住まいでは、リビングと隣り合う廊下やホールの壁を木製ルーバーに変え、光と風を通しながらも視線を適度に遮っています。
吹き抜けを介して2階のスタディカウンターやピアノコーナーと緩やかにつながる間取りのため、リビングにいても家族の気配を感じられるのが特徴です。
天井高のある開放的な空間に、木目のルーバーが縦のリズムを添え、ミッドセンチュリーらしい木の質感を印象づけています。
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スキップフロアでつながるミッドセンチュリーLDK

アルティザン建築工房が手がけたこちらの住まいは、間仕切りとスキップフロアの影響で、リビングとダイニングの一体感が薄れていました。
間仕切りを撤去して天井の高さをそろえる一方、床の段差はあえて残し、リビングに立体感のある居場所をつくっています。
段差の低い側にラウンジチェアを置けば、床に座るような低い目線でくつろげるのも、ミッドセンチュリーらしい魅力です。
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古材と可動間仕切りのヴィンテージリビング

大阪府箕面市の株式会社スクエアが手がけた築44年のマンションは、リビングと寝室の間をパーテーションで仕切り、必要に応じて開放できる間取りが特徴です。
パーテーションを開けば、リビングからダイニング、キッチンまでがつながる大空間として使えます。
古材の温かみを生かしながら、見せた配管や金属素材で無骨さを加えた、ミッドセンチュリーとインダストリアルのミックススタイルです。
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古材やタイルを活かした男前な空間。パーテーションを利用した大空間。
スクリーンと土間で楽しむミッドセンチュリーリビング

株式会社スクエアが手がけたリビングは、ローソファや木製ラウンジチェア、横長のローボードが水平ラインを強調しています。
これにより、視線が奥まで抜け、ミッドセンチュリーの軽やかな印象が生まれます。
ベージュのラグにマスタード色のソファを合わせ、木目を引き立てました。
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白い壁と濃い木目が映えるミッドセンチュリーリビング

株式会社スクエアが手がけたのは、和室2部屋の壁を撤去し、築50年近い3LDKを明るく開放的な1LDKへ変えた住まいです。
白い壁と木目の床を基調に、低い木製ソファや黒い金属脚の家具を合わせ、ミッドセンチュリーの軽やかなリビングに仕上げました。
テレビを掛ける間仕切り壁は天井との間に空間を残し、スリットを設けて、圧迫感を軽減しています。
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ミッドセンチュリーのリビングで避けたい4つの失敗

ミッドセンチュリーのリビングは、家具の配置や選び方次第で、使いやすさが大きく変わります。
ここでは、後悔しやすい4つの失敗を解説します。
ソファとローテーブルの間が狭くて出入りしにくい
ソファとローテーブルの間隔が狭いと、座るたびに脚をぶつけたり、体の向きを変えにくくなったりします。
一般的には30〜45センチ程度の間隔を目安に配置すると、ゆとりを持って過ごせます。
ローファニチャーは低さが魅力ですが、その分、家具同士の距離感にも注意が必要です。
大きなソファで窓やバルコニーへの動線をふさぐ
大きなソファを窓やバルコニーの前に配置すると、出入りのたびにソファを回り込む必要が生まれ、動線がふさがれてしまいます。
窓際は人が通れる幅を空け、ソファは壁側や部屋の中央寄りに配置しましょう。
ミッドセンチュリーのソファは奥行きのあるデザインが多いため、設置前に実寸を確認しておくと安心です。
テレビまわりの配線で生活感が目立つ
テレビやオーディオ機器のコードがむき出しになっていると、整えたミッドセンチュリーの雰囲気を損ないます。
配線カバーやケーブルボックスを使い、コードをローボードの背面に沿わせると、正面から見えにくくなります。
電源タップも床に置いたままにせず、家具の背面へ固定すると、見た目を整えながら掃除もしやすくなります。
球形照明がテレビ画面に映り込む
球形のシェードを使ったペンダントライトは、ミッドセンチュリーらしい印象をつくる一方、テレビ画面の正面に配置すると画面に映り込みます。
照明はテレビの背後や側面に配置し、直接画面に映らない位置を選びましょう。
シェードの向きを調整できるタイプを選べば、光を画面から逸らせることができます。
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家具だけで整わないときは?ミッドセンチュリーリビングのリノベーション

家具や照明を工夫しても理想の空間に近づけない場合は、リノベーションで部屋の構造から整える方法もあります。
ここでは、取り入れやすい3つの方法を解説します。
ソファに合わせて照明とコンセントの位置を変える
ソファやラウンジチェアの基本配置を先に検討し、照明の配線位置やコンセントの高さを計画すると、コードが通路を横切りにくくなります。
壁内配線は、テレビやブラケット照明など設置場所が変わりにくい設備に絞り、家具を置き替える可能性がある場所には複数のコンセントを設けることがポイントです。
天井にはダクトレール、壁際にはコンセントを分散して配置すると、フロアランプやテーブルランプを組み合わせた複数灯の照明計画にも対応できます。
造作ローボードでテレビまわりの配線を隠す
造作ローボードは、収納する機器とコンセントの位置に合わせて、配線穴や内部の通り道まで計画できます。
ソファやテーブルと同じ樹種で製作すれば、ほかの家具とも木目の色味をそろえられる点が魅力です。
AV機器の熱がこもらないように通気口を設けたり、背板を取り外せる仕様にしたりすると、点検や配線の変更にも対応しやすくなります。
間仕切りを減らして会話しやすいリビングに
リビングと隣接する部屋の間仕切りを減らすと、視線が先まで通り、家族の気配を感じられる開放的な空間をつくれます。
間仕切りをすべてなくさず、一部を木製ルーバーに変えれば、リビングと隣室を緩やかに分けながら、ミッドセンチュリーらしい木の質感も加えられます。
ルーバーの間隔は、開放感を優先する場合は広めに、視線を遮りたい場合は狭めにすると、暮らしに合った仕切り方を選べます。
https://furureno.jp/magazine/midcentury-renovation-cases-cost-points
理想のミッドセンチュリーリビングをプロと形にしよう

ミッドセンチュリーのリビングは、曲線家具や木目、差し色の組み合わせによって、さまざまな表情を楽しめます。
ミッドセンチュリーらしい雰囲気に近づけるには、家具を選ぶだけでなく、間取りに合わせて配置を工夫したり、リノベーションで床や壁、間仕切りを変えたりする方法もあります。
フルリノでは、ミッドセンチュリーを取り入れたリビングの施工事例を紹介しています。
気になる事例を参考にしながら、理想のリビングづくりを考えてみましょう。
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