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リノベーション

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リノベーションにかかる期間は工事内容で変わる!流れや費用、仮住まいについて解説

「リノベーションを行う範囲・部分ごとの期間を知りたい」

「リノベーションの工事内容とかかる期間を把握したい」

リノベーションを成功させるためには、適切な工期の設定が重要です。また、工期は、リノベーション期間中の仮住まい先の選定や滞在費用にも大きく関係するため、しっかり把握しておきたい情報でもあります。

しかし、天候や追加工事などにより期間が伸びる可能性も否定できないため、予備日を含めたリノベーション期間の設定が大切です。

本記事では、フルリノベーションや一部改修にかかる期間、リノベーション工事の流れ、仮住まいを選ぶポイントなどを解説しています。

適切なリノベーションのスケジュールを組みたい方は、ぜひご参考ください。

「フルリノ!」では、実績豊富なリノベーション会社の施工事例を多数掲載しています。物件別や施工会社別に実績を紹介しているため、目的にあった調べ方が可能です。

ぜひ「フルリノ!」を活用して、施工内容と必要な期間を把握しておきましょう。

記事の監修者
fujitacaリノベーション・藤孝建設株式会社 副代表 阿部 哲

fujitacaリノベーション・藤孝建設株式会社 副代表 阿部 哲

宅地建物取引士。
これまで100件以上のリノベーションプランを提案し、住宅設備やデザインに関しての知識を有している。リノベーションで失敗しないよう、リノベーションにまつわる知識を分かりやすく提供している。

今なら無料個別相談も実施しているので、施工店に相談する前にリノベーションの相談をしたいという方は、ぜひお気軽にご相談ください!

フルリノベーションにかかる期間の目安

フルリノベーションにかかる期間の目安

フルリノベーションでは、設計と施工の両方に十分な時間が必要です。設計期間の目安としてマンションで2~3ヵ月、一戸建てで3~4ヵ月ほどかかります。

また、フルリノベーションの期間は、以下の要因により変動します。

  • 物件の築年数や構造
  • 工事の規模や内容
  • 管理組合の規約や制限
  • 施工時期や天候条件

そのため、事前に工期に影響を与える要素を把握し、余裕をもったスケジュール設定が重要です。

以下では、一戸建てとマンションのフルリノベーションにかかる期間について解説します。

一戸建ての場合

一戸建てのフルリノベーションは、躯体(建物を支える骨組みや構成物のこと)や屋根、外壁などを改修するため、大規模な工事になる傾向にあります。リノベーションの範囲によっては、建築基準法大気汚染防止法消防法などの考慮が必要です。

工期の目安は3〜6ヵ月ですが、古い住宅の場合は図面が存在しないパターンもあります。そのため、解体後に予期せぬ不具合が見つかる場合もあり、追加工事が発生する可能性も否定できません。

また、耐震補強や屋根の葺き替えなども含めると、工期は6ヵ月以上に及ぶ場合もあり、雨天時は工事が中断されるため、天候により工期が変動します。

【一戸建てのフルリノベーション事例】

一戸建てのフルリノベーション事例
フルリノ!事例より引用

こちらはリフォーム済みの戸建て中古物件を再リフォームした事例です。

リフォームの大きなポイントは、既存の階段の向きを調整し、オープン階段へと変更した点です。手すりにはアイアンを採用し、デザイン性と採光性が向上しました。また、構造上撤去できない柱や筋交いは空間に馴染むよう塗装しています。

そのほかにも、キッチンや洗面スペースなどの水回りのリフォーム、収納スペースの確保などもおこない、居心地のよいお家となりました。

>この事例を詳しく見る

この事例を担当したのは、an cube(アン キューブ)です。事例のようなリビングのリノベーションを希望している方は、ぜひお気軽にan cubeにご相談ください!

