「実家をリノベーションしたいけど、何から始めればいいか分からない…」
「実家リノベーションの事例や費用相場を知りたい」
実家のリノベーションは、費用だけでなく相続や家族の意見も関わるため、進め方に迷う人が少なくありません。
リノベーションで後悔しないためには、事前の情報収集が欠かせません。
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実家をリノベーションする人が増えている?

近年、実家をリノベーションする人が増えています。
親から家を相続したものの、自分はすでに家を持っているため、相続した家に住む予定がないという人が増えています。
相続税の問題もあり、空き家にしておくわけにもいかないため、活用方法に悩む人が多くいます。
また、相続した家を有効活用できない場合、空き家となってしまうケースも増えています。
空き家は、管理が不十分だと老朽化が進み、地域の景観を損ねるだけでなく、防犯上の問題も引き起こす可能性があります。
実家の活用方法としては、売却、賃貸、建て替え、リノベーションなどがあげられます。
それぞれの費用や期間、向いている人の違いを比べたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
https://furureno.jp/magazine/akiya-problem-survey-1000-reasons-options
しかし「住み慣れた街で暮らしたい」「思い出のある家を壊したくない」という理由から、リノベーションを選択する人が増えています。
ただし、実家の活用に踏み切れない人が多いのも実態です。

フルリノが実家・空き家オーナー1,000人を対象に行った調査では、 活用や処分に踏み切れない理由として「何からしていいか不明」が51.5%で トップでした。
次いで「費用」が37.8%、「親族の意見不一致」が27.6%と続きました。
つまり、お金の問題よりも、情報や手順の不足こそが最大の壁になっています。
実家リノベを成功させるには、まず全体像を把握できる情報源を見つけることが、最初の一歩になります。
実家リノベーションのメリット

