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リノベーション

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ふたり暮らしのリノベーションのおしゃれな事例や間取りのポイントを解説!

同じ家で過ごす時間が増えるほど、「ふたりらしい快適さ」を住まいに求めたくなるもの。

 ふたり暮らしのリノベーションは、広々リビングや各自のワーク・趣味スペース、将来を見据えた動線やバリアフリーなど、生活の質を一段上げる選択肢が豊富にあります。 

中古購入後のリノベーションなら、間取りの自由度が高く理想を実現しやすい一方で、具体化のハードルに悩む方も多いはず。

例えばこんなお悩みはありませんか?

「自分たちに最適な広さ配分や間取りが分からない」

「夫婦それぞれの「居場所」と共有空間のバランスが難しい」

「将来の可変性・バリアフリーなど、どこまでリノベに盛り込めばいいか判断できない」

本記事では、これらの悩みを解消し、「ふたり暮らし リノベーション」で理想の住まいを叶える具体策をご提案します。

これからのふたりの時間を、もっと豊かで快適なものにするために。

まずは、今の暮らしとこれからの理想に寄り添う、最適な広さや間取りの考え方から一緒に見ていきましょう。

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ふたり暮らしに最適な間取りや広さとは?

ふたり暮らしを考えた時、「どんな広さや間取りを選べば、お互い快適に過ごせるんだろう?」と悩んでいませんか。

ふたりのライフスタイルに合った部屋を選ぶことが、心地よい毎日を送るための鍵です。

まずは知っておきたい!ふたり暮らしに必要な広さの目安

ふたり暮らしについて、まず知っておきたいのが広さの基準です。

国土交通省の「住生活基本計画」には、健康で文化的な生活を送るための2つの目安が示されています。

一つは、最低限必要な広さを示す「最低居住面積水準」で、ふたり暮らしの場合は30㎡です。

これは主に1DKのような間取りで、家賃を抑えたいカップルや、常に同じ空間で過ごしたいふたりに向いています。

もう一つが、よりゆとりのある暮らしを目指すための「誘導居住面積水準」です。

都市部での生活を想定した場合、55㎡が目安となります。

これくらいの広さがあれば、1LDKや2LDKといった間取りが選択肢に入り、それぞれのプライベート空間を確保しやすくなります。

在宅ワークがある、趣味の時間を大切にしたいなど、お互いの時間を尊重したいふたりにおすすめです。

ただし、これはあくまで目安です。収納の広さや家具の配置、生活動線によって実際の体感は変わるため、数字と合わせて自分たちのライフスタイルに合うかを考えることが重要です。

ふたり暮らしなら回遊できる2LDK!