ひと言コメント
監修者
fujitaca リノベーション ・副代表
阿部 哲
「工期には余裕をもってスケジュールを組みましょう!」

新生活、お子さまの入学のタイミングなど、新しい住まいに移るタイミングを決めるときには、余裕をもったスケジュールにて検討することが大切です。

多少、工期が延びてしまった場合などを考慮しながら、リノベ会社には希望のスケジュールを伝え、調整を図ることが大切です。

マンションの場合

マンションのフルリノベーションは、内装や設備など専有部分の工事が中心です。

マンションの場合は管理組合による制約も工期に影響を与えます。工事可能な時間帯が午前9時から午後5時までに限定されるケースや、日曜・祝日の作業が禁止されている物件もあります。

また、水回りの移設には排水管の位置や勾配の確認が不可欠で、遮音性などのマンション独自の規約に従わなければいけません。

リノベーションを実施する前に、各パターン別の注意点を確認しておきましょう。

【マンションのフルリノベーション事例】

マンションのフルリノベーション事例
フルリノ!事例より引用

こちらはマンションのフルリノベーションの事例です。

限られた空間を広く使うため、キッチンを中心に洋室やインナーテラスを回遊できる動線を確保したのが特徴です。

また、リビングと寝室はガラスパーテーションで仕切り、視線が抜ける設計に。天井高を確保し、玄関にはインナーテラスを設けることで、開放的な空間になりました。

さらに、施工の工夫で全床バリアフリーを実現しています。

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この事例を担当したのは、empati(エンパッチ)です。事例のようなキッチンのリノベーションを希望している方は、ぜひお気軽にempatiにご相談ください!

部分リノベーションにかかる期間の目安

部分リノベーションにかかる期間の目安

部分的なリノベーションでも、以下のような工事箇所により必要な期間は異なるため、スケジュールを立てる際に期間を把握しておくことが大切です。

  • リビングダイニング
  • キッチン
  • お風呂
  • トイレ

リビングやダイニングなどの内装改修は、水回りの工事が必須ではないため、比較的短期間で終わります。一方でキッチンや浴室など水回りが関連する場所は、配管工事が必要であるため、長期化する傾向にあります。

工事箇所別のリノベーション内容について、詳しく見ていきましょう。

リビングダイニング

リビングダイニングのリノベーションは、以下のように工事内容により期間が異なります。

工事内容

工期の目安

壁紙と床材の張り替え

1~3日

間取り変更をともなう壁の撤去や新しい壁の設置

1~2週間

床暖房の設置や照明の位置変更

1~2週間

収納設置や造作家具などの工事

1ヵ月

壁紙や床材の張り替えは、比較的短期間で工事が完了します。

間取り変更をともなう場合は耐力壁の確認や構造計算など複雑な工程が必要となるため、工期に余裕をもっておくことが大切です。

また、工事終了後のクリーニングの範囲や、養生の範囲も確認しましょう。

これらに加え、「床暖房の導入」や「収納スペースの改修」など、基本的な工事に付随して追加実施したい箇所が増える場合があります。

その分、工期が長くなるため、リノベ会社からの提案時に「工事内容は確定させる」ことでスムーズに工事を進めることが可能になります。

【リビングダイニングのリノベーション事例】

リビングダイニングのリノベーション事例
フルリノ!事例より引用

こちらは「床の間をデザイン住宅風に」とのご希望に沿って、現代的な要素を取り入れた和モダンな空間に仕上げたリノベーション事例です。

床の間の天井から襖へと流れる「落としがけ」の曲線は、曲げベニヤ板を用いた職人技が光るポイントです。壁は伝統的な京壁で仕上げ、襖も京壁風クロスを採用しています。

明るさにもこだわり、ダウンライトと間接照明のバランスを調整しました。

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この事例を担当したのは、大槻建設です。事例のようなキッチンのリノベーションを希望している方は、ぜひお気軽に大槻建設にご相談ください!

キッチン

キッチンのリノベーションは、「既存の配置を活かす場合」と「位置を変更する場合」で工期が異なります。

  • 配置を変更しない場合:4〜5日
  • 配置交換や位置変更も伴う場合:3~4週間

ただし、給排水管の位置変更が必要なアイランドキッチンへの変更では、床や壁の解体工事も含め、3週間以上かかります。

基本的には、キッチンのサイズを変更せず、壁のキッチンパネルやタイルを活かしながら工事ができる場合は短期間で終了するのですが、床材や壁材の変更、照明器具の移設なども含める場合、期間が変動しやすいです。

