「現在の間取りが生活スタイルに合わず、使いづらさを感じている」
「家族構成の変化にともない、部屋の使い方を見直したい」
「リモートワークのためのスペース確保に悩んでいる」
生活スタイルの変化にあわせて、理想の住空間を実現するためには、リノベーションによる間取り変更が有効な選択肢になります。
しかし、間取りを変更してしまうと物件としての資産価値が低下する可能性もあるため、注意が必要です。
本記事では、リノベーションで間取りを変更する際のアイデアや費用相場などを詳しく解説しています。
間取りの変更をともなうリノベーションを検討している方は、ぜひご参考ください。
また、リノベーションでお悩みの方は「フルリノ!」にご相談ください。現在、無料で個別相談を実施しており、気になることやわからないことなどをプロ目線でアドバイスさせていただきます。
「フルリノ!」を利用し、快適に過ごせる住まいを手に入れましょう。
マンションでもリノベーションなら間取り変更可能
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築年数が経った一戸建てやマンションでも、リノベーションを通じて最新の生活スタイルに合わせた間取り変更が可能です。
例えば、3LDKの一般的な間取りも、リノベーションを通じて部屋の数や用途を見直し、広々とした空間に変更できます。
建築基準法に基づく耐力壁以外の壁は自由に取り払えるため、「和室とリビングを一体化させる」などのように開放的な空間に仕上げられます。
また、テレワークの普及により、書斎やワークスペースの需要も高まっている傾向です。
さらに、収納力を高めるウォークインクローゼットの設置や、家事効率を上げる動線計画など、現代のニーズに応じた間取り変更も対応可能です。
関連記事:リノベーションとリフォームの違いをまとめた記事はこちら
マンションリノベーションの間取り変更事例11選!間取り図アイデアも紹介
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マンションリノベーションする際は、間取りをどのように変更するのか悩むこともあるかと思います。
ここでは、マンションリノベーションする際に役立つ11の事例を以下で紹介します。
- LDKの拡大
- 在宅ワーク向けの間取り
- 回遊性を重視した間取り
- 対面型のオープンキッチン
- 廊下や壁の撤去
- 可動式の間仕切りの導入
- ウォークインクローゼットの設置
- 和室を小上がりに変更
- パントリーの設置
- 玄関に土間スペースを確保
- キッチン・洗面・バルコニーの配置変更
マンションリノベーションを検討している方は、それぞれ確認していきましょう。
①LDKの拡大

リノベーションを考える際に、間取りを変更してLDKを広く設計するお客様が多いです。
間取りは4LDKを2LDKにしたり、3LDKを1LDKにしたりと部屋数を少なくし、リビングを大きくする変更が人気を集めています。
今回ご紹介する事例では、3LDKを1LDKに変更し、将来歩けなくなる難病を抱えた奥様に配慮した間取りに変更しました。
【BEFORE】

【AFTER】

リノベーション後は、極力バリアフリーにこだわり、通路の広さやベッドへの導線にこだわったお部屋になっています。
何度も打ち合わせを重ね、初めてプランを見たときに涙があふれそうなほど感動していただいた事例の1つです。
この事例を担当した工務店にご相談したい方はコチラ
②在宅ワーク向けの間取り

近年は働き方も多様化し、在宅ワークする人も多くなりました。
リノベーションのご相談を受けるときも、「自宅に仕事ができる専用のスペースがほしい」という相談が増えています。
そこで今回はLDKをリノベーションし、在宅ワークのスペースを取り入れた導入事例を紹介します。
中古マンションをご購入されたご夫婦が、”ゆったりと暮らせる家にしたい”とのご要望から、リノベーションをご依頼されました。
キッチンはリビングとつながるLDKにし、ダイニングの背面に在宅ワークができるスペースを設置しました。
無垢の木材を使用し、部屋全体を優しい雰囲気に包まれているのが魅力的で、収納も充実させ、機能性も抜群です。
在宅ワークができるスペースを確保しつつ、快適に過ごせる家へと生まれ変わった事例のひとつです。
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③回遊性を重視した間取り