実家のリノベーションでは、建て替えにはない多くのメリットがあります。
費用面、税制面、住み心地、といった多くの魅力を解説します。
費用が安くて、早く工事できる
リノベーションの大きな魅力は、建て替えに比べて費用を抑えやすい点にあります。
今ある建物の骨組みや基礎を活かすため、解体や基礎工事の費用と期間がかからず、その分を内装や設備に充てられます。
国土交通省の令和7年度住宅市場動向調査では、建て替えにかかった資金の中央値は4,000万円(平均6,135万円)でした。
リノベーションは今ある建物の骨組みや基礎を活かすため、解体や基礎工事の費用と期間がかかりません。
工事する範囲も必要な箇所に絞れるので、予算に合わせて費用を調整しやすくなります。
相続税を抑えられる
実家の相続では、土地の評価額によって相続税がかかるかどうかが分かれます。
親と同居できるように実家をリノベーションすれば、相続税を抑えられるかもしれません。
「小規模宅地等の特例」は、亡くなった人が住んでいた土地を同居していた家族などが相続した場合に、330㎡までの部分の評価額を最大80%減らせる制度です。
特例を受けるには申告期限まで住み続けるなどの条件があり、同居していれば必ず使えるわけではありません。
また、建て替えで家を新築すると建物の評価額が上がりやすく、リノベーションは建て替えほど評価額が上がりにくい傾向があります。
使える条件の細かな判断は、税理士に相談して確かめる必要があります。
住み慣れた街で思い出を残したまま暮らせる
実家をリノベーションすると、住み慣れた街で思い出を残したまま暮らすことができるという大きな魅力があります。
子供の頃から住んでいる実家には、家族の思い出がたくさん詰まっているものです。
リノベーションによって、これらの思い出を大切にしながら、新しい生活をスタートすることができます。
長年住んできた地域での安心感や人とのつながりは、ほかの土地ではすぐに得られません。
地元の人との交流や、地域のイベントへの参加など、地域との繋がりを大切にしたいという方にとって、リノベーションは最適な選択肢です。
建て替えとリノベーションは、これらのメリット以外にも間取りの自由度・工期・耐震性で違いがあります。
どちらが実家に合うかを判断軸から比較したい方は、こちらもあわせてご確認ください。
https://furureno.jp/magazine/rebuild-vs-renovation
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実家リフォーム・リノベで優先したい工事
実家は築年数がたっている家が多く、内装や設備を新しくするだけでは暮らしやすくならないことがあります。
優先する工事は、親がこのまま住み続けるのか、子世帯が移り住むのかで変わります。
ただ、どちらの場合でも耐震性と建物の傷みの確認は後回しにできません。
築年数で先に確かめたい耐震と劣化
実家が1981年(昭和56年)5月以前に建てられている場合、いまの耐震基準を満たしていない可能性があります。
1981年6月以降に建てた木造住宅でも、2000年の基準改正より前の家は、柱と土台をつなぐ金物などの基準が現在と異なります。
築年数が新しいからといって、耐震性に問題がないとは言い切れません。
耐震補強の費用は、揺れに耐える壁(耐力壁)の補強で1か所あたり10万〜20万円、屋根を軽い素材に替える工事で100万〜200万円が目安です。
耐震補強の費用の内訳は、こちらの記事で詳しく解説しています。
https://furureno.jp/magazine/seismic-renovation-cost-points
築年数がたった実家では、耐震性とあわせて建物の傷みも見落とせません。屋根や外壁から雨水が入ると、柱や土台まで傷みが広がることがあります。
外壁の塗装は60万〜250万円、屋根の塗り替えは30万〜80万円が目安です。床下や天井裏の傷みには、住んでいる家族でもなかなか気づけません。
リノベ会社に相談した後で「建て替えの方が安かった」とならないよう、ホームインスペクション(住宅診断)で建物の状態を調べておく方法もあります。
親が住み続けるならバリアフリーと断熱
親がこのまま実家に住み続ける場合は、年齢を重ねても安全に暮らせるかどうかが工事を選ぶ基準になります。
家の中で転倒が起きやすいのは、部屋の間の段差や、手すりのない階段・トイレ・浴室です。
段差の解消や手すりの設置は、介護が必要になってからでは、暮らしながら工事を進めるのが難しくなりかねません。
バリアフリー工事の内容と費用は、こちらの記事で詳しく解説しています。
https://furureno.jp/magazine/barrier-free-reform-guide
築年数の古い家は断熱性能が低く、冬は部屋ごとの温度差が大きくなりがちです。
暖かいリビングから寒い浴室やトイレへ移ったときの急な温度変化は、ヒートショックにつながりかねません。
ヒートショックの原因と対策は、こちらの記事で詳しく解説しています。
https://furureno.jp/magazine/heatshock_reform
家全体の断熱を見直さなくても、寒さを和らげる方法はひとつではありません。
よく使う部屋や水回りに絞って断熱材を入れたり、窓の内側にもう1枚窓を付けたり(内窓)する方法があります。
部分的な断熱改修は50万〜250万円、内窓は1か所あたり10万〜30万円が目安です。
子世帯が住むなら水回りと間取り
子世帯が実家に移り住む場合は、自分たちの暮らし方に合わせて水回りと間取りを作り替える工事が中心になります。
親と同居する場合は、完全同居・部分共有・完全分離といった二世帯の形ごとの違いを、こちらの記事で詳しく解説しています。
https://furureno.jp/magazine/two-family-renovation
水回りの設備は、20年前後で傷みや使いにくさが目立ち始めることが少なくありません。
キッチンの交換は100万〜300万円、浴室の交換は70万〜160万円が目安です。
トイレの交換は30万〜100万円、壁紙と床の張り替えは70万〜140万円ほどかかります。
間取りも、親世代の暮らしに合わせて部屋が細かく分かれている実家は珍しくありません。
使わなくなった和室や客間をなくしてLDKを広げるといった間取り変更は、150万〜500万円が目安です。
ただし、動かせない柱や壁があると、希望どおりの間取りにできるとは限りません。
一人で実家に移り住む場合は、使わない部屋を減らし、一人暮らしに合った広さに組み直す方法もあります。
一人暮らしに合う間取りのパターンは、こちらの記事で解説しています。
https://furureno.jp/magazine/one-person-floor-plan#h9b49fedfa4
実家リノベーションの費用はどれくらい?