リノベ会社側とのすり合わせを行うときに、現地の状況を確認しながら打ち合わせを行うことが大切です。

【キッチンのリノベーション事例】

キッチンのリノベーション事例
フルリノ!事例より引用

家族が集まるLDKに、諦めかけていた対面型キッチンを2列型アイランドで実現した事例です。アクセントクロスや間接照明で、機能性とデザインを兼ね備えた洗練された空間に仕上げました。

こちらの事例では、キッチンとあわせて、浴室や洗面、トイレも快適な空間へとリノベーションしています。家族構成の変化で水まわりや玄関の追加を検討されている場合は、ぜひご覧ください。

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この事例を担当したのは、リ・ワークショップです。事例のようなキッチンのリノベーションを希望している方は、ぜひお気軽にリ・ワークショップにご相談ください!

お風呂・浴室

お風呂・浴室のリノベーションは、工法により必要な期間が異なります。

工事内容

工期の目安

既存のサイズを変えないユニットバスへの交換

4~5日

在来工法の浴室からユニットバスへの変更

2~3週間

お風呂の拡張工事

1ヵ月前後

お風呂・浴室のリノベーションでは、基本的に浴槽や壁パネルの取り替えが主な作業です。

ユニットバスからユニットバスへの交換であれば、一般的なサイズの場合、4~5日程度で工事が終了します。

特に注意したいポイントは、「在来工法の浴室からユニットバスへ変更する」場合です。

在来工法の浴室とは、タイル貼りなどでつくられた、昔ながらの浴室を指します。

現在のユニットバスは、工場から出荷されたパネルやパーツを組み立てて完成するため、サイズや工程も規格化されています。

その分、工期を短縮化できているのですが、「在来工法」の場合は物件によってデザインやサイズが異なるため、それらを解体し設計する作業が必要になります。

あわせて、浴室のサイズをアップする場合、配管の位置を変更したり、洗面室などの改修が必要になるため、1ヶ月程度の工期が必要となります。

こちらも物件の間取りによってできる・できないが変わってくるため、リノベ会社の現地調査を行い、要望が実現できるのかどうか、確認を行うようにしましょう。

【お風呂・浴室のリノベーション事例】

お風呂・浴室のリノベーション事例
フルリノ!事例より引用

こちらは、中古購入時に手を加えなかった浴室を、暮らしの変化に合わせてアップデートした事例です。掃除のしやすさとデザイン性にこだわったリノベーションとなっています。

浴室はウッド調の壁とストーン調の床で汚れが目立ちにくい仕様になっています。間接照明でスパのような空間を演出し、海外ホテルのような「オーバーヘッドシャワー」も採用しました。

さらに、洗面脱衣室も統一感のあるデザインにリフォームしています。

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この事例を担当したのは、リ・ワークショップです。事例のようなキッチンのリノベーションを希望している方は、ぜひお気軽にリ・ワークショップにご相談ください!

トイレ

トイレのリノベーションは、お風呂と比べて工事内容が比較的シンプルです。

  • 便座などのパーツ交換のみ:1日
  • 便器を交換し、床材や壁紙も張り替える場合:2~3日

ただし、和式から洋式への変更では、排水管の位置調整や床の補強が必要になるため、追加で2〜3日の工期が必要です。

また、温水洗浄便座の配線や新規配管の工事が必要な場合、さらに数日追加される場合があるため、事前の確認が大切です。

【トイレのリノベーション事例】

トイレのリノベーション事例
フルリノ!事例より引用

築30年の戸建てを2世帯住宅にしたリノベーションの事例です。トイレもそれぞれのフロアに設置し、プライバシーを確保しました。

2階のトイレは、ブルーとグレーを基調としたデザインで、落ち着いた雰囲気に仕上げています。1階は家事動線を考慮し、洗面室からのアクセスがスムーズな設計にしました。

家族のライフスタイルに合わせた、快適で機能的なトイレ空間を実現しています。

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この事例を担当したのは、an cube(アン キューブ)です。事例のようなキッチンのリノベーションを希望している方は、ぜひお気軽にan cubeにご相談ください!