スムーズに部屋を行き来できるように導線を考え、回遊性を重視したお部屋が人気を集めています。
今回は、都内のマンションに転居されたご夫婦からのご依頼で、回遊性を重視し、フルリノベーションを行った事例を紹介します。
【BEFORE】

【AFTER】

回遊性を重視した間取りにし、キッチンから洋室やインナーテラスへ、スムーズに行き来できる設計としました。
ご夫婦の要望をもとに、天井を高く取り、玄関にはインナーテラスを設置しています。
洋室やインナーテラスへはスムーズに行き来できる設計とし、回遊性を重視した間取りにしました。さらに、床をすべてバリアフリーとし、快適な動線を確保しました。
また、リビングと寝室にはガラスのパーテーションを採用し、部屋全体を明るく見せることで、広さを感じられる空間に仕上げています。収納も充実し、心地よく暮らせる住まいが完成しました。
元々ご提示していた完成予想図とほぼ同じ感じに仕上がり、ご夫婦からも「理想の空間ができた」と喜んでいただきました。
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④対面型のオープンキッチン

開放感のある部屋で快適に過ごすために、オープンキッチンを要望されるお客様は多いです。
今回はフルリノベーションをし、広いリビングと一体化したオープンキッチンを取り入れた事例を紹介します。
3LDKから2LDKにリノベーションした145平方メートルの広々した空間は、リビングダイニングとオープンキッチンが一体化し、開放感が広がる設計になっています。
一枚板のキッチンカウンターにアイアンのサッシ、コンクリート剥き出しの壁が無骨な魅力を際立たせ、洗練された大人の雰囲気を醸し出す空間となりました。
リビングには巨大スクリーンとプロジェクターを設置し、映画鑑賞もできます。
広いリビングにオープンキッチンも備わり、まさにホームパーティーにうってつけの作りです。
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⑤廊下や壁の撤去

廊下や壁を撤去し、複数の部屋をひとつの広いお部屋へと、リノベーションするアイデアもあります。
今回は、4LDKのお部屋を1LDKにフルリノベーションした事例を紹介します。
リノベーション前は、玄関入ってすぐ廊下があり、リビングと寝室の間にも壁がありました。
【BEFORE】

【AFTER】

リノベーション後は、パントリーからキッチン、リビング、寝室までの段差をなくし、バリアフリーにしています。
スッキリとした印象になるだけでなく、掃除ロボットがスムーズに移動でき、お子様の安全性も高まります。
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⑥可動式の間仕切りの導入

可動式の間仕切りは、必要に応じて空間を仕切ったり開放したりできる、可動式の仕切りを指します。
お子様の勉強部屋として使用したいとき、来客があるときなど、ライフスタイルにあわせて使用できるのがメリットです。
可動式の間仕切りには、スライド式やカーテン式などさまざまな種類があるため、部屋の雰囲気や使いやすさを見て選ぶと良いでしょう。
そのほか、可動式のシューズクロークを導入した事例もあります。靴の形にあわせて収納でき、取り出しやすいのが魅力です。
快適な住まい空間を作るためにも、可動式の間仕切りやシューズクロークは有効な手段です。
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⑦ウォークインクローゼットの設置

広々としたウォークインクローゼットは使い勝手が良く、憧れの空間です。
ここではウォークインクローゼットを導入した事例を紹介します。
今回ご依頼されたご夫婦からは、築年数が古く一度もリフォームをしていなかったため、リノベーションをしたいとのご相談がありました。
リビングが見渡せる対面キッチンや、好きなモノに囲まれて暮らしたいとのご要望を叶えるべく、リノベーションに至った経緯があります。
コンパクトなキッチンを採用し、リビングやクローゼットのスペースを広く確保しました。
そのほか、玄関先にもクローゼットを設置したため、普段から良く着る服は、ここにかけておくとよいでしょう。
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⑧和室を小上がりに変更