参考記事:https://furureno.jp/renovation-case/212

「ただいま!」から手洗い、料理、洗濯まで。

ふたり暮らしの何気ない動きがぶつかっていませんか?家の中を行き止まりなく移動できる「回遊動線」のある2LDKなら、そんな日々の小さなストレスを解消できます。

家事効率が上がるのはもちろん、お互いの気配を感じながら、心地よい距離感で暮らせます。

重要なのは、家事・生活・収納という「3つの動線」を意識した回遊性の確保です。 

キッチンから洗濯機、クローゼットへと無駄なく移動できる導線を作ると、日々の家事ストレスが驚くほど減ります。

玄関からパントリー、パントリーからキッチンへとスムーズにつながる動線なら、買い物後の荷物運びも楽になります。

築年数が経った物件では、配管の位置や構造壁の制約も確認しておきましょう。

無理のない間取り変更を前提に計画すれば、予算オーバーのリスクも抑えられます。

ただし、マンションの構造や配管の位置によっては希望通りに変更できない場合もあるので、プロに相談しながら無理のない計画を立てることが大切です。

可変性のある間取りにする

参考記事:https://furureno.jp/renovation-case/144

これからの暮らしは、何が起こるかわかりません。

だからこそ、リノベーションでは「今」のベストだけでなく、将来の変化にも柔軟に対応できる「可変性」を持たせた間取りを考えておくことが大切です。

例えば、普段は広い一つの部屋として使い、必要な時だけ空間を仕切りたいなら、「引き戸」や「可動式の間仕切り壁」がとても便利です。

これなら、大掛かりな工事をしなくても、簡単に部屋の使い道を変えられます。

また、将来的に二つの部屋に分ける可能性があるなら、あらかじめドアや窓、照明やコンセントを二部屋分想定して計画しておくのも賢い方法です。

そうすれば、壁を作るだけの最小限の工事で、スムーズに対応できます。

壁で仕切る以外にも、リビングの一角に小上がりを設けたり、床の高さを少し変えるスキップフロアを作ったりすることで、空間をゆるやかに区切ることもできます。

視覚的な変化が生まれ、空間にメリハリが生まれるのも魅力です。

もっと手軽な方法としては、背の高い本棚やキャビネットなどの「置き家具」を間仕切りとして活用するアイデアもあります。

将来、また広い一部屋に戻したい時も簡単です。

リノベーションの際に、将来コンセントや照明を追加しそうな場所の壁裏に、あらかじめ電気の配線や補強の下地を入れておく「先行配線・補強」も、ぜひ検討してみてください。

暮らしの質を上げる家具配置

参考記事:https://furureno.jp/renovation-case/9

リノベーションで素敵な空間ができても、家具の配置ひとつで暮らしやすさは大きく変わってしまいます。

例えば寝室では、ベッドの両側に人が通れるスペースとして、最低でも70cm以上の通路幅を確保することが大切です。

朝起きてからクローゼットへ向かう動線がスムーズだと、一日の始まりが気持ちよくなりますよね。

リビングでテレビを見ながらくつろぐなら、ソファとテレビの距離は「テレビ画面の高さの約3倍」が目安と言われています。

この距離を保つことで、目が疲れにくく、リラックスして過ごせます。

最近では、ご自宅で仕事をしたり、趣味の時間を楽しむ時間が増えている方が多くなっている傾向に。

ワークスペースを設ける際は、リビングでくつろぐ家族の視線や音が気にならない場所に配置し、お互いの時間と空間を尊重する工夫が心地よさにつながります。

意外と見落としがちなのが、コンセントや照明の設置場所です。

家具の配置に合わせて計画しないと、延長コードだらけで見栄えが悪くなったり、手元が暗くて作業がしにくくなったりすることも。

どこで何をするかを具体的にイメージしながら、配線計画まできちんと考えることで、ストレスのない快適な毎日が送れます。

将来を見据え間取り変更がしやすい工夫やバリアフリーを取り入れる

参考記事:https://furureno.jp/renovation-case/35

「今」の快適さはもちろん、「これから」の暮らしやすさを見据えた計画がとても大切になります。

「備える設計」として、例えば将来の手すり取り付けに備えた壁の下地補強、部屋の段差解消、開き戸の引き戸への変更などを今行っておくと良いでしょう。

そうすれば、いざという時に最小限の工事で対応できるため安心です。

間取りを考える上では、「柔軟性」もキーワードになります。

可動式の建具や家具を使って、普段は広々とした一つの空間として使い、来訪者が泊まりに来た時などには簡単に二つの部屋に分けられるようにしておくと、暮らしの変化にスムーズに対応できます。

特に水まわりは、将来車椅子を使う可能性も考えて、出入り口の幅を広く取ったり、中で方向転換できるスペースを確保したりしておくと、長く安心して暮らせます。

また、住まいの断熱性や換気性能を高めることも忘れてはいけません。

冬の寒さや夏の暑さが和らぐだけでなく、部屋ごとの温度差が少なくなることでヒートショックのリスクを減らせます。

「シャワーの水圧が弱い」「冬場のお風呂が寒い」といった現在の小さな不満も、この機会にまとめて解消して、これからの毎日をもっと快適で安心なものにしていきましょう。

2LDKに“+α”を足して暮らしを広げる

参考記事:https://furureno.jp/renovation-case/211

基本的な間取りや動線が決まったら、次はいよいよ、おふたりだけの「好き」や「憧れ」を空間にプラスしていく番です。

せっかくリノベーションするなら、これまでの暮らしでは諦めていたことも叶えたいですよね。

例えば、集めてきたビンテージ家具が映えるような空間にしたり、大切に育てているグリーンがもっと生き生きと見える場所にしたり、愛するペットとの時間がもっと豊かになったり。