家全体を改修するフルリノベーションの場合、実家リノベーションの費用は戸建てかマンションかで大きく変わります。
工事の対象にできる範囲が、戸建てとマンションで異なるためです。築年数ごとに増えやすい工事と費用は、以下の記事で解説しています。
https://furureno.jp/magazine/renovation-cost-detached-house
戸建ての実家をリノベーションする場合
戸建ての実家を骨組みから全面的に改修する場合、延床面積120㎡で1,500万〜3,500万円が目安です。
耐震補強や断熱改修、水回りの総入れ替え、間取りの大幅な変更などをまとめて行うため、金額が大きくなります。
戸建ては基礎や骨組み、屋根、外壁まで工事の対象にできるため、工事の範囲によって費用に大きな差が出ることも珍しくありません。
予算を抑えて必要な箇所から改修したい場合は、500万円でできる工事をこちらの記事で解説しています。
https://furureno.jp/magazine/renovation-5-million
マンションの実家をリノベーションする場合
マンションの実家をフルリノベーションする場合、専有面積70㎡で1,000万〜2,000万円が目安です。
部屋全体の内装と設備を新しくし、間取りも変える工事を含んだ金額になります。水回りの位置を動かすと配管の工事が加わり、費用がさらに高くなりかねません。
マンションで工事ができるのは自分が所有する専有部分だけで、玄関ドアの外側や窓、バルコニーといった共用部分は管理規約で変更が制限されています。
工事の範囲が限られる分、戸建てより総額を抑えられることも少なくありません。
実家リノベーションで注意すべき3つのポイント

実家をリノベーションすれば、家族の思い出を受け継ぎながら、いまの暮らしに合った住まいにできます。
ただし、実家ならではの注意点もいくつかあります。
1. 将来のライフスタイルに合った間取りにする
リノベーションを行う際は、将来のライフスタイルを考慮して間取りを決めましょう。
例えば、「子どもが生まれる」「ゆくゆく二世帯住まいになる」など、近い将来起こりうる暮らしの変化を考慮することが大切です。
子供部屋の間仕切り壁を設置・取り外しできるようにしたり、寝室を別々に設けたりしておくと、暮らしが変わったときも大きな工事をせずに済みます。
2. 名義と費用の負担を家族で確認する
親名義の実家を子が費用を出してリノベーションすると、贈与とみなされ、贈与税がかかる可能性があります。
リノベーションで建物の価値が上がった分を、親が子から受け取ったと扱われるためです。
リノベーション後に売却や相続をするときも、名義と費用の負担が食い違っていると手続きが複雑になりかねません。
こうした事態を避けるために、工事の前に税理士などの専門家に相談し、名義を確認しておく必要があります。
生前贈与で先に名義を移しておくのも、方法のひとつです。
名義とあわせて、家族のうち誰が費用をどれだけ負担するかも工事の前に話し合っておく必要があります。
兄弟姉妹がいる場合、全員の合意がないまま進めると、相続のときにもめごとになりかねません。
参考:相続した不動産は共有にすべき?メリット・デメリットと注意点を解説|東京新宿法律事務所
3. 使える補助金と減税制度を確認する
実家リノベーションには、様々な補助金制度を利用できる場合があります。
例えば、介護保険制度や、地方自治体のリフォーム補助金などが挙げられます。これらの補助金制度を有効活用することで、リノベーション費用を抑えることができます。
バリアフリー化における補助金制度には次のようなものがあります。
- 介護保険制度
- 住宅省エネキャンペーン
また、断熱リフォームにおける補助金もあります
- 既存住宅における断熱リフォーム支援事業
補助金の内容や受付期間は年度ごとに変わるため、各自治体の窓口やホームページで最新の情報を確かめる必要があります。
https://furureno.jp/magazine/renovation-subsidy-guide
空き家になった実家を改修するなら、空き家向けの補助金も見逃せません。
また、耐震・バリアフリー・省エネなどの工事は、補助金とは別に所得税の控除や固定資産税の減額の対象にもなります。
工事費をローンでまかなう場合は、借り方によって住宅ローン控除を受けられるかもしれません。
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【厳選】実家のリノベーション事例3選
「フルリノ!」には、親との同居に向けた改修や、受け継いだ実家の作り替えなど、さまざまな実家リノベーションの事例が掲載されています。
状況の近いものから、自分の実家でできることをイメージしてみてください。
空き家になった実家の再生など、引き継ぎ方別の事例はこちらの記事で紹介しています。
https://furureno.jp/magazine/jikka-renovation-cases
【事例1】父の家を、母との同居に向けて改修