リノベーションにかかる費用の目安

リノベーションの費用は、工事の規模や内容、使用する材料、施工会社によって異なります。

以下の表では、工事の内容ごとに、リノベーションにかかる費用の目安を紹介します。

工事内容

費用の目安

アパート

500〜1,500万円

一戸建て

700〜2,500万円

スケルトン

800万円〜

台所・キッチン

50〜150万円

トイレ

15〜50万円

風呂・浴室

50〜150万円

洗面所

15〜50万円

リビング

15〜150万円

洋室・和室

20〜50万円

和室から洋室への変更

25〜100万円

壁付けクローゼット

10〜48万円/箇所

ウォークインクローゼット

18〜80万円/箇所

耐震工事

25〜200万円

断熱工事

20〜120万円

外壁塗装

50〜180万円

外壁重ね(張りカバー工法)

100〜200万円

外壁張り替え

130〜230万円

上記はあくまで目安であり、リノベーションにかかる実際の費用は、状況や選択する素材、業者によって大きく変動します。

そのため、予算内で満足度の高いリフォームをするためには、必要な工事内容をよく検討し、絞り込むことが大切です。どの部分に費用をかけるか優先順位をつけて計画を立てることで、予算内で理想の住まいを実現できるでしょう。

関連記事:リノベーションの費用でお悩みの方必見!リノベの費用相場を徹底解説!

リノベーション工事の流れを7ステップで解説

リノベーション工事の流れを7ステップで解説

リノベーション工事は、以下7つのステップで進みます。

  1. 相談・ヒアリング
  2. 現地調査
  3. プランニング・見積もり
  4. 契約・工事許可の取得
  5. 着工
  6. 検査
  7. 完工・引き渡し

各ステップの内容を詳しく解説していきます。

1,相談・ヒアリング

相談やヒアリングでは、具体的な要望を伝えるとリノベーションの全体像が明確になり、その後の設計がスムーズに進みます。

リノベーション会社との打ち合わせでは、物件の図面や現状の写真を用意しましょう。

打ち合わせ時に以下の内容を伝えると、より詳細なスケジュールを立てられます。

  • 生活スタイル(時間の使い方、家族それぞれの一日の流れ)
  • 家族構成(年齢や職業、自宅に滞在する時間など)
  • 予算(現金、リフォームローンなどを使用するのかどうか)
  • 完成時期など(お引越しなどの締切があれば事前に伝える)

また、マンションの場合は上記に加え、床材や水回り変更などに関する制約がある場合があります。

マンション側と管理会社が契約している場合、マンション管理会社へ確認を行い、管理規約やその他細則に関する事前のヒアリングが必要です。

基本的には、リノベ会社側でヒアリングを行うケースが多いため、事前にリノベ会社の担当者に確認することで工事がスムーズに進められることができます。

2,現地調査

一般的には、建築士などの専門知識を持った担当者が現地調査を行います。

建築士による現地調査では、配管やダクトの位置、構造上の制約など建物の状態を実際の採寸や写真撮影を行い、図面との相違点をチェックします。

また、施工時の資材搬入経路や仮設工事の必要性も忘れてはいけません。

現地調査では、実際の現地状況に基づいて、施主の希望や要望の実現可能性を評価します。

ひと言コメント
監修者
fujitaca リノベーション ・副代表
阿部 哲
現地調査は「十分な時間」と「荷物の少ない状態で行う」ことがベスト!

現地調査を行う場合、リノベ会社によって実施時間が異なるため、事前に確認を行っておきましょう。

また、荷物の少ない状態で行うことで、配管の状況を確認出来たり、細かなコンセントの位置なども確認出来たり、見積もりやプランニングの精度をさらに高めることができます。

3,プランニング・見積もり

現地調査の結果をもとに、リノベ会社が具体的な設計プランを作成します。一般的に、プランニング期間は2〜3週間が目安です。

設計図面では間取りや内装材、設備機器などの仕様を決定します。

3Dパース(建築業界などで使用される視覚的な表現方法)で完成イメージを作成する場合もありますが、基本的には図面を中心に確認するケースが多いです。

施工内容に相違がないか確認します。もし、希望と異なる場合は、必要に応じて修正が必要です。

見積書には工事範囲や使用する材料、工期などの詳細な内容が記載されているため、想定予算に合わせて施工内容を調整します。

4,契約・工事許可の取得

リノベーションのプランが確定したら、施工会社と工事請負契約を結びます。

マンションの場合、管理組合にリノベーション計画を申請し、工事承認を得る必要があり、平均4週間程度の期間が必要です。

一般的には「工事申請書」と呼ばれるのですが、依頼者に代わり、リノベ会社側が代理で申請を提出するケースが多いので、リノベ会社に事前に確認をしておきましょう。

また、一戸建ては建築確認申請が必要になるケースもあるため、工事内容と各種法令の照らし合わせも必要になります。建築確認申請の許可取得までの期間も考慮しておきましょう。