ここでは、いつもの2LDKにちょっとした工夫を“+α”することで、暮らしの楽しみがぐんと広がるアイデアをご紹介します。

「香り」で空間をゾーニングする

おすすめ記事:https://furureno.jp/renovation-case/6

目に見えない「香り」は、空間の印象をがらりと変える魔法です。

例えば、来客を迎える玄関は爽やかなシトラス系、家族が集うリビングは温かみのあるウッド系、寝室はリラックスできるラベンダー系というように、各空間にテーマとなる香りを設定します。

これにより、壁やドアがなくても心理的な空間の区切りが生まれ、「ここはくつろぐ場所」「ここは眠る場所」という意識が自然に切り替わります。

ディフューザーやアロマストーンを使い、見えない壁で暮らしに奥行きをプラスするアイデアです。

「あかり」を制して、部屋に複数の表情を持たせる

参考記事:https://furureno.jp/renovation-case/197

日本の住まいは「一室一灯」、つまり部屋全体を煌々と照らすシーリングライトが主流ですが、これでは空間が平面的に見えがちです。

スタンドライトや間接照明、壁を照らすスポットライトなどを複数配置し、「あかり」を分散させましょう。

食事の時間は食卓を主役に、映画鑑賞の時間は壁の間接照明だけ、読書の時間は手元灯だけ…というように、シーンに合わせて照明を使い分けることで、同じリビングが何通りもの表情を見せ始めます。

スマート照明を導入すれば、スマホ一つで瞬時に空間の雰囲気を演出できます。

ベランダ・バルコニーを「第2のリビング」に格上げする

参考記事:https://furureno.jp/renovation-case/200

洗濯物を干すだけの場所にしておくのは勿体ない。

ウッドパネルを敷き詰め、小さなアウトドア用のテーブルと椅子を置けば、そこはもう立派な「第2のリビング」です。

晴れた日の朝食、休日の読書、夜風にあたりながらの一杯など、日常の中に非日常の時間を生み出せます。

室内と屋外の境界線を曖昧にすることで、視覚的にも心理的にも暮らしに広がりが生まれます。

家具の「役割」を固定しない

参考記事:https://furureno.jp/renovation-case/113

「ダイニングテーブルは食事をする場所」「ソファはくつろぐ場所」という固定観念を一度捨ててみましょう。

例えば、キャスター付きのワゴンを導入すれば、リビングのサイドテーブルが、時にはキッチンでの作業台に、時には寝室のナイトテーブルにと、暮らしの変化に合わせて役割を変える名脇役になります。