大阪府の築20年・延床100㎡の戸建てを、3LDKから2LDKへ間取りを変更してリノベーションした事例です。
数年前に父が亡くなり、母が一人で住んでいた夫の実家でした。いずれ同居をと考えつつ、すでに兵庫県に自宅を購入していたため踏み切れずにいましたが、娘の進学先が大阪に決まり、通学を考えてこのタイミングで同居を決めました。
元は二世帯住宅ではなく水まわりが一つしかなかったため、1階に母専用の水まわりと寝室、玄関をつくる計画から始まりました。
施工した会社は、家族が集まるLDKに2列型アイランドの対面キッチンを配置し、対面型を諦めかけていた要望を実現しています。浴室・洗面・トイレもあわせて整え、アクセントクロスや間接照明で空間をまとめました。
母が1階、夫家族が2階・3階で暮らす住み分けができ、同居のかたちが整いました。
施工事例の詳細はこちら
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【事例2】長く暮らした家を、夫婦のこれからに合わせて改修

大阪府の築20年以上の戸建てを、夫婦2人のこれからの暮らしに合わせてリノベーションした事例です。
新築から住み続けてきた家で、ご主人が還暦を迎えるのを前に、住まいをしっかり改修しておきたいという相談から始まりました。
長く暮らしてきたからこそ分かる使い勝手の悪さや、冬の寒さへの不満が改修のきっかけになっています。
施工した会社は、リビング・ダイニングから離れていたキッチンの向きを90度変え、LDKとのつながりを持たせています。
耐震性を保つために抜けなかった柱はレンジフード前の壁の中に収め、その壁にアイアン格子の室内窓を設けました。
キッチンの横には、壁一面に可動棚を付けたパントリーのようなスペースがあります。
夫婦2人の食事にも、孫が遊びに来たときにも使えるダイニングテーブルも製作しました。
夫婦が強く希望していた寒さ対策には、床暖房などを取り入れています。夫婦2人のこれからの暮らしが、より快適になる住まいに整いました。
施工事例の詳細はこちら
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【事例3】受け継いだ実家を、こだわりを詰めた住まいに

大阪府・延床133㎡の戸建てを、間取りから大きく変えてフルリノベーションした事例です。
夫の実家を受け継ぎ、犬を含めた家族が心地よく暮らせる家にしたいという相談から始まりました。玄関を広く収納を確保したい、洗面とトイレはレトロに、リビングの横に小上がりの部屋を、といった要望がありました。
施工した会社は、奥まった場所にあったキッチンを移設し、リビングダイニングを見渡せる配置に変更しています。キッチン前には大工造作の大きな格子窓を入れ、視界を保ちつつ匂いを抑える設計にしました。
キッチン腰壁やトイレはブロックを積んだような塗装仕上げ、ダイニング横の土間は段差なしで庭に出られる犬のスペースにしています。
元の間取りがわからないほど雰囲気の変わった、好みを反映した住まいになりました。
施工事例の詳細はこちら
<<cta-builder-consultation-18>>
実家のリノベーションを考えているなら「フルリノ!」がおすすめ

本記事では、実家のリノベーションについて詳しく解説しました。
リノベーションの成功の鍵となるのは、信頼できるリノベ会社を選ぶことです。
フルリノでは、リノベーションを希望する方に合ったリノベ会社を紹介しています。
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