こだわりポイント
新築から20年以上が経ち、またご主人が近く還暦を迎えることから、「今のうちにしっかりとした住まいの改修を‥‥」と当社にお声が掛かりました。長く暮らしてきたからこそ分かる使い勝手が悪い部分や、温熱環境に対する不満といった〝暮らしにくさ〟をしっかりとヒアリングし、それらの解消がきっちりとかなうプランをご提案させていただきました。 リビング・ダイニングから微妙に孤立してレイアウトされていたキッチンは、キッチン設備の配置を90度回転させることでLDKに〝つながり感〟を創出。その際、耐震性を確保するため抜けなかったキッチンまわりの柱は、レンジフード前に設けた壁の内部へ隠しています。また、その壁にはアイアン格子の室内窓をつくり、空間同士の完全な遮断を回避。結果、広々としたLDK空間を彩ってくれる〝アクセントウォール〟としてうまく生かすことができました。 現在のキッチンスペースのすぐ横には、壁面いっぱいに可動棚を施したパントリー感覚で使えるスペースを用意しています。さらに、ご夫婦2人での食事にもお孫さんたちが来られた際にも対応できるダイニングテーブルも当社で製作させていただきました。 なお、ご夫婦が強く希望されていた寒さ対策は、床暖房などの導入で対応。ご夫婦2人のこれからの暮らしが、より快適で心地よくなる住まいとなっています。
DATA
- リノベ箇所
- 廊下/トイレ/洗面所/LDK全体/その他
- 完成時期
- 2023年03月
- 延床面積
- 65平米
- 設計
- 株式会社 an cube
- 施工面積
- 65平米
- 施工
- 株式会社 an cube
- 間取り
- 4LDK以上→4LDK以上
- 家族構成
- 夫婦、カップル(子供なし)
- 築年数
- 22年
BEFORE
AFTER
リノベの背景
こちらのお施主様は、ネット検索で当社を見つけられたそうです。「少し遠いけど大丈夫ですか?」と、最初の問い合わせをいただきました。 当社では、事務所のある大阪府和泉市から車で片道1時間以内のエリアであれば、依頼をお引き受けしています。今回はその範囲内にあるお住まいだったので、まずは現地調査に伺いました。 そして現地調査の結果、当社では「抜けない」と判断した柱があったのですが、お施主様によると他社では抜けると言われたそう。しかし、「リノベーションで建物の構造躯体が弱くなってはいけない。むしろ強くするべきだ」という当社の考えをお伝えし、その上で〝抜けない柱をうまく生かせる改修プラン〟をご提案しました。そのことが「この会社なら任せて大丈夫!」という安心感につながり、当社との住まいづくりを決めてくださったそうです。‥‥また、改修後の間取り・装いが一目で分かる3Dパースを用いた提案も、「イメージしやすい」と好評でした。 当社のリノベーションに対する考え方や、プラン内容、提案方法までも高く評価していただき、とてもうれしく思います。