あえて用途を限定しない家具を一つ持つことで、2LDKという空間の使い方の自由度が格段にアップします。

「サブスク」を導入して、所有物を最適化する

参考記事:https://furureno.jp/renovation-case/116

空間を圧迫する最大の原因は「モノ」です。

特に「たまにしか使わないけれど、無いと不便なモノ」は厄介な存在。そこで、家具や家電、アート、観葉植物などのサブスクリプションサービスを活用します。

季節ごとにアートを飾り替えたり、必要な期間だけ特定の家電をレンタルしたりすることで、「所有」から「利用」へとシフト。

これにより、物理的なスペースだけでなく、管理の手間からも解放され、心にもゆとりという「+α」が生まれます。

いかがでしたでしょうか?今のライフスタイルに合わせてご自身の「+α」を見つけ、心地よい毎日が手に入れましょう。

フルリノ!ではペットと暮らすためのリノベーションについてもご紹介しています。

ご興味があれば、そっとのぞいてみてください。

おすすめ記事:https://furureno.jp/magazine/pet-revo-guide

ふたり暮らしのリノベーション事例5選

ここまでは、ふたり暮らしのリノベーションにおける間取りや空間づくりのポイントについてお話ししてきました。

ここからは、フルリノが手がけたリノベーションの中から、ご夫婦の想いやこだわりが詰まった素敵な事例を5つ厳選してご紹介します。

収納の工夫や、趣味を楽しむためのアイデア、素材へのこだわりなど、これからの住まいづくりのヒントがきっと見つかるはずです。

事例1:収納する物と場所を徹底研究!数cmの妥協もないリノベ。

まずご紹介するのは、「しまう物」と「しまう場所」を徹底的に考え抜いた、まさにオーダーメイドの収納計画を実現されたお住まいです。

このお住まいの最大の特徴は、ご夫婦の洋服をすべて一箇所に集約したウォークインクローゼット。

朝の身支度も、帰宅後の着替えも、すべてここで完結します。

驚くべきは、その計画の緻密さ。

家にある持ち物をすべてリストアップし、一つひとつのサイズを計測。

その上で、棚の幅や高さ、奥行きを1cm単位で決めていきました。

「使う場所のすぐ近くに、使う物をしまう」という基本を徹底したことで、無駄な動きが一切なくなり、探し物をする時間もなくなりました。

その結果、お引越し後の片付けも驚くほどスムーズに進んだそうです。

デザインだけでなく、日々の暮らしやすさをどこまでも追求した、お手本のようなリノベーション事例です。

収納計画にこだわりたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

参考記事:https://furureno.jp/renovation-case/216

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事例2:天井現しがかっこいい大人リノベ

次にご紹介するのは、楽器や本、洋服など、多趣味なご夫婦が「好きなモノに囲まれて快適に暮らす」というテーマを叶えたリノベーションです。

このお住まいのポイントは、暮らしのシーンに合わせた巧みな収納計画。

玄関には、外出時に使うコートや靴などをまとめてしまえる大きな収納スペースを設け、出かける準備も帰宅後の片付けもスムーズになりました。

リビングの隣には、まるでお店のディスプレイのように洋服選びが楽しくなるウォークインクローゼットを配置。

ご主人の趣味である楽器を置くための専用スペースもしっかりと確保されています。

そして、壁一面に造作された大きな本棚は、空間の主役でありながら、どこにいても好きなモノを感じられる、ご夫婦にとっての特別な場所になりました。

デザイン面では、天井のコンクリートをあえてそのまま見せる「天井現し」の手法を採用。

無骨でラフな雰囲気が、まさに「大人のリノベーション」といった、かっこよくて落ち着いた空間を演出しています。

参考記事:https://furureno.jp/renovation-case/106

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事例3:和モダンなマンションフルリノべ

「日々の暮らしやすさ」と、「素材の質感が感じられる上質な空間」。

この二つを見事に両立させたのが、こちらの和モダンテイストのマンションリノベーションです。

まず、暮らしやすさの工夫として、収納効率をぐっと高めるファミリークローゼットを設置。

家族の衣類を一括で管理できるため、家事動線がとてもシンプルになりました。

また、トイレには空間を広々と見せることができるタンクレストイレを採用し、すっきりとした印象に。

デザインと素材へのこだわりも、このお住まいの大きな魅力です。

床材には、素足で歩くと気持ちの良い無垢材をふんだんに使用し、温かみのある空間を作り出しています。

壁には調湿効果や消臭効果が期待できる珪藻土を使い、デザイン性だけでなく、空気の質にも配慮しました。

木の温もりと、モダンで洗練されたデザインが融合した、心からリラックスできる空間が実現しました。

参考記事:https://furureno.jp/renovation-case/222

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事例4:天然素材がみせるシンプルの上位互換

こちらは、将来の暮らしを深く見据え、ご夫婦の思いやりが随所に感じられるリノベーション事例です。

難病を抱える奥様が、この先も安心して快適に暮らせるように、という想いから計画がスタートしました。

床にはナラの無垢材、壁や天井は左官仕上げ、その他にもモールテックスやタイルなど、本物の天然素材だけを厳選。

素材そのものの美しさが際立つ、シンプルでありながら非常に上質な空間が広がっています。

間取りは3LDKから広々とした1LDKへと変更。

玄関には大きな収納を設け、光が奥まで届く明るい住まいを実現しました。

通路の幅や扉の間口を広く確保したり、ベッドからの動線を考え抜いたりするなど、将来を見据えたバリアフリー設計が徹底されています。

玄関には、デザイン性を損なうことなく靴の履き替えが楽にできる、造作の腰掛けベンチも。

使いやすさと美しさ、その両方を一切妥協することなく追求し、見事に形にした、愛に満ちた住まいです。

参考記事:https://furureno.jp/renovation-case/16

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事例5:”ちょうどよい”を追い求めたシンプルリノベーション