リノベーションをする際、小上がりがほしいというお客様は多いです。
下には収納スペースを確保でき、畳の上で座ったり寝転んだりと多目的に使えるため、お子様たちにも人気です。
ここでは和室を小上がりにリノベーションした事例を紹介します。
リノベーション後は、リビング横に小上がりを新設し、お子様のおもちゃや雑貨などを片付けられる収納棚も設置しました。
小上がりの奥には収納棚を設置し、階段としても利用できるため、ロフトへ行けるように導線を確保しています。秘密基地のような空間で、お子様たちも大喜びです。
ほかにも無垢の木の水廻り設備を採用することで、木のぬくもりを感じる空間が広がります。リビングの横にはウォークインクローゼットも新設し、大人も使いやすいお家になりました。
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⑨パントリーの設置

パントリーとは、キッチンの近くにある収納スペースです。常温保存が可能な食料品や消耗品、日用品などをストックしておくことができます。
パントリーは収納能力が高く、リノベーションの際に希望されるお客様が多いです。
ここでは、パントリーを導入した事例を紹介します。
【BEFORE】

【AFTER】

今回のリノベーションでは、キッチンに隣接していた個室の壁をなくし、大きなパントリーを作りました。
キッチンの横にあるため、調理中に必要な物を取り出しやすいのが特徴です。ただし、パントリーがリビングから丸見えだと、生活感が出てしまいます。
しかし、AFTERの間取り図をご覧いただければわかる通り、パントリーが奥まっているため、リビングからは見えません。お友達やご家族が来訪されたときも安心です。
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⑩玄関に土間スペースを確保

玄関の土間スペースは、土足で利用できるため、さまざまな用途に使えます。たとえば自転車やベビーカーを、ご主人のゴルフバッグなど、大きな物を置けるのが特徴です。
玄関に靴を置いたままにすると、靴が散らかり見栄えも悪くなりますが、土間スペースにシューズクロークを設置することで、玄関がスッキリとします。
マンションはゴミの収集日が決まっているため、ゴミの一時置き場として利用する方もいます。
ただし、土間は汚れやすいため、清掃しやすい水に強いタイルがおすすめです。また、生活感が出ないように扉を設置するかどうかも検討が必要です。
今回紹介する事例では、玄関に土間スペースを作り、シューズクロークやハンガー掛けなどを設置しています。
お子様の洋服やおもちゃなども収納できるため、玄関にスペースがあれば、玄関土間のリノベーションも検討してみてください。
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⑪キッチン・洗面・バルコニーの配置変更

毎日の生活の中で、キッチンや洗面所、バルコ二ーの位置は重要です。些細なことであっても、使い勝手が悪いとストレスとなります。
ここでは、リビングを広くし、キッチンの配置を変更した事例を紹介します。
【BEFORE】

【AFTER】

リノベーション後は和室とダイニングを繋げ、広々としたリビングダイニングへと変わりました。
キッチンの配置を変更し、バルコニーとの距離が近くなることで日当たりが良くなり、開放的な空間が生まれます。
料理中に突然雨が降ってきても、すぐに洗濯物を取り入れられるため、効率的です。
リノベーションをする際は、普段の生活に支障がないように、スムーズな導線の確保が大切です。
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マンションリノベーションの間取り変更の費用相場
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住宅をリノベーションする際は、下表のように工事内容により費用が異なるため注意が必要です。
工事内容 | 費用相場 | 備考 | |
間仕切り壁 | 設置 | 20~30万円 | 防音・断熱仕様は追加費用 |
可動式(アコーディオン) | 5~20万円 | サイズにより変動 | |
可動式(引き戸) | 30~50万円 | デザインで価格差 | |
撤去 | 15~20万円 | 補修費用込み | |
水回り移動 | キッチン | 40~200万円 | 配管移設の有無で変動 |
浴室 | 70~200万円 | 防水工事込み | |
洗面台 | 20~40万円 | 設備グレードで変動 | |
トイレ | 30~80万円 | 排水管工事込み | |
内装・建具 | 壁紙(6畳) | 4~8万円 | 素材により変動 |
フローリング | 11~28万円 | 面積・材質で変動 | |
ドア設置・交換 | 7~35万円 | デザイン・機能で差 | |
クローゼット | 8~50万円 | 造作家具は別途 | |
大規模工事 | スケルトン(一戸建て) | 1,000~2,000万円 | 建物規模により変動 |
スケルトン(マンション) | 700~1,500万円 | 制約条件で変動 | |
窓の増設 | 30~50万円 | 足場代別途 |
工事内容により費用が異なるため、上記表を参考に予算を組んでみましょう。
リノベーションで間取り変更を行う際の注意点
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リノベーションで間取り変更すると、快適な空間を手に入れられますが、以下3つの注意点に気をつけなければいけません。
- 追加費用が発生する場合がある
- マンションは施工が制限される
- 物件の資産価値が低下する可能性がある
リノベーションを検討している方は、契約前に把握していきましょう。
追加費用が発生する場合がある
築年数が古い物件では追加工事が必要になる場合が多く、水回りの移動時に古い配管の腐食が発見されたり、壁の解体時に断熱材の劣化が判明したりします。
また、既存図面と実際の建物が異なるケースも多く、現場での調整が必要になり、給排水管の位置や勾配の修正は、想定外の費用増加につながります。
建築基準法に基づく耐力壁の制約により、当初の設計プランを変更する場合も、追加費用の考慮が必要です。
マンションは施工が制限される
マンションの場合は管理規約による工事制限が設けられ、構造躯体(建造物を支える骨組み)に関わる工事や騒音を伴う作業には、厳しい制約がともないます。
耐力壁の撤去や変更は原則として禁止されており、間取り変更の自由度が制限されます。また、給排水管の位置も建物全体で共有されているため、大幅な移動は困難です。
さらに、工事可能な時間帯も平日の午前9時から午後5時までに制限される場合が多く、工期が延びやすい傾向にあります。
物件の資産価値が低下する可能性がある
過度に個性的な間取り変更を行った物件は、将来的な売却時に市場価値が低下するおそれがあります。
たとえば、ファミリー向け物件で3LDKから1LDKに変更すると、一般的なニーズから外れてしまいます。
賃貸物件としての活用を考える場合は、入居者層を限定してしまう間取り変更は、避けなければいけません。
リノベーションを実施する際は、物件の資産勝ちの低下を防ぐためにも、スライディングウォールや可動式の間仕切りなど、将来の変更にも対応できる設計を心がける必要があります。
マンションリノベーションで間取り変更するなら「フルリノ!」で依頼先を見つけよう
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リノベーションで間取りを変更すると、生活スタイルにあわせた理想の住空間を実現できます。
この記事ではリノベーションする際のアイデアを以下の12個を紹介しました。
- LDKの拡大
- 書斎や趣味スペースの確保
- 在宅ワーク向けの間取り
- 回遊性を重視した間取り
- 対面型のオープンキッチン
- 廊下や壁の撤去
- 可動式の間仕切りの導入
- ウォークインクローゼットの設置
- 和室を小上がりに変更
- パントリーの設置
- 玄関に土間スペースを確保
- キッチン・洗面・バルコニーの配置変更
しかし、間取りを変更する際は、追加費用の発生や物件の資産価値の低下に注意が必要です。
「フルリノ!」では、実績豊富なリノベーション会社の施工事例を多数掲載しています。
物件別や施工会社別に実績を紹介しているので、目的にあった調べ方が可能です。
リノベーションでお悩みの方はぜひ「フルリノ!」にご相談ください。無料で個別相談を実施しています。
「フルリノ!」を利用し、快適に過ごせる住まいを手に入れましょう。