契約書には工事期間や支払条件、追加工事の取り扱いなどが明記されているか確認しましょう。

ひと言コメント
監修者
fujitaca リノベーション ・副代表
阿部 哲
「契約書・プラン」では見えづらい箇所も質問しましょう

工事範囲の中で、どの箇所に手を付けるのか、確認をしておきましょう。

図面では見えづらい「下地・配管」などに関しては、特に要注意が必要です。

専門家の知見に基づき、配管を既存利用する場合があります。

その際は、安全性が担保されているのか、リノベ会社に確認を取ることが大切です。

5,着工

見積書の確認および契約が終了したら、いよいよ着工です。

既存の内装や設備の解体後は、配管や配線の新設工事に移り、間仕切り壁の位置を墨出し(設計図の情報を墨やチョークで現場に記す工程)で決定します。

その後、内装下地を組み立て、壁や床材の工事に進む一方、天候や資材の納期によっては、工程が変更される可能性があります。

工事の進捗状況の確認は、一般的には工事中に1~3回程度、施主とリノベ会社による確認会が行われます。

現場での確認や報告に関しても、あらかじめリノベ会社に確認しながら進めましょう。

6,検査

完了検査では、以下の観点で設計図面と実際の仕上がりを照合します。

  • 給排水設備の動作確認
  • 電気設備の安全性チェック
  • 建具の開閉具合
  • 内装仕上げの品質
  • 水栓からの吐水状態や排水の流れ
  • コンセントや照明スイッチの動作確認など
  • 要望通りの品番・製品が使用されているか
  • デザインのイメージや仕上がりに齟齬がないか

上記の確認は施主立会いのもと、実際の使用を想定して各所の仕上がりを入念に確認します。

7,完工・引き渡し

最終確認後に物件の引き渡しとなり、以下の書類が揃っているか確認します。

  • 保証書
  • 取扱説明書
  • メンテナンス計画書など

保証書の規定などは、リノベ会社によって基準が異なります。

引き渡し時に渡される資料も異なるため、各リノベ会社が用意している内容をあらためて確認するようにしましょう。

定期的なメンテナンスについても説明を受け、長期的な住まいの維持管理計画を確認しましょう。

リノベーション期間中の仮住まいを選ぶポイント

リノベーションを行う際には、仮住まいの確保が必要になります。

特に大規模なリノベーションの場合、仮住まいの生活が数ヵ月にも及ぶため、住み心地や利便性も考慮して選択することが大切です。

ここでは、仮住まいの期間の目安や選択肢、かかる費用などについて解説します。

  • 仮住まい期間の目安
  • 仮住まいの選択肢と費用の目安

詳しく見ていきましょう。

仮住まい期間の目安

リノベーションの期間は工事の規模や内容によって異なりますが、一般的にフルリノベーションの場合は、マンションで2~3ヵ月、一戸建てで3~4ヵ月程度が目安です。ただし、予期せぬトラブルが発生した場合には、工期が延長することもあります。

また、リノベーション前後の引越し作業にも時間がかかるほか、引越し後は電気、水道、インターネットの開通などに数日を要する場合があります。

仮住まいの期間は、工期延長の可能性や引越しにかかる手続きを考慮し、あらかじめスケジュールに余裕を持たせておきましょう。

仮住まいの選択肢と費用の目安

仮住まいにはいくつかの選択肢があります。以下に、代表的な仮住まいの選択肢を紹介します。

あわせて紹介する費用は、仮住まいの広さや立地、地域などによっても異なるため、目安として参考にしてください。

仮住まい先

費用の目安

特徴

ウィークリーマンション

(1ヵ月契約)