凝りすぎず、落ち着きすぎず。お客さまの思う”ちょうどよい”を追い求めたリノベーションで、木目のあたたかみを感じつつ、カラーリングを厳選し、まとまりのある空間に仕上げました。

特にキッチンがお部屋の中心になるよう、アーチ開口などを使いながら空間の広がりを感じさせる場所に。

ちょうどよいくらいのリノベーションを追い求め、数ある会社の中から「対話を重視したい」というお客さまの要望を基に、弊社を見つけてくださりました。

中古マンションの購入をきっかけに、ご夫婦ふたりが心地よく過ごせる空間を目指し、打ち合わせを納戸も重ねながら、お二人にとってちょうどよい塩梅のデザインをすり合わせていきました。

また、ネコちゃんも一緒に過ごせる空間として、ネコちゃんも動きやすいひろびろとした空間に仕上げました。

参考記事:https://furureno.jp/renovation-case/43

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今回ご紹介した以外にも、たくさんの成功事例をまとめた無料リノベーションブックをご用意しています。

まだ漠然としたイメージでも、ページをめくるうちに「こんな暮らしもいいかも」と感じていただけるかもしれません。

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フルリノ!ではおしゃれなリノベーションについてもご紹介しています。

よかったら、参考にしてみてください。

おすすめ記事:https://furureno.jp/magazine/renovation-fashionable

ふたり暮らしの初期費用、安く抑えるコツは?

理想の住まいのイメージが膨らんでくると、次に気になるのは、やはり「費用」のことですよね。

「一体どれくらいかかるんだろう?」「予算内で収まるかな?」と不安に感じる方も少なくないはず。

しかし、リノベーションの費用はポイントを押さえて計画すれば、賢くコントロールすることができます。

価値あるものにはしっかり投資しつつ、無駄を省いて納得のいく費用で理想を叶えるために、

初期費用を上手に抑えるための具体的なコツについて、分かりやすく解説していきます。

初期費用の内訳と平均額とは

リノベーションにかかる費用と一言で言っても、その内訳は様々です。

まず、物件探しの段階でかかる「敷金・礼金・仲介手数料」、そして「引越し費用」「家具・家電購入費」、リノベーション会社に支払う「設計監理料」「工事費」、その他にも税金などの「諸経費」といった項目に分けることができます。

最初に、これらの項目をすべて書き出して、「絶対に必要不可欠なもの」と「後からでも追加できるもの」に仕分けてみましょう。

こうすることで、どこにお金をかけるべきか、優先順位がはっきりと見えてきます。

複数の会社から見積もりを取る際は、項目や書き方がバラバラだと比較しにくいもの。

できるだけフォーマットを揃えてもらうようにお願いすると、どこにどれだけの費用がかかっているのかが一目瞭然になり、検討しやすくなります。

特に建物の骨格である躯体や給排水管に関わる工事は、後からやり直すと大きな費用がかかる可能性があるため、初期投資としてしっかり行うべきか将来のリスクも踏まえて評価することが大切です。

このように費用を「見える化」することで、なぜこの金額が必要なのかが明確になり、費用対効果が得られるようになります。

家賃・生活費のバランスと適正目安

リノベーションで素敵な住まいが完成しても、その後の毎月の支払いが家計を圧迫してしまっては、心から楽しむことはできませんよね。

だからこそ、計画の段階で、リノベーション後の生活費まで含めた資金計画を立てておくことが大切です。

まずは、家賃や住宅ローン、通信費、保険料といった毎月必ずかかる「固定費」を見直し、無理のない上限額を設定しましょう。

電気代やガス代などの光熱費は、リノベーションの際に断熱性能を高めたり、省エネ性能の高い設備を導入したりすることで、中長期的に見て節約につなげることができます。

食費や、つい増えがちなサブスクリプションサービスなどは、ただ削るだけでなく、「時間を生み出してくれるか」という視点で判断するのもおすすめです。

例えば、少し高くても調理の手間が省ける家電に投資することで、ふたりの時間が増えるなら、それは価値のある出費と言えるかもしれません。

一度、一年間の収入と支出をシミュレーションしてみると、無理のない計画かどうかを客観的に判断できます。

毎日の掃除や家事の負担を軽くするための投資は、日々の「心地よさ」につながる大切な要素。

お金の計画にも、そんな視点を取り入れてみてください。

中古購入×リノベで総額を最適化する

新築よりも費用を抑えながら、注文住宅のように自由な住まいづくりができる「中古物件購入×リノベーション」は、賢い選択肢の一つです。

この方法で成功するコツは、「物件価格」「リノベーション費用」「諸費用」をバラバラに考えず、常に「総額」で管理することです。

最初に総予算を決めておき、その中で物件とリノベーションの費用配分を柔軟に考えることで、予算オーバーを防ぐことができます。

費用を最適化するためには、工事の「選択と集中」が重要です。

例えば、給排水管の更新や断熱性能の強化など、後からでは工事が難しい部分は、最初にしっかりと行っておきましょう。

二度手間を防ぐことが、結果的にコストを抑えることにつながります。

間取りの変更は、最小限の壁の移動で最大限の効果が得られるプランを考えるのがポイントです。

また、キッチンや収納棚など、全てをオーダーメイドの造作にすると費用がかさみますが、既製品も上手に組み合わせることで、デザイン性を保ちながらコストパフォーマンスを高めることができます。

築年数が古い物件で気になる床のきしみや、古くなった水まわりの不満も、リノベーションで一新すれば、新築同様の快適さと満足感が得られますよ。

補助金・減税の活用で賢く節約する

リノベーションの内容によっては、国や自治体から補助金が出たり、税金が安くなったりする制度が使えることをご存知ですか?

特に、「省エネ性能の向上(断熱工事や高効率給湯器の設置など)」「耐震性の強化」「バリアフリー化(手すりの設置や段差の解消など)」といった工事は、補助金の対象となることが多いです。

ただし、これらの制度には申請できる期間が決まっていたり、対象となる工事の条件が細かく定められていたり、必要な証明書類があったりするので、注意が必要です。

リノベーションを計画し始めたら、まずはご自身がお住まいの自治体のホームページを確認したり、リノベーション会社に相談したりして、使える制度がないか早めにチェックしておきましょう。

これらの制度を活用できる工事は、単に費用を節約できるだけでなく、住まいの断熱性や安全性を高め、長期的な資産価値の向上にもつながる賢い投資です。

手続きが複雑で難しそうと感じる場合は、申請の代行を専門家にお願いするのも一つの方法。

取りこぼしなく制度を活用して、将来の安心(バリアフリー)と今の快適(水まわりなど)を、賢く両立させましょう。

二人暮らしのリノベーションはどう進める?まずは...

ここまで読んでいただき、ふたり暮らしのリノベーションで叶えたいこと、実現したい暮らしのイメージが、少しずつ具体的になってきたのではないでしょうか。

「リビングを広くして、お気に入りの家具を置きたいな」

「趣味の部屋があったら、毎日がもっと楽しくなりそう」

「家事が楽になる動線で、ゆとりのある時間をつくりたい」

そんな風に、理想のイメージが膨らんできたら、ぜひ次の一歩を踏み出してみませんか?

まずは、たくさんの事例を見て、おふたりの「好き」を共有することから始めてみてください。

リノベーションの専門家が集まるプラットフォーム「フルリノ」では、全国の信頼できる施工会社の事例を豊富に掲載しています。

きっと、心に響く住まいが見つかるはずです。

ふたり暮らしのリノベーションついてもっと詳しく知りたい方へ。

 気になることを気軽に聞いてみませんか?

リノベーション成功の鍵は、信頼できるパートナーを見つけることです。

『まずは専門家に直接相談して、ふたり暮らしのリノベーションの具体的な計画を立てたい』という方は、無料の個別相談会をご利用ください。

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あなたの理想の住まいづくりを、フルリノ!が全力でサポートします。

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記事を書いた人
株式会社フルリノ 代表取締役 開原崇友

株式会社フルリノ 代表取締役 開原崇友

建築系ベンチャーにて、組織づくりや新規事業立ち上げに従事。 また、建築会社やスタートアップ企業の事業戦略・人事コンサルタントとして、さまざまな企業の支援にも。 長きに渡る建築業界での経験から、建築プラットフォームを構想。フルリノ!を立ち上げる。

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