10万円〜20万円

・短期間の利用が可能
・家具や家電が完備されており、引越しの手間が少なく済む
・家族向けの広い物件は数が少ない

賃貸物件

(1ヵ月契約)

8万円〜20万円

+初期費用

・選択肢が豊富で、自分好みの広さや条件の物件を見つけやすい
・敷金や礼金などの初期費用がかかる
・短期で借りられる物件を見つけにくい

ホテル

(長期滞在)

15万円〜30万円 

・自分好みの立地に滞在できる
・短期の利用であれば、利便性が高い
・長期の利用は割高な傾向がある

親族や友人の家

個別の事情により異なる

・親しい間柄であれば、さまざまな点で融通が利きやすい
・お互いに気を遣ってリラックスできない可能性がある
・プライバシー面での配慮が必要

仮住まいである以上、いずれの選択肢も自宅と比較して不便を感じる可能性があります。予算と利便性のバランスを考慮して、できる限り快適に過ごせる仮住まい先を選択しましょう。

リノベーション実施前に押さえておきたい注意点

リノベーション実施前に押さえておきたい注意点

リノベーション工事を成功させるためには、以下の2点を把握する必要があります。

  • 工期が延長になる可能性を認識しておく
  • 工期が延長した場合の取り決めをしておく

スムーズなリノベーション工事の実現のためにも、確認しておきましょう。

工期が延長になる可能性を認識しておく

リノベーションの工期は、予期せぬトラブルや作業の進捗により延長されることがあると、あらかじめ認識しておきましょう。

例えば、工事開始後に予想以上の老朽化が判明したり、新たな不具合が見つかったりすると、追加作業が発生して当初の予定よりも工期が延長する場合があります。

また、材料に特注品や輸入品を使用する場合、国内で入手できる材料と比較して、輸送の遅れや在庫不足が発生しやすい傾向があります。

通常、施工会社は、豊富なノウハウをもとに工期を適切に見積もっています。しかし、さまざまな事情からやむを得ず工期が延長する場合があることを、しっかり理解しておきましょう。

工期が延長した場合の取り決めをしておく

工期の延長に伴って、仮住まいの費用や予期しない出費が発生する場合があります。これらの費用に関しては、事前に施工業者と取り決めをしておくことが大切です。

例えば、工期が長引いて仮住まいの契約が延長された場合、その費用を業者が負担するのか依頼者が負担するのかを、契約時に確認して明記しておきましょう。

また、仮住まい先の滞在期間も、余裕を持たせることが望ましいです。万が一工期が延びた場合でも、退去までに余裕があれば慌てることなく過ごせます。

リノベーションを考えている方は「フルリノ!」でリノベ会社を探そう

リノベーションを考えている方は「フルリノ!」で業者を探そう

リノベーションの期間は一戸建てとマンションにより異なり、また改修する部分によっても期間は変動します。

工期は、工事費用やリノベーション期間中の仮住まいにかかる費用など、予算と大きく関係する重要な要素です。そのため、施主の希望に沿った改修をし、さらに工期や予算の面でも満足いただけるよう、以下7つのステップを用いてリノベーションを行います。

  1. 相談・ヒアリング
  2. 現地調査
  3. プランニング・見積もり
  4. 契約・工事許可の取得
  5. 着工
  6. 検査
  7. 完工・引き渡し

一般的なリノベ会社では、7つのステップは変わらないものの、各リノベ会社によって考え方や強みは異なります。

ホームページや資料だけでは分かりづらい、リノベーションに対する思いや考え方を可視化し、自分自身の要望に合ったリノベ会社に出会うことが大切です。

ぜひ「フルリノ!」を活用して、施工内容と必要な期間を把握しておきましょう。

今なら無料個別相談も行っております。リノベーションに関することでしたら、些細なことでも相談できますので、ぜひご活用ください。

記事を書いた人
株式会社フルリノ 代表取締役 開原崇友

株式会社フルリノ 代表取締役 開原崇友

建築系ベンチャーにて、組織づくりや新規事業立ち上げに従事。 また、建築会社やスタートアップ企業の事業戦略・人事コンサルタントとして、さまざまな企業の支援にも。 長きに渡る建築業界での経験から、建築プラットフォームを構想。フルリノ!を立ち上げる